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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

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# by f-as-hearts | 2016-10-16 23:44 | 写真
今朝の朝焼け
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# by f-as-hearts | 2016-10-09 07:12 | 写真
2016.10.6

仕事へ向かう途中の風景

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# by f-as-hearts | 2016-10-07 11:10 | 写真
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十五話 「 混乱と沈黙とお祭り騒ぎ  」


ニーソックス達はリリアとリフがその場から離れることが出来たのを確認すると
イムズと軍隊を取り巻いて、互いに意識しあうようにさせた。

「こいつは、さっき取り逃がした男だ!!」
「えーい、うるさいっ!!
リリア!リフ!!どこに隠れている?!
出て来いっ!!」

キングがその声に応えた。
(イムズ、今はそこから離れるんだ、いいな?)
イムズはキングの言葉に従い、プラントの壁の中に消えた。
それを見届けると、お化け達は一斉にちりじりになって空へと昇っていった。

ジャキン!!

キングの周りを、プラント内から解放されたアンドロイド・グランドクロス9体が
取り巻いていた。

「キング、貴方の部下がリフにした行為は、契約違反となります。
一度この計画に契約しても、貴方がそれを撤回するということですから、契約の破棄と
みなされ、グランドクロスは貴方を契約者とは認めないことになります。
つまりリセットされたことになります。
これにより、初期のクラウン博士の所持状態に戻り、博士に不利益をもたらす
貴方を攻撃してもよいということになります。」

アンドロイド達は、一斉に銃口をキングに向けた。
ワインバーガーはキングとの交渉は決裂したが、まだ打つ手はあると思っていた。

「貴方の部下にも、手を出さないように言ってください。」

キングはテレパシーでイムズに伝えた。
(・・・ということだ。
この状態からひっくり返すことができるかどうかだな。)
(う~~~~ん・・・グランドクロスは強いです。
1体だけならまだしも、9体もとなると、私の軍隊を連れてこないと)
(戦争する気はない。)
(わかりました。
もう少し考える時間をください。)

キングはワインバーガーに言った。
「手を出せる状況ではないと、部下には伝えた。
だが、私に手を出せないのは、そちらも同じだな。
なぜなら、私への対応ひとつで、戦争になるからだ。」
キングはそれ以上話さなかった。

カネムラの前にニーソックスが現れ、イムズが消えたと言った。
カネムラはぎょっとして、ニーソックスの顔を見た。

「ちょっと待て。
それって、やばいんじゃないか??」
「やばいな りりあ どこだ・・・おれ えりっくとやくそく したんだ」
「何を?」
「りりあをつれてかえるって」
「それどころじゃないよな、この状況。
俺もう吐きそう。

・・・いや、待てよ?
ニーソックス、おまえイムズ将軍が現れたら、ここのみんなに
教えてやれるよな?やれるよな?」

真剣そのものの表情でカネムラが言うので、ニーソックスは真っ青になった。

「おしえるのか おしえなきゃだめか・・・やっぱり おれってふこう・・・

おばけだけど おれ あのしょうぐん こわい・・・」
「たのむ!俺はちょっと行ってくる。」

カネムラはイムズのように壁に消えた。
ニーソックスは空に昇っているおばけたちにイムズを見かけたらすぐに
下にいる軍隊やワインバーガーたちに教えるように伝えた。

リリアとリフは、プラントから離れて、近くの林へと隠れていた。
リリアがリフに、2人がイムズやキングに見つからない理由を説明した。
「はっきりして良かったわ。
能力者でもアンドロイドの頭の中までは読めないって。
おかげで私達がどこに隠れたかまでは、わからないってことよ。」
「イムズという男はテレパシーが使えるといっていましたね。」
「そうよ、でも人間だけに限るらしいわ。」
「それをワインバーガー氏に伝えられたらいいんですが。」
「リフ、他のアンドロイドと信号の共有はできないの?」
「これだけ離れていては無理です。」
「どれぐらい近づけばいいの?」
「500メートル圏内です。」
「・・・そう。それじゃ、見つからないように近づくのは難しそうね。」
「99パーセントの確率で捕まります。」
「困ったわ。」

その頃、ワインバーガーとキングは無言のまま、睨み合っていた。


・・・・・・・・レゼンダの部屋・・・・・・・・

れぜんだちゃんがPCでエリックと話しているのを、唖然とした表情で
眺めていたレゼンダだったが、はっと気がついて話しかけた。

「れぜんだ、あなた一体何をしようとしてるの?」
れぜんだが振り向いた。
「え?な~~~~~んにも?」
帽子の顔文字が怪しい。
「まさか、そこから外に出ようなんて」
顔文字に汗。
「そんなこと、許されると思ってないわよね?」
顔文字口笛。
「ちょっ・・・!ろぼっちを出して何してるの??」
「え~~~~~~~??ろぼっち、へんがたしてるだけだけどお?」
「へんがた、じゃなくて!
それは変形!!変形して何をーーー」

執事、目を見開いて手を口に。
「なるほどなるほど。」
エリックはそれを完全にコピーして、エリックの部屋の中に出していた。

「ちょっとおおおおおお??そんなのアリ???」
「わたしのろぼっち、貸さないもん。
でもエリックが使いたいなら、こぴってもいいのさ~~~♪」
「こぴる????」

・・・・・・・・・エリックの部屋・・・・・・・・・・

サカマキが今度は唖然としていた。
「エリック!?せ、せまいせまいっ!!潰れるって!部屋~~~!!」

そこにいきなりカネムラが壁とろぼっちに押し潰されそうな形で
現れた。
「げっ????

な、な、なんだあああ??これぶふ!」
「あ、カネムラ~~~~~~!!ろぼっちだよ~~~~~~!!
すごいでしょ~~~~~~!!

