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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

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異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第五十五話 「 謎解きはやはり鍵だったりする 」


キングのメールは簡潔だった。


ーーーフールよ  次のステージで 待つ。ーーー

「やった~~~~~~~~!!!!!!!

次の、ステージがあるって!!!!!!やったあああ!!!!!」

「・・・・・それって、凄く怖いですよね?」「 そうなんだけど・・・・エリックって
そんなこと考えない性格だから。」「そうなんですよね。」

リリアはメールが届いた訳を分析しようとしていた。
「エリック。 さっきまでの戦い、何かおかしくなかった?」
「うん?おかしいって??」
「マジックが言ってたでしょ、バグのせいで、なんでも質問に答えられる
ようになったって。」「そーだ、バグって何?」
「そこも問題ですよね。バグって、つまりー」
「システム上の、エラーが同じゲーム内で存在して、なんらかの障害に
なっている・・・・ということかしら。
本当なら出来ないことが、可能になっていたり、もしくは、出来なくなったり・・・」
「システム制作側の使っていた抜け道っていうことはないですか?」
「それを探していたんだけど・・・・それをできるのは限られた鍵を持つ人のみよ。
皆が持つ物とは、違うらしいの。だから、エリックが持っているカード、それも
特殊、だということになりそうだわ。」
サカマキはその意味に愕然とした。
「エリックがその特別な鍵を???」

そこにカネムラがぼーーっとした顔でやってきた。
「・・・・おはよう ござい ます・・・・」
「おはよ~~~~!!!カネムラ~~~~!!!
僕ね、キングからちょうせんじょうもらったよ~~~~!!!!」
「は??・・・・ちょーーまて、まったくなにがなんだか・・・・・」
「そうね。想像以上に、問題がありそうね。」「私にはどうすればいいのか
まったくわからなくて。ごめんな、エリック!」
「大丈夫っっ!!!!僕にはおばけもマジックもいるからさ~~~!!!」
「ふふふっ」「リリアさん??なんの話ですか?」
「カネムラにも教えてやるよ~~!!へっへ~~~~~ん!!!!」
「むっか~~~~~~~ああああ!!!!

お前になんか、一生聞くもんかっっ!!!!!!」

「・・・・・・すっかり目が覚めたようですね。」「ほんと。」
「それじゃ、カネムラ君、今までの状況をざっくり説明するよ。

エリックは、自分のカードを、カードマスターレゼンダから勝ち取ったよな。
それから、そのカードをリリアと一緒に調べていたら、このカードから
ゲームの中の居城のような、ダンジョンが現れたんだ。
そこには、そのカードの持ち主エリックしか入れなかった。
エリックは実際にそこで、カードバトルをしたんだが・・・・最終的に敵方の
ナイトによってそのダンジョンは破壊されて、終わった。

・・・・いや、ナイトは負けたんだが、結局逃げたんだな。」
「入れるダンジョン???3Dみたいなものですか?」
「体感型、とでもいうのか・・・・エリックには中が、はっきり見えていたらしい。
カードと、シンクロしているとしか思えないんだけどね。」
「エリックにしか、見えない・・・・・・不思議といえば不思議ですね。
・・・・何か、道具があったんですか?」
「いいや。このカードだけだ。」
「それで、中のキャラクターとの会話で、わかったんだけど・・・・
主、というメンバーがそのゲーム世界を創っていた。」

エリックが話したそうにしているので、リリアがうなずいた。
「マジックがねっっ!!!教えてくれたんだ!!

ナイトのオーディーンと、キングが、二人であのダンジョンを壊したんだって!!」
「そうなの?!

それは、ふたりじゃなきゃできなかったっていうこと?」
「うん。なんか、中と外と一緒にじゃなきゃ壊れなかったみたいだよっ!!」
「・・・・・・・・・!

外からの鍵と中からの鍵、両方揃って初めて破壊できる・・・・
主のメンバーの、キングって、一体・・・・・・・・・」リリアは考えているようだった。

「それでねっ!!!今、キングから次のステージで待つって、メールが着たんだ!!
凄いでしょ~~~~!!!!」

「凄い怖い。」「大丈夫だよ~~~~!!!僕にはおばけがついてるもん!!!」
「おばけ???なんのカード???」
エリックはカネムラにカードを見せながら大騒ぎしていた。



ーーーそして、こちらはキングとレゼンダ。

「レゼンダ。

先刻から聞いていたと思うが、クィーンの伝言通りだ。新しいステージの新種は
レゼンダには難しいだろう。
それから・・・・執事、少し席を外してくれないか。」

執事は礼をすると、部屋を出て行った。

「クィーンに会ってくる。」

レゼンダはうなだれるように下を見ていた。

「・・・・君にも、更なる精進を期待する。」

PCの中のナイトが、キングに呼びかけた。

「キング、次は!!!エリックに絶対負けないだけの策があります!!
私を、どうかーーー」

「決めるのは、クィーンだ。」

ナイトも沈黙した。

キングはその部屋を出て、執事に言った。
「 大丈夫だ。たまたま君に、私の知り合いが興味を持ったようだ。
今は、君に張り付いてはいないよ。

・・・・君には、何の落ち度もない。

そうだな、レゼンダに、食事を出してやってくれないか。」
執事はやっといつもの穏やかな顔になって、返事をした。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-10-23 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第五十四話 「  仮想無限城の王  」


キングがこの大きな仮想無限城の世界を自ら破壊したーーーー
それはレゼンダら、カードを創った上位者に衝撃を与えた。

「キング!!!

