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永遠に咲き続けるバラという名の   39

第39回「 闇 」

エターナルローズ
イース博士         ・・・世界科学機構人文学学会博士
ノース博士         ・・・宗教哲学学会博士
ウエス           ・・・予言者の一族の末裔
サウス博士         ・・・宇宙科学学会博士
アイス           ・・・エターナルローズのAIプログラマー
アル・イクシール      ・・・ウエスの師匠
アル・コンコード      ・・・ウエスの1番弟子
テル・ミリオン       ・・・ウエスの2番弟子 天気の予知能力者
ザンザーハウゼン・ビビアンローゼズ財団現当主
カレン・ビビアンローゼズ
子犬のガーディ
エイト           ・・・ガーディと対になっている犬(アンドロイド・ESP)
キリン           ・・・動物の守護を司る超能力者
ドラド隊長(x)       ・・・ナガング国軍所属 超能力者
クレピオス医師       ・・・不老不死の研究を生涯続けている医師。超能力者


「閉じられた、世界?
 どういう意味だ?」

リーダーが聞くが、ジュリアは顔を伏せた。
兵士達の顔色がいよいよ蒼くなった。

「リーダー、まずいですよ、この女何か隠してるんじゃ」
「だから何だ!」
「え・・・」
「こいつが魔法でも使ったっていうのか?
 ぬかせっ馬鹿どもっ!!
 おい!!
 ジュリア!!!
 お前このままでいいとおもっているんじゃないだろうな??
 どうなんだ、なんとか言えっ!!!!
 ここを開けろっ!!!!」

延々とリーダーは脅していた。
ジュリアは殴られて顔は腫れ、唇は切れて血がにじんでいた。



兵士達はジュリアが言った言葉を思い出していた。
「 赦されるまで 」



それから1時間は経っただろうか。
リーダーの罵る声と殴る音だけが響いている。
闇の中、他の男たちは黙りこくっていた。

「リーダー・・・」

兵士の一人がつぶやいた。
「・・・もうやめてください」
「ジュリアは、もう気絶してます。」

「なんだ、怖いのか?」
リーダーはあざ笑った。

その兵士はリーダーを後ろから、羽交い絞めにした。
「やめろっていってるんだよっ!!!!」
他の兵士も動いた。
「俺も同意です。」
「何言ってる!!
上官に逆らったらどうなるかわかっているんだろうな?!」
他の兵士たちも縄を持って、リーダーを捕まえた。
リーダーの口にも縄が巻かれて塞がれた。

「リーダー、あんたは捕虜をいたぶって楽しんでいるだけのゲス野郎だ!」

しばらくして、冷たいタオルが顔に触って、ジュリアは目を開けた。

「ジュリア・・・・さん・・・

 すまない・・・・
 俺たちは、君にこんなことをして・・・」
「ひどく腫れてる・・・
 薬もないから。ごめんよ・・・」

兵士たちは、皆必死の顔でジュリアを見つめていた。


ジュリアは声が出ないようだった。

「頼みがあるんだ・・・・
 リーダーは動けないようにした。
 ここは、どうしたら出られるのか、知っていたら教えて欲しいんだ。」
「俺たちはこんなことをして・・・
 赦されるとは思ってないけど、でも・・・・・
 国に、帰りたい。
 国に帰ったら、俺たちはジュリアの言ったことを守る。
 だから、頼む、教えてくれ。君しか知らないことを。」
 
ジュリアは皆の顔を見たが、再び意識が薄れていくのを感じていた。

アルはずっとドアを叩いていた。
それしか方法がなかった。

ドアが閉じてから、1日が過ぎた。


(アル・・・)
(・・・テル?・・・テルか?)
(僕も動けるようになった、今からウエス師匠のところにいくよ。)
(助かるよ!!)

(テル、中には入れない?)
(・・・・・無理)

テルの声は消えた。


テルは意識だけの霊体になって、ウエスの後を追っていた。
正直、こんなに長い時間霊体だけでいると、元の体に戻れなくなるリスクが高い。

(異世界で訓練しててもキツイな・・・エターナルローズ、ありがとう、開放してくれて)

テルは異世界にいた時、一瞬だけ神の怒りに触れた気がした。
その怖ろしさは想像を超えた。

(ウエス師匠、テルです)
(テル??テレパシーを防御してるのに聞こえる?)
(今すぐ、テレパシー防御結界の機械をオフにしてください)

テルはそれだけ言うと、消えた。



・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・
(このお話は フィクションです。)



by f-as-hearts | 2026-03-08 15:34 | SF小説

タロット占い師ASのブログです。


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