ねえ、ろぼっちも一緒に異次元いきたいって!!」

サカマキもカネムラもレゼンダも執事も、一斉に首を振った。

「いってない、いってない!!」

・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)



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# by f-as-hearts | 2016-09-29 01:55 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十四話 「  反撃開始 」


・・・・・・・・・・異次元・・・・・・・・・・・

イムズとリフが睨み合う中、リリアはアンドロイド5原則について知らなかった
ことを認めた。
「リフ、銃を降ろして。
イムズ将軍、わかりました。
クラウン博士の元に案内します。
だから、リフに今は何もしないと約束して下さい。」

3人はすぐにクラウン博士の家の門の前に着いた。

・・・・・・・・エリックの部屋・・・・・・・・・

現実の世界に戻ったことで、PCはリリアの居場所を特定できた。
ーーーリリアはクラウン博士の家にいます。

それを聞いて、PCの中のれぜんだは、おばけのニーソックスに言った。
「おおいっ!!場所わかったよ!!
ほらここっ!!地図みて、行ってきて!!」
「みんな いくぞ そらをとんでいけば すぐだ」
にゅんひゅんひゅん!!
エリックも焦って追いかけようとした。
「僕も行くっ!!」
サカマキが言った。
「エリック、飛行機でもなけりゃ無理だって!」
「えりっく まってろ りりあ たすけてくるから・・・」
ひゅーーーーーーーーーん!

エリックはおばけの顔をみて、全てを思い出していた。
「れぜんだちゃん、ろぼっち貸してよ!」
「べ~~~~~~っだ!!やーーーーだよーーーーだ!!」
「はやくリリアを助けてゲームに戻るからさ!」
れぜんだは首をひねって考えていた。
「ええええっ??それってずるくない~~~~??」
サカマキも首をひねった。
「いやあそれは・・・いやいや、あのろぼっちかい??
いやいやいや、あれはダメだろ!」
「なんで??」
「いやいやいや、いやいやいや!
あれが現実に出てきていいわけがないだろ!」

・・・・・・・・・クラウン博士の家の前・・・・・・・・・

その頃・・・イムズはイライラしながらリリアに怒鳴っていた。

「何故博士がいない?!
リリア、嘘をついたのか?」
「いいえ、異次元に入る前はこの家にいたのよ。」
「どういうことだ、異次元に入ったことが博士にわかったっていうことか?」
「その間に何が起こったかは、私にもわからないわ!」
イムズは唸った。
「まさか、ワインバーガーが・・・」

リフがイムズに銃を構えた。
「そういうことだ。
あんたの計画は失敗したんだよ!」

ひゅんひゅんひゅん!!!!
家の壁という壁から、お化けの大群がイムズに向けて飛んで来た。
イムズとリフは何が起こったのかわからず、お化けを追い払おうと
躍起になっていた。
「なんだ??こいつらは??」
「銃が効かない?!」

「りりあ みっけ」
リリアはお化けを見た瞬間に、エリックが全て思い出したのだと
気がついて、微笑んだ。
「ニーソックス!エリックと一緒なの?」
「ちがう・・・りりあをさがしてくると やくそくした」

暗闇に浮かぶ無数の透明なお化けが、イムズとリフを翻弄し
リリアとニーソックスから遠ざけていた。

「りりあ もうかえろう」
「そうしたいけど、イムズ将軍が帰ってくれないのよ。」


・・・・・・・・・ワインバーガーの研究所・・・・・・・・・・

ワインバーガーはキングとの話し合いが決裂した場合までは
想定していなかった。

「キング、アンドロイド5原則は今後のアンドロイド事業には
必要不可欠です。
どういう理由であろうとも、5原則には則っていただきませんと。
どこにミスがあると言うのですか?」

キングは5原則をプリントした紙を広げて見せた。
その場の全員が内容をすぐに黙読した。

「アンドロイド5原則

ロボット3原則に加え、人工頭脳を有するアンドロイド・グランドクロスにとって
来るべき新たなステージを生きる為の指標となるよう、3原則の上位に5原則を
設定するものとする。

1.契約者との原則

アンドロイドはいかなる状況であろうとも初期契約は破棄できない。
初期契約とはアンドロイド・グランドクロス開発設定時契約のことを指す。

2.契約者から他への譲渡が行われる場合の原則

アンドロイドは契約者が他への譲渡を行う場合でも初期契約内容の
変更は認められない。
譲渡において契約者の不利益及び事件事故など不測の事態が生じる場合
該当するアンドロイドは、それを拒否拒絶する権利を行使できる。

3.研究開発の原則

既存のアンドロイド・グランドクロスを研究開発増産する目的での購入は
いかなる理由があろうとも初期契約を遵守することを原則とする。

4.初期契約について

アンドロイドはロボット3原則に則り人類を含む生命を保護し安全に
行動することを第一に、主たる契約者の行動指示や目標達成に尽力する
こととする。

5.契約者の死去または契約破棄などによる契約の無効について

アンドロイドは長命である為、契約者が他への譲渡を行わずに死去、または
契約破棄を実行した場合、初期契約が無効となってしまう為、この条件でのみ
初期契約のリセットを可能とする。」

5原則を読み、皆が目を上げると、キングが言った。

「これを契約者の絶対条件とするならば、我々の求める可能性、
つまり契約者が求めるアンドロイドの発展性を著しく阻害していると
言わざるを得ない。
・・・よって、この5原則の改定、もしくはリセットを要求する。」

キングの背後のドアに、誰かが歩いてくる物音がして、皆がドアを見た。
ドアからいきなり現れたのは、カネムラとクラウン博士だった。
カネムラはその能力を使って、一瞬早くクラウン博士を迎えに行っていたのだ。

