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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

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by f-as-hearts | 2014-11-29 23:33 | 祈り
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by f-as-hearts | 2014-11-29 11:59 | 祈り
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祈り
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by f-as-hearts | 2014-11-27 23:11 | 祈り
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by f-as-hearts | 2014-11-27 15:24 | 祈り
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青い星



  祈り

 
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by f-as-hearts | 2014-11-25 21:58 | 祈り
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by f-as-hearts | 2014-11-25 20:35 | 祈り
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by f-as-hearts | 2014-11-21 01:46 | 祈り
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by f-as-hearts | 2014-11-21 01:43 | 祈り
第 7 話 「 伝承の魔法の謎 」

巫女 ミーリア
大神官 カザード
火の精霊 カグウ
水の精霊 シューリン

ブラックウィザード ラウムグルーズ
銀の爪 ソーソラー
紅炎の魔女 エークメリア
黒い賢者 ツエラツェトス
十音の幻 カーグラー
緑の手 レトス



ラウムグルーズが飛び立つのを見送って、エークメリアは
巫女ミーリアとの関係が、ラウムグルーズにとってどんなものなのか
考えあぐねていた。

そこに一羽の鳥がやって来た。
鳥は、エークメリアの頭にとまると話しかけてきた。

「エークメリア。 師匠になんて無謀なことを言うんだね。」

「ツエラツェトス。わざわざ嘲笑いに来たの?」

「冗談。そこまで私もヒマじゃない。師匠のお考えが段々読めてきたんでね。
それを相談に来た訳だ。」

「・・・それは凄い。是非聞かせてもらいたいわ。」

「ただじゃあないな。そちらの持っている知識と交換だな。」

「・・・・・・・・・・・!そう。それが妥当なところね。

それじゃあ、あの山の頂上で、話をしましょう。」

バサッとエークメリアはマントを翻した。途端にその姿は紅い鳥に変化した。

2羽は空へと舞い上がっていった。



山の頂上付近には、とんびが油断なくこちらを見ていた。

「はは、あれに狙われるのもなんだかな。 もういいか。」

ツエラツェトスは元の姿に戻ると、スイッと木々の間をすり抜け、倒木に腰掛けた。

エークメリアも同じく、髪の毛を掻きあげると、その近くの切り株に腰掛けた。

「相談と言ったわね?師匠のことって?」

ツエラツェトスは気分で髪の色や姿を変える。今日はどうやら真面目な気分だったらしい。
濃紺に光るマントに、同色のスーツ、黒い髪で少し痩せた顔を隠していた。


「エークメリアも探しているだろう?至高の魔法である伝承を。

・・・我々がラウムグルーズ様に御仕えしながら、いつか創り出すことを厳命されている、

あの、魔法だ。エークメリアは、あの巫女のことを関係あると思っているようだが。」

「・・・それは!!

あの巫女には、とてつもない精霊がついているのよ!

だからそう、師匠に言ったわ。でも私はあの精霊くらい倒せるだけの力があるって・・・」

「無理だな。 あの巫女の一族は、先祖代々大神官の家柄だ。

そこに護りとしてついている精霊が、魔女ごときに倒せる筈が無い。」

エークメリアの顔が歪んだ。

「何故、それを?!」

「使い魔をあの神官達の中に入り込ませたんだ。それは小さな・・・まあ、そんなところだ。」

「・・・知識ってそういうこと?・・・じゃあ、私も少しは話すわ。

正反対の、対極にある力が必要だ・・・っていうことよ。


でもそんなの、火と水、土と風、そういうものじゃないの?!」

「・・・・・・・・・聖と邪、光と・・・・・・・」ツエラツェトスはゆっくりと息をつくように話した。

「・・・・・・闇だろうな。」


「・・・・・・・・・!!!それをひとつになんて、出来るわけが無いわ!!!」

「それがね、それをラウムグルーズ様はやり遂げるつもりなんだ。


どれだけのエネルギーが必要か、考えたことはあるかい?」

エークメリアは首を振った。

「何故、そんなことをお考えになられたの?!」


ツエラツェトスは笑った。

「さあな?  我々とは違うんだ。始祖様は。

きっととてつもない夢の中で、それを創るおつもりなんだろう。」

ツエラツェトスは遠い人のように言う時は、いつも師匠と言わずに始祖と言う・・・

エークメリアが言う意味とは違う、それを2人ともわかっていて、使い分けていた。



2人は光が降り注ぐ山の頂上で、下界に流れる雲を見つめた。

ラウムグルーズが5人に伝承した魔法の話・・・

巫女ミーリアの精霊と大神官の血・・・

対極にある星と言った、ブラックウィザードには持つことができない力・・・

それらを総合して、導き出される答えはひとつだった。



「・・・そんなの、世界が崩壊するような魔法よ!!

