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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

<   2009年 04月 ( 15 )   > この月の画像一覧

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ファントム より



魔術師 ジェラール・レックス
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by f-as-hearts | 2009-04-30 10:46 | 祈り
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ファントム より



グラハム・トゥラスト王




うう


目眩が



まだまだですね。
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by f-as-hearts | 2009-04-29 17:03 | 祈り
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ファントム より



ロード・クロス・ヴァレンシア王





素描。か、かなり
イメージが大変。

昔から悲しみや怒りをエネルギーに変え昇華して、
絵や小説にしている私。




とんでもないかも~


きっと平和になったら
静かな日々が





・・・・今まできたこと
ないけど

くるといいな。



はあ・・・・・・・
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by f-as-hearts | 2009-04-29 14:25 | 祈り
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黒竜


今日の夕方 雷が光って
いました。



それで竜を描いてみましたが雷は描けなかった。


口の開き具合が難しい。

色々と迫力不足。

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by f-as-hearts | 2009-04-27 22:30 | 祈り
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若葉の道



花か 葉か

花のような葉もありますね



悲しいことが
千枚の葉に乗って

空へ消えてゆく


そんなイメージです
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by f-as-hearts | 2009-04-26 16:07 | 祈り
・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・


ジェラール・レックス              48歳
                          ・・・マジシャン


セシリア・トゥラスト              35歳
                     ・・・ルシウスの妃


ルシウス・トゥラスト             39歳
                     ・・・王子(グラハム王の長男)



・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・


キュベレー男爵                64歳
                          ・・・劇団の団長

ロザリア夫人                  53歳
                          ・・・セシリア妃の母 ヴァレンシアの貴族

ヴァレンシア王妃               50歳
                         


ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)


第 11 話  「  正義 と 愛 と  」


ジェラールはルシウス王子に引き止められて王宮に留まっていた。
最初、王子がジェラールを王宮に呼んだのは、その優れた魔術や話術でセシリア妃の退屈な毎日に
少しでも明るい話題をと、考えての事であった。だが今は、マクファーレンの事を切り出せない辛さから、
ルシウスはセシリア妃の顔を見る事すら出来ない・・・それをジェラールはまた、理解していた。

ジェラールは突然ヴァレンシア海軍がサラジュール海軍を奇襲した意味を考えると、背筋が寒くなる
のだった。
(もし、自分が考えていたマクファーレンの秘密、それが真実だとしたら・・・ヴァレンシア王の復讐は・・・)

「ジェラール、あなたにお願いしたい事がある」
見違えるような将軍の軍服に身を包んだルシウスが、皮の手袋をはめながら言った。
「セシリアの話し相手になってやってくれないか。出来るだけ長く・・・宮殿に部屋を用意させる。
私はこれから敵地へ向かう。ジェラール殿の相棒、ベルガー警部達と共に」
「ベルガーと?!」「そうだ。彼らの馬がとても優秀で、また彼らの力が必要になったのだ。
・・・ジェラール・・・こんなに君達の力を借りるようになろうとは・・・」

「・・・これだけは約束して下さい。 セシリア妃に、悲しい想いをさせないでください」
「---そのつもりだ。後を、頼む!」

ルシウスはセシリア妃に何も言わず、会わずにそのまま王宮の門をくぐった。
しかし、セシリアはその時、何かを感じて 塔の窓から外を観ていた。
そして、門から軍隊が走り出てゆくのと、将軍のマントに兜の装束のルシウスを、見た。

セシリアは胸がつぶれるかと思えるほど、その名を呼んだ・・・・
だが、その声は、ルシウスには届かなかった。



・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・・


ロザリア夫人は王妃や貴婦人とのお茶会を開いていた。

ヴァレンシア王の王宮は、今 将軍や兵達の会議で慌しく、また戦略準備と経過の報告で
右往左往している状態で、王は王妃達に王宮をしばらく離れる様言い渡してあった。
ロザリア夫人の夫もまた軍人であったので、その様子をおもんばかり、皆の心を慰めようと
その邸宅に招待したのだった。

