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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

<   2010年 09月 ( 20 )   > この月の画像一覧

・・・昔々、召喚師が大勢いた頃のお話。


ミンク・デリーシュア       ・・・20歳        召喚師

アーカディ・カッシ         ・・・19歳        魔法使い

ホワン・イーリイ          ・・・28歳        武術師範

ガウル               ・・・???        召喚獣 火炎妖魔 

カロン・デリーシュア      ・・・51歳         ミンクの父 召喚師

セト伯爵              ???        時間城の謎の人物



第  30 話   「 妖精族の村にて・・・ 」




・・・・・・・・幻獣界・・・・・・・・・

アーカディは幻獣界で次々と怪物を従えていた。
その怪物達の中で、唯一知能と知性が高く、上半身が女性、下半身がライオンの
スフィンクスがアーカディの右腕のように、これからの戦況を予測する手助けをして
いた。・・・幻獣界は今、真っ二つに分かれようとしていた。

火の鳥はその動きを察知していた。ガウルに「何があっても・・・」と問いかけた意味は
ガウルにも今はわかっていた。火の鳥は幻獣の王であり、そのエネルギーは幻獣界一
だが、王という称号は力を象徴するものだけではなかった。ガウルが王に逆らえないのは
その、予言のような言葉が在る為でもあった。

ガウルは人間の世界で油断して石のように死んでしまったことを、悔やんでいた。
ミンクを、護れなかった・・・だが、幻獣界は護らねばならない、絶対に!!
ガウルはあの怪物が戦争を始めようとしていることに気づいていた。
皮肉なことにカトブレパスがガウルを殺したことで、幻獣界の危機に間に合ったのだった。
ガウルは薄れてゆく結界に牙を剥いて吼えた。「魔法使い!!!てめえだけは、何が
あろうと、オレがぜってえ殺す!!!!!」




・・・・・妖精の村 ラウゲン シュタンガン・・・・・・


長老は、ホワンのことは召喚師であるカロンとミンクに任せるということで、それが火の神
との約束ならば・・・と言葉を結んだ。
「・・・何故ゆえ、大召喚師はホワンに伝えなかったのかのう?まさか知らぬ訳なかろう
に。何かまだ、隠しておるやもしれぬのう。そこはやはり偉大なる召喚師であるからして」

「・・・・確かに。火の神もここにきてやっと話してくれましたが。どうやら、神々の試練は
すでに始まっていたようです」「カロン殿・・・ホワン殿の処遇はどのように?
我々の世界とはまったく違うのでしょうが」「・・・それは、我々にもわかりません。ただ」

カロンはホワンを見つめながら話した。
「・・・すべて、我々召喚師の神々の王・・・冥界の神の決定によるのです」
長老は嘆息して傍にある木の枝に触れた。
「そうでしたな・・・生と死を司る神・・・時間を司るセト伯爵とともに在られる神・・・」
枝の先に真新しい芽が芽吹き、あっと言う間に小さな葉になった。
「・・・妖精族は、自然と共に在る者達であり、時間の神は我々に優しい。
魔法を、生命が苦しむような使い方では使わぬのだが。

・・・きっと、ノルンが魔法陣をどうして幻獣界で使ったのか、知りたいのでしょうな・・・
そうじゃ・・・

伯爵、お教えくだされ。もし、そのこと、今ここで伝えるべきと思われますなら、
この花を咲かせてくだされ。
そうではないのなら、つぼみのままで・・・・」

長老はつぼみにそっと触った。


花は、つぼみのまま、かたくなに開こうとしなかった。

「・・・それでは、お話はこれで・・・皆様を妖精の食事にお誘いしても構いませんかな?」
「はい、是非!」カロンは皆に頷いて見せた。「さあ、2人も頼んで!」「お願いいたします」
「ありがとう、おじいちゃん!!」

ホワンは妖精族のことを知らなかったが、自然の中に消えたり現れたりして遊ぶこども達を
見ていると、人間の自分がここにいてはいけないのだろうな、と考えていた。ましてや・・・
自分が知らない過去の罪を皆が知っている、それはホワンにとっては言いようの無い不安
だった。ミンクは、ホワンの顔を見ないで妖精の話や食事のことをホワンに話し続けていた。
カロンは、そんな娘を微笑んで見ていた。
「ミンク、そんなに話しかけては、ホワン殿が食べるヒマがないよ。そして父はひまなわりには
ひまわりの種も美味しいとか思ったりして!」「お~~と~~お~~さ~~ん~~?!
やめてね~~~~~!!」「おまえもね~!!」「・・・わかったからっ!!!もうっ!!!
ホワン・・・じゃなかった、師範、これ、これね、美味しいよ~!」「・・・ああ、ありがとう」
ミンクはちらっとホワンの顔を見て、真っ赤になってしまった。
長老は、ほっほっほっと笑ってミンクを見ていた。
「カロン殿、これはこれは!ノルンとはまったく違って、可愛いお嬢ちゃんだのう!!
ま、ノルンは早熟な娘であったからして」「はい、その通りでございます」

