永遠に咲き続けるバラという名の 35
2026年 02月 17日
第35回 「 異次元の悪夢 」
イース博士 ・・・世界科学機構人文学学会博士
ノース博士 ・・・宗教哲学学会博士
ウエス ・・・予言者の一族の末裔
サウス博士 ・・・宇宙科学学会博士
アイス ・・・エターナルローズのAIプログラマー
アル・イクシール ・・・ウエスの師匠
アル・コンコード ・・・ウエスの1番弟子
テル・ミリオン ・・・ウエスの2番弟子 天気の予知能力者
ザンザーハウゼン・ビビアンローゼズ財団現当主
カレン・ビビアンローゼズ
子犬のガーディ
エイト ・・・ガーディと対になっている犬(アンドロイド・ESP)
キリン ・・・動物の守護を司る超能力者
ドラド隊長(x) ・・・ナガング国軍所属 超能力者
クレピオス医師 ・・・不老不死の研究を生涯続けている医師。超能力者
ジュリアは睡眠薬を注射されて、いきなり運ばれていった。
「よし、ここはもういい、引き上げるぞ!」
怪しい看護師の一団が引き上げようとした時・・・
離れた場所にいた看護師が慌ててリーダーらしき人物に報告をした。
「ジュリアです!あっちのブロックの検査室に隠れていました!」
「何を言っている??もうジュリアなら連行してーー」
リーダーの電話が鳴った。
「・・・なんだ?ジュリアが5階に??
くそっどういうことだ、変装した別人がいるのか??
わかった、そいつも連行しろ!!」
リーダーが、近くにいた看護師を問い詰めた。
「おいっ!!どういうことだ、何故ジュリアと思われる人物が、何人もいるんだ??」
「しっ知りませんっ!!!」
「おまえ、隠すとただではおかんぞっ!!!」
リーダーは同時配信で仲間全員にどういうことか、報告するように伝えた。
「8階です、ジュリアが買い物をしようとしていたので確保しました!」
「ジュリアは9階のランドリーで隠れていました!」
「皆、何を言ってるんだ?そいつらは変装しているだけだ、皮膚をはぎ取れっ!!」
「できませんっ!!皮膚はとれませんっ本物です!」
「11階です、こっちには2人のジュリアがいました、確保しますか?」
状況が呑み込めないまま、リーダーはすべてのジュリアを一か所に集めるように指示して、その場へ向かった。
リーダーはその風景を見て一言
「悪夢だ」とつぶやいた。
仲間達の中には、恐怖で震えている者、訳も分からずゲタゲタ笑い出す者までいた。
リーダーも連絡をしようと持った電話を、落としそうになった。
「ド、ドラド、ドラド隊長、ジュリアが、いや、ジュリアらしき人物を確保しましたが」
「よくやった。」
「いえ、ちが、違うんです、それがあのジュリアが19・・・いや20人いるんです!」
「何をバカな。」
リーダーは映像を送った。
ドラドは、この中に誰か超能力者がいて、この空間を異次元にしているのかと思った。
「誰か一人を殺す、と言え。それで解決する。」
「は、はい!」
電話は切れた。
リーダーはジュリア達に言った。
「いいか、おまえたちが偽物だというのはわかってる!!
これから、本物のジュリアを教えなければ、1人ずつ殺す。
カウントダウンは10からだ、いいな。
9・・・8・・・7・・・6・・・」
「待ってください。
私達は仲間を見殺しにはしません。
・・・本物のジュリアは、すでに動物達の保護に動いています。
ここにはいません。」
リーダーはドアの傍にいた仲間に、そっちの捜索に行くように合図した。
リーダーはその男が外に出たのを確認してから
「だが、それを証明することはできるか?」と言った。
ジュリア達は、互いの顔を見ながらうなずいた。
そして・・・一斉に声を出した。
「せーの!」
その声と共に、ジュリアだった人物たちの魔法は解け、あっという間に敵の看護師達を攻撃、全員をロープでぐるぐる巻きにした。
「お、おまえらっ!!こんなことをしたら、この要塞は終わりだぞ!!」
ジュリアはすっと近づいた。
「随分無礼な人ね。
この人たちは皆、元軍人よ。
命がけで私に協力してくれた、英雄だわ。
わかったら、早くドラド隊長に連絡するのよ。
あなた達は捕虜。
交換条件は、ザンザーハウゼンとその仲間たちの解放。
2度とこの要塞都市を攻撃しないこと。
そして、今見たことを一切話さないこと。
わかったわね。」
・・・・・・・続く・・・・・・・・
(このお話は フィクションです。)
by f-as-hearts
| 2026-02-17 23:06
| SF小説