クラウン博士が話し始めた。
「キング、その通りです。

人類の発展は、全てにおいて安全では無く、開発計画は危険と隣り合わせで
いつもリスクがあったのです。
ですから、それをアンドロイドが契約者に代わって、行うことを目的と
しています。
契約者の不利益となることを行わないというのは、今までには無い発想です。
どうか5原則をお認めください。」

ワインバーガーはキングの洞察力の深さに舌を巻いていた。
だが、人工知能及び人工頭脳を設計したクラウン博士ならば、説得できると
考えたのだ。

キングはクラウン博士に、丁寧な解説を感謝しつつ、反論を述べた。

「私が述べているのは
今現在考えうる契約者の利益を守る番人としてのアンドロイドが、
果たしてグランドクロスという意味なのか?
ということですよ。

ワインバーガー氏。
やはりあなたとは、相容れない思想がありそうだ。
これ以上、この5原則を押し通すというのであれば、この場かぎりで
我々リドル帝国はこの計画そのものの撤回を要求します。」

ざわざわざわ・・・
ガガガガガーーーーーーーーーーーーン!!

大きな爆発音と共に、プラントの方から爆風が起こって炎が見えた。
「キング!!貴方まさか、プラントを破壊したんですか?!」
「いや、これはーーー」

(イムズ!!プラントを攻撃したのか?!)
(いいえ、違います!リリアとアンドロイドが逃げる為にプラントの
手前で、くそっ!!)

「ワインバーガー、ここは一旦軍隊をプラント内のアンドロイド保護に
まわし給え。
そちらのアンドロイド達が、引き起こした騒ぎのようだ。」

ひゅんひゅんひゅんーーーーーーー!!
軍隊の前をおばけ達が飛び回り、軍隊はそれによって統率を乱されていた。
司令官は急いでプラントの方へと走った。

「ううわっ!!司令官こいつら映像かなんかですか??
それとも ほ、本物の敵ですか??」
「やめろおおおおお!!!うわああああ!!」
ババッババババッババッババ!!
「馬鹿者、銃を撃つな!!」
「ひいいいいっすり抜ける、弾が効かない??」
「くるなあああああ!!!ひいいいいいいいいい!!」

イムズはクラウン博士がキングのところに現れたと知って、異次元から
プラントの方へと出てきたところで、リリアにくっついて着たおばけ達まで
異次元を通してしまったのだった。

リフとリリアは、プラントの前で騒ぎを起こすことで、軍隊の気をひき
イムズから逃げることに成功していた。


・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
「そんなこと、わかってるよ!僕、リリアのとこへ行きたいい~~~!!」
「だがなあ、ろぼっちじゃなあ・・・」
「ぜえったい、ダメ~~~~~!!」

・・・・・・・・・・・・という事で 続く・・・・・・・・・・・・・

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# by f-as-hearts | 2016-09-22 17:59 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十三話 「  リリア危機一髪 」


ワインバーガーは司令官から説明を求められていた。
「・・・つまり、あのアンドロイドは、リドル帝国との共同開発だった訳ですね?
しかし、あの行動といいアンドロイドを奪う手際といい、どうみても
リドル側が一方的にアンドロイドの開発阻止に動いているとしか思えませんが?」
ワインバーガーはうなずいた。
「まさしく、我々もそういう見解です。」
「リドル帝国は残りのアンドロイドを破壊しに来ますか?」
「その件について、直接次期総帥に連絡を取ります。」
「では早急に報告を。
そこの警備員、ここの地図を兵士全員に持たせるので、PCのデータを
開いてくれ。」
「イエッサー!」
マドックスはPCを開くとすぐに地図を司令官の小型PCに送った。

メラニーがワインバーガーに言った。
「キングが電話にでるとは思えません。」
「だが、出ないとも言い切れない。


・・・繋がったぞ・・・

キング、ワインバーガーです。
貴方の部下がアンドロイド・グランドクロスを奪って逃走しましたが
ご存知でしょうな。
すぐにご返答いただきたい。」

キングの声がはっきりと響いてきた。

「ワインバーガー総裁。
私が何故部下にそのような命令をしたのか、おわかりでしょうね?」
「いいえ。」
「グランドクロスの重大な設計ミスを発見しましてね。
事前に渡された人工頭脳の資料を精査して、やっと見つけました。」

会議室の外の廊下が騒がしくなった。
ドアが開くと、そこにはキングが立っていた。
キングは持っていた電話を切ると、そのまま自然に会話を続けた。

「あまりに堂々と記されていて、こちらがその問題点に気づくのが
遅かった・・・

アンドロイド5原則。

今すぐ、この5原則を消すか、改定してください。」


・・・・・・・・・・・・異次元のイムズ達・・・・・・・・・・・・・・


「リフをどうするつもりか、話して。」
リリアはイムズが人工頭脳のリセットをすると聞いて、様々な予測を立てていた。

「それはあんたが知らなくてもいいことだ。」
「それは私が予測した未来が、当たっているからでしょうね。」
「非常に残念だが、俺はアンドロイドの頭ん中までは読めないんでね。
当たっていようが当たっていなかろうが、俺が焦ることはない。」

リリアはうなずいた。
「そう。
それは残念だわ。」

リリアは捕まれた腕を信じられない方向にねじると、イムズの手を振り払った。
「リフ!!今よ!!」

リフはリリアの声に瞬時に反応して、イムズを撃った。
イムズはその瞬間、姿を消した。
「ここをどこだと思ってる?異次元で俺に敵うと思っているのか?」

弾丸は奇妙な光跡を描いてどこかへ飛んで行った。
その後、イムズは再びリリアの背後に現れると、その首を掴んだ。
「アンドロイドのことはわからないが、自由に動けるというのと
空間を支配するというのは、別次元の話でね。
さて、このままあんたらをこの次元に置き去りにするということも
できる。

リリア、いくら予測を立てても、ここから出る方法は
俺との約束を守ることが大前提だ。
まさか、それくらいは理解してくれるだろうな?」

リリアは顔を上に向けると、イムズに目だけを向けた。
「イムズ将軍。

貴方にもひとつ、理解して欲しいことがあります。
それは、私しかクラウン博士の場所を知らないという事です。
私は、貴方のような異次元移動能力者から、この空間で移動する時の
方法を聞いています。

この多次元で、出発地点と目的地までの地図を描ける者。
それが異次元移動能力者だと。
貴方は、私を殺すこともここに置き去りにすることもできない筈です。」

「はっ!!ははははは!!」
イムズは笑った。

「いやあ、流石だな!!