妖精達は食事をし終わった頃には、皆を仲間と認め、また集まり始めていた。
なごやかな時間がそこにあった。3人はそこで時を忘れたように過ごした。
いつの間にか夜も更けて皆が寝静まった頃・・・ホワンは星空を見上げて、物思いに
耽っていた。虫の音が、遠く聴こえていた。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2010-09-30 23:59 | ファンタジー小説Ⅵ
・・・昔々、召喚師が大勢いた頃のお話。


ミンク・デリーシュア       ・・・20歳        召喚師

アーカディ・カッシ         ・・・19歳        魔法使い

ホワン・イーリイ          ・・・28歳        武術師範

ガウル               ・・・???        召喚獣 火炎妖魔 

カロン・デリーシュア      ・・・51歳         ミンクの父 召喚師

セト伯爵              ???        時間城の謎の人物



第  29 話   「 召喚師の掟 」


「ホワン殿・・・それは召喚師には絶対の、掟に関わる事でした。
私は・・・まさか、ホワン殿がそうだと知らず・・・長老は、妖精族であるから、その
事実を知っていたんですね・・・・私はあなたに真実を告げねばならない・・・」
カロンはうなだれたまま、ぽつりぽつりと語り始めた。



数ヶ月前・・・
カロンは召喚師の神から、その村へ行く様に命を受けていた。
いつもなら人々を助ける為神々がカロンに助力し、またそういうエネルギーを感じる
のだが・・・その時は、違ったのだ。「行って、そして助けろ」その神の声には、低く暗い
何かがあった。

世界中に散らばる召喚師の村・・・カロンにとっては、召喚師という運命を共に生きる
者同士だったが、神々はその召喚師達全てが、信用に足る者達ではないことを知って
いた。だからこそ、召喚師には大きな試練と掟が課せられていた。常に試されている、
それを知って尚、召喚師として生きられるか・・・カロンはその村に、何かある、と気が
ついていた。神は、何をさせようとしているのか?


カロンがその村に着いた時、その怪物は召喚師達と戦っているところだった。
黒と赤の羽、そして何度も雷が怪物を襲おうとも、するりとかわして笑うその声・・・・・!
「アーカディ!!!止めろ!!!何故おまえが怪物に?!」「アーカディ!!!」
カロンは慌てて、召喚師の一人に訊いた。「アーカディ??誰なんです?」
そこにいる女性召喚師が応えた。「・・・私の、息子です、お願いします!助けてください!!」

しかしその怪物は村を破壊しようと、容赦ない攻撃を繰り返した。そして大声で怪物を呼んだ。
「クク!!!コイ!!!!オマエノ エサダ!!!」「アーカディ!!!よせ!!!止めろ!!」

現れたククはそのありったけの力で、村に土石流を起し、人々をもろともに押し潰した。
アーカディの母はククの手で捻られそうになった。「危ない!!!」カロンは間一髪、その女性を
助けたが、風神を呼んで女性を遠くへ逃がすのがやっとだった。

カロンはそれから、急いで怪物が押し流した村人を助ける為、水神を召喚し、土に埋もれた人々
をその水の力で掘り返そうとした。カロンはククという怪物がその魔法力を使い果たして消えたのを
遠くから見た。アーカディは笑いながら飛び去った。
「一体、何があったんだ??・・・大丈夫か?!おい!!」「・・・・ごほっ!・・・・う・・・・アーカディ
・・・・は闇に・・・落ち・・た・・んだ・・・・・・・・・も・・・う・・・」カロンの必死の呼びかけも、もう届かな
かった。「・・・・・!誰かが、掟を?!」

そこに、ゆらりと炎が上がった。「火の神!!」
「・・・この村から、ひとり・・・掟を破った者が現れた。村を捨てた者がな。それによってアーカディ
は闇の召喚師となった。幻獣界が、彼を呼んでいる」火の神はそれだけ告げるとすぐに消えた。


カロンは、その話を大召喚師に報告した。カロンはそれを試練の山の石碑に刻むと、ひとつの
村が消えたことで悲観的な見方しか出来ないと神々に訴えた。


・・・・そういう話を、カロンは3人に説明した。


「・・・・・・・それが、まさか、ホワン師範の母上の村だったとは・・・・・・・・
今にして思えば・・・大召喚師様は、ご存知だったのだろう・・・・・・だから、ミンクをホワン師範の
元へ送ったとしか、思えない・・・・・・・あなたの母上は、罪を犯した。ホワン師範は何故、村を
離れたのですか?」

ホワンは衝撃のあまり、言葉に詰まっていた。「・・・私は、赤ん坊の時に預けられた、としか・・・」

ホワンには理由がわからなかった。そんな大変な掟だったのか?!村人が、全て・・・・その村が
全滅???何故母は、私をあの館へ預けたのだ??何故母は死なねばならなかった????