クィーンは!!・・・・・クィーンはなんておっしゃられたんですか?!」

「・・・・次のステージはもう始動しはじめているそうだ。

だったら、ここを破壊することに、何のためらいも無い。

・・・・フールに、このまま乗っ取られるよりは、そうした方が格段によい。」

「私は、乗っ取られません!!!」
「いや・・・・・・・・

君にはわかるまいが。

レゼンダ、エリックが戦っている間、何故私との接触を嫌った?
それが、ひとつの答えだ。

それから・・・・・・

私は、自らの自由を手放すつもりは無い。

・・・・わかっているな?




イムズ?」


じっと椅子に足を組んで、指を見つめているキングが、唐突にイムズの
名を挙げたので、レゼンダはえっと声をあげた。

「・・・・・・・・・?!ここに、着ているんですか?!」
レゼンダはきょろきょろと辺りを見回して、そしてはっと気がついて
下を向いた。

キングは仮面の中の眼を、閉じた。

「 必要最小限の情報しかもっていないよな、執事?」

執事はレゼンダ以上に驚いているようだった。

マドックスはその声にぞくっとして、執事から離れた。



マドックスは慌ててテレパスの防御を行うと、沈黙した。
イムズ将軍はいつの間にかマドックスの隣に現れた。

「キングが、まさかレゼンダの・・・・・カードマスターの中のキングだったとはな!!」
「どういうことでしょう??私のテレパスを、感じていたんですか??」
「・・・・さあ、な・・・・

だが、能力については、おおよそのことがわかった。

・・・・・仮想無限城を創造する能力・・・・・・


そして、それは、まったく新しい世界、だ。

ゲーム、なんてもんじゃない!!

その中では彼の操る主が、人々を支配もし、遊ばせもする。
そこでのルールは・・・・・・
どうやら、エリックには通用しなかったようだが。

・・・・・・ふん。

レゼンダも、主のメンバーだということか。それじゃあ、今頃、俺の名前を
聞いて、腰を抜かしてるだろうな!!!」
マドックスが頭を抱えて言った。
「 ・・・でもそれ、必要最小限の情報だって、言われてしまいました。」
「・・・・カードを持たざる者には、どうやっても関われないっていうんだろ?

異次元でも異空間でもない、彼らが全てを支配出来る世界ってことだ!!!

・・・・それと、アンドロイドとどういう繋がりがあるんだ????」

マドックスとイムズは揃って唸り声を上げた。

「俺は、つくづく、科学者の頭ん中ってえのは、理解できねえよ!!!」
「・・・・イムズ将軍、異次元の中も、私には理解できませんけど。」
「!ま、いまさら、か~~~~~~!!!」「ですよね。」



キングは先程までの状況と時間の経過を振り返っていた。
そこに、ナイトが戻ってきた。
ナイトの紋章がPCの中に浮かんで、キングにコンタクトを求めていた。

「キング。

申し訳ございません、エリックをーーー」

「・・・・君のカードが、エリックに渡らずに済んだ。それが重要だ。

今回は最悪の結果にならなかった、だが、当然君には猛省してもらうがね。」

「! 申し訳ございませんでした!」

「君が少し壁を叩いてヒビを入れていたおかげで、素早くあの世界を破壊できた。
数秒の誤差で、救われたな。

・・・・ところで・・・・何があって、あの壁にヒビを入れたんだ?」

ナイトは口ごもった。
「・・・・・口惜しいことがありまして・・・・その、おばけのニーソックスの叛乱で・・・・」
「フールのことを、全く知らなかったようだな。」「ですが、今までこんなことは!!」
「我々はクィーンに救われたよ。
彼女が起きたことで、最悪の状況を回避した。
そして、新しいステージが出来ることを、我々はエリックに伝えねばならない。

・・・・新種が、すでに思考し始めているそうだ。
伝えるように言われたのだ、クィーンに。

今度こそ、私の出番だということらしい。」

ナイトが驚いて叫んだ。
「まさかっっ?!キング直々に???」
「状況は、これ以上待ってはくれないようだ。・・・・また君には連絡する。
今は、休んでいるように。」

レゼンダはじっとその話を聞いていた。




・・・・・その頃、エリック達は・・・・・

「カネムラ~~~~~~~~!!!!

