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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

<   2015年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

異世界の島の物語。


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第八十四話 「  ウロボロスとクイーン・・・そして 」


カネムラは恐竜とウロボロスの迫力に、思わず後ずさりをして、壁に寄りかかった。

「これが、ほんとにゲームだって?!バハムートとリバイアサン、べヒーモス!!
こいつらが目の前にいて、それにオーディーン??
ウロボロスと恐竜が、こっちの味方なんだぞ・・・

ありえない、こんなゲーム!!」

リリアが言った。
「カネムラさん、サカマキさん、二人にお願いがあります。
PCが、私の人工頭脳の容量オーバーをカバーしてくれているんですけど
バックアップをお願いできないかしら。」

「え?ああ、ああ!!わかった!!」
「まさか、こんなところで僕らが役に立つとは思わなかった。」

二人は急いでPCに向かい合った。

「お二人が、ワインバーガー氏の研究所の人達だから助かるわ。今更だけど。」
「まあね。 研究員といってもほとんど内情は知らないよ。」
「それでもPCについては、プロでしょ。」
「その通り。 でも君ほど優秀じゃあない。」

PCから声がした。

―――リリアは僕らPCの希望の星だよ。―――


ギャアアアアアアーーーーーーーー!!!

ズドドドドーーーーーーーーーーーー!!!


「いっけえ~~~~~~~~!!!恐竜軍団~~~~~!!!」
エリックの声が響いた。

「そうはさせるものか!!いくぞ、バハムート!!竜族の王よ、恐竜ごとき
炎の餌食にしてしまえ!!!」

オーディーンは先頭をきって駆けてくる。
その斬鉄剣は容赦なく恐竜をぶった斬って右へ左へ払っていく。
その凄まじい戦闘は、大地を揺るがして続いた。

「恐竜の弱点の、冷気を操るものはいない。

だが、我が剣技とバハムートの炎だけでも、あやつらは倒せる!

リバイアサン、べヒーモス!!

おまえたちはウロボロスへ向かえ!!

海の力と大地の力をあわせて、ウロボロスを戦闘不能状態にするのだ!!」


リバイアサンはその海竜の姿を海から陸地へと巨大な大波にのせて浮上した。
べヒーモスは大地を蹴って、恐竜に体当たりしながら、ウロボロスに向かっていった。
べヒーモスが蹴った地面には、地割れが起こり、それがべヒーモスを追いかけるように
真っ直ぐに縦に割れてゆく。

そこに海流が流れ込み、リバイアサンが起こした大波がウロボロスへと向かった。
まるで狭く深い海溝のようなその地割れが、大地の雷鳴のように響き渡った。
べヒーモスはウロボロスのどてっぱらにぶつかって、そこからウロボロスに飛び乗った。
地割れが到達し、そしてうねりながら大波がウロボロスを呑み込もうと大口を開けた。


クイーンはその様子を見つめていた。

リバイアサンとべヒーモスを見下ろしながら、剣を頭上で大きく振った。

「ウロボロスよ。

そなたの力の、片鱗だけでもみせておやり。」

ドズン・・・・・・・・・・・

ウロボロスは何かをした・・・それは地上にいた者達にはわからなかった。
エリックと飛行要塞のリリアだけは、それがわかった。

ウロボロスの頭を境に、その周りの地面が、一瞬だけ波打ったのだ。

その大地の動きで地割れが閉じ、リバイアサンの胴体が、裂け目に挟まれて動けなくなった。
大波はウロボロスにあとほんの数メートルというところで、届かないまま大地にひれ伏した。

「何が起こったんだ?!」

オーディーンが、巨大な地震に驚いて振り返った。
キングはオーディーンに言った。

「裂けた大地を、ウロボロスが押さえ込んだんだ。

まるで、両手で押すように、ね。」


リリアがクイーンに話しかけた。

「こんな力があるのに、何故ー」

「何故、エリックに負けたか、ですか?」



クイーンは飛行要塞の方を見ながら言った。
風が緋色の布を舞い上げた。

「ふふふ・・・こんな力を使わせなかったからです。


そうでしょ、ね?エリック。



さあ、ここは恐竜達を応援しなければ。

ウロボロス、背中のべヒーモスを振り落として、オーディーンと

戦いましょう!!」



ズザアアアアアアーーーーーーーー!!!

