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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

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霧と銀河
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by f-as-hearts | 2009-05-31 14:05 | 祈り
・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・


ヴァレンシア王妃               50歳
                         



ロード・クロス・ヴァレンシア王      ・・・51歳
                        ヴァレンシア国王





ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)




第  17  話   「   手紙    」



王妃は 王の手をとって、自分がマクファーレンを逃がした・・・それは自分があの王子に
嫉妬したからだ、と懺悔をした。

今 城は将軍達が全ての兵隊を引き連れて外へと向かった為、まるで王と王妃しかいない
ように静かだった。従者達もこの執務室には呼ばれるまで近づく事は許されていないので、
王妃のその泣き声も、誰にも気づかれる事はなかった。

「・・・おまえに罪があるとすれば・・・・」
王の声は 静かだった。
「私の、この、ヴァレンシア王家の・・・血 の 重さ を、理解・・出来なかった・・・こと・・だ

・・・・ヴァレンシアの・・・亡霊 達  が・・私に 復讐を 命じる のだ・・・

私に シャトーグランデを   あの王国を 潰せ・・・と・・・」

「あなた、お願いです。もう、しゃべらないで・・・」



扉から  ゆっくりとゴードが入って来た。そして、暗い部屋の隅に立って、話し始めた。

「・・・ヴァレンシア王、ゴード・エンタールⅢ世です。

私は グラハム王とエンタールⅡ世殿から2つの使命をいいつかって参りました。

1つは、ロザリア夫人とお会いする事。

そして・・・もう1つは・・・・」

胸のポケットから書簡を取り出すと、それを広げた。

「グラハム王からの手紙です。




         ヴァレンシア王

  今生で 貴公のような好敵手を 得た 私は、 他の誰にも分からぬだろうが
  この 互いの剣を交えた手は、 もしかしたらこの世界を支配するよりも
  胸高鳴る刻を 覚えている。

  王よ

  我らは再び 戦おうと誓ったな。
  今度こそ、2人だけで 戦うのだ。

  それまでは、何としてでも 生きていようぞ。

  待っている。


                      グラハム・トゥラスト 」




ヴァレンシア王は 手紙を その手に握らせてもらうと、閉じていた目を開いた。

「・・・・・・・・・・・ふ・・・・・ん。  グラハム・・・め。

どこ・・・・・・・ま・・でも・・・・・・・・勝手 な・・ことを・・・・・

・・・・・気の、  短い・・・奴だ。


いつまでも・・・・・・・待っているが  いい・・・・さ・・・・・・」

「---あなた・・・!」

「・・・・・・・・・・泣く な。  私は  少し 眠るだけだ・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・」

王は目を静かに閉じた。

王妃は王を抱きかかえたまま、その両の目からは、涙が・・・
王の額に、王の目に、注がれるように流れていた。


ゴードは膝をついて 頭を下げて目を閉じた。

静かに・・・・・・・・・・・

ヴァレンシアの 終焉の時が 近づいていた。







( このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-05-30 14:02 | ミステリー・ファントム 2
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・・・・・・・・花束を

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by f-as-hearts | 2009-05-30 13:01 | 祈り
・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・

ヴォーグ・レーヴィエ            67歳
                     ・・・革新派議員 ジョルジュの伯父

ジョルジュ・レーヴィエ        40歳
                         ・・・貴族院議員(ノーブルノワール・リーダー)




・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・


ヴァレンシア王妃               50歳
                         



ロード・クロス・ヴァレンシア王      ・・・51歳
                        ヴァレンシア国王



ラザルフ将軍                ・・・42歳
                        王の義弟(ヴァレンシア王妃の弟)




ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)





第  16  話   「 王妃 と 王 と  」


・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・王宮の 会議室 ・・・・・・・・・


ヴォーグ・レーヴィエ卿はノーブルノワールと共に、保守派の議員達と戦時下の国民への
非常事態宣言条項を議会案としてまとめていた。

「戒厳令はいつ布かれてもおかしくはないが、現況国境の4将軍のどこかが崩されることは
考えづらい。しかし、敵の戦略によっては、1ヶ所を集中的に破られることもないとはいえぬ。
国内の護りを、また国王軍を強化していただくことは必要となろう。
また、ヴァレンシア国より移住してきた者達は、その身柄を保護し、本人の希望によっては
他国へ避難、また、戦況によって国内では避難場所を別に確保する必要がある。

