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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

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・・・ 然れども彼らは翼を高く張りて進まん。走れども疲れず、歩めども倦まざるべし。
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by f-as-hearts | 2014-02-24 20:32 | 祈り
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クィーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         




第六十四話 「 新種  」



遺跡に入ってすぐの壁は円筒状で、石の窓が螺旋状に整然と並んでいた。
「明るいや!!壁にいっぱい葉っぱがあるよ~~~!!」
遺跡の中は視野が狭まったせいで、かなりはっきりと全体が見えるようになっていた。

ガルルルル・・・・・・・・・・

高い段の上からとても奇妙な牙の生えた獣が吼えた。
「うわあああああっ???」エリックは叫んだ。

その豹を見て、サカマキは大声を上げた。
「あれは?!サーベルタイガーじゃないかっ??」
「ええええ???サーベルタイガーって絶滅した筈じゃ・・・・・・・」
「エリック!!

その獣は、クィーンのーーー」

リリアが最後まで言う前に、その獣はエリックの前に飛び降りてきた。

スタッ

その獣は肩まででもエリックの背丈を越えていた。
その上顎から生えている二本の牙は、まるで象の牙のように、長く鋭く
ゆうに50センチはありそうだった。
獣は顔をあげて、エリックを見つめると、ゆっくり数歩歩いて止まった。
その後から、人の影が動いて現れた。

「あははっ!!!やっぱ驚いてる!!くくく!!やりいっ!!!」

「あっっ?!れぜんだちゃんだ!!!!」
エリックの声に、全員がびっくりしてその顔を見つめた。
そこにはさっき見た、可愛い(らしい)れぜんだが、いた。

「うふん。いやだな~~~!!!なんでその名前知ってんの???
まあさか、誰か言いふらしたのかっって???おっかしいな~~~???

エリックう~~~~!!!今度はまっけないんだからねっっ!!!!

あんたなんか、あんたなんかっっけっちょんけっちょんのぐっちゃぐっちゃの
ゴミなんだからあ!!!!!!!」


「うわあ・・・・・・・・・・
なんか、ひどいことになってませんか???」サカマキが慌ててリリアに
尋ねた。
「・・・・これ、やっぱりクィーンの作戦なんだわ・・・・」








「ぶーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!」
「期待にお応えしてますね。その反応。」
執事はティッシュボックスをレゼンダに渡しながら、ハンカチを口元に当てていた。

「クィーーーン!!!!!!

こ、こここここっっこれは何っっっ????」
「れぜんだちゃんだそうです。」
「ちがあああああああうっっ!!!!!!!

これは誰に許可をとって」
「取らなくてもいいそうです。クィーンの新種なんだそうです。」
「キングに電話をっっ!!!」
「メールしたそうです。あなたに」

レゼンダはメールを開けた。



「  レゼンダへ


クィーンは目覚めたが そのまま消えてしまった。

今わかっているのは 新種のひとつが 君そっくりだということと

どうやらクィーンは 君に言いたい事があるらしい。

不満はあるだろうが クィーンを見つけるまでは 我慢して欲しい。


                                 キング   」


レゼンダは息が止まったのか、顔が真っ赤になっていた。

「 が、我慢???????このキャラを見ても、我慢しろと?????」




レゼンダが見つめているスクリーンには、顔文字ヽ( ゜ 3゜)ノが浮かんだ
とんがり帽子を被ったれぜんだちゃんが、きゃっきゃとエリックに噛み付いて
いるところだった。

「私のさーべるタイガー、かっこいいだろ~~~~!!!えっへんっ!!!」

<( ̄^ ̄)>

「うわあ~~~~???帽子がうっさい~~~!!!!」カネムラが喚いた。
「ですね。これはかなり挑発してますね。」「そうなの・・・・・・困ったわ。」


「ねえねえっ!!!サーベルタイガーってさ、ペットなの?」
エリックは興奮しながら聞いていた。
「ふっ・・・・・・・・・・・


どーしよーかな~~~~!教えるの?




やっぱやーーーーーめたっっ!!秘密だも~~~ん!!!」

♪~( ̄。 ̄)

「ううううっっ!!!!!!

なんかむかつくっっっ!!!!!エリック、僕もそっちに行きたいんだけどっっ!!」
カネムラまでが興奮し始めていた。

エリックは目がぱっと見開くと、れぜんだちゃんに手にしていた骨を投げた。
それを跳んで咥えたのは、サーベルタイガーだった。

「あははははっっ!!!!!さーべるちゃん、やっぱさすが!!!!