べヒーモスは背中の激しい揺れに振り落とされた。
ウロボロスの攻撃は、まずそのべヒーモスに向けられた。

バクン!!!

べヒーモスの胴体半分を、ウロボロスは噛み砕いた。

べヒーモスはあっという間に土になって消えた。

ウロボロスはその巨眼で、オーディーンを睨んだ。

オーディーンは苦々しげな顔で剣を握り締めると、目の前の恐竜を
真っ二つにして叫んだ。

「リバイアサン!!海流に乗ってウロボロスを直接攻撃しろ!!」

リバイアサンは大地に挟まれていたが、大声で咆哮すると大地に向かって
海が溢れて来た。その波は恐竜達のいる平原をすべて、海の面にしてしまった。
オーディーンはすぐに山へと駆け上った。

恐竜が次々と海で溺れたのを見て、バハムートはウロボロスへと攻撃の矛先を変えた。

エリックがそれを見て、飛空要塞のリリアに言った。

「リリア~~~!!もう動ける?バックアップした?」

「OK!エリック、もういけるわ!」
リリアの言葉に、エリックは笑った。

「飛空要塞、ロボットに変形して!リリアもそのまま操縦してて!!


クイーン!!

マグネットコイル使って!飛空要塞ロボで、鉄巨神兵を作れるよね?」



皆が、あっと声を上げた。


風が唸りをあげて、ウロボロスの頭上を吹き抜けた。

クイーンは剣を真っ直ぐにロボットへと向けた。


「もちろんよ、エリック。



いでよ、マグネットコイル!!

そして特殊技発動!!!


飛空要塞ロボで、鉄巨神兵召喚!!





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2015-02-21 00:40 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第八十三話 「  せめぎ合い  」


「オーディーン召喚ですって?!」
リリアの声が響いた。

「まさか~~~~!!師匠、あれ!!」
「ここで、オーディーンですか!!ナイトが参戦とは?!」

竜巻をシールドで防ぎながら、マジックが言った。

エリックは大鷲に、もっと上昇してと頼んだ。

「オーディーンのナイト!!やっぱりキングは凄いや!!」


キングの前に、オーディーンが現れ、その愛馬に乗った姿でキングに一礼をした。

「キング、再び私をこの場へと召喚していただけるとは。
無上の喜びにございます!!

このオーディーンが来たからには、今度こそエリックめを叩き潰してご覧にいれましょう!!」

斬鉄剣が閃くと、剣に電撃に似た炎が纏わりついた。
6本足の神馬スレイプニルが、くるりとエリックへと首を回し、そのまま天空を
駆け上ってくる。

飛空要塞から何発もの弾が発射されたが、オーディーンの剣の一閃で、すべて弾かれて
しまった。
太陽神もオーディーンの進攻を止めようと、光の矢の攻撃をしたが、それも弾かれてしまった。

「斬鉄剣!!」

キーーーーーーーーーーン!!!

エリックの前で、何かが光った。
大鷲が鳴き、地面が揺れ動いた。

ズオオオオオオオオオオーーーーーー!!!

一瞬でオーディーンの姿が隠れた。
エリックは一体何が起こったのか、理解できなくて、目をこすった。

目の前が真っ白になったのは、砂埃のせいだった。



「  エリック。

  大鷲を呼んだのだから、わかっていたのでしょう?