世界が壊れてしまったら、私達も生きていられる筈はないわ!!」

ツエラツェトスは遠くを見つめていた。


「我々が決めることでは無いよ。

始祖様が、神々と何かを伝え合われたのかもしれない。

魔法使いであるということ自体が、もう神々の手の平の上なのだから。」


エークメリアはいきなり立ち上がると、杖を握って首を振った。

「わかったわ。


ラウムグルーズ様を止めるには、私が先にその魔法を完成させればよい

そういうことよね。」

「?!何を言ってーーー」

「それが、師匠を超えることになるわ!!」

突如として竜巻がエークメリアを包み込んだ。

「それがラウムグルーズ様に認められる唯一の方法!!!」

ツエラツェトスは手を伸ばしたが、竜巻に阻まれ、エークメリアに声は届かなかった。

「エークメリア!!!そんなことが出来るはずがーーー」


エークメリアの姿は炎の色に染まっていた。

「やってみせる!!!!必ず!!!!!」

竜巻と共にエークメリアは空へと一気に昇った。




ラウムグルーズは巫女ミーリアと秘密の逢瀬を重ねていた。

大抵は、ミーリアが1人になる宵闇に紛れて、霧のように静かに現れた。

ミーリアの傍にいる火のカグウは、何故か水のシューリンがブラックウィザードを
悪く言うのを、反対するように、庇うのだった。

「みーりあがさ、たのしそうなんだからいいじゃんか~~!」
「そんな訳ないでしょう!!」
「でもさあ、みてごらんよ~~~~!!みーりあ、あんなにわらってるよ~~!!」
「そんなの、騙そうとしてるからに決まってるわ!!」
「でもみーりあは、だれのこころでもわかるって」
「あ~~~~~~~~!!!もうっ!!!!馬鹿なんだからっ!!!
そういうこといわないのっ!!!あの男は力が欲しいだけよ!!!」
「そうかなあ??みーりあのそばにいたら、ちからがうすれるんじゃ」
「精霊の、私達の加護を忘れたの?!馬鹿カグウ!!!」
「うっわ~~~~~~~!!ひどいよ~~~~!!ばかしゅーりん!!!」

精霊の会話がテーブルの脇の花から聞こえるせいか、2人は笑った。

「随分おしゃべりな精霊だ。」
「そうなんです。私のとても楽しい友人だから。」
「・・・友人?

精霊が、友人とは。子供の頃から傍にいたから、かな?」
「そうかもしれません。彼らは純粋なのです。」

ラウムグルーズはじっとミーリアを見つめた。

「人の心がわかるんだね?」
「そうなんです。

ですからあなたが危険ではないとふたりには伝えました。」

ラウムグルーズは頷いた。
「・・・残念なことに、歳だけは重ねているものでね。

だから待つ事には免疫ができたよ。
急いでも人の心は、たかだか明日のことまでしかわかりはしない。
私がミーリアにとって大切な人になれるかどうかは、神のみぞ知る。」

ミーリアも頷いた。
「さらっと、大人だと言われるのですね。
でも私には、そこにいる精霊と同じに感じられるのですけど。」

「ははあ、バレてましたか?
そうだね、今、とっても残念なのは、そこなんだ!」

「残念ではないです。私も楽しいことを待つのは好きなんです。」

闇は窓の外を覆い隠し、ふたりは話をしながら時間が経つのを忘れていた。

「この時間は、父も就寝していますから、気になりません。
でも、きっと私とラウムグルーズ様がお話しているのを見たら、驚くのでは
ないかしら。」

ははは、とラウムグルーズは笑った。

「そなたの父は、私の名前を間違えて覚えていたぞ!
それも初対面で大声で呼ばれたな!」

「父が、ですか?」

「そなたの父も、そのまた祖先らも、みんな名前を間違えて覚えていた!

私はそういう遺伝でもあるのかと言ってやった!!」

今度はミーリアが大声で笑った。

「まさか!あははは!!」

ラウムグルーズはふふっと手を伸ばすとミーリアの手に触れた。

「本当の話だよ。ミーリア、君にはもっと話したいことがある。

だがまた今度、話をしよう。

それじゃあね。」

ふっと微笑んで、ブラックウィザードは消えた。




「ほらみろ~~~~~!!いいやつじゃんか~~~~!!」
「・・・・・・・・・・」

ミーリアはふたりに言った。

「ラウムグルーズ様をご存知?って、明日お父様に聞いてみようかな。」
「えええっ?!ミーリア、そんなこと言っちゃだめ!!」
「なんでさあ??はなししてるだけじゃんか~!!」
「・・・・・・ふふ、うそよ。」

ミーリアは闇の翼の音が聴こえないかと窓から外を見上げた。
夜風が急に冷たく感じて、襟元を合わせた。


「・・・・・・・・それじゃ、また・・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話はフィクションです。)
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by f-as-hearts | 2014-11-19 21:58 | ブラックウィザード
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by f-as-hearts | 2014-11-18 00:49 | 祈り