エリック、それじゃああ~~~~!!!!

こっちの大広間で戦うよ~~~~~!!!!

さーべるちゃんもやりたいって!!!!ヽ(`◇´)/」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2014-02-15 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クィーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         




第六十三話 「 城の遺跡  」


エリックはその城の前で、あまりの外観に見上げたまま
驚きの声を上げた。

「 本物のお城だあ!!!!!」

皆もその威容にあっけにとられていた。

城、というより、巨大な遺跡・・・・
まず門が、幾重にもあった。それらも全て石。
一つ一つが重量のありそうな石積み、その石も切り出したのが
一体何千年前なのかというようにびっちりと苔や雑草、細い蔦や
根を這わせた木々に覆われ、元々ここに住んでいたであろう王族が
この地でどのように暮らしていたのかすら、想像もつかなくさせていた。

「こんなジャングルの中に、いきなり文明???
ここにそんな種族が住んでいたとして、いつの時代でしょう??」
「こんなに植物に覆われているのを見ると、確かに何千年も前の文明
なんでしょうね。・・・・それより、ここの城をどうやってゲームの環境に
??どうみてもCGでは無いようですが??」

―――本物の遺跡の映像です。解像度を上げても人間の目で捉えた
映像なのは間違いないようです―――

「もしかして」とサカマキは言った。
「今映ってる映像を、PCのカメラで見てるの?」

―――そうです。前面カメラのみですが―――

「つまりね、CGでは創りきれない余計なものが沢山映るっていうことね。」
「はい???」

「あははは!!!!リリア~~~~~!!!みてみてっっ!!!!
からっからのトカゲの干物だああ!!!!まっくろだ~~~~!!!!」
「エリック。やめなさい。」
「鳥も食わないね~~~~!!!ほらっっ!!!」
エリックは楽しそうに、目に見える動物の骨や死骸、木の枝なんかを拾い、
空にいる猛禽類にぶつけようとほうり投げていた。

―――リリア 貴女の見ている視界もここに繋いでくれませんか?―――

「PC?どういうこと?」

―――そのトカゲの干物、見たいですヽ(`▽´)/―――

「なんかその顔むかつくんですけど」「え???」サカマキはリリアの顔を
驚いて見た。
「あっはははは!!!でっかいな~~あの鳥~~~!!!
みてみて、リリア~~~~~!!!こっちみてるよっっ!!!!」

リリアはPCに新しくリリアの視界も繋いだ。
リリアが部屋に広がる森の空を見上げると、エリックの言った大きな鳥が
上空から急降下してきた。

「うわあっっ?!!!!」

バサバサバサッッ!!!!!
それは大鷲だった。

城の大扉の前、石の大門の上に、鷲は降り立った。
そしてその横顔でエリックを見ると、翼を広げてみせた。
それは威嚇なのか、そのまま前を向き前傾姿勢になると
まるで彫像のようにエリックが来るのを待っていた。

「凄い・・・・・!!!まさか、あの鳥はクィーンの?」サカマキが感嘆して言った。
「ええ?何の話ですか??」「あ、そうか、カネムラは前のダンジョンを
観ていなかったからな。もしかしたら、あの大鷲も、クィーンの持っている
カードのキャラクターかもしれないんだ。」

エリックが大鷲を見上げながら大扉の前に進むと、大鷲は一声啼いた。
その声は部屋にいながらにして、大自然の中にいるような錯覚を起こさせた。

その声とともに、大扉が開いた。

「凄いやっっ!!!!なんかドキドキするねっっ!!!!」

エリックの顔はいよいよ輝いていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2014-02-14 00:00 | SFサウザンドアイランド
第 5 話 「  精霊   」


