永遠に咲き続けるバラという名の 32
2026年 02月 03日
第32回 「 理不尽な要求と的外れな追及 」
エターナルローズ
イース博士 ・・・世界科学機構人文学学会博士
ノース博士 ・・・宗教哲学学会博士
ウエス ・・・予言者の一族の末裔
サウス博士 ・・・宇宙科学学会博士
アイス ・・・エターナルローズのAIプログラマー
アル・イクシール ・・・ウエスの師匠
アル・コンコード ・・・ウエスの1番弟子
テル・ミリオン ・・・ウエスの2番弟子 天気の予知能力者
ザンザーハウゼン・ビビアンローゼズ財団現当主
カレン・ビビアンローゼズ
子犬のガーディ
エイト ・・・ガーディと対になっている犬(アンドロイド・ESP)
キリン ・・・???
ドラド隊長(x) ・・・ナガング国軍所属 超能力者
クレピオス医師 ・・・不老不死の研究を生涯続けている医師。超能力者
ザンザーハウゼンは秘書と執事と共に、目隠しをされて車から降ろされた。
別の車に乗せられる時、グシャッという音が遠くから聞こえ、伯爵は自分の車が潰されたとわかった。
「ああ、残念ですが、ここから帰る手段はありません。
「ああ、残念ですが、ここから帰る手段はありません。
ザンザーハウゼン伯爵、我々には名乗る名はありませんがクレピオス医師の為の機関です。」
伯爵は後ろに回され縛られた手首を抜こうと試しながら言った。
「そのような機関があるとは聞いていません。」
「そのような機関があるとは聞いていません。」
「当然です。我々は隠密に医師を守る組織ですから。」
・・・そうきたか。テレパシー防御の機械を付けていてよかった・・・
さすが、ウエス師匠の指示は抜かりない。
「その、医師は今どこに?」
「医師と会う為には、大切なキーがあります。
それはあなたがすでに持っている筈ですね。」
伯爵は身構えた。
「ここにはない。」
「そうでしょうね。
あなたはその物がある場所に向かう途中だった。」
「・・・何故それを」
「医師を守る為に、私達が先に手に入れる必要があるからですよ。
医師は人類の未来を変える研究をしている。
・・・誰かの個人的な夢の為に、医師を危険な目には合わせられない。
伯爵あなたがそのキーを我々に渡すと約束してくれるなら、医師に危害を加える意思なしとして、私達も
接見に協力してもいい。」
・・・・・追跡中のウエス&自衛団・・・・・
ウエスは突然目を閉じた。
車・・・そして、ドラド、医師・・・
ザンザーハウゼン・・・ドラドが医師を守る勢力という嘘・・・
近い・・・
アルにもその断片的なイメージは届いていた。
(ウエス師匠気をつけて)
(大丈夫だ、だがここからはドラドに悟られるからアルとは話せなくなる)
ウエスは首筋のスイッチを押した。
ザンザーハウゼン達の乗る車が止まっている見通しの良い丘の四方の道路は、ドラド達によって全て監視されていた。
ドラドの兵士達は不思議な車の一行を停止させた。
兵士が運転士に話しかけた。
「現在逃亡中の要人の行方を追っています。
失礼ですが、身分証を拝見。」
運転士は政府関係のパスを見せた。
「ここが封鎖されるとは連絡をうけていないが。
責任者を呼べ。」
「責任者は今他の容疑者にあたっています。
封鎖ではなく検問です。
後ろの車も全員調べます。」
先頭の車には黒服でいかにもボディーガードのような屈強な男達が乗っていた。
2番目の、ど派手な色の車には、頭髪が真っ白で、全身白いロングスーツに身を包んだ、サングラスの男と秘書とボディーガードがいた。
3台目には同じくサングラスをした様々な年代の男性がいた。
兵士が質問した。
「あなたはクレピオス医師ですか?」
「いいえ、違います。」
「ここからどちらへ行く予定ですか?」
「私は知りません。」
「どこへ行くか、答えられないのですか?責任者はどなたですか?」
「責任者は私ですが。
公用車を使って他国へ研修の為に出かけるので、このような場合、我々が公的な内容を他者に伝えることはありません。我々を引き留める不審者としてあなた達を訴えます。」
公用車、と言われて驚く兵士達だったが、あきらかに見たことのない車種だった。
兵士たちが耳打ちをした。
「・・・本物だろう、報告してくる。」
1人の兵士が走っていくのを見届けて、残っている兵士が言った。
「私達も公的機関ですので、ご安心ください。
機密保持と情報確認の為、少々お時間をいただきます。」
兵士はドラドを連れてやって来た。
「失礼、あなたはクレピオス医師ですか?」
「違います。誰ですか、さっきから」
ドラドは男の思考を探ろうとしたが、読み取れなかった。
あきらかなテレパシー防御だった。
周りを取り囲む兵士たちが一斉に銃を構えた。
すでに前の車のボディーガード達は、車の中に催眠ガスを投入され、動けなくなっていた。
「さて、それではあなた達が誰なのか、どこへ行くのか、これから説明していただきます。」
・・・・・・・・続く・・・・・・・・
(このお話は フィクションです。)
by f-as-hearts
| 2026-02-03 23:47
| SF小説