「では私の弟なのですか?!あの怪物は?」ホワンの問いに今度はカロンが考え込んでしまった。

「・・・断定出来ぬよ、それは」長老が助け舟を出した。「そうかもしれぬし、違うかもしれぬ・・・・
何故なら、アーカディは闇に落ちたのだから。もう、真実を知るのはアーカディ本人のみなのだ。
それを知る者は誰もいない。・・・だが・・・ホワン、そなたが村の災厄のきっかけとなったことは
動かしがたい事実なのだ」

カロンに、その事の重大さが痛い程のしかかってきていた。腕にある火の神の印が、燃えるように
熱くなった。火の神が心に伝えてきた。
(ホワンはおまえに託す。・・・おまえ達はこれから多くの試練に晒される。果たして、それに耐えら
れるか?カロンよ・・・)

同じく、ミンクの心にも火の神の声が聴こえていた。
(ミンクよ・・・ガウルは我が眷属。おまえが心からガウルを想って泣いたこと、その心は伝わった。
おまえがホワンと歩むなら、数々の試練、その全てを覚悟せねばならぬ。おまえに出来るか?)

カロンとミンクは二人とも、火の神にはっきりと頷いていた。



「私、ホワン師範がいてくれるなら、どんなことでも我慢する。もし泣きそうになったら・・・
ガウルの顔思い出すから!!!!絶対、泣かないからっ!!!!」



ミンクの顔を、3人が見ていた。
「・・・・え・・・・・・あれ?・・・・・私、なんか変なこと言った????」
「はははは!!!!!ガウル、聴こえたか?おまえ、いつまでも頼られて、大変だな!!」

カロンは、ほっとしたように笑った。
ホワンも、ミンクの顔を見て、やっと笑った。
火の神の笑い声も、ミンクには聴こえたような気がした。






・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2010-09-26 23:59 | ファンタジー小説Ⅵ
「ある日のガウルとミンク・・・の、会話だったりする」


「ミンク、おまえホワンのこと、どう思ってんだよ?!」
「・・・・・・・え?」「え?じゃねえよ!!!おまえ、時々よだれたらして見てるんじゃないか?
こっちが恥ずかしくなるから、止めろ!!」「えええええ???何言ってんのっ!!
ガウルっっ!!!ひど~~~~~~~い!!!!!」
「いいか?今まで男にもてなかったからって、勘違いするなよ?おまえな、ほんとに
あんな大人に相手してもらえると思ってるのか?」「思ってるもん!!!!」



「ああ???なんだと???本気か?????」「・・・・・・うん・・・・・・・・」
「馬鹿チビ~~~~~~~いいいい!!!救いようがねえ!!!!」
「・・・・・なんでダメなのよ~~~~~~?!」

「・・・・・・・・ダメなもんは、ダメなんだよっっ!!!!!おまえな、よ~~~く
考えてみろ!!!!!!!」
「考えた」「早っっ?!!そんな時だけだな!やっぱりおまえは~~~~!!!
けっ!!!いいさ、どうせおまえが泣くだけだからな!!!」
「泣かないもん!!!!!」「泣き虫が~~~~!!!!泣くね、ぜってえ泣く!!
いや、オレがぜってえ泣かす!!!!!」「もうっ!!!!ガウルの馬鹿~~~!!!」

「あ~~~あ~~~!!!馬鹿に言われたかねえな!!!じゃあな、オレは忙しいんだ、
もう呼ぶなよ!!!!」

「毎日呼んでやるっっ!!!」「はははは!!!!言ってろ、馬鹿チビ!!!!」
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by f-as-hearts | 2010-09-25 01:32 | 詩 ・ 散文
・・・昔々、召喚師が大勢いた頃のお話。


ミンク・デリーシュア       ・・・20歳        召喚師

アーカディ・カッシ         ・・・19歳        魔法使い

ホワン・イーリイ          ・・・28歳        武術師範

ガウル               ・・・???        召喚獣 火炎妖魔 

カロン・デリーシュア      ・・・51歳         ミンクの父 召喚師

セト伯爵              ???        時間城の謎の人物



第  28 話   「 妖精族の長老 」



妖精族は皆、小さいだろう・・・と、ミンクは思っていたが、実際はそうではなかった。
そこには、樹木の森に住むと言われている妖精ドライアドが数多くいて、その者達は
樹の精霊でもあるのか、逞しい体躯の男もいた。水辺の妖精はナイアードといい、
その姿は華奢で非力に見えた。妖精達の顔は、一様に不安そうであったが、子どもが
先に案内したからか、その中から年老いた妖精の長老が、3人に手招きした。