 声に出して呼んでいいのよ。

 オーディーン、お久しぶりですね。

 貴方と戦えるなんて、光栄だわ。

 おてやわらかに。」


砂埃の上に立ってオーディーンを見つめているのは
クイーンその人だった。

クイーンが、さっき消えていったそのままの姿で、ウロボロスに乗って現れたのだ。
大地から。

オーディーンの驚きようは、尋常ではなかった。

「クイーン?!何故貴女が、エリックの側にいるのですか?!」

「エリックに負けたからです。」

「何の冗談ですか??」

「いいえ。  ナイトよ。

私が冗談を言うように見えますか?」

オーディーンの剣は、ウロボロスの鱗にがっちりと喰いこんでしまっていた。

「いいえ、クイーン・・・つまり・・・信じられない、という意味です。


キング!!!どういうことですか?目の前のクイーンは、本物なんですか??」

キングはにこりともせずに、言った。

「その通りだ。

クイーンは正々堂々と戦って、負けを認めたんだ。

だからそこに、いる。」

オーディーンはわなわなと震えて、剣を引き抜いた。

「キング、では・・・・・・・・・・・・

私は、クイーンと戦っても良いと?!」

キングはうなずいた。

オーディーンはウロボロスを見上げた。
その姿は、大地、そのままだった。巨大な蛇はナイトにぎょろりと眼を向けた。



―――その頃。

ワインバーガーはリリアの情報を解析しながら、キング(リドル帝国次期総帥)が
何の為にエリックに近づいているのかを、思案していた。

科学者のメラニーは孤島の膨大な量のデータと格闘中だった。

「ワインバーガー代表、ここのデータは衛星からのものではありません。
衛星はこの場所を特定できないよう、全ての情報をブロックするようなガードシステムを
衛星全てに施されていますし、それが上手く作動しているからこそ、今までこの環境が
護られてきた訳です。

PCに映りこまれている映像が、特殊なことは言うまでもありませんが、リリアのリンク
機能がなければ、これも本来解析不能だったかもしれません。」

「と、いうと?どういうことだ?」
「リリアの眼に映っているものを、ここにあるPCにリンクさせているんです。」
「PCにもカメラがついている筈だが。」
「非常にわかりづらい事が起こっています。

ダンジョンでの最初の、エリックの話では、エリックのみが手に入れた自分のカードで
エリックだけにしか見えない世界で、戦えたというのです。

次に入った世界、この孤島では、エリックの(見たものをそっくり再現できる)能力を
使って、部屋に遺跡のある島を出現させました。勿論、映像ですが。」

「衛星からの映像ではないものを再現しているとしたら、それはその孤島にいる誰かが
直に撮っている映像をエリックに送っているということになるが。」

「その通りです。そしてそれは、今現れた、クイーンという人物が行っているということに
なります。」
「クイーンとキングの関係については、何かわかったのか?」
「確定していることは、このキング、クイーン、ナイト、それからレゼンダという魔女の存在が
この別世界を創り上げた人物達ということのようです。」

「エリックがフールと呼ばれている理由については何かつかんだかね?」
「それらのカードの意味するところは、トランプの元になっているタロットカードと同じ
ではないかと推測されます。」

「ではキングは、フールという手札を手に入れる為に、このゲームを続けているということに
なるな。」
「エリックの能力は、もしも外に出たとしたら、とんでもないことになるでしょう。」

「リリアに、このゲームから皆を脱出させるように言ってくれ。」
「危険という信号は、すでに受け取っている筈なんですが。」
「?!無視されていると?」
「いいえ。ここからの脱出は、ゲームに関わっているエリックの勝敗が決しなければ、出来ない
ようになっているそうです。」

ワインバーガーはPCの情報が次々と更新されてゆくのを、驚愕の眼差しで見つめていた。
つい最近になって、リリアからの情報に、キングの存在が現れたことで、あの会議でのキングの
不思議な自信に満ちた表情の意味がわかったと思った。

―キングはこのゲームの中の世界を、現実の世界に移そうとしているのか?!

「そんなことになったら、どうなる?!」
「恐竜もモンスター達も、街に溢れるのではないかと思います。」
「エリックが負けたら?」
「はい。」


ワインバーガーが考えた世界と、キングが考えた世界・・・
まだ不明瞭で不確定な、その世界の存在する目的が、このまま観戦していて
見えてくるのだろうか。

「リドル帝国のキングの能力が、未だにわからない。ゲームを創る能力だろうとしか・・・」
「そうですね、それからー」

メラニーの眼は画像の細かな解析を追いながら、もう一方のPCを叩いていた。

「リリアに、これがどういうゲームなのか、理解できるかどうかも重要な問題点です。」

ワインバーガーは驚いた。
「!そういえば確かに・・・人工知能の記憶回路の処理能力を、とっくに上回っている。
今は通常の回路に負荷はなさそうだが・・・これ以上の問題を処理するのはー」