何より早急に事を進めねばならぬのは、緊急時の伝令を統一することと、国民に戦時下の
行動活動規制のあることを、理解して頂く事だと、まあ・・・・」

レーヴィエ卿はすらすらと答弁した。「・・・当たり前の事だが、確認を」

「ヴァレンシアの者を、どこに避難させるのですか?」「すでにシャトー・エンタールⅡ世殿が
屋敷の使用許可をご提出なさいましたな」「・・・・!!それは・・・では、戦時下における我々の
避難場所は・・・」「まさか、他に避難されると?」「勿論、それも考えに入れておきたいと」
「おやおや、皆様は御自分の軍隊を確保されていると伺いましたが?」
「あんなもの!!この国が戦場になった時に、どれ程の役にたつものか」
「・・・・・可笑しなことをおっしゃる。・・・では、今すぐ、そのご自分の軍隊を国境に向かわせなさい。
国を護らぬものが、自分だけは護られたいとは!!

ところで、あなたはどこかへ避難される訳ですな?では、そのお屋敷を国民の避難所として
お貸しいただけると思っておきましょう」

「レ、レーヴィエ卿、ご冗談を!!私は、私はこの国を議員として護る立場にある。
勿論、先程の話は、もしも、という仮定の話ですから!!」
「今話しているのは、現実の話でして。お分かりいただけるとありがたいですな」

「伯父上、あまり話を混乱させないほうが良いと思いますが。
保守派議員の皆様には、これからやって頂くべき事が、沢山ありますから」

ソファーに横になった姿で、ジョルジュは言った。
「国王軍に、皆様の資金援助と人員を送って欲しいのですが。そこで皆様は護られることに
なるでしょう。それは、国王からのご要請であります」

「・・・まあそれも・・・」ジョルジュは続けた。「実は伯父上のお考えだと聞いておりますが?」
「ジョルジュ、何事も順序を間違えてはいかんのだ。私が、常に誰の為に戦っているか-」
「まあまあ・・・さて、私達の方も動きましょうか」



・・・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ルシウス将軍とサラジュール国王が城を去った後、ヴァレンシア王は執務室で王妃と話を
していた。

「サラジュール!!!あの者は、海軍で我々を脅かし続けているが、唯一他国に侵略を
許していない・・・我々が海の領域で後れをとるのも、あの銀の鯨軍のせいだ。

私は、やはりあの者と戦う!!」

「あなた、どうか、それだけはおやめ下さい!ユノー将軍は、自分が戦うと、あんなに
はっきりーー」
「いや!!だめだ!!!ルシウスもそこにいると言っただろう!私はーー」
「あなた、お願いです!!」

扉の前で王妃はナイフを自分の胸に当てると再び言った。
「あなたが危険な目に遭うのは、もう耐えられません・・・どうしてもというのなら、私はここで」
「何を馬鹿なことを!!」すっとその手を握って、王妃を扉からどけると、王は振り向かずに
言った。「私のする事に、目をつぶれとーーー」

扉がいきなり開くと、そこにはラザルフ将軍が立っていた。
「姉上!!!一体どうしたのですか?」「ラザルフ、王を止めて!!」
「どけ!!!お前も、私の邪魔をするというか?!」王は剣を抜いた。
「王、どこへーー」「言う必要はない!!どけ!!!」「おやめ下さい、姉上が・・・・」
「あなたは、そんなに、あの子をーーー!!!」

王は激怒して、王妃を切ろうとした。将軍は、叫ぶと、王に切りかかった。

「・・・・・・・!!!!!ラザ・・ルフ、お前・・・・!!」

「あ・・・・・・ああああああ!!!!」剣が、手から落ちて、将軍は後ろも見ずに部屋から走り去った。

王は床に倒れ、王妃は驚いて王を抱き起こそうとした。
扉の外には、ゴードが、扉を背にして立っていた。

皆が、あまりのことに動けずに、そこにいた。





(この お話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-05-27 23:59 | ミステリー・ファントム 2
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無題





