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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

<   2013年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第四十二話 「 とりこみますか? 」



マジックは攻撃しつつ、新たなカードを出した。

「 さあ、それでは、リバイアサンを海へ戻し、それによって

わたくしの頼れる守護神 オーディーンを召喚致します。 

いでよ、オーディーン!!!」


神話のままに、6本足のスレイプニルという神馬に乗り、

オーディーンは神剣を抜いて、現れた。

その兜は巨大な銀角が二本、磨き上げられた鎧は怪しく光り

その傍にいるだけで、切り刻まれそうに思えた。

兜に隠れた顔は、精悍で深い陰影のせいで表情はまるでわからなった。


バハムートと飛空要塞のバトルは、互角。

そのまま互いの陣地へ戻っていた。



「バハムート、一旦防御。

オーディーン、空駆けるスレイプニルに乗って、攻撃!!!」

マジックは自信ありげに言った。



「なんだって???

こっちは機械なのに、剣で太刀打ち出来るわけないじゃないか。」

「サカマキさん、それが・・・・・あれは、あの剣は、斬鉄剣なのよ!!」

「え???えええええ?????」


「要塞、ミサイル発射!!!」

だがミサイルは、斬鉄剣の一閃で、真っ二つになった。

「続けて、レーザー砲発射!!!」

それは、無敵の盾が弾いた。

「うわあっっ????凄いっっ!!!!!」
エリックはその姿に、眼を輝かせた。

「凄い、かっこいい!!!!」

「おまえな・・・・・・・・このままじゃ ようさい あぶないぞ・・・・・

いいのかよ・・・・・どうするんだよ・・・・・・・」



その声を聞いて、オーディーンはくるっとおばけの方へ駆けて来た。



「・・・・ おばけのニーソックス。


   私だ。 わかるか? 」


おばけはその声に驚いて 止まった。


「・・・・・・まじ か ・・・・・ ないと   じゃないか!!」



「 そうだ。 私は バグが 許せない。

オーディーンの召喚を待っていたんだ。



・・・・・どうした? 私が何を言いたいか、わかっているな?」

これにはマジックも驚いていた。

「!! おおっ!!!

ナイト様!!!!なんと恐れ多い!!!

この、バトルに参加されていようとは!!!!」

おばけは 慌てて消えようとした。


「 待て、ニーソックス。

おまえは こちらのマジックの側で 戦うんだ。」

「・・・・・・・・・・・・・べ~~~~~~!!!」

おばけは消えた。

「・・・・・・・・・・むう!!!!

待てっ!!!!ニーソックス!!!!」

オーディーンは追いかけていってしまった。





「あららら????

ナイト様?????


ええっと・・・・・・・・・・追いかけていかれては、このゲームがっ!!






・・・・・・・うう~~~む・・・・・・・・・

なにやら、とりこみ中のご様子ですねっ!!!」



「!!~~~~~~!!!!!

おとりこみ中~~~~~~~?????

何をしているのよっっ!!!!勝てたゲームなのにっっ!!!!

ナイト~~~~~~!!!!!

そんなそんなそんな馬鹿な!!!!!!

戻ってきてよ~~~~~~~!!!!!!」



「・・・・・・・・レゼンダ様。

まったく、同情にたえません。」

「耐えてちょうだい。」
「たえません。」




サカマキは聴こえてきたことが理解できないようだ。


「はい??????」

「・・・・・・・・おとりこみ中で、よかったわ。

おばけって、ほんと役に立つのね。」

「はい??????はい??????」

「そうね、エリック?」



「う~~~~~~~~~!!!!!

オーディーンって・・・・・・ナイトって・・・・・・

なんだろう????

ねえ、マジック、ナイトってなんなの?」


「はい、それはもう素晴らしい方です!!貴族であられますよ。

このゲームのトップのお1人ですとも!!!!」



「え?

・・・・・・そんなこと教えてくれるの???

エリック!!!!どんどん、マジックに質問して!!!」


「うん。

マジック、ナイトとかって、キングの仲間だよね?
ここで最後に戦うの?」

「おお、ご存知ないのですね?!

ここは、あなたが皆の仲間入りする為の場所ですよ。

あなたは選ばれた人なんですから!!!」


「え~~~~~???