メラニーは椅子を回してワインバーガーを見た。
「はい。本来ならとっくにフリーズしているレベルなのです。」
「・・・まずいな・・・リリアだけでもこの戦闘から脱出すべきではないか?」
「いいえ。それはエリックが許可しないのではないかと思います。」

「・・・リリアに緊急の連絡を。

これから、3分後に彼女の人工知能を強制的に止める。その間は退避行動を
とることと、またすぐに許容量を限界まで大きくして復旧させるからと伝えてくれ。」
「わかりました。」



その連絡はリリア本人にPCから連絡が入った。

「!今すぐ、ですか?!この、一番切迫した状況下で?」
「リリア、何かあったの?」
「サカマキさん、実は私に、緊急メンテナンスの連絡がーーー」
「?!あ、アンドロイドだから?!何故今なんですか?!」
「勿論、今は断るわ。

(―――ワインバーガー、この状況はエリックだけでは判断できないところ
まできています。
このゲームが終わるまで、メンテナンスはしないでください。)


「リリアから、拒否の返事が返ってきました。」
「・・・だが確実に停止するか壊れるのがわかっていて、拒否の選択はないと
もう一度伝えてくれ。」


「・・・・・・・回線を切られました。」
「?!PCはなにをしている?!」
「そのPCが、リリアを擁護しているようです。」
「そんな馬鹿な!!」

ワインバーガーは消えた画像を虚しく見つめていた。



クイーンがウロボロスの頭上で細い銀色の剣を抜いた。

「リリア。

お話は終わりましたか。

敵は一度陣地へ戻るようです。

貴女とその飛行要塞はまだ戦えますか?」

要塞の中で、リリアがクイーンに応えて言った。

「戦えます。

クイーン、キングの本当の目的を、教えてください。」


ふふふ・・・

クイーンは笑った。


「皆、エリックと戦いたいのです。

リリア、貴女は今も昔も、エリックの守護者でしょう?

本当の目的は、勝てばわかります。」

エリックは、大鷲の背中に乗ったまま上空から見ていた。

「マジック、マジックガール!竜巻はウロボロスに防いでもらうから

二人は、太陽神に魔法力を回復してもらって!」

「わかりました!」

二人はすぐに太陽神のところへ戻った。

「しばらく動けぬぞ、いいな?」

太陽神はマントを翻すと、それは巨大なテントのように変化し、マジック達を
包みこんだ。


バハムートとべヒーモス、そしてリバイアサン。

オーディーンはそれらを率いて、眼前に立っていた。


ウロボロスが息を吹きかけると、竜巻はすべて掻き消えた。

クイーンは剣で空中に円を描いた。

「エリック。

さあ、私に命令を。」

エリックは、にっと笑った。

「うん!!

それじゃあ、恐竜軍団を呼んで、クイーン!!」


ギャアアアアアアーーーーーーーー!!

ウロボロスの前に、巨大恐竜軍団がその牙を剥いて立ち上がった。

クイーンの剣が、前を指し示した。

「さあゆけ!!恐竜よ!!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2015-02-14 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第八十二話 「  王の力  」


レゼンダは唖然としていた。

何が起こったのだろう?!一体何が??

それはリリア達にとっても驚きの事態だった。
サカマキはリリアに聞いた。

「大鷲が、どうして?」
「わからないわ。 でも、仮定だけど・・・
クイーンが、負けを認めた、から??」


キングは、大きくマントを広げると、空のバハムートに命令した。

「バハムート、飛行要塞に炎の攻撃!!

エリックを近づけるな!!」

エリックは上昇しながら、対岸にいるバハムートと飛行要塞の戦い、それから
マジック達が竜巻の風に巻き込まれないように、魔法でリバイアサンを攻撃しているのを
見た。

そして、ろぼっちと格闘(?)中の、れぜんだちゃんのところへ飛んで行った。

「れぜんだちゃん、なにしてるの?」

「わっ?!えりっく!!おまえこそなにしにきたんだよっ!!

はっはあ~~ん?

さては、このわたしを、先に攻撃にきたんだなっ?!」

「ちがうよ?



ねえねえ、僕さ、そのろぼっちに乗ってみたいな~!乗せてよ~!」



「はあ????

この、おとぼけ小僧めっ!!