タイトルがつけられません



この祈りは一度消しました。
あまりに苦しかったので。
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by f-as-hearts | 2009-05-26 00:11 | 祈り
・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・

ルシウス・トゥラスト             39歳
                     ・・・王子(グラハム王の長男)

ベルガー警部                 55歳


キュベレー男爵                64歳
                          ・・・劇団の団長

ロザリア夫人                  53歳
                          ・・・セシリア妃の母 ヴァレンシアの貴族

ヴァレンシア王妃               50歳
                         


ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)

マクファーレン・トゥラスト          14歳
                          ・・・ルシウスの長男


ロード・クロス・ヴァレンシア王      ・・・51歳
                        ヴァレンシア国王


サラジュール王                 35歳
                          ・・・サラジュール国国王(通称・銀の鯨)





第 15 話  「  絆  」


その馬車は郊外へとひたすらに走っていた。

「マクファーレン殿、手の傷は痛みますか?」
キュベレー男爵はシャツを引き裂くと、包帯のように赤紫色に腫れ傷だらけの手首に巻いた。
「・・・大丈夫です。それよりも、さっき・・・私のロープを解いてくれたご夫人は・・・」
男爵は手元から目を離さずに言った。「あなたの、お祖母様です」
マクファーレンは驚いて男爵の顔を見上げた。「まさか?!母の?」

「そうです・・・あなたは2つの国を繋ぐ、大切なお方だ」

馬車は向かい風の中、急ぎに急いでいた。

「・・・夢だと・・・・思っていました。
ヴァレンシア王が、僕に言ったんですーーーーー

我々が勝てば、おまえが総てを支配出来る。
もし、負ければーーーーおまえは生きてここを出る事は無い・・・・・・

おまえが望む 平和・・・・それは2つの国が1つになるまで 永遠にくることはない・・・」

風は唸りを上げて馬車の隙間から入り込んできた。

「・・・なぜなら、おまえは私の息子だからだ・・・・・・」頭を振って、マクファーレンは苦しそうな
表情を向けた。「・・・そんな話・・・・僕は信じられない!絶対に!!」

「--もし、それがーーー」キュベレー男爵は言った。
「真実だとしたら、王子、王子はどうされますか?」

突然、馬車は大きく外側へふくらんで向きを変えようと御者の掛け声が響いた。
「将軍の兵隊が追いついてきました!」御者は間髪を入れず鞭をいれた。
「ここからは道が悪い、何かに掴っていてください!」

馬車は雑木林のくねくねとした道を、全速力で走った。しかしすでに気付いた時には、周囲を
兵隊に囲まれていた。馬車は止められた。そこに将軍がやってくると兵隊は一斉に弓矢を引き
絞って馬車を狙った。「・・・さあ、王子!おとなしく城に戻っていただこうか?」

そこに、林の遥か遠くから弓矢が将軍目掛けて放たれた。「!!」将軍は弓矢を間一髪で払い
落としたが、今度は兵隊目掛けて何千と飛んできた。
「ぎゃっ!!」「何者だ?!」

「ヴァレンシア!!!借りは返してもらうぞ!!!」



同時刻・・・・・・・・・・・
ヴァレンシア王宮にて、ルシウス将軍とベルガー達が、ヴァレンシア王や将軍に取り囲まれていた。
「じきに人質は戻る。お前達は新たな人質として、我が国の戦いを優位に導いてくれる訳だ!」
将軍の一人がそう言ったのを合図に、皆が一斉に飛びかかろうとした。

そこに大声で軍隊と共に階段を駆け上がってきた者がいた。

「何者だ?!」将軍達が振り向いた。

「おお!勇ましい姿だな!シルバーシャーク将軍!!!」
それは海軍王サラジュールだった。

「もう、王子は助けた。人質はいないぞ。どうする?ヴァレンシア王よ。私の銀の鯨軍が、
この城を取り巻いているが?我々はこの場を戦場と化しても一向に構わないがな?
・・・改めて、取引といこうか。

俺は海で戦いたいんでね!そこにいる女将軍、ユノー殿との決着をつけさせてもらいたい!
我々は、このルシウス将軍共々、貴公らを海で迎え撃つ。

否、と言うなら、ここで皆殺しにするまで!いかがか?!」

女将軍は、きっ!とサラジュール王を睨み返すと、叫んだ。
「貴公が、我々を皆殺しだと?!出来もしない大ぼら吹きは、相変わらずだな!!
我が王に、お前の指一本触らせるものか!!!