王妃や将軍の妻達、また貴婦人達はロザリア夫人の料理長や菓子職人の腕を褒め、お茶の
香りに迫り来る戦争への不安を和らげようとしていた。

ロザリア夫人が王妃の方を見ながら話し出した。
「皆様、今日はちょっとした余興をご用意いたしましたの」そういうと、鈴を鳴らした。
扉を開けて現れた男に、皆が驚いた。
「キュベレー男爵!!まあ!貴方がお芝居を見せてくださるのですか?」

「ーーいえ、皆様ーー

皆様は ひとり芝居というものをご存知でしょうか? 私の、 古い知人が育てた俳優が
これから皆様に ひとり芝居をご覧にいれます」

その言葉の後、また鈴の音が響き、それを合図に仮面をつけた男が キュベレー男爵が
立っている後ろの扉を開けて現れた。

男は とても由緒ある衣装と、エンタール家の紋章を刺繍した将軍のマントを羽織っていた。
その姿で 皆の座っている中央までゆっくり進むと、片膝を折って膝をつき、胸に右手をつけ
話し始めた。


「私は たった今 戦場となった北の前線から戻ってきた。

ー貴女にもう一度 逢いたい・・・ただその想いだけが・・・
あの 屍が累々と続く荒涼とした戦場で生き残る為に 必要な・・・
私に残された たった一つの正義だった・・・

いつ、 この緊張が途切れ、命を落とすか分からないーーそんなぎりぎりの状況の中で



それでも、生きるという事は 命を貴女に預けていたから出来たのだ」

男は 立ち上がった。そして、ロザリア夫人の方を見た。

「--貴女の言葉がいつも心に蘇る。

・・・私が敵国の縁の者だから、愛してはくれないのですか、と・・・」

ロザリア夫人の目から 涙が落ちた。

「私は、その答えを  今、  貴女にわかってもらう為に、再び貴女に命を預けに来た。
私は貴女の国がどうであろうと、誰が何と言おうと、貴女にだけは
私が犯した罪を分かって欲しかった。

貴女を想いながら、貴女の国と戦う私のーーー
この私の、罪の重さを・・・

これが、 私の 愛 だった  と・・・」


ーその場の女性達は皆、戦争の悲劇を想い、涙を溜めていた。

・・・ゆっくりと男は天を仰ぎ見た。



「ーー私は、もう一度だけ、貴女に逢いたかった。

もうすぐ、ここに 我が王の軍がやってくる。
私は 盾となり、貴女を護る。

貴女は、私の為に生きて欲しい。

貴女が、私を忘れないと誓い 生きていってくれるならば

このまま 逢えずに死んだとしても

この先 私の名誉が 泥にまみれようとも


私は    生きてきたことを 後悔しないですむ・・・・・

これからも、   ずっと・・・・・・・・・」


男は くるりと 背を向けると、扉から出て行った。


その扉が閉められると、大きな拍手が起こった。

皆は口々に、あの俳優は誰なのかと、ロザリア夫人に問いただした。
夫人は微笑むばかりで、答えなかった。
ヴァレンシア王妃も、俳優が出て行った扉を見つめ、何も言わなかった。


客人がロザリア夫人に挨拶をし、皆が帰った後で、王妃はキュベレー男爵とロザリア夫人に
話し掛けた。
「・・・とても哀しいお話でしたね。とても・・・」「はい・・・王妃様」
「ロザリア夫人、ここではゆっくりお話出来ませんね。・・・あなた これから王宮の方へ
一緒にいらして下さい。王様達には会わずに済む様に取り計らいますから」
「え?それは・・・!」「それからー」王妃は夫人の言葉を遮る様に続けた。

「扉のところで待っている、名も知らぬ俳優さん?貴方のお芝居、私はとても気に入りましたわ。
もっと貴方のお芝居を観たいものです。キュベレー男爵、彼にも一緒に来るように言って下さい」
王妃は自分のコートを手にした。
「おお、それは!誠に名誉な事でございます」キュベレー男爵の言葉に王妃は頷いた。
「今すぐ用意してください。・・・私に出来る事は、それだけです」