なんで私が、おまえをこのろぼっちに乗せてやらなきゃなんないのだ?!」


「乗せて。」

「やだ。」



ひゅ~~~~~~~~~ん!!!

バハムートの火球が、ろぼっちを襲った。



ギャアアーーーーーーーー!!!

大鷲が大声で危険を告げ、ろぼっちもすんでのところで火だるまに
なるのを避けることができた。

「キング~~~~~??えりっくを攻撃してちょ!!」

「れぜんだちゃん、逃げた方がいいよ~~~!!

なんかバハムートが怒ってる~!!」

「むっき~~~~~~~!!!!ばはむーとのくせに、なまいきだぞ!

ばはむーと、かかってこいっ!!!」



レゼンダが絶叫した。

「ばっかじゃないの!!!!!!ほんともうバハムートにやられてしまえっ!!」
「絶叫シーン満載ですね。」
「解説どうも。

れぜんだ~~~~~~~~!!!もうひっこめ~~~~~~~!!!」
「やじでは殺れません。」
「執事。わかってるけど一応言っておくわ。
   これが正しい観戦の仕方よ。

ひっこめ~~~~~~~~!!!ばっかやろ~~~~~!!」

「暴徒になる一歩手前ですね。」
「大丈夫。すぐにあっちで私も戦うから。

キングも手を焼いておられるんだからっ!!!!

本物がいいに、決まってるわっ!!!!!」

「・・・つまり控えの選手という」
「!!!だれが、控えよ~~~~~~!!!!!!」

ちゅど~~~~~~~~~~~~ん!!!!!


キングが呆れて言った。

「れぜんだも中のレゼンダも、緊急退避でよいな。

バハムート、空中要塞にメガファイヤの魔法攻撃!!」


その途端、レゼンダの声が消えた。
執事は振り返った。

「んんんんんん???ん~~~~~~~~!!!」

「レゼンダ様。

これは何か新しい遊びでしょうか?」

レゼンダは口にバッテンマーク(X)のマスクをつけ、手は椅子の後ろに回され
太いゴムでくくられていた。

「私の指示は絶対だ。」

執事はモニターを観た。
れぜんだちゃんも同じく戦闘不能になっていた。

「なるほどなるほど。」

執事はレゼンダの前までいくと、頭をなでた。

「なるほどなるほど。」
「んんんん~~~~~~~~~!!!!!」
「なるほど。」

執事勝利の笑顔。


こちらは戦闘不能のれぜんだちゃんとろぼっち。

「んんんんん~~~~~~!!!!!んんんんん~~~~~~~!!」

それを観ていたリリアが言った。

「キングが命令したら、戦闘不能に??
・・・ということは、れぜんだちゃんはクイーンの駒じゃないっていうこと??」
「色々と謎が多いですね!」
「サカマキさん、私はバハムートの攻略を考えないといけないから、あなたは
キングのことを見ていて。」
「わかりました。」


マジックとマジックガールは、リバイアサンと戦闘中だった。
べヒーモスはまだ光の檻を解かれていない。なので、戦力は互いに拮抗していた。
太陽神はマジック達の魔法力を上げる曲をかき鳴らしていた。
しかし、飛行要塞はキングの指令であるバハムートのメガファイヤに押され始めていた。

「火力の差が歴然としています。リリア、大丈夫ですか?」
「せめてマジック達がこっちにいてくれたら、違うんだけど・・・」
「でもそうしたら・・・」
「そうなの。リバイアサンを抑える者がいないわ。」

光の檻が消えた。
リバイアサンは竜巻を今度はマジック達にぶつけ、べヒーモスと共にエリックを
狙って一気に動きだした。
その2体の攻撃は、山すら破壊しかねなかったのである。

「エリック!!逃げて!!」
「マジックガール、君がシールドでエリックを」
「師匠~~~~!!魔法力が~!!もう全然ダメ!!!」

4つの竜巻を防ぐ二人は、もうほとんど力が残っていなかった。


黒い雲、唸る竜巻を見上げながら

キングが叫んだ。


「オーディーン、召喚!!

その斬鉄剣にて、全てを切り裂け!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話はフィクションです。)
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by f-as-hearts | 2015-02-11 01:00 | SFサウザンドアイランド