僕、仲間にならなくていいんだけどなっ!!!!

だって仲間同士じゃ、戦わないでしょ?」

「おやおや???

おかしなことをおっしゃいますね????

レゼンダ様からカードを受け取られたのでは???」

「ううん?

僕、レゼンダに勝ったんだ~~~~!!!

そしたら、ゲームの中で僕のカードを拾ったんだよ?」




「・・・・・・・・・それはそれは。



まったく、それではナイト様の、おっしゃる通りなんですね!!

バグの意味、わかりました。」

マジックはシルクハットを杖で出すと、くるくると回しながら

ポンッと上空に投げて、それをぱっとかぶった。


「 では、全力で 倒しましょうか。

でなければ わたくしも こうして答え続けてしまいますし。





・・・・・そうですよ。

これも、バグの副産物というところでしょうか?

・・・・・わたくしも どうもおかしいなとは 思っていたところです。


さて・・・・・・・こちらのターンでよろしいですね?」






・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・

( 「どこにいったんだ??ニーソックス???」

・・・・・トイレではないかとおもいますが。フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-06-27 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
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エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第四十一話 「 リリアおおいに悩む(苦笑) 」


マジックはその攻撃をかわされたことに、感嘆したように言った。

「カードの世界とはいえ、このように変形する要塞を拝見できたことは
まったく幸運です!!!

さあ、それでは再びこちらのターンでよろしいですね?」

「待って、それでは1ターン損をしてしまうわ。」
「確かにね。エリックは気がつくかな?」




ひゅ~~~~~~~ん・・・・・・・
「おばかちやんだな・・・・・・やっぱりおれがいないと・・・・・・・」

「あ、おばけ~~~~~!!!
ねえ見て見て!!!!!これさ、凄いだろ?」

「おいおい・・・・・・・おいおい・・・・・・・・・・

ターン終わるつもりか?」

「あっ・・・・・そうか~~~~~!!!!

じゃあ、おばけ~~~~~!!!

おばけの特技ってなに?」

「はあ・・・・・・・・?きえることだろ・・・・・・・・

おどろかすことだろ・・・・・・・・かべぬけとかだろ・・・・・」

「じゃあ、それ、リバイアサンをおどろかしてよ!!!!」



「ええええええ?????」
「サカマキさん、これがエリックだから。驚かないでね。」


「ええええええ?????」
「レゼンダ様。お約束ですか。」



「え・・・・・・・・・・・?」

おばけはそのまま、リバイアサンを通り抜けて驚かそうとした。

リバイアサンは一気にやる気(いやつまり攻撃力だが)がダウンした。

「おやや????」マジックが不思議そうな顔で言った。

「リバイアサンの攻撃力が1000ポイントダウンですか?!」



「・・・・へっ・・・・

そうさ おれの とくしゅこうかってやつだ・・・・・・・

わるかったな・・・・・・

このばにいる すべてのいきものの

やるきが1000ポイント ダウン するのさ・・・・・」



「でもアンドロイドと要塞は、関係ないのね!!」

「うん!!!!!

やりい~~~~~~~!!!!!

おばけ、グッジョブ~~~~~!!!!!!」


「とりついちゃったからな・・・・・こいつ・・・・こんなにおばかで

おれってふこう・・・・・・おまえもそうおもうだろ・・・・まじっく・・・・」


「いえいえ。不幸なんかじゃありませんとも!!

むしろ、それでいいんだと思いますよ~~~!!!

さあ、それではわたくしのターンです!!!!!」


マジックは杖を振って、カードを空中に止めた。

「さあ、わたくしのカードは、これです!!!!」


巨大な竜が空に現れた。

「空の覇者、バハムートよ!!!!

あの要塞を攻撃せよ!!!!」



飛行要塞とバハムートの、空中戦が始まった。

「アンドロイド・リリア!!!!攻撃して!!!!」


「了解。

バハムートに銃撃!!飛行要塞の攻撃、ロケット発射!!!

接近してバルカン砲連射!!!!!」


マジックも負けていない。

「バハムート!!!!要塞から離れて、火球をぶつけろ!!!」

「火球を追尾ロケットで迎撃。続けて、レーザー砲用意!!!!!