聞いてよ~~~~~!!!僕ね、僕ね、すっごいお城で戦ったんだよ!!!!」

「うう・・・・・ん・・・・そう・・・・・・・・」「それでねそれでねっっ!!!!凄いんだ!!
見て見てっっおばけのカードだよっっ!!!!
でもさあ、オーディーンのナイトのカードは、どうして手にはいらなかったんだろう??
ねえどうしてっっ????」
「・・・・・・・・・・う・・・・・・うるさい・・・・・・わかった・・・・・いま起きる から・・・・・・」

サカマキがエリックの肩に手を置いた。
「エリック、リリアが呼んでるよ、さあ、こっちへ!」「ふあああい~~~~!」


「リリア~~~~!!どーしたの?」
「・・・・エリック宛に、メールが届いているのよ・・・・


・・・・キングから ですって。」

エリックの目が途端に輝きだした。

「ほんと???すごいやっっ!!!!早く読んで!!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-10-18 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第五十三話 「 最終決戦 」


エリックが立ち直ったのを見て、リリアはほっとしたようだった。
サカマキは聞こえてきた音楽と、エリックの歓声に、少し緊張が
緩むのを感じた。

「これは、持ち直したってことですか?」「ええ、そうみたい・・・」
「太陽神って、ギリシャ神話の?」「そう・・・・アポロン・・・・」
「カードゲームって、なんでもありなんですね!」
「ふふ・・・・・カネムラさんがお休み中で良かったかも。
絶対、エリックのやり方に不満があるでしょうから。」
「というか・・・・・カードであらゆる神話の世界が学べるんですね!!
これは知らなかったな!!!」
リリアは他のことも同時に探っていた。PC内に起こっている事象だった。


再び、エリックの陣営。


「さあ、あと1ターン。当然、攻撃開始ですよね!!!!」
マジックが杖を前に向けた。
「うふふっ!!!!こんなにヤル気なマジックを見られるなんて!!
呼んでもらえて、チョーーーーー嬉しいっっ!!!!!

燃えてきちゃった~~~~~~!!!ジャックランタン、最高の炎
お願いネッ!!!!!」

「うん!!それじゃ、マジック!!!これを!!!!」

エリックのカードを見てマジックは頷いた。
マジックとマジックガールの杖の光が天を指した。

「我々の陣営に火の属性のみ三人以上いて、その炎のエネルギーが
MAX10000以上ある場合、召喚出来る。

我は召喚する 炎の魔神 イーフリート!!!!!

敵を燃やし尽くせ!!!!!」


魔神イーフリートは、空から隕石の如く降りて来た。
そして、そのままオーディーン達の城に巨大な炎の塊となって
ぶつかっていった。

一瞬・・・・・・・・

何も見えない程眩い閃光に包まれたが、爆発音が響き、外にいる
リリア達にも、それが最終決戦だったのだとわかった。



光が収束していった時、そこは闇に包まれた。
エリックは太陽神が光っていたが為に、暗闇に呑まれずに済んだ。
「マジック、敵は?」「・・・・どうやら、こちらが勝ったようですね。」
「じゃあ、僕達、次のステージに行けるんだね!!!」

太陽神は首を振った。
マジックとマジックガールは、エリックの手を、両方から握った。
「エリック。

あのオーディーンは、我々を創った主の一人です。
先程の爆発、あれは・・・・・・・

オーディーンが、キングと共に、ここの壁を壊して・・・・・・

つまり、ここを放棄するということで、破壊を行った音なんです。」

「えええっ?!ここを壊したの????」

「そうです・・・・・・・・・

オーディーンのナイトと、キングが、同時に壁を内と外から破壊して
はじめて・・・・ここは壊すことができる・・・・・・・・・」

「エリック!!!一緒に戦えて嬉しかったわ!!!!
今度は、あなたのカードとして、いつでも召喚してねっっ!!!!」

太陽神が消えた。辺りは闇に包まれた。












「・・・・・・・・えりっく・・・・・・なんでかなしそうなんだよ

やっぱ おばかちゃんだな・・・・・おれがいなきゃ・・・・・・・

やっぱ おれって ふこう・・・・・・・・・



・・・・それでも いいけど さ・・・・・・・へへっ」

おばけがふいに現れると、エリックにおいでおいでをした。

エリックはおばけの後を、一生懸命追いかけた。

「 おばけっっ!!!!待ってよ!!!!!」

「 ・・・・へへっ・・・・・・ おばけ が つかまる わけ

ないだろ・・・・・・ おばかちゃん だな ・・・・・」



「エリック!!!!!」「エリック?!おかえりっっ!!!!」


エリックはいつの間にか倒れていたらしい。
覗き込む二人の顔が、笑っていた。

「あれ???  おばけは????」

エリックは現実に戻っていた。

握っていた手の中に、おばけのカードが笑っていた。
その、裏には、マジックとマジックガールのカードもあった。

「・・・・・・おばけが 助けてくれたんだ・・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-10-12 00:00 | SFサウザンドアイランド