本当に、リリア、あんたが人間だったら、俺は仲間にするよ。
間違いなく。

いいだろう、リリアの質問に答える。
その代わり、リリアにももう一度、約束してもらいたい。

リフは元々、リドル帝国に来る筈のアンドロイドだ。
だが、それにはとんでもない罠があったってわけだ。
アンドロイド・グランドクロス。

どうしてキングがこんなにもリリアやエリックに接触させるのか
俺はわからなかったが、その答えは・・・
リリアにはない、グランドクロスのみに作られたアンドロイド5原則にあったんだ。」

イムズはリリアの反応を観たが、一切表情の変化はなかった。

「やっぱり、な、知らないんだろう?
リリア、リフの人工頭脳に刻まれた5原則は、キングには邪魔なんだそうだ。
だからその5原則ごと、リセットするんだよ!」

リフは銃をもう一度構えた。
「そんなことはさせない。」
「そうだな。
それも、5原則の内か!
だが、ここではそんなものは役に立たないぞ?
銃を降ろせ。」


・・・・・・・・・・エリックの部屋・・・・・・・・・・・

エリックはカネムラとリリアが突然部屋から出て行ったっきり、戻らないと
サカマキに不満を言っていた。
サカマキは今の状態ではエリックに説明することさえ難しいと思い、言葉を
濁した。
「そのうち、帰ってくるよ。」
「サカマキさん、嘘言ってるよね。
だって目が泳いでいるもん。」
サカマキは慌てて目を閉じた。
「何かあったの?」
サカマキが何も言わないので、エリックはうなだれて部屋を出て行った。

カネムラの部屋に入ったエリックはすぐにPCを開くと話しかけた。

「PC~~~~!!
リリアはどうしてるの?答えてよ。」
ーーーリリアはでかけています。
「そうなんだ~~~!どこにいったのか教えて!」
ーーーわかりません。
「え?PC、それなんの冗談?」
ーーー本当に場所がわからないんです。
「だって、繋がってるって言ってたよね?」
ーーーはい、でも今は場所を特定できません。
「あ、そうか!カネムラと一緒に異次元にいるんだねっ!!
ずるいや、僕も行きたかったのに!
じゃあさ、カネムラの場所もわからないんだね?」
ーーーいいえ、カネムラさんは今ワインバーガー研究所にいます。
「え??どういうこと??」

ガタンッ!!
ダダダダダッ!

エリックはサカマキに言った。
「おかしいよ?!リリアがどこにもいないんだ!!
カネムラと一緒じゃないんだ!!」
エリックはPCの言ったことを話した。
「なんだって?!」

サカマキはすぐにワインバーガーに連絡を入れようとしたが、ワインバーガーは
電話には出なかった。

エリックは父親に相談した。
PCの中で父ディラルドは頭を掻いた。
「異次元移動能力??リリアだけが行方不明??」

ディラルド博士はクイーンの顔を覗き込んだが、反応はなかった。
「エリック、そこに誰かいるかい?
その人もそばに呼んでくれないか。」

サカマキはディラルド博士と話をした。
「サカマキさんはリリアがどうしていなくなったのか、わかりますか?」
「さっき、アンドロイド・グランドクロスが盗まれた件で、ワインバーガー氏から
リリアとカネムラ君に要請があったんです。
でも今はワインバーガー氏と連絡がとれないんです!」

サカマキはディラルド博士に詳しく説明した。
「PCに聞いてもわからないんだ!!
お父さん!!リリアを助けて!!」

PCの画面が揺らいだ。

「ばっかじゃないの!!

いつまでたっても戻ってこないとおもったら、こーんなことになってんのかあ~~~!!」

そこには大きな顔文字が浮かぶ帽子をかぶった女の子が映っていた。

「れぜんだちゃん!!」
サカマキが叫んだ。

「おおい、エリックううううう~~~~??
リリアさがしてんの??

なあんだあああ~~~~!!それじゃあすぐにさがしてやるよっ!!

ほら、おばけ~~~~~~~!!でてこいってばっ!!!」

ひゅううううううううう~~~~~~~ん!!

PCからおばけが飛び出してきた。

「えりっく どうした・・・りりあ いないのか・・・

またか ・・・おれってふこう・・・

さがしたら また いっしょに あそべるな・・・」

エリックはびっくりしてそのおばけの顔をじっと見つめた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・   

・・・・・・・・ニーソックス ??」

「ははは・・・

なんだ・・・えりっく おもいだしたんだな・・・

じゃ りりあを さがせば いいんだな・・・」

おばけ達が、PCから溢れ出した。

「さあ りりあ を さがして たすけるぞ ・・・」


・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)

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# by f-as-hearts | 2016-09-13 17:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十二話 「  深夜の緊急事態 」


深夜、ワインバーガーは警報の鳴り響くプラントへ急いで向かっていた。
彼は近くのホテルでその時間も明日のプレゼンの準備をしていたのだった。
プラントや研究所の異常は、ワインバーガーの携帯に直接警戒音で知らせる
ようになっていた。
プラントの前で車から降りると警備員が大急ぎで駆け寄り、ワインバーガーに
現状報告をした。

