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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

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三角柱の水晶

その巨大な柱を光が通り抜けると

大きな七色に分かれて 光の帯が現れる

それを光速で動かしたら 光は分かれるのだろうか

分かれるとしたら 光の帯が 

遥か彼方へと 虹をつくって 動いていくのだろうか



どんなことも 光の帯に載せられて

光は光のスピードで 届くのに

まだコードの中で動くのだ

きっとせまいなと 光は思っていることだろう

・・・なんて・・・



夢だったものが

現実になる

そのスピードは どんどん速くなっている



きっと誰かが思ったのだ

もっと沢山のことが 知りたい


誰かの夢が 現実になる

光は 世界の夢を運んで


それは巨大な三角柱の 虹




夢 現 幻の

生きるということは 夢のまにまに




きっと誰かが思ったのだ

 
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by f-as-hearts | 2012-07-15 00:00 | 詩 ・ 散文
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・??    ???
イムズ                ・・・??    ???


第十六話 「 イムズという男 」


イムズは自国の空軍の会議に出席していた。
円卓会議と言う様な、大げさなものではなかったが、巨大なホールの円形
会議室は、中央が沈んだ、伏せた円錐形だった。
その、底にあたるところに、会議を主に進行する空軍大佐とイムズがいた。
イムズはその軍服に数々の勲章をつけていた。

会議を見つめる、壁のように整然と並ぶのは、軍議に参加を許された少数の
副官と中佐クラスの者達だった。彼らにとって、イムズをその眼で見られる機会
など無いに等しく、周りの静かな興奮は、大佐をして妙な会議だと言わしめた。

空軍の新たな戦略的基地配備と、空港配置による連携の確認が一通り終わった
ところで、大佐がイムズに感想を求めてきた。

「革命は我々の大勝利で幕を開けたが、その立役者であるイムズ大佐・・・
いや、今は将軍になられたが、イムズ将軍、今回の会議の総評をお願い致します。」

イムズはゆっくりと立ち上がり、中央のテーブルに手をついた。



「皆に訊く。・・・危機は去ったと思うか?

革命は、終わったと思うか?

自分の役割は終わったと思うか?




私は これからも特殊任務に就く。

君達に 期待している。


・・・・・・・・・・以上だ。」


イムズはそのまま、ドアへと向かった。

皆が立ち上がり、敬礼の姿勢でイムズを見送った。

大佐が帽子を下げてつぶやいた。

「・・・格好つけやがって。・・・死ぬなよ、イムズ・・・」


ドアの外でイムズを待っていたのは、若いパイロットだった。
敬礼の姿勢から、そのまま、イムズに向かって口を開いた。

「イムズ将軍、私はパイロットで、エラルー2等兵といいます。
少々質問してもいいでしょうか?」

「かまわんが、短めで頼む。」
「はいっ!!

イムズ将軍は超能力者ではないかという噂を聞きました。
革命の大功労者である将軍が、超能力者だなんて、凄すぎ
ます!!憧れます!!それは、本当なのでしょうか?」

イムズはちらっとその男を見た。
そして、さっとその男を掴むと、もろともに空間に消えた。


次の瞬間、イムズだけが戻っていた。

帽子をかぶり直すと、低い声でつぶやいた。

「・・・・・馬鹿が。

私の軍で、私のことを知らぬ者は、いない。
そしてそれを噂する者は、いない。

おまえは、自分が偽者だと、白状しただけだ。


・・・どこの国だ?こんなまぬけを使うのは?」


イムズはぶつぶつと独り言を言って、そして異次元へ消えた。
空軍大佐がドアを開けて通路に来た時には、すでにイムズは
いなかった。大佐の部下が大佐にイムズのことを訊ねてきた。

「大佐、イムズ将軍の任務は、また、極秘でありますか?」
「そうだ。将軍になっても、イムズが安穏と椅子に座っている
訳がない。

あの男は、肩書き通りの生き方なんかしないんだよ。
・・・誰よりも軍隊が似合う。怖ろしいことに、ね。」

大佐はイムズの今回の任務について、何も聞かされていなかった。
だがさっきのスピーチを聞いて、一抹の不安を覚えていた。

・・・危機は去ったと思うか?・・・・・・か。

イムズは常に、先を見据えている。
そして、軍では、常に自分の役割を優先させてきた。
・・・何か、何かが違う・・・

それが何なのか、がわからない。



大佐は部下に笑いかけた。「君はイムズ将軍の元で働きたいか?」
「はい。私は能力と言えるほどの能力者ではないのですが・・・」
「・・・私はイムズと共に、青春時代を過ごしたからわかるが、
彼と共に行動できることは、奇跡だ。
君が、能力者なのだとしたら、是非彼を助けて欲しい。