発射!!!!!」

「いっけえ!!!!!!」

エリックは叫びまくっている。




「・・・・・・うわあ・・・・・・・

昔観た、ロボット映画顔負けだ・・・・・・」

「・・・・・・・私ずいぶん攻撃的になっていますよね?」
「ええ!!!!頼もしいです!!!!!!」
「それ、嬉しくないです・・・・・・」
「え?かっこいいですよ!!!!!」
「それってどうなのかしら?」





「・・・・・・・バハムート、それはいいわ。

リバイアサン、バハムート・・・・

といえば、次は・・・・・・・・」

「ノリノリですね、レゼンダ様。」

「悪い??」

「いえいえ。どうぞどうぞ。」




・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ノリノリですがフィクションです。)
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by f-as-hearts | 2013-06-22 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
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エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
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イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第四十話 「 アンドロイド・アンドロイド 」



・・・・時間を遡り、ここは「アンドロイド・グランドクロスについて」の研究発表会場。

会議室ではプロジェクターが会議の内容を映し出していた。
会議の進行を務める司会者が入室したキングをみると、皆に手で合図を
した。皆が立ち上がると、一斉に拍手が沸きあがった。
皆は威厳はあるが若いその男性の胸に光る沢山の勲章に眼を留めていた。

会場には、リドル帝国の大臣とその書記、側近も特別席に詰めていた。
ワインバーガー氏と科学者メラニー、そしてプロジェクトのメンバーが粛々と発表を
続けていた。

「・・・・・・・この、アンドロイドの基本性能は、以下の通りです。
画像、資料は画面上でご確認下さい。

・・・・ここに特記させて頂きましたのは、グランドクロスの意味でもあります、
全ての人々との体験の共有という、未曾有のプロジェクトによる実験です。

・・・・この性能、この今まで培われた科学によって平和と愛を・・・・・・
言葉だけでは伝わらない世界の広がりをもたらすことによって
多くの人々に、人間では到底達することが出来なかった世界の体験を
可能にし、それをもって、この世界を見つめる眼を育てるのが

この、アンドロイドの使命であります。」

メラニーが、補足した。

「つまり、宇宙開発など、人間では不可能、もしくは大変なリスクを負う
場所での作業や、また地球上でも到達不可能な箇所での作業を担う
アンドロイドの、その視覚・聴覚などを大多数の人々と共有できるように
することで、世界をより大きく捉え、今まで知り得なかった情報と研究
材料の収集、それによって科学を一部の科学者のものとする閉塞状況
を打開できると思われます。

それは、これからの科学のあり方、情報のあり方、平和のあり方を大きく
変えるものと、我々は思っております。」


ざわざわ・・・・・・・・・・

「キング、無茶苦茶な科学者達ですね。」
「・・・・・ジェネラル・イムズ。着ていたのか。
・・・・ふふふ。相変わらず、神出鬼没だな。」

キングは背後のイムズに振り返らずに返事をした。
「・・・・・我々の大臣が話しをするようだよ。」


リドル帝国の大臣が挙手して登壇した。
「我々はリドル帝国の代表として、質問させて頂きます。

・・・・平和目的だというのは、理解しております。
おりますが、

それを可能にするには、国という規制を外さねばならないという
大前提があることを、まず伺いたいですな。

その、全人類的な表現には、大きな間違いがあると言わざるを
えませんな。

最大の出資者である我々の、当然の利益を護る為の
最低限の公約であると、ここでもう一度確認をお願いしたい。」

ワインバーガーの方を、メラニーはちらっと見た。
ワインバーガーは頷いていた。

「国の規制を外すことは、ありません。

それよりもっと大きな枠がある、という考えです。

それぞれの国、国籍、人種・・・・・国に護られている人々を
これからも国が護る必要は、絶対になくなりません。

ですので、国益が損なわれることはありません。」

「何故、言い切れるのですかね、話に整合性がありませんが?
その、もっと大きな枠、というものの存在を、示して頂きたいものです。
国連や国際条例など今更!そういうことをまさか、持ち出さない
でしょうな?」

ざわざわざわ・・・・・・・・・

ワインバーガー氏が、研究者達の間を縫って、壇上に上がった。
皆が、この研究チームの頭脳である男を、期待をもって見つめた。


「・・・・・・それが、どういうことなのか、皆様に理解していただく為に
我々のチームは秘密裏に動いてきました。

人々が自由に行き来できる世界は、あります。

それは、貴方が一番ご存知ですね?