「不審な侵入者が、研究員を人質にしてアンドロイドをー」
「なんだって??何故侵入されたんだ??」
ワインバーガーは走りながら、警備員の話を聞いた。
「わかりません、どこも鍵は壊されていないんです!」
「アンドロイドを開放したというのか?!」
「はい、アンドロイドを盗むつもりでしょうか?」
「それは出来ないだろう。
だが、何をするつもりだ??
その侵入者は」

警備員はイヤホンで状況を逐一確認していた。
「それが、侵入者は未だにプラントから出てこないんです。
現在の様子は警備室から監視モニターで見ることができます!
こちらです!」
ワインバーガーと警備の数名が、地下通路を靴音を響かせて通り抜けて行った。
ワインバーガーはアンドロイドのことを考えていた。

(アンドロイドには新ロボット3原則の他に、アンドロイド5原則がある。
間違っても契約者に対して反抗・反乱を起こすことは出来ない。
ただ・・・人質の問題は・・・)

プラント内の様子を見張っている警備員が、ワインバーガーに席を譲った。
「中の電源は?いきているか?照明は非常時の電源でも点く筈だ。
ここのスイッチを入れてくれ。
よし、点いた。」

アンドロイドのケースに照明が当たると、確かに一体のアンドロイドがいなかった。
ワインバーガーが警備員に訊いた。
「中には誰もいないぞ?
それと、人質にされた研究員は誰だった?」
「さっき、いえ、10分前には侵入者と研究員がいたんです!
私は確認しました。
ビデオも撮ってあります!それに、出口から出て行った者はいません!」
「人質は?」
「メラニー研究員です。」

ワインバーガーはバンッと机を叩いた。
それは一番怖れていた事態だった。

「メラニーは研究所に泊まっていたのか!」
「今、こちらのモニター画面で録画を再生してみます。」

ワインバーガーは頭の中で素早く状況を分析していた。
(中で何があったか、も、問題だが、もし侵入した者が能力者だったらー
人質を殺されるか、またはプラント内を破壊するかもしれない。
それか、他のアンドロイドも連れ出されてしまうかもしれない。
侵入者はアンドロイドと一緒にどこかに隠れているのだろう。
だが、そもそもここにどうやって入ったのだ?)

再生されたモニターにはいきなり現れた黒い服の男がメラニーに命令して
アンドロイドのケースを開けているところだけが映っていた。
そして黒い影がカメラの前から消えて、その後はどのカメラにも映っていなかった。

「軍の出動を要請する。
君達は、ゲートと出入り口をかためてくれ。
軍が到着したら、中に踏み込む。」

警備員はモニターの監視員を残して、すぐに出入り口へ向かった。
ワインバーガーは軍に出動要請をしてから、通路に出、サカマキに電話した。

「アンドロイド・グランドクロスが1体盗まれた。
カネムラに電話を代わってくれないか。」

カネムラはワインバーガーの話を聞いて、驚いた。
「まさか、侵入者は能力者なんですか?」
「君の意見を聞きたい。
君は異次元移動能力があるが、同じような能力者がいたな?
リドル帝国に。」

「は・・・はい、まさかイムズ将軍が??」
「だが彼が動く理由がわからない。

あのアンドロイドはリドル帝国にいくのだというのに。
どうして盗む必要があるのか・・・」
「ワインバーガーさんにもわからないんですか?」
「明確な意図が見えないんだ。

もしもキングの命令だとしたら・・・」

カネムラは言った。
「間違いなくキングの命令です。
イムズという将軍はキングに忠誠を誓っていますから。」

外が急に騒がしくなった。
警備員らが軍を統率する司令官にワインバーガーからの指示を伝えていた。
「では、ゲートを開けます。」
「前列突入!」

ザザザッ!
プラントの中は明るかった。
一瞬、前列の兵士達はその照明の明るさに目を細めたが、次の瞬間
長い槍のような物で横に払われ、頑丈な盾ごとなぎ倒された。
ブーーーーン!!グオッ!!

ワインバーガーはモニターに映るその姿に叫んだ。
「リフ!!」

リフの後ろには、黒い防護服の男が、顔を隠すマスクをつけて立っていた。
男はメラニーの手をねじるように掴んでいた。
メラニーは無事だったが、あきらかに侵入者に捕まってしまっていた。

「リフ!!やめて!!」
メラニーの言葉を否定するように、男が言った。
「メラニー、貴女がリフの人工頭脳のリセットを行うと約束するなら、
貴女は解放しますよ。」
「それは無理だとさっきから言ってるじゃないですか!」
「リフ、聞いた通りだ。
君は私がその気になれば、メラニー共々消えることができるのは
わかっているな。

メラニーを見捨てるか、目の前の兵士達をなぎ倒してここから
私達を出すか。
二つに一つだ。」

ワインバーガーはその言葉に確信し、電話口のカネムラに言った。
「キングは、このグランドクロスの秘密を知っている!
カネムラ、君は今すぐ、リリアと一緒にここに来てくれ!
君の能力で!」

カネムラはすぐにリリアとワインバーガーのいる研究所に向かうと言って
電話を切った。

リフは侵入者を睨んだが、メラニーを人質にとられて言いなりになるしかなかった。
「リフッ!!私のことはいいから、この男を攻撃して!!」
「いいえ、それはできません。」
「その通りだ。
さてそれじゃ、軍隊にはお帰りいただこうか。
リフ、あの軍隊の銃をコピーして、威嚇射撃しろ。」

リフはその手に銃を出現させると、倒れた兵士の足元すれすれに弾を撃った。
前列の兵士達は、じりじりと後退するしかなかった。
司令官は兵士に下がるな、前に出ろと言ったが、リフは数歩ずつ前に進みながら
銃撃を続けた。