ラウムグルーズの飛んでいく先に、赤い光が光った。

「エークメリア・・・・・」

黒鳥はエークメリアがひとりで空に浮かんでいるところまで飛び
その目の前で、止まった。

「師匠・・・・」

「もう、師と弟子ではないと言った筈だが。」

エークメリアは首を横に振った。
「いいえ。

過去に師と仰いだ貴方を、師匠と呼ばないのは、ただの恩知らず
でしょう。

それに・・・・あの巫女との会話を聞いては。

師匠、どうかお止め下さい。
あのような立場の者と、関わるなど、もっての外というものです。」

黒鳥は飛び去ろうとした。

「お待ち下さい。

もしこのまま、話を聞き入れて頂けないのなら、あの巫女
無事ではすみませんよ?」

黒鳥は振り向かずに飛び去った。


エークメリアはミーリアのいる神殿の中庭へとあっという間に
飛んできた。
エークメリアはミーリアが座っている庭を、炎で燃やそうとした。

「ラウムグルーズ様に近づく者は、誰であろうと許さない!!!!」


紅蓮の炎がエークメリアのその杖から放たれた。
庭の上空にその炎の塊はドオオーーーーーーンと音を立てながら
墜ちてきた。

バシイイイイイーーーーーーン!!!!

空中に氷のヒビが入るような音がして、炎は止まった。
炎が氷に掻き消された後、その宙に水の精霊が浮かんでいた。

「今度は炎使いのエークメリアね。巫女に攻撃しようとは。
ラウムグルーズの手下か。」

「水の精霊ごときに、私が負けるものか!!!!」

「勘違いもはなはだしい。勝ち負けなどと言う言葉は私達には
関係がない。ミーリア、ここから離れて、神殿に行って。」

水の精霊が両手を伸ばすと、その指の先から
10本の凍る風がエークメリアへと吹き始めた。

その風は細かな氷片となって10本の網のように、捕らえると
魔法使いを包む雪の蕾のように閉じようとした。

「何をっ!!!!」

炎を最大にしてエークメリアはその蕾を焼こうとしたが、その雪は
あっという間に魔法使いの杖を凍らせた。

巨大な雪の蕾は、ドドーーーーーンと地上に墜ちて、パラパラと
その花弁を散らした。

エークメリアは凍ったまま、地上に横たわった。

「氷は自然に融ける。それまでは動けないだろう。」
水の精霊は静かに空中に消えた。

神殿へと戻るミーリアの肩に、炎の精霊カグウが乗ってきた。

「みーりあ、水のしゅーりんはおこるとこわいよね。
でもぼくほどじゃないけどさあ!」

ミーリアはカグウの手を握った。
「カグウ、あなたは怒らないでね。あの魔法使いは、また
私のところに来てくれるのですって。」

カグウはソワソワするのか、ミーリアに訊いた。
「なんでさあ?らうむぐるーずはみーりあにあいにくるの??
みーりあ、もしかして すきだってこと?

ねえねえ、そうなの?ぼく、だれにもいわないから
おしえてよ!!」

ミーリアはちょっと微笑んだ。

「ええ??ほんとにい??」

そこへ水の精霊が戻ってきた。

「このおばかっ!!!ブラックウィザードのことを知らないの??
カグウは何にも知らないくせに!!!
ミーリア、彼に優しくしてはいけません!!!!」

ミーリアは倒れているエークメリアを見た。
そしてシューリンに話しかけた。

「シューリン、私もブラックウィザードのことを知らないの。
だから怒らないで訊いて。

神々のこともラウムグルーズは知っているようだったわ。
私は彼を知らないのに、彼が悪い人には見えなかった。

どうしてなのか、知りたいの。」

シューリンは笑った。

「そうだった。カグウ!さ、行くよ!
ミーリア、いつでも私達はそばにいるからね。」

「ありがとう。いつもそばにいてね。」


精霊達は姿を消した後もミーリアを見つめながら話していた。

「カグウ! 神様はミーリアと魔法使いを近づけさせないように
言ってるわ。」「え?そうかな?しゅーりんそれうそっぽいよ~!」
「カグウこそ!何故私の言う事を聞かないの?」
「だってみーりあがあいたいっていってるし」「それでも駄目なの!」
「もしかしてしゅーりん、らうむぐるーずにやきもちやいてるっしょ?」


「あ、ちめたいちめたいっっ!!!!やややっちめたいっっやめて
やめてっ!!!!」「ちめたいじゃないわ!炎のまま凍らせてあげる。」
「ごめんよ~~~~!!でもやっぱりやきもちじゃないか~~~!!」
「違うわ。」

シューリンはカグウの頭をコツン!と叩いた。
「ミーリアは神様のお気に入りよ。
私達がしっかりしなきゃ!カグウ、あなたもね!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話はフィクションです)
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by f-as-hearts | 2014-02-03 00:00 | ブラックウィザード