リドル帝国次期総帥閣下。」


キングは微動だにしなかった。

イムズ将軍は、人に見られぬようにすっと壁から異次元へと消えた。

「・・・・・・・何のことか、わかりかねるね。

研究者という者は、どうも想像で話を進めるのがお上手のようだ。

・・・・・我々は、このプロジェクトの開発研究には興味はあるが、

さて・・・・・・では、このアンドロイドが実際に稼動するのは

何年後かを聞かせてくれ給え。」

「・・・・・・いつからでも。」

「・・・・・・ほう?

ではまず、我々出資者に、その恩恵を受けさせてもらいたいものだ。」

皆が、その迫力ある声に黙った。






・・・・こちら、エリックのいるダンジョン。


マジックは杖を真っ直ぐにエリックのその要塞ロボットに
向けた。

「リバイアサン!!!要塞ロボットを攻撃!!!!」

リバイアサンは吼えると、その巨大な海竜のような姿でロボット
目がけて壁のような波に乗って突進した。

「アンドロイド・リリア、要塞ロボットを変形せよ!!!」

アンドロイド・リリアがメタルレディの姿で現れ、ロボットに乗り込むと
ロボットを変形させた。

「キング・エリック1号、飛行モード、ON!!!!

巨大飛行要塞に変形。

空中へ移行、リバイアサンのアタック、回避。

回避行動完了。回避率100%。」


「なんと!!!!おお、そういう手がありましたか!!!!」
マジックは感心したように言った。

「それにしても、アンドロイド・リリアのカードとは!!素晴らしい
切り札をお持ちですね!!!」


リリアが頷いた。
「エリックの、特殊な能力のおかげだわ。」
「???どういうことですか??」





「!!!まさか・・・・・・・

見た事のあるものは・・・・・・・・出来る??????




まさか・・・・・・まさか・・・・・・・・・

そんな?!」

「レゼンダ様。

もしや、貴女様の能力を?」

「・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」




「へっへ~~~~~~!!!!!!

だって、アンドロイド・リリアは最強だよね~~~!!!

メタルレディリリアが、めっちゃくちゃかっこよかったんだ!!!!

だから、僕、カードができたらいいな~~~ってさ!!!!

ここも、カードの世界でしょ、やっぱ、最高だなっ!!!!」




・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(え~~~~~~??僕まだ眠くないよ~~~~!!!

・・・・・このお話はフィクションで・・・・・えええ~~~??

・・・・・もう遅いので寝ましょう。フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-06-21 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者


第三十九話 「 マジック合戦 」


エリックは拍手していた。
「すごいや!!!!!マジックって、ほんとにマジック使うの?
目玉、どうやって動いてんのかな?探してもいい?」

「すごいんですよ!!勿論ほんとにマジック使いますとも!!
目玉は勝手に動いてますがっ!!!探さなくてもこちらにまだ
沢山ありますからね~~~!!!
勿論サービスの目玉ですからっ!!!!」


わらわらわら・・・・・・・・わらわらわら?

「げ・・・・・・・・・嫌かもしれない・・・・・・!!!」
「サカマキさん、ギブアップなら、離れていてもいいわよ?」
「いや、リリア、エリックが大丈夫ならーーー」

「あっはははははははははは!!!!!
サービスの、目玉だって!!!!リリア~~~!!!
目玉がいっぱいいる~~~~!!!おもしろいよ!!!!!」

「・・・・・・だから困るのよね・・・・・・・・」



レゼンダは口元を隠した。

「ふっ・・・・・・・・・・・・・・・ふふ・・・・・・・・・・・・」

「マジック、というのはあなたのあのカードでしたか?」

「そう。・・・・・・・・・ふふ・・・・・・・・・

リリア、少しは焦っているみたいね!」

レゼンダは可笑しくてしょうがないのを、無理に抑えているのか
腹筋が波打っているなと、執事は思った。

「これは見物だわ。ふふふ・・・・・・・・」




「もしかして、君もカードなの?」

目玉を捕まえて、ご機嫌のエリックは、訊いた。

「はい、カードですとも!