カロンはその長老に見覚えがあった。すぐにそばまで行くと、片膝をついた。
「長老、大変ご無沙汰しておりました。ノルンの夫で召喚師の、カロンにございます」
長老は金色の細く長い髭の、ドライアドだった。
「カロン、か。ノルンのことは可哀想だったのう。そうすると、この子がミンク、か?」
「はい。それから、彼はー」「武術師範のホワンと申します。初めまして」

ざわっとそこにいる皆が声を震わせた。
「・・・・ホワン?・・・むう・・・まさか??」長老は驚いてホワンをまじまじと見つめた。
「ホワン・イーリィ、か??」「・・・?はい」



妖精達は皆でそわそわと話し合いを始めた。そしてバラバラと森の中に消えていった。
長老は、カロンの前で考え込んでいた。

「・・・カロン、おまえの妻、ノルンは私の孫娘でな。なれば、おまえ達が来てくれることは
歓迎すべきことじゃ。・・・ノルンがカロンの嫁になったはノルンが夢でご神託を授かった
からだが・・・そなたが、ホワンか・・・どうしたものか・・・ほんに、困ったのう」
「おっしゃっている意味が、わかりませんが??ホワン師範をご存知なのですか?」

長老は困った、困ったとうろうろし始めた。「・・・しかし、考えようによっては・・・ううむ!!
・・・いやいや、例外は一度としてない。・・・そうじゃ、これはお伺いを立てるしかなかろうな」

ホワンは、思い当たる節があった。「・・・長老、それは、私の、母のことですか?」
長老は、びっくりしたような顔をホワンに向けた。「なんと!?今、なんと言われた?」
「私は、私の母が召喚師だったのを知っているのです」

カロンは、えっ?!と大声を出し、突然真っ青になった。「それは、本当のことですか?
真実、ホワン師範のお母上は?!」「・・・・・・・はい。つい数ヶ月前に、亡くなりました」

カロンは、つい数ヶ月前に起こったある村での惨劇を思い出していた。
「ホワン殿・・・その・・・召喚師の村で何が起こったか、は、聞いていますか?」
「?いいえ?」

長老はその話を遮ると、言った。
「・・・それでは、これ以上はお話はできぬ・・・
まこと、大変な災厄であることよ。ホワン殿には、罪はないとて、それは掟破りなのでな。
・・・カロン、そなた達召喚師の、未来の憂いが、無くなる事を祈ろうのう・・・」
そう言って、長老も森へ帰ろうとした。

「長老!!待ってください!お願いでございます。ミンクが・・・ミンクは、時間魔法を継承
いたしました、これは、どういう啓示なのか、お教えくださいませぬか?」カロンが引き止める
ように言ったのを受けて、ミンクも長老の前に回り込んで手を広げて長老を止めると、言った。
「長老、私は、過去でお母さんの魔法陣を見たんです!それで・・・時間魔法のことを
知りたいんです!!!」

長老は天を仰いだ。

「なんと?!おおお・・・・!!時間城の伯爵、まさか・・・このミンクに?!
なんとしたことだ、こんなことが!!!」「私は、伯爵に会いました。それに・・・それに
ガウルが、魔法陣のことで妖精の村へ行くっていってたのに、昨日・・・ガウルは・・・
ガウル、死んじゃったんです!!!長老、長老なら、どうしてガウルがここに着たがって
いたか、わかるんでしょ?!教えてください!!!お願いです!!!」


長老はミンクが妖精の光を持っているのを感じて、驚いていた。
「・・・おまえ・・・本当にガウルを・・・!!その、光を、私はノルンにも見たのだ。
・・・ノルンや、おまえは幸せだったのだね。

よい・・・では、一緒にご神託の意味をときましょう。それは、今、この時がもっとも
相応しいのかもしれませぬ・・・今しかない、そういう事なのかもしれませぬな」

長老はミンクの手をとって、森へと歩き出した。カロンとホワンも黙って従った。


森は数千年を経た深い陰影と静寂の中にあった。シダや苔が倒木を覆い、村の妖精
達がどこかで見ているにしても、ここでは生命があるがままで美しかった。
しばらくゆくと、そこに蔦が絡んだ石碑が現れ、その石碑は1000年もの間変わらず
そこにあると長老は説明した。「我々はこの石碑の歴史を伝えるものだと書かれておる」