俳優が扉から入って来たのを見ると、王妃はにこりともせず、言った。

「・・・本当に・・・噂に違わぬ実力ですこと。
先程の ひとり芝居、それが貴方があの方に認められたという、お芝居だったわけですね」

王妃はそれだけ言うと、すぐに扉を出て行った。その瞳は 夕陽の色に染まっていた。






(このお話は  フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-04-23 23:59 | ミステリー・ファントム 2
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ラピスラズリの天空門


久し振りに門の絵を描きました





ラピスラズリは石の名前です
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by f-as-hearts | 2009-04-23 16:58 | 祈り
・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・

ヴォーグ・レーヴィエ            67歳
                     ・・・革新派議員 ジョルジュの伯父


ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)


ルシウス・トゥラスト             39歳
                     ・・・王子(グラハム王の長男)



・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・


キュベレー男爵                64歳
                          ・・・劇団の団長

ロザリア夫人                  53歳
                          ・・・セシリア妃の母 ヴァレンシアの貴族


マクファーレン・トゥラスト          14歳
                          ・・・シャトーグランデ王国王子 ルシウスの長男


第  10  話   「 守護するもの  」


・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・


レーヴィエ卿は王宮の門に入る所で、ノーブルノワールのメンバーに手紙を渡された。
封は破られていなかった。表にレーヴィエ卿へと書かれていて、その字には見覚えがあった。

「誰からだね?」「・・・わからないのです。私は王宮の衛兵から渡されたもので・・・」
メンバーが帰ったのを確かめてから、レーヴィエ卿は封を切った。



        ヴォーグ・レーヴィエ卿


   マクファーレン王子は無事にサラジュール王に助け出されたと、伝書鳩が先程
   届きました。  新しい情報ですが、ルシウス王子に、セシリア妃を狙って、特殊
   部隊が動き出したと、お伝え下さい。


              ゴード・エンタールⅢ世



レーヴィエ卿は、唸った。「ゴードは何かを掴んだのか・・・」レーヴィエ卿はその手紙を
持ってルシウス王子の部屋まで行き、扉の前でふと、立ち止まった。
そして、もう一度手紙を読み返した。

ーーー呼吸を整えると、レーヴィエ卿は呟いた。

「---成る程・・・・敵の考えが読めて来た・・・・・・・

さて、どう動くべきかな?」


卿は目の前の扉を叩かずにそのまま王宮を後にした。それから数時間後、
ルシウス王子に手紙が届けられ、そして・・・・・・・・・・・
ルシウスの叫び声が、王宮に響き渡った。




・・・・・・・・・・・・・王宮の大会議室・・・・・・・・・・・・・・

ルシウス王子は王と議会の全員の前で、過去の戦争と同じく、自分もまた一人の将として
前線に赴くと宣言した。
その姿は、すでに今までの王子ではなく、11人の将軍と同じ、いやそれ以上に気迫に満ちて
いた。王子も加わった円卓会議で、他の将軍達は王子の戦略に驚いていた。

「それは、ルシウス王子、いかに足の速い馬を揃えても、3日はかかると・・・」
「いや、それでは私がヴァレンシアへ行く意味が無くなる。2日だ!誰か、2日で行けるという
者を知らぬか?」皆が、押し黙った。

「王子、あの山道をですか?!・・・・ううむ!!いいでしょう、私は警ら隊を束ねる男で、
優秀な馬達を育てている者を知っていますから、その者達を王子の軍隊で働かせましょう。
しかし、その者達は兵隊ではありませんから、王子の先発部隊に遅れても後続の部隊はかなりの
使い手を揃えねば・・・」将軍の中では特に武勇に優れて、その手の甲の傷を隠すように立派な皮の
手袋をした将軍が話した。
「では後続の部隊にはーーー」王子とほとんど年齢も変わらない、1番若い将軍が後に続いた。
「私達が行きます。皆さん、それでいいですね?」
皆は1も2もなく頷いた。「あなたが行くなら、万全だが!王子、彼はこの国で1番剣術に長けた
軍隊をお持ちだ。王子もご存知でしょう?」
「勿論!彼とは剣術の試合でいつも決勝で戦っているからね」王子はじっとその将軍の顔を見つめた。