それではバトリますか?」

「バトる~~~~~~!!!!!」

ジャジャジャジャーーーーーーン!!!!!
ジャジャジャジャーーーーーーン!!!!!

ズンガズンガズンガズンガ!!!!!

「おっと、バトル会場海上に開場です!!!!」
「あ、ほんとだ、海の面なの?!」
「はい、ここは陸の孤島ですよ~~~!!!
画面いっぱいに海と空をご堪能下さい~~~~!!!」


「・・・・・・ご堪能って・・・・・・


堪能し過ぎそう・・・・・・どうしましょう・・・・・・・」
「リリア????」
「まったく隙がないわ!!!!このカードは
一体何????」





「レゼンダ様。おやじギャグ炸裂ですね。」
「ふっ・・・・・・・・・・・・・・・



た・・・確かに 寒いわね。」




「それではっ!!!!

じゃんけんで、先攻を決めましょう!!」
「うん!せーのー!じゃんけんーーーー」

「パー!!」「グー!!」
「おおっ!!!わたくしの先攻でよいですね!!!」

マジック、と名乗った男は、さっとその場でターンをキメた。
するととてもかっこいい細身のスーツと模様が浮き出た独特な
魔法使いのマントに早変わりした。
そしてお約束の、マジシャンの杖を構えて、一言。

「我が僕、海竜 リバイアサン、召喚!!!

海のステージ効果により、攻撃力1000ポイントUP!

さらに伏せカードを一枚場に出します。

さあ、今度はエリックの番です!」


海竜 リバイアサンは、その巨大な体を海からひとつの島に乗せると
魚のような光る鱗に覆われた前足で、がっちりと岩を掴んでいる。

エリックはその大きさ、その迫力に、歓声を上げた。

「うわあああ!!!!!!かっこいいいい!!!!!」



「・・・・・・・!!!リバイアサン?!

待って、エリックには、そんなモンスターに対抗できるだけの
カードなんてない・・・・・・・・・」
リリアはそう言った後、考えているようだった。


「うん!!!

それじゃあねっっ!!!!

僕は要塞ロボット キングエリック1号を出すねっ!!!!」


サカマキはたまらずに言った。

「キングエリック1号???って??」
「ええ、要塞にエリックが名前をつけたみたい。
前にある人に、光るブロックでロボット造ってもらったって。」

「はあ???それにしても・・・・・・・

要塞型巨大ロボットだなんて!変形するんだろうか・・・・・・

・・・・・いいなあ・・・・・」

「え?」「あ、気にしないでください。まあ、そういう世代なんですよ。」

「それからね~~~!!
これも出しておくよ。伏せカード1枚。

そしてね、このカードは、ロボット要塞の中にいるんだ~~!

アンドロイド・リリア!!!!
リリアが、このロボットを操縦するんだ~~~~!!!」


リリアもサカマキも、そして、レゼンダも、驚いて同時に言った。

「アンドロイド・リリア?????」









「レゼンダ様。

何をお探しですか?」

「あ・・・・・・・っ・・・・・・・いいえ?


ななにも探してなんか、いないわよ?」

「カードでしたら、そちらのテーブルに置いてございますが?」

「・・・・・・・・どうも、ありがとう。



いえ、ただね、ただ、私がゲームする番だったらって

考えてみただけよ。」

「そうでしたか。」
「ええ。ちょっとね。」
「ちょっと、ですね。」
「・・・・・・・・悪い??」
「何も申しておりませんが。」




「それはそれは!!

では、わたくしの、攻撃する番でよろしいでしょうか?」



・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・

(!まってよ、私のことをどういう扱いしてーーーーこのお話はフィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-06-10 00:00 | SFサウザンドアイランド
それから何日か過ぎ、ワコがカルタにメールしてきた。

ーーーカルタさん。

先日の男性から、メールきました。

なんか、カルタさんに申し訳なかったって言ってました。

なんで直接言わないんですかってメールしたら・・・・

自分でも、あの部屋であったことが、まだ信じられなくて

まだ、夢の中にいるみたいで、ですって。


ーーーつまり、夢の中にまた戻るのが怖いのかな?