長老は朗々とその石碑の碑文を読み上げた。
「一族はシュの種と共にこの地へ渡り来たるソの民。時の法は護られるべき最高府の
御業なり。これを民は頂に置く。破法の時代再生には新たなる族生まれソの民は流浪す。
・・・・碑文にはここまで書かれておる。そして、ノルンが受けたご神託は・・・

他神を呼ぶ民がノルンを迎え、破法の時代が来る。ノルンは新なる族の
母となり、ソの民として幻なる世界とも繋がるであろう、というものであった。
・・・新なる族、ミンク、そなた達が未来なのだ。

そして、ホワン・・・そなたは破法の、申し子なのだ」

カロンは膝から崩れ落ちて、苦しそうに口元を手で押さえた。
カロンは、ホワンの母の姿を思い出していた。







・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・

(この お話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2010-09-23 23:59 | ファンタジー小説Ⅵ
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ギリシャ神話

曙の女神 エオス
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by f-as-hearts | 2010-09-23 00:00 | 祈り
・・・昔々、召喚師が大勢いた頃のお話。


ミンク・デリーシュア       ・・・20歳        召喚師

アーカディ・カッシ         ・・・19歳        魔法使い

ホワン・イーリイ          ・・・28歳        武術師範

ガウル               ・・・???        召喚獣 火炎妖魔 

カロン・デリーシュア      ・・・51歳         ミンクの父 召喚師

セト伯爵              ???        時間城の謎の人物



第  27 話   「 妖精の村 」



村の皆が大召喚師を呼びに行き、ガウルの前に全員が揃った。
雷神もそこにはいたが、何も言わなかった。ミンクは泣き続けていた。

「ミンク、ミンクや・・・・ガウルはよく戦ってくれたね」
大召喚師が声をかけたが、ミンクには聴こえていないようであった。
「ガウル、おまえはよくミンクやこの村を護ろうと、戦ってくれた。・・・我々はそなたを
友と思う。この村の守り神となってくれるように、祈ろうね」

「うそだもん!!ガウル~~~~~ガウル~~~~!!!うそでしょ、きっとまた
馬鹿チビってっ・・・言って・・どこからか飛んでくるんだ・・から!
ひっく・・私、信じないっ・・からっ!!」

「・・・・・そうだな、私も信じてはいないよ、ミンク」ホワンが、ガウルを撫でた。
「不思議と・・・涙も出ないんだ。ガウルはきっと・・・どこかで生きている、そんな気がする」


雷神は空を見上げた。「・・・天啓はいまだ降りては来ぬ。・・・我はもう行かねばならぬ。
ミンク、ホワン・・・そなたらならば、辿り着くであろうと信じておる」

雷神は黒い雲に包まれて空へ昇って行った。

カロンは遠くを見るような目をした。「・・・ミンク、きっとそうだ。ガウルはおまえを・・・
おまえだけを、護ろうとしていた。それは絶対だった。
・・・これから、妖精族の村へ行こう。ガウルが行こうとしていた、村へ・・・」

ミンクとホワン、カロンの3人はガウルの墓を家のすぐ裏手の、ノルンの庭に作って弔った。
「ノルン、ガウルもここにいるから。またすぐに帰ってくるよ」カロンは仕度を整えると、ミンクに
微笑んだ。「私もノルンのことが知りたいんだ。ガウルのこともね」「・・・お父さんも?」
ミンクは泣き腫らした目で父を見た。「当然だろ?ガウルは戦友だからね」


3人は次の日、妖精族の村があるラウゲン シュタンガンへ向かった。
そこは徒歩で行けば2週間以上かかる。山脈や断崖に阻まれた起伏にとんだ地を越えて
行かねばならなかった。カロンは考えた末に、風神の風を呼んで山脈を越えることにした。
「難しいのだよ、山脈は気流が乱れるからね。風神に頼んでも、我々は羽がある訳ではない
から」「・・・申し訳なく思います・・・私が迷惑をおかけする訳にはいきませんから、お二人で
先に・・・」「いえいえ、ホワン師範には一緒に来ていただかないと。この娘は私の言うことなど
聞きませんから」「うん、そう」「ミンク!またそなたは!」「ははは!!いえ、本気で言ってます
よ、ミンクは。・・・さて、本当にここからが正念場だが。行きますか!」

3人はホワンを真ん中にして手を繋ぐと、風を呼んで浮き上がった。
眼下に広がる山林は深く、手を繋いでいてもホワンは不安を感じずにはおれなかった。その
高さは到底信じられぬもので、目の前に迫る山々はまた、それ以上に脅威であった。
突風が3人を襲った。「手を離すな!!2人とも!!」

ミンクはこれほど強い風を受けたのは、初めてだった。ホワンの、力強い手と横顔が心強かった。
「風神よ!!頼む、我々にあの山を越えさせたまえ!!」カロンの祈りは通じた。