・・・だが、今回だけは、特殊だと思う。」
部下である青年は大佐を見つめている。

「・・・今回の任務が終わったら、考えよう。ところで・・・
君は、映画は好きかね?」「は?はい、好きであります。」
「・・・戦争物は良いな。君は、あの有名な映画を観たかね?」


イムズは異次元を彷徨いながら、狂気にかられる先程の男を
見て、冷ややかな眼を向けた。

「もしお前に能力があるなら、あんな言葉で近づかなかった
だろうが。


・・・エリック・・・・・・・・・・・・

俺は、お前が怖い。

だが、捕まえてみせる!!!それが俺の任務だからな。」


ゆっくりと歩く。多次元空間移動能力とはつまり、目的地を目指せる能力だ。
どの次元であろうと、行動には始点と終点がある。多次元ではそれに時間と
重力による始点と終点を加えて、重ね合わせねばならない。
それが自然と出来るのが、イムズの持つ多次元のマップ化能力だった。

「だが、この能力では、エリックの能力は推し量れない。この世界ですら
紙のように丸めるなど・・・理解出来ない!!!
人間の領域を大きく外れている・・・・・・・・・・・・・」

イムズは自分の持つ能力で、革命を成し遂げた。
いつでもそう、成功しか彼には許されなかった。
それなのに何故、エリックには戸惑うのだろうか?

イムズの眼が、終点を捉えた。
時間にして、一週間。

レゼンダと合流できる筈だ。大きく深呼吸をして、イムズは外へと一歩踏み出した。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2012-07-11 23:59 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・??    ???
イムズ                ・・・??    ???


第十五話 「 チェス 」



レゼンダはイムズの泊まる部屋に入ってきて、椅子に座ると大きく深呼吸を
して、イムズの方を見た。

「・・・その様子じゃあ、失敗か?」
「・・・・・・・・・・マーマレードが現れたわ。」「どこに?」「PCのゲームの中に」

イムズはカチャカチャとTVのチャンネルを変えていたのを止めると、言った。

「はっ!!無茶苦茶だな?!
アンドロイド・リリアの性能発揮ってところか!!」

「PCは、行動範囲ってことね。

あなただって、異次元を移動できるじゃない?」

「全く違うね!!!

どうやって肉体のない意識だけを、心のない機械の中に送り込むんだよ??
リリアがロボットだから出来る技だろう。

俺は、レゼンダ、ゲームマスターのおまえならPCの中でも戦えると思うが?」

レゼンダは眼をそむけて考えているようだった。

「・・・・・・・・・できなくはないけど。
コンピューターに勝つだけのチェスの能力が必要だわ。」
「どれくらい時間をかければ出来る?」

「・・・・・・・・・1週間・・・・・・・・・・・」「・・・まあ、妥当な線か。頑張れそうだな。
さて、と・・・・・俺もそろそろ、行くか。」

イムズはTVの電源を消すと、上着を着てドアを開けるように異次元へ消えた。

レゼンダはふぅとため息をついた。

(・・・カードを先に見せて、エリックの気をひいたところまでは上手くいっていた
のに・・・まさか、カネムラのカードがあそこまでよく出来ているなんて、思いも
しなかったわ。

・・・なんなの、全く!!!
レベル差20以上って・・・・・・・)

笑いかけてレゼンダは、はっとした。
「そうだわ・・・・・・・・・そういう手もある筈だわ。


・・・対戦の・・・そう、対戦表・・・」

レゼンダはPCに触らず、カードを空中から出すと、1万枚はあろうかという
カードを、並べ替え始めた。

細い指がカードを吟味するように見つめる。
時間がいくらあっても足りないとつぶやきながら。



・・・・・・・・・・とある国の上空・・・・・・・・・・・


長老はレゼンダ達と別れた後、自家用飛行機で帰国の途についていた。
PCに報告書が上がってきていた。

ーーーワインバーガー氏が送り込んだ2人の、正体がわかりました。

(正体?・・・S級能力者とその検査員のことかね?)

ーーーはい。

S級能力者カネモトは、今年になってから度々検査員サカマキとともに
諸外国の軍の戦力調査と武器兵器の検査の為に行動しています。
やはりワインバーガー氏の最終兵器と言われるだけあります。

(・・・アンドロイド・リリアのことは、調べはついたか?)

ーーーいいえ。アンドロイドとしては特別に性能が良い、ランクAAAとは
聞いています。

彼女とはワインバーガー氏がほとんど接触を持たず、今回エリック・ジェイントン
という能力者の保護・観察を任せている以外では、目立った行動は何もありません。
現在、4人はトレーラーで移動中です。リリアの行動については、今後も
引き続き報告致しますか?