ーーーどこまで信じていいのか、よくわからないんですって。

ーーーうん。そうだよね~~!

一番信じられないのが、自分、なんだよ。きっと・・・・・

あ、ちょっと言葉が違うか。

自分の中の、優しさを、信じられない・・・・・


強く生きるのに一番、心に負荷がかかることなんだ。

優しいと、人に思われるのってね。


ーーー???

じゃあ、逆に思われたいって・・・・・・

そういうことなんですか?

そんなの、自分の心をいじめているだけじゃないですか。


ーーーいじめかあ・・・・・

なるほど。そういう考えでいいのかな。


あの男性は、自分に近づき過ぎる人に、けん制球を
投げまくっているのかもね。

それでダメだなんて、僕は思わないよ。

だんだん、球の勢いなんて、弱くなるものだし。

そのうち、もっとけん制球を投げる人を見て
おいおい、やめておけ、なんて言うんじゃないかな。


ーーー野球、私わかんないから、それのどこが面白いのか
わかんないです???


ーーーだよね~~~!!!

ーーーあの、今からそっち行ってもいいですか?

ーーーうん、いいよ。



ワコが部屋に入ってきた。


「私、あの男性の悩みがよくわからなかったんです。」

「そうか~」

「だって・・・・・あの人、言ってもわからないでしょ?って

最初からカルタさんに思っていたみたいだったから。

じゃあ、なんでここにきたんだろうって?」


カルタは急に真面目な顔になった。

「それはね・・・・・・・・違うんだよ。



僕も、そうだったから、わかるんだ。

とっても辛かったから、ここにいきついたんだよ。




・・・・人間ってさ・・・・

警戒心と猜疑心と、それから自分の今まで生きてこられた
運という、勘を信じているものなんだな。

・・・・まあ、大きな意味での、生かされてきた幸運っていう・・・・

じゃあ、今ここにいるっていうことは、幸運なんだろうか?

それとも、思い違いで、もしかしたら騙されているのか?



・・・・僕も、そう考えながら、ここに着た。

そうしたら・・・・・

ここは大切な場所だけど、いつかはここを離れていける人
じゃなければダメだって、カルタさんがいう。

そうじゃなければ、ここの、カルタでいることは出来ないって
いうんだよ。

・・・・ワコさん。

僕は、ここにずっといるとは思えないんだ。

今までも、そうだった。


ずっと、ここがいい、ここにいたいなって

思った場所に

僕は・・・・・・いつまでもはいられなかった。

だから、ここもそうだって聞いた時

逆に、それなら大丈夫だって思った。



時間の、大切さをわかっている人が、創った場所なんだって

わかったからね。」



ワコはじっと聞いている。

不思議と、その存在が・・・・・

ふわふわと揺れて、実体のない影のように見えた。

「ワコさん?

どうしたの?」


「・・・・・・・時間って・・・・・・・

もしも、時間が永遠にあるって言われたら

大切じゃなくなるものなんですか?」

「え?

・・・・・・・考えたことなかった。」

「じゃあ、考えてみて。

私・・・・・・・・・私は、時間ってよくわからない。

なんで、時間の中で生きなきゃならないの?



変わらないものを、心に創ってはいけないんですか?」


「ワコさん???

・・・・・・・・・僕、なんかおかしなこと言ったかな。」


ワコはゆっくりと言った。


「・・・・・・・・・私、カルタさんの・・・・・・・・


・・・・夢、なんです。

夢を、人形にしたんです、カルタさんは。

人間の、秘書のような受付嬢のような・・・・・・・・

人と話すのが苦手だったカルタさんが、ここに一緒にいてくれる

女の子を、夢にみたんです。


・・・・夢、だから・・・・・・

時間も関係ないし、いつでもいてくれるだろうって。



夢造りの、ブロックハウスで

カルタさんが最初に創ったのが、私だったんです。」



カルタは驚いた。

「そっか・・・・・・・・・!