「司令官、そこをどけ。」

カネムラとリリアは、異次元瞬間移動能力を使ってワインバーガーの元に着くと
すぐに、そこからプラントの中へと移動した。

カネムラが男の背後から叫んだ。

「イムズ将軍!!」

カネムラの声が響いたのと同時に、カネムラと共に壁から現れたリリアが
隙をついてメラニーの手を掴んで男から引き離そうとした。
だが、その手はしっかりと掴まれたままだった。
「リリア、そして、カネムラ。
その手も想定内だ。」

リリアは男の顔をしっかりと見た。
「イムズ将軍!どうしてこんなことを?」
それには答えず、イムズはリフに言った。
「リフ、人質が増えたぞ。
いいか、お前もこちらに来るんだ。」

イムズは2人を掴んだまま、リフの袖口を引っ張った。

「逃がすかっ!!」
カネムラは壁に消えようとするリフの銃口を掴んで、一緒に異次元へと
引きずり込まれて行った。

兵士らは壁に消えた5人を気味悪そうな顔で追い掛けようとして、壁に
激突して倒れた。
そこへ、ワインバーガーが息せき切ってやってきた。
司令官はワインバーガーにどういう事が起こったのか説明してくれと言った。

「男はたった今人質と共に壁に消えました!
やつらは一体なんなんですか??
ワインバーガー科学技術省総裁殿!!」
「超能力者とただのアンドロイドだ。
無事でいてくれ、メラニー・・・」

司令官は引き続き軍隊を建物周辺に配備し、また先程の侵入者を追跡する方法を
ワインバーガーと共に協議することにした。

その一部始終を観ていたマドックスが、外からキングにテレパシーを送った。

(キング、グランドクロスとメラニーをイムズ将軍が連れ出すことは成功したんですが。
あのう・・・リリアとカネムラとかいう男もくっついて行っちゃいました。)
(そうか、ご苦労だった。引き続き、怪しまれないように状況を報告してくれ)
(了解っす!じゃない、かしこまりました!)


異次元の空間で、イムズはメラニーを掴んで放さなかったが、リリアもまたメラニーを
掴んでいた。

リフはイムズが未だに人質を放さないことと、そのイムズに隙がないことが見て取れた為
次の行動に移った。

「イムズ将軍、人質を解放する条件を言って下さい。」
「それはさっきも言った。
メラニーがリフの人工知能をリセットすることと、私達が安全にこの場所から逃れることだ。」
「それ以外の交換条件はないんですか?」
リフが食い下がった。
どうやら人命救助という使命による交渉術をプログラミングされている。

「ないな。」

メラニーに向けて銃を構えるイムズ。

リリアが言った。
「メラニーは研究員ですが、人工知能プログラミングのプロではありません。
ですから、それが出来る博士のところに、私が連れて行きます。
それではどうですか?」

イムズはじっとリリアを見た。
「アンドロイドは嘘をつかない・・・か!

その博士の名前は?」
「クラウン博士です。」
「その名前は知っている。
では、行き先は決まったな。
リフ、リリアの腕を捕まえろ。
いいか、おかしな真似をしたら、この全員を異次元に置き去りにする。
お前もだ、カネムラ。

・・・そういえば、エリックは元気か?」
「・・・・・・・・」
「沈黙、か。

カネムラ、メラニーを連れて還れ。
ほら、さっさと行け!!」

メラニーをドンッとカネムラに押し付けると、イムズはリリアの腕を片方掴んだ。
イムズが銃を向けると、カネムラはメラニーと共に異次元を脱出した。

「博士の居場所はどこだ。
案内するよな、リリア。」
にっと笑うイムズを睨みながらリリアは言った。
「その前にリフをどうするつもりか、話して。」

メラニーとカネムラは、プラントの壁から唐突に出てきた。
兵士がすぐに2人を保護すると、ワインバーガー達の会議室に連れて行った。

「メラニー!!無事だったか!!」
「すみません、私が油断したばっかりに・・・」
「リフは?」
「イムズ将軍が連れて行きました。」
「どこに??」

メラニーは、すっと目の前にある地図を指差した。

「クラウン博士のところです!」


・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)



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# by f-as-hearts | 2016-08-31 12:16 | SFサウザンドアイランド
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8月の別名


あきかぜづき(秋風月)、かりきづき(雁来月)、かんげつ(観月)、けんゆうげつ(建酉月)、こぞめつき(木染月)、そうげつ(壮月)、ちくしゅん(竹春)、ちゅうしゅう(仲秋)、つきみつき(月見月)、つばめさりづき(燕去月)、はづき(葉月)、べにそめづき(紅染月)
(ウィキペディアより引用)

台風が過ぎて風が強く、雲が流れて月を覆い隠していました。
明日も天候は安定していないようです・・・


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# by f-as-hearts | 2016-08-20 02:01 | 写真
スタットカフェ  夏休みワークショップイベント開催!

2016.8.21(日)10:00~16:00(入場無料)

残暑お見舞い申し上げます!