ヴァレンシア王、私はこの者と決着をつけさせて頂きたい!!サラジュール王は、私の仇敵!!!
海の上でなら、私は負けはしない!!!私に今すぐ出撃命令を!!!」

怒りで紅潮した頬は、この女将軍を不思議と美しく見せた。
「ここから、サラジュール王、無傷で出られるものならな!!」血気にはやった若い将軍の一人が
切りかかった。「馬鹿者が!!!」ベルガーがその剣を目にも留まらぬ速さで弾き返した。
「サラジュール王が言った意味を、理解できんのか?!ここでの無意味な殺戮を避ける為だろうが!!」
「お前・・・ただの兵士ではないな?」年老いた将軍が、思い出したように言った。
「そういえば・・・騎馬隊を率いて無敗だった将軍に似ている」ベルガーはその将軍を睨み返した。
「過去に何の意味も無い。私は大切な方を護りにきた、それだけだ」



「サラジュール王、今すぐ城の周りの軍の包囲を解けば、貴公の話を信じてもいい」
ヴァレンシア王の言葉に、サラジュール王は頷いた。
「良し!!!海兵、すぐに包囲網解除の伝令を!!!」「了解!!!」
「こちらも、すぐに全軍出撃だ!!よいか、将軍、すぐに全軍に指示を!!!」
「ははっ!!!!」

将軍達は、ルシウス将軍とサラジュール王に一瞥すると、急いでそれぞれの軍隊の駐屯地へと
向かった。
ヴァレンシア王は、何も言わずに王の執務室へと向かっていた。王妃はその後を追った。
その様子に、ラザルフ将軍は一抹の不安を覚え、自軍への指示もそこそこに、王の元へと急いだ。

サラジュール王は外に出るとルシウスに話しかけた。
「急ぐぞ!!!マクファーレンを待たせては悪い。やっと海で戦える!!!」
「・・・いや、私は、これから国境線でヴァレンシア軍を迎え撃つ。後続の、将軍が来るのでね」
「山越えか!!!ふむ・・・それも良し!!だな!!ルシウス・・・・・・・」

珍しく、サラジュール王はぼやいた。
「ユノーは相変わらず、いい女だったが・・・いつになったら俺の事を想ってくれるようになるだろうか」
「・・・・勝っても、負けても・・・・・敵に変わりないからな」
「くそ~~~~!!!!意地でもあいつを負かしてやる!!!!!」
くすっと笑って、ルシウスは馬にまたがった。「ありがとう、感謝している!!それでは!!」
「おお!!!御武運を!!!」「貴方にも!!!」




(この お話は フィクションです)

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by f-as-hearts | 2009-05-21 23:59 | ミステリー・ファントム 2
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黄色い花2



病気の被害がこれ以上広がりませんように、
皆様の平安をお祈り申し上げます。
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by f-as-hearts | 2009-05-19 11:30 | 祈り
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小さな花



今日は黄色い花が沢山
咲いている場所に立ち寄りました

母の用事のついででしたが
車で通り過ぎるだけの
道の端の

今日は良いお天気ですね
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by f-as-hearts | 2009-05-19 11:24 | 祈り
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蜃気楼の街 2



遠景と 心象風景


それらは

きっとどこかで 交わる瞬間があるのでしょう


観たい風景

見てきた風景


混じりあう 時間と

そこに溶け込んでゆく自分も

一つの風景になってゆけたら


そんなことも 夢の風景
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by f-as-hearts | 2009-05-17 10:59 | 祈り
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緑の・・・・



やはり緑色は映りが悪いようです。
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by f-as-hearts | 2009-05-16 17:06 | 祈り