だからワコさんは、カルタさんのことをなんでもわかって
いたんだ!!!」


ワコは少し安心したのか、笑った。

「・・・・・・・・でも、可笑しかった。

だって、カルタさん、自分で私を呼んでおいて・・・・・

私を創ったのに、偶然私がやってくるってお話つくっちゃったから

その後、私は本当はカルタさんの夢なんだって、わからなかったみたい。

可笑しいよね!!」


「・・・・・・・・・・・・いや・・・・・・・・・・

やっぱり、カルタさんは凄いね。



君が、夢だなんて




きっと僕も思わないもの。


・・・・・・そうだ・・・・・・・・




僕も、カルタなんだから、夢を創れるんだよな。

ワコさん、僕は僕に、都合いいような夢を

創ってしまおう。





・・・・・いつかきっと

僕は夢にみたような、本物の君と、出逢えるって。」



ワコの笑顔が輝いていた。

「・・・・・・・・そうしたら


ここにいたいと 思ってくれる?」


「・・・・うん。



夢には時間なんて必要ないんだから。」


扉が閉まる音がした。



某国 某所。とある会議場。


「このグラフの通り、出生率と出産数は、過去最少を更新
しています。

毎年前年より減少傾向が続き、このままでは人口の予測
推移は・・・・・・・・・・・」


グラフと数値と予想された反応に、科学者はただ淡々と
その現実を示すのみだった。

「特に新しい見解は期待出来そうも無いか。
・・・・・何か補足事項はないかな?」

「新しい・・・・研究への手がかりはありますが。
まだ手がかりなので・・・・・」

「出来れば出産という重大事を、軽く考えられる程の
高度医療の充実とか、それらを支援できるプロジェクト
とか、そういうものであって欲しいね。」

「加えて、高齢出産など年齢の壁を、生理学的見地から
若返り可能な肉体作りを行なうなどの、研究を推進できるよう
それも医学的治療とする補則を設けるプロジェクトとかですかね。」

「それはいいんじゃないかな。高齢化は出産にかかわらず
常に問題視されているから。なんにせよ、いつまでも健康である
喜びはなにものにも代えがたい。医療費に組み込めるものは、多い。」


手がかりがある、と言った男は、黙った。

「急ぎ給え。

時間は待ってはくれないからな。
では、今後の人工胚の研究の新たなプロジェクトについての
発表を待っているよ。新細胞の分野もこれからーーー」


男の耳には何も聴こえなくなっていた。

会議場のライトが消え、ひとり外へと出て歩いてゆくと、空に
三日月がかかっている。



誰かが 立派になったと言ってくれた夢をみたように
思って

嬉しいのか 哀しいのか わからなかった。

あのまま夢にとどまっていたかったのは

あの世界が 生きていると思えた世界だったからだ。



農薬なんか使わないで 人工肥料なんか使わないで
普通の生活を送っていた人々は
自然から体を 丈夫にしてもらっていたのだ と

そう気がついて 

本当はそう言いたかった。



・・・・・・立派になったんじゃないよ。

この社会に 慣れてしまっただけなんだ・・・・・・


夢なのに醒めない夢だったんだと・・・・・・・・・
そんなことが頭の中を駆け巡っていた。

もうひとつ解決できないことも、ある。

現実・・・・・・・・・

いつか変わるだろうことを信じるしかないのか。
男は、少しずつ変わるはずだと信じることにした。

あの夢は現実だったんだから、と。


男は三日月を眺めていた。

いつか、変わるさ。

バアちゃん、俺は本当に立派になったって言えるように

胸を張って生きてゆくんだ。

どんなことだって、一歩一歩でしかない・・・・・・


俺は・・・・・・・ずっと先を心配して 一体どうしたかったんだろう・・・・・・

まだまだ、なんだ・・・・・・・・・

「なんだ・・・・・・・そうだよな・・・・・・・・・

俺はまだまだ、まだ一杯悩んでいくしかないんだよな・・・・・・」

男は歩き出した。

三日月の白い弓が、夜空のむこう・・・・・遥か遠くの未来に
矢を射ろうとしているように見えた。



・・・・・・・・・・・・・・・・E N D・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-06-05 00:00 | 絵のない絵本
ワコが、ドアから顔を出してカルタを覗いていた。

「・・・・・・・・・カルタさん~~~~?