(頼む。)


ーーー報告は以上です。失礼します。


長老は深々と椅子にもたれると、眼を閉じた。

・・・長い戦いになりそうだ・・・

ワインバーガーが何も行動を起さないのが気になるが・・・

長老にとって、ワインバーガーはどうやっても懐柔出来ない難物であった。
それは褒め言葉ではなく・・・

・・・だが今回だけは、彼も本気で来るだろう。

長老はそのまますっと睡眠状態になった。

飛行機は安定した気流に乗って静かに夜空を飛んでいた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2012-07-05 00:00 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・??    ???
イムズ                ・・・??    ???


第十四話 「 エリックの冒険(笑)3 」


魔法使いレゼンダは、それから苦戦を強いられた。
カネムラのデッキは、非常によく出来ていて、まるでトラップを全て外す
業を覚えているかのようだった。

「・・・悔しいけど、私の負けだわ。それじゃこのカードを・・・」

そう言い終わらない内に、空から声が響いてきた。


ーーー待ってください。

ーーーエリック、あなたはズルをしたわよね?
ーーーだからこの試合は無効になります。

「えええーーーーーー???
リリア~~~~~~~???
見てたの???」

ーーーPCの情報を、読み取ってたわ。
ーーーカネムラに言ってもいいの?

「・・・・・・・・・・う~~~~~ん・・・・・・・





・・・ごめんなさい。


だってさあ、レゼンダ、めちゃめちゃ強いんだもん!!!」

ーーーそうね。始めたばかりでは勝てない相手よね。
ーーーレゼンダ? そうでしょう?


レゼンダは笑った。


「マーマレード・リリアさん。

本物の魔女がお出ましでは、私は消えるしかないわね。
PCに出現する、無敵の魔女とは、ね!!!・・・・・・・・・


・・・でも、次はそうはいかないわよ。」

レゼンダは手を振ると、大きなカードになって、消えた。






「あの、カードだ!!!!!!」

ーーーどうやら、謎がひとつ解けたみたい。
ーーーレゼンダが、カード使い・・・カードマスターだったのね!!
ーーーエリック、さあ、そこから戻って来て。

「・・・・・・・・・・・・うう~~~~~~~ううう~~~~~~




でもさあ、でもさあ!!!!!」

ーーーカード、本物を用意したわよ?

「ええっ?!本当に???リリア、見せてよ!!!!」

ーーー出てきたら見られるわ。

エリックは、その誘惑には勝てなかった。

で、どうなったかといえば・・・・・・・・・・・






仁王立ちのカネムラに、とっつかまってこってりしぼられたのである。
「いいかっ?!

どれだけ危なかったか、わかるか?!
相手の力もわからないのに、立ち向かうなんて、無謀なんだよ!!!
俺もリリアさんも、気が気じゃなかったんだからなっ!!!!!」

「・・・・・・・・・・ふぁ~~~い・・・・・・・・」
「当分、PCに触るのを禁止だ!!!!」
「えええええ??????」
「・・・・・・・エリック、ちゃんと聞いてね。最後まで聞いたら、約束は
守るわよ?」
「リリア~~~~~!!!

僕はちゃんと戦えたよね?!カネムラは知らないんだよ~~~!!!」
「カネムラさん!!!!!!」


エリックはうだうだ言い続けたが、リリアの笑わない眼を見て、うなだれた。
「・・・・・・・・わかったよ~~~!!!

ごめんなさい~~~~~!!!」

「カネムラさん、もう許してあげて」「わかりました。」

リリアはカードをエリックに渡した。
「もしも、PCに触ったら、このカードも消えるわ。いいわね?」

エリックはびっくりした顔を向けた。「ええ??どうして??」
「どうしても、よ」

エリックは難しい顔をわざとしてみせた。
「どうしても、よ。 だってさ!!・・・・・・・・・・カネムラ、リリアはね、本当に
消しちゃうんだよっ!!!!」
「そんなこと自慢されてもなあ!!エリック、前にも約束破ったことあるんだな?」

ぷいっとそっぽを向いて、エリックは隣の部屋へと走って行った。

「これで当分、PCの中の敵とは遭わないで済むと思うけど。」
「カードマスターですか・・・・・・・不思議な能力ですね」

カネムラはサカマキに報告して、エリックを探しに行った。
リリアはPCにまたアクセスして、レゼンダの痕跡を探したが、もうどこにもその
存在を知らせるものはなかった。

ーーーまだ、これから何か、仕掛けてくるつもりよね。
ーーーレゼンダ・・・魔女のカードマスター、か・・・・・・・・・
リリアの眼は、PCの中を彷徨っていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2012-07-01 00:00 | SFサウザンドアイランド