スタットカフェは夏休み企画としまして、

☆その日のうちに作品を作れる みつみみうさぎ先生の
チョークアート体験教室 14:00~16:00 
定員6名 参加費 2500円(ドリンク&酒粕スイーツつき)     
要予約


☆アロマオイルスプレー作りなど アロマテラピストSoraさんによる 
ハンド・頭皮トリートメント 10:00~15:00
トリートメント各 500円 (アロマオイルスプレーは選ぶオイルで料金が変わります)
(イベント特価)

☆ワンデーシェフ たに農園 による 
夏野菜いっぱいのランチ&スイーツ
(無くなり次第終了です)

タロット占い 10:00~16:00
30分 1000円 (イベント特価)
*当日の予約は 13:30~15:30の間で承ります。


他にも創作作家さんによる作品の販売もあります。

*こちらは参考作品で
当日の作品ではございません*
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みつみみうさぎさんの作品
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こちらは松の葉さんの作品です
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詳しくはこちらをクリックして→高千穂ネットワークホームページをご覧ください。

問い合わせ・お申し込み (株)高千穂ネットワーク 043ー486ー1101(月~金10:00~16:00)

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# by f-as-hearts | 2016-08-18 16:28 | お知らせ | Comments(0)
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十一話 「  非公式披露会前夜 」


・・・・・・・・・・・ワインバーガーの研究所・・・・・・・・・・・・

メラニーはプラントの中でワインバーガーを迎えると、握手をした。
一段高い場所に、透明な強化プラスチックで出来た運送と本体の充電も兼ねたケースが
並んでいた。
「全部で10体になります。」
「間に合ったな。

キングとの公約も、だが・・・」

その場にいるのはメラニーとワインバーガー、そして秘書の3人だけだった。
メラニーはワインバーガーに報告した。

「新・ロボット3原則、そしてアンドロイド5原則、それらが起動するかどうかも
確認済みです。
ですから、安全に操作できます。」
「そうか・・・それから、起動後のソフト書き換えは出来ない様になっているね?」
「それらも確認済みです。」
「それでは・・・テスト・モードで私も確認しよう。」
「お願い致します。」

1体のアンドロイドが起動する音と共に、開いたケースから歩き出した。
その姿は若い男性、それも20代の最強兵士をモデルとしたタイプだった。
あらかじめ用意された柔軟に動くセパレート型の防御スーツを着ていた。

「兵士の姿は模写していますが、顔も体もオリジナルにしました。
同一人物がでてくることは100パーセントありません。」
「名前は?」
「リフ、です。」

ワインバーガーがリフを呼んだ。

「リフ、ここに来て、挨拶をしてくれないか。」

リフはスムーズに歩いてワインバーガーの前で止まった。

「初めまして、私はアンドロイド・リフと言います。
アンドロイド・グランドクロス計画を遂行する任務についています。」

「リフ、君の能力について説明したまえ。」

リフはうなずくと、話し始めた。

「最強の兵士と同じ身体能力に加え、あらゆる火器銃器、兵器の扱い、
そして全ての乗り物の操縦が出来ます。
加えて、Sクラス能力者のコピー機能もありますので、手にした兵器のコピーも
可能です。
ロボット・アンドロイドの原則に法り、この能力は人間を護ることに使用し
人々の危険回避の為に全力を注ぎます。」

ワインバーガーはうなずいた。
「よろしい。
明日は君達の初披露の日だ。
どの国に行こうとも、君達の活躍に期待している。」

リフは敬礼の姿勢をとると、次の指令を待った。

「では、戻って明日に備えてくれたまえ。」
「はい。」

リフがケースに戻ったのを確認して、メラニーはケースを閉じた。
ワインバーガーはリフの他のアンドロイドも見て回った。
それぞれ、体つきも顔も人種も違う、20代男女のアンドロイドだった。
メラニーが説明した。

「それぞれのアンドロイドには固有の性格がありますが、能力については
全て同じように設定されています。
性差や性格で能力に差があるということはございません。」
「そうか。
最後まで調整は大変だったろうね。
それでは、研究室で今後の活動計画資料を見せていただこうか。」
「はい。」

3人がプラントを出ると、警備室のランプが点滅し、プラント前のカメラが
警備する2人と出てきた3人を映した。
マドックスはその様子をじっと監視していた。

「先輩~~~!この女の人かわいいっすね~~!」
「マドックス、ところがこのメラニー女子は研究所で鬼軍曹と呼ばれている。」
モニターを指差しながら、先輩警備員は言った。
「彼女の眼力は、俺達を石にできるほどだっ!間違っても声はかけるなっ!」
「へ・・・んなあほな!・・・そんじゃあ、こっちの秘書さんは?」
「秘書っていっても、アンドロイドだからなっ!」

マドックスは先輩の鼻息が荒いのを、笑いをこらえながら見ていた。

「あんどろいどっすか!さっすが、世界一の研究所っす!!」
「アンドロイドの秘書なんて、どこを探してもいないぞ!
あっちはIQ 300だからな!
ま、おまえもこの素晴らしい研究所の警備ができるんだ。
誇りに思っていいぞっ!!」
「ですねっ!!」
「それじゃあ、警備交代の時間だからなっ!モニターに異常発見したら
このボタンを押せよ。」

先輩はどうやら自分の部下が出来たことで、大いに発奮していた。
扉の前の警備交代は一人ずつだ。
今数分だけはマドックスは警備室でひとりなので、すぐに多分割モニター画面を
チェックし始めた。

マドックスは他の警備員の内なる声、つまり心の声を聞いて、グランドクロスが
明日要人の前で披露されるということを知っていた。
イムズ将軍には、休憩時間を利用して建物の外からテレパシーで伝えていたのだ。

マドックスはモニターの上部にある半円型のカメラを見上げた。

(まあ、声さえ出さなければ、俺が何を考えているかはわからないからな。
おっ、交代の人が戻ってきた・・・)

マドックスはモニター画面を見つめながら、あくびをすると、戻った警備員に
うなずいてみせた。

「お疲れさまっす。」
「お疲れ。
私は隣の部屋で仮眠する。
2時間したら起こしてくれ。」
「了解っす。」

その男が隣の部屋で寝息をたてて寝ているのを確認して、マドックスは
煙草がないな~と言いながら警備員室を出た。

ささっとプラントの裏口から外に出ると、マドックスはイムズにテレパシーを
送った。

(テレパシーは防御されていますが、超能力者が入ることはできます。
シールドやバリアはありません。
明日、要人が午後集まって来ます。
その時にアンドロイドグランドクロスの披露があります。)
(ずい分早いな!警備状況と監視カメラの位置を教えてくれ)
(はい、今観てきた映像を送ります)