・・・・・大丈夫?」

「う~~~ん・・・・・・・・・・

なかなかかたい殻だね・・・・・・・・」

「殻???」

「うん、亀の甲羅とか」

「かみつきがめ?」

「失礼だな~~~~!!!あははは!!!」

「もしかして、カルタさんも悩んでるの?」

「いいや、そうじゃないんだけどね。

やっぱり、意識下っていうか無意識っていうか・・・・・・・

そういうところにある不満っていうのは、表面まで浮かんで
くるのに時間がかかるよね。」

「そういうものなの?」

「うん・・・・・・?そういえば、ワコさんは素直でそのまんまって
気がする・・・・・・どうしてかな?
なんか・・・・・・・・何を言ってもそのままの、ワコさんって

・・・・・・・そうだ、今度はワコさんのこと、教えてよ?」

「? あんまり、話すことないかも・・・・・・・」



ノックの音がした。

ワコがドアに消え、またさっきの男性が現れた。


「カルタさん。

ひとつだけ・・・・・また聞きたいことができたんです。


・・・・人の・・・他人の不満や愚痴を聞いてて楽しいですか?

そんなにあなたは、自分に自信があるんでしょうか?」


カルタはじっと目を瞑って、考えている。

「それは楽しいことではないですね。

・・・・・・・・・ですが・・・・・・・・・・・

どんなことであれ、会話や対話には、激しい感情や想いが
混じると思っています。

僕は僕に憎しみを抱く人と、上手く話せる自信はないです。

誰かに話してしまいたいという感情をお持ちの人は
自分が嫌いな人
一番問題がある人にそれをぶつけることをしないから
難しいことになっているなと思いますよ。

大体は・・・・・不満を受け止めてくれるだろうと思える人に
言うようです。

・・・・・特に、女性は、好きな相手になにもかも相談したい
話したいと思うようですね。

・・・・・もしも、あなたがそういうことを聞くことに
疲れているのでしたら

自分の感情を押し込めず、楽しい時間の過ごし方を
互いにもっと考えるといいのではないですか?」



「・・・・・・でもそれでは、何も解決しないと言われるんです。


解決する力、そんなもの・・・・・!

そんなのは、私に求められても困るんだ!!!

・・・・・・・結局、相手とはどこまでも平行線なんでしょうか。」


カルタは頷いた。

「・・・・・あらゆる関係に当てはまることですね。


本当に、会話 対話 の 中に 答えを 探していく・・・・・

その前に 少し・・・・・・・・ここでひとりの時間を愉しんでいかれたら
いかがですか?」



カルタがそういうと、その男性はその部屋でひとりになった。


「・・・・・・?ひとりにって・・・・・・・・・・

え? ここ・・・・・ここに ひとりでいて 何をするんですか?」



部屋は パタン パタン と 壁が 倒れるように消えていった。


すると 目の前に 美しい風景が広がっていった。


「・・・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・

あれは・・・・・・田舎の 小川じゃないか・・・・・・・



・・・・・ま まさか ・・・・・・・」


男性は ふらふらとその場所へ歩いていった。

「バアちゃん・・・・・・・!!」


その老婆は一生懸命大根を小川で洗っているところだった。
水の、冷たさが、いきなり男の記憶から甦ってきた。

黙々と老婆は細い手を動かしている。
男はその隣で、笹舟を作って流して遊んでいたことを思い出していた。

「・・・・・・・・なんでこんな・・・・・
なんでこんな風景を・・・・・・・・・?!

・・・・・・・・・・楽しかった頃の・・・・ことだからか・・・・・」

老婆は男にぼそぼそと何か話しかけて、笑った。


「・・・・・・・・・!!!


・・・・・バアちゃん!!!!!」

男は泣いていた。


「・・・・・・・・・・俺、立派になんか・・・なってないよ・・・・

・・・・・バアちゃん・・・・・・・・

今の俺を、見てるなんて・・・・・・・

・・・・・本当なのかよ・・・・・・・・・・」

老婆はまた 笑った。



男は その後 しばらく そのまま・・・・・

老婆と話をしていた。

そのうち・・・・・・・・・・・・・・

男の顔に 笑顔が浮かんできた。




「・・・・・・・・・・バアちゃん・・・・・・・・・

ありがとな・・・・・・・・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



そう言った後、男は家のPCの前で目を覚ました。
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by f-as-hearts | 2013-06-02 00:00 | 絵のない絵本