3人はその山の麓に運ばれると、力尽きたように倒れ、意識を失っていた。


それからどれ位の時間がたっただろうか。
冷たい雫がミンクの額に落ちて、その水が意識を呼び戻した。「・・・・・は・・・・つめた・・い」

目を開けると、そこに小さな子どもが葉に水滴をこぼさないように持って、立っていた。
ミンクにしたように、カロンとホワンにも、水滴を垂らしていた。「・・・・ここは・・・・・」

「だいじょぶ?いたくない?おじさんたち、だれ?」その子どもは可愛らしい瞳をくるくると
動かして皆を見ながら、尋ねてきた。「どこからきたの?」

「おお、君は妖精の・・・・!私はカロン、この娘はミンク。この人はホワン。
私の妻は ノルンだよ」「ノルン!!しってるよ。わかった、ついてきて」「ありがとう!」

3人はその子どもについて行った。カロンは2人に言った。「この子を驚かしてはいけない。
村に案内してくれるんだ」

子どもはゆっくり歩いているのに、周りの植物に隠れてしまうかのように消えた。
3人は子どもを見失わないように、必死にならざるを得なかった。どこをどう歩いたか、わから
無いほどの小道を急いだ。3人とも汗だくになっているのに、子どもは涼しい顔で、指差した。

「ここ、私の村です。じゃね」 子どもがそういうと、一瞬で姿が見えなくなった。
カロンは言った。「・・・まったく、こどもですら妖精は、不思議でならないよ。さあ、行こう」

村には妖精達が集まり始めていた。








・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2010-09-20 23:59 | ファンタジー小説Ⅵ
・・・昔々、召喚師が大勢いた頃のお話。


ミンク・デリーシュア       ・・・20歳        召喚師

アーカディ・カッシ         ・・・19歳        魔法使い

ホワン・イーリイ          ・・・28歳        武術師範

ガウル               ・・・???        召喚獣 火炎妖魔 

カロン・デリーシュア      ・・・51歳         ミンクの父 召喚師

セト伯爵              ???        時間城の謎の人物



第  26 話   「 カトブレパス襲来 」




「ああ、そう・・・・・まあ、ミンク話してごらん」

ミンクは伯爵の名前は言わずに、時間城の伯爵がかけた魔法で過去に戻ったことを
説明した。そして魔法呪文を覚えたことを。母が時間を止めたことも・・・
ミンクは母が皆を助けようとしたんだと、必死で話していた。

「おい!あの時、そんなことが起こってたのかよ?!オレ達がわからない時間の間で?」
「魔法陣、も、時間魔法なんですか?」「・・・大きく分けると、そうみたいなのね」大召喚師は
頷きながらミンクに言った。「なにせ、なんでもそこに留める魔法だからね、結界の壁って
あれ、そこで時間が止まる壁だから、越えられないんじゃないの?」

カロンが何度も頷いていた。「ノルンはそんな大変な魔法を。魔法陣もガウルの話では
長い年月幻獣界に張られていたと・・・」

その時、突然爆発音と共に、館が激しく揺れた。

「地震か??」「違う!!!!」ガウルは窓から外へ飛び出した。表で叫び声が響いた。
「カトブレパスだ!!!!」「な、に????」カロンも慌てて大召喚師の方を見た。
「大召喚師様、カトブレパスとは?!」「・・・・なんてこと?!危ない!!皆に目を見るな、
と伝えるのだ!見た者は石になってしまう!」「!はい、わかりました!ミンク、おまえ達は
ここで、隠れているんだ!!」ミンクとホワンは大召喚師のそばに寄ると、顔を見合わせた。
「さっきの怪物が呼んだんだ!!」

地響きを立てて館へ走ってくる怪物、その一つ目で巨大な太い四本足の怪物は、まるで
戦車のように人々を踏み散らかしていた。「目を見るな!!!」カロンは風神の風で飛びながら
皆に伝えた。「目を見ると、石にされるぞ!!雷神召喚!!!神よ、いかづちをこの怪物に!」

ガウルは雷神に言った。「カトブレパスの毛皮は、雷なんか通さねえ!!雷神、オレが奴の毛皮
引きちぎってやる!!!」「やけに威勢がよいな、ガウルよ!」「うるせえ!!!あんたらに
いっつも頼るかよ!!!」「だが、こんなことも出来るぞ!」

雷神はカトブレパスの周りに百の雷の槍を降らせた。「これで動けまい!!」
「雷の檻か!!!!ははは!!それなら、これでどうだ!!!!」ガウルはカトブレパスに炎の
塊をぶつけた。「炎で丸焼きにしてやるぜ!!逃げられるもんなら逃げてみな!!!!」