マドックスは記憶にある映像を、そのままダイレクトにテレパシーで送った。

(なるほどな、おおよそ普通の警備だな。)

イムズは脳内シミュレーションで隠れる場所まで確認した。

(でもここ、普通の警備じゃないですよ。指紋・声紋・瞳の虹彩・顔認証
X線透視システムと、何重にもセキュリティーがありますから。
イムズ将軍には関係ないんですけど。)
(カメラについてはそっちで調節できるだろう?頼むぞ。)
(まかせてください。)

・・・・・・・・・・エリックのいる部屋・・・・・・・・・・

エリックの健康診断は異常なしだった。
エリックは喜んでまたゲームをしていた。
「カネムラ~~~!お父さんもゲーム好きかなあ?」
「どうだろうな?聞いてみれば?」
「明日、聞いてみるよ。」

エリックはカードを並べながら笑った。
「カネムラ、その伏せカードってトラップカードだよね?
やっぱり~~~~!カネムラって顔でわかるね!」
「カネムラさん、な!!ふんふん、それはどうかな?攻撃してみれば?」
「あっはっは!!やーだよーだ!!」

リリアはその様子を眺めながら、PCからの情報をまとめていた。

ーーーリリア、明日アンドロイド・グランドクロスの非公式披露会が
午後1時から行われます。
(クラウン博士も呼ばれているのね。私の名前は?)
ーーーいいえ、あなたの名前はありません。
(アンドロイドの性能について何かPCに書き込みはない?)
ーーーありません。書かれているのは計画の推進委員会のトップの2名の名前と
研究室代表科学者メラニー、リドル帝国次期総帥キング、それからクラウン博士
他1名です。
(他1名?誰かわからない?)
ーーーわかりません。
(ワインバーガー氏が作成した名簿?)
ーーーそうです。

リリアはサカマキに相談した。
「明日、ワインバーガー氏はアンドロイド・グランドクロスの非公式披露会を
行うそうです。
サカマキさん、ワインバーガー氏から何か連絡を受けていませんか?」
「いいえ、何も。
おかしいな、そんな重大な発表があるなら、私達にも連絡があると思いますが。」
「キングもグランドクロスのあるプラントに行くらしいんです。」
「もしかして、完成披露宴の前の打ち合わせのようなものでしょうか。
ワインバーガー氏に聞いてみます。」

ワインバーガーはサカマキの電話に出ると、手短に説明した。
「確かに完成したが、キングにそれを一度見てもらう必要があってね。
プレ・イベントのようなものだ。
何にでも調整というものは必要なんだよ。
完成披露会は1週間後だ。
それには君達も参加してもらうよ、スーツの準備だけはしておいてくれ。」
ワインバーガーは忙しいからと電話を切った。

「・・・そう、調整が必要っていうことなのね。」
「グランドクロスというアンドロイドについて、リリアは何か聞いている?」
「いいえ。
一般の情報と同じよ、人類が生存できないような場所、主に宇宙での活動や
危険と隣り合わせの任務に従事することも出来るアンドロイドということと
全ての人々との体験の共有を可能にする、今までにないプロジェクトだという
事は知っているわ。」
「そしてその最大の出資者がリドル帝国なのも・・・」
サカマキの言葉にリリアは考えながら言った。
「それじゃ、キングが私達に近づいたのも何か意味があるということかしら。」

サカマキは頭を振った。
「私は何かがいつも頭の隅に引っかかっていました。
キングがエリックとリリアに近づいたのも、ワインバーガー氏は知っていた。
でも何一つ言ってこなかったんですよ。
今考えると、それはおかしなことです。
リリアが保護者としてついていても、エリックをキングが狙っているのは
あきらかだったでしょう?
私達が護衛のようについていたとはいえ、あれだけのゲームにエリックが
関わっても、最終局面でやっとワインバーガー氏が言ったのは、リリアの
メンテナンスの事だけだった。
・・・まるで、ゲームの中でエリックが自由に能力を発揮できるように
していたとしか、思えない・・・

ワインバーガー氏は、一体何を考えているんでしょうね?」


・・・・・・・・・・・レゼンダの部屋・・・・・・・・・・・・

レゼンダはPCから消えたエリックと、それを待ちながらぶつぶつ言うれぜんだに
文句を言っていた。

「どういうことなのかしら?クイーンが戻られたのは良いことだけれど。
れぜんだは何故消えないのかしら?」
「やはりクイーン様のお気に入りだからではないかと。」
「ゲームは一時中断された筈だわ。」
「れぜんだちゃんはエリックのように自由に生きてもよいということではないかと。」
「執事。
あなたのれぜんだへの過保護っぷりも自由すぎだわ。

れぜんだ!!
恐竜を団子のように積み上げない!!
そんなことしたら恐竜に喰われてしまうわよ!!」

れぜんだはぷうっと頬を膨らませた。

「合体業をつくるんだからっ!!邪魔しないでよっ!!」
「そんなので合体するわけないでしょっ!!」
「わっかんないじゃない~~~~!!もし合体したらあ??」
「合体、しませんっ!!」
「いちいちうっさいな~~~~~!!
ろぼっち、もっと森の奥でやろ~~~!!
恐竜もおいで~~~!!」
「れ ぜ ん だ あ あああ!!」
「さんざんなアイランドですね。」
「し・執事いいいいいい~~~~~~~!!」


・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・
(このお話は フィクションです。)





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# by f-as-hearts | 2016-08-12 00:30 | SFサウザンドアイランド