しかし、炎は途中で消えた。「ガウル!!」カロンが駆けつけた時には、ガウルは固まってしまって
いた。「目を見てしまったか?!」カトブレパスの咆哮が響き渡った。


ミンクの心臓がどきんと脈打った。「ガウル?!」ミンクは急いで外へ出て、そこで石のように固まっ
てしまったガウルを見た。「ガウル!!!!!」

次の瞬間、ミンクは炎の中にいるかのような怒りを覚えた。
ミンクはその怒りを呼吸に変えホワンの炎の形のように身体であらわした。

「火の神よあれ!!我は炎の眷属ガウルを召喚せし妖精族のミンク。これより我はガウルの
為に結界を張る。火の神に願う!我が一族に伝わりたる聖なる魔法陣に宿りて共に怪物を
封じ給え。火の神よ我に力をかしたまえ!」「いいだろう!!」
ミンクは現れた火の神と共に魔法陣を描き同時に詠唱した。

「発現せよ、聖なる精霊の魔法陣!!!」
「発現せよ、火炎陣!!」

カトブレパスはあっという間に炎の魔法陣に閉じ込められて、その目を焼かれ動けなくなった。
「・・・ミンク!ようやった!雷刃槍よ貫けい!!!!」雷神もその巨大な雷を槍にしてカトブレパス
に投げつけた。カトブレパスは長く吼えると炎の中に燃え尽きていった。

「ミンク!!」カロンとホワンがミンクのところへ走り寄った。
ミンクはガウルの固まっている体を撫でて、泣いていた。「なんで、元に戻らないの?!怪物は
死んだのに!!ガウル~~~~~!!」

「・・・それは、ガウルが、死んだからだ」火の神はミンクに告げた。
「嫌だああああああ!!!!!ガウル!!!ガウル~~~!!!」ミンクの叫び声は
村中に響いた。




皆が黙っていた。火の神は、何も言わずに去ろうとした。





それを空の上から風神が、止めた。

「火の神、何故教えてやらないのだ?ガウルはここでは死んだが、幻獣界では死んでいないと」

「・・・教えてどうなるというのだ?風神よ。妖精族だから幻獣界へ行けると?
おまえはミンクにも、幻獣界に魔法陣をはる為に行け、というのか?・・・幻獣界で何が起こるか
おまえこそ知っているだろう?・・・それを知るのも、またどうするか決めるのも、ミンクだ。
我々では、ない・・・・・」

火の神はその燃えるような目を、風神に向けた。風神は火の神に言った。
「おまえも、ホワンに告げてないことがある筈だな?」「・・・・・・・・・いづれ、全てわかるだろう」

火の神は空中に揺らめく狐火のように消えた。
風神も空に溶けるように消えていった。










・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(この お話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2010-09-18 23:59 | ファンタジー小説Ⅵ

・・・・徒然・・・・


・・・私信です。

More
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by f-as-hearts | 2010-09-17 00:13 | 祈り
・・・昔々、召喚師が大勢いた頃のお話。


ミンク・デリーシュア       ・・・20歳        召喚師

アーカディ・カッシ         ・・・19歳        魔法使い

ホワン・イーリイ          ・・・28歳        武術師範

ガウル               ・・・???        召喚獣 火炎妖魔 

カロン・デリーシュア      ・・・51歳         ミンクの父 召喚師

セト伯爵              ???        時間城の謎の人物



第  25 話   「 時間魔法 」



・・・・・アーカディの館・・・・・・

アーカディはセト伯爵が自分を後継者にするだろうと、完全に思っていた。まさか
自分とミンクを並べるなど、彼には我慢出来ないことだった。
「・・・・・・許せるものか!!!・・・・あんな奴が私と対等だと?!伯爵!!!」
いくら叫んでも、影はもう戻らなかった。


暗い目をしばたくと、アーカディは全魔力をその地下の魔法陣に注ぎ込んだ。
「我は呼ぶ!!!我と契約せし幻獣達よ、我が声に応えよ!!!
今よりその空間へ我がゆく!応えよ、僕よ!!!!」

遠く、吼え声が聞こえた。アーカディは魔法陣の中に消えた。




・・・・鏡の湖・・・・・

カロンは、ガウルが魔法陣と言ったので、驚いて聞き返した。
「幻獣界??ガウル、一体どうしたんだ?」「昔、ノルンが、村と幻獣界を救った。
オレは、あの時ノルンが消えたことを知らなかった。あんたの村の人間も同じだろ?
だから、オレが幻獣の王から聞いた、ノルンが来たって話を、人間に言っても誰も
信じなかった。
・・・カロン、あんたと大召喚師だけだったな。信じたのは」

ミンクは涙が滲んできた。父は・・・信じていたんだ!でも・・・
「ガウル!!おかあさんは・・・・幻獣界で、魔法陣を?」ミンクは自分でも驚く位
大きな声で聞いた。「その後、どうなったの??」

ガウルは思い出すような遠い眼をしながら、話し出した。

「・・・オレが王に聞いたのは・・・ノルンは魔法陣を張って、息絶えたってことだ。
オレも見たわけじゃなかった。
オレは、暴れているククを抑えるのに必死だったからな!その後・・・
そうだ、考えてみりゃ、おかしな事だった。ククがいきなり消え、また開いていた穴に
結界が復活していた・・・・・・ノルンが、やったに違いねえ!!!
その、魔法陣が今まで活き続けた、それだけすげえ魔法だったってことだ!!

だがよ・・・ほんとにすげえのは・・・ノルンは村の誰にも自分が魔法使いだって言わな
かったことだ。オレはノルンを信じなかった村の奴らのことなんかどうでもいい!!
ミンク、おまえが小さかったからまだよかったんだ。そうじゃなきゃ、おまえもオレと
同じで、村のやつらを殺したくなったろうさ!!!」

ミンクはさっき見たばかりの、あの幻獣界の母を思って泣いた。カロンはミンクの
頭を黙って引き寄せた。そして静かに言った。

「ノルンは、何も言わずにいたんだ。私はノルンがどうして何も言わなかったのか
考えた。それは私の村が召喚師の村だから、だから言わなかったんだと思った。
・・・ガウル、ミンク、魔法陣のことがわかったのなら、妖精族の村に私も一緒に行こう」

ガウルは思い出したように言った。
「そうだった!!!ミンク、おまえ、どうして魔法陣の魔法を唱えられたんだ???」

今度はカロンが驚いた。「なんだって???」

ミンクは戸惑っていた。これは、言ってもいいことなのだろうか?あの魔法は・・・
でも、大召喚師様は知っていた・・・「おとうさん大召喚師様のところで、話してもいい?」
「!本当のことなのだな?わかった、それでは先に村へ行こう!風神に頼んで、皆で
私達の村へ!!」「ふん、大召喚師、か!!あのジジイまだ元気なんだ??わかった、
ミンク、またあっちでオレを呼べ!!」ガウルが消えると、カロンは風神を呼んだ。

ホワンはミンクと手を繋ぐと、その風神の風を身体に受けて、何故か気分が高揚するのを
感じていた。風神は天空からホワンのことを見ていた。・・・ただ、見ていた。



・・・・カロン達召喚師の村ジーニラス・・・・


村は、怪物が襲ってくるかと皆、用心しているせいか、どの窓も扉もがっちりと
戸締りがされていた。大召喚師の館に着くと、ガウルがすぐに出てきた。
「おい、オレは先にいくぞ!!」「ガウル~~~~~!!!走らないでっ!!」
「・・・静かにできんのか、まったく!!」「広い館ですね!」「ええ素晴らしいですよ」

部屋に入る前に、館に来ていた召喚師が皆に話しかけた。
「ガウルじゃないか!それに、ミンク?!カロン、こちらの方は?」「ホワン師範です」
「・・・お噂はかねがね!・・・大召喚師様に今、お声をかけますのでお待ち下さい」

扉が開くと、先程の召喚師は席を外した。皆が大召喚師の前に並んだ。
大召喚師は青いガウンを羽織って静かに皆を見つめた。前見た時よりも髭が白くなって
いた。

「カロン、今日はどうしたの?」「はい、実はミンクが大召喚師様にお話があると・・・」

ガウルも珍しく静かにしていた。しかしその耳はまるでレーダーか何かのように、大きく
ミンクの方を向いていた。

「・・・・・・・・・・どうしたらいいかわかりません。私は、私は・・・母の、魔法陣を
見たんです」
ミンクは、何から言えばいいのかわからなくなっていた。
「おお、ミンク・・・母ノルンの魔法を、引き継いだの?」「大召喚師様??それは
ありえません!!ノルンはもう15年も前に亡くなっております。そんなことが出来る
筈がないんです!」カロンが反論すると、髭を触りながら大召喚師は応えた。

「・・・時間魔法というものが存在するの。ノルンもミンクも、妖精族だからね。
まあね、これ、我々には無理なの。時間魔法は、時間城の主からしか許可されない
からね。召喚師の神といえど、まったく別の魔法には手出しできないから」
ガウルがじれて大声を出した。
「どういう魔法なんだよ??オレにもわかるように言ってくれ!!!!」

ミンクはまた母の背中を思った。







・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2010-09-15 23:59 | ファンタジー小説Ⅵ
心の色


夕暮れの子が締めていた

浴衣の柔らかい帯の色


朝靄の花

人知れず白い高原の雫集め
咲き誇る

景色が心を彩り

心が景色に なる
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by f-as-hearts | 2010-09-15 06:47 | 祈り