「それから・・・・

これは将軍、皆に言っておくが、これからは私を王子と呼ばないでくれ。
戦争になったからには、私は将軍としての責任を全うする。」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


キュベレー男爵は歌劇団をソード国へ見送ると、自分はヴァレンシア王国に密かに入国
していた。彼の向かった先は、ヴァレンシアでも由緒正しい、とある貴族の邸宅であった。
邸宅の広い庭園、その垣根の蔦に覆われた扉を、一定のリズムで叩くと、中から従者が
現れ、男爵を招き入れた。

「・・・急な帰国の連絡に驚きましたが、一体何があったのですか?」
年配の、白髪をとても上品に結い上げた貴婦人が、従者達を人払いしてからキュベレー男爵に
尋ねた。
「奥様、マクファーレン王子が・・・」声を殺して話し出した。「ヴァレンシア王の軍隊に捕まりました。
戦争になれば、必ず何か起こるものです。私は国の為ではなく、私の信念によって、ここに参り
ました。奥様には真実をお伝えすべきだと・・・・」

貴婦人は驚き、また少し眼を潤ませながら頷いた。
「そうでしたか・・・・・・あなたは、エンタールⅡ世殿に頼まれていらしたのですね・・・・

・・・・・皮肉な、本当になんという運命なのでしょう・・・・・・・

・・・・男爵、それから・・・娘は・・・セシリアは?・・・・」

「・・・ブランの件が明るみに・・・その為、今は公の公務を総て辞退され、幽閉されています」
「なんですって!!!・・・・・・まさか、そのような?!・・・」貴婦人が倒れそうになったので
キュベレー男爵は支えた。「ロザリア様!お気を確かに」

「・・・そうでしたか・・・・・・・そのようなことになっていたのですね・・・・
戦争になるのも、それも・・・・王の・・・・」

キュベレー男爵はロザリア夫人としばらく話した後、ヴァレンシアの街並みに消えた。

ヴァレンシア海軍はその次の日ヴァレンシア王宮に到着した。




(この お話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-04-16 23:59 | ミステリー・ファントム 2
・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・




ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)

アイーダ・ローゼンハイム          24歳
                          ・・・女優


グラハム・トゥラスト王             57歳
                          ・・・シャトーグランデ国王



・・・・・・・・・・・・・・サラジュール王国・・・・・・・・・・・・・・・・


サラジュール王                 35歳
                          ・・・サラジュール国国王(通称・銀の鯨)

マクファーレン・トゥラスト          14歳
                          ・・・ルシウスの長男


第   9   話  「 急襲  」


アイーダは叔父の新聞社へ時々顔を出すようになっていた。叔父である所長は何も言わなかったが、
戦争の足音が近づくにつれて、いよいよアイーダはゴードの傍にいたいと思うようになっていた。
ゴードが記者の鞄を抱えて新聞社を出ると、そこにアイーダが待っていた。

「ゴード様・・・」「・・・サラジュール海軍とヴァレンシア海軍がぶつかったらしい。
・・・私は、議会に取材に行くところです」「!サラジュール王国!あの同盟国の・・・」

2人は、並んで歩きながら少しだけ話をした。公園が見えて、ゴードはそこの庭園に入ると、アイーダ
に言った。

「アイーダ、戦争が何もかも変えてしまうかもしれない・・・俺は、今だけは・・・
今だけは本当の事を君に言う。

どんな事がこれから起こっても、今の俺の言葉だけは信じていてほしい」

ゴードはアイーダを抱きしめ、その耳元で一言だけ囁くと、離れた。
「・・・・・・・・・戦争を、終わらせるまで、もう逢えない・・・・そう、決めたんだ」
ゴードは振り向かずに、走り去った。
アイーダは驚きのあまり、立ち尽くしていた。




・・・・・・・・・・・・・・・王宮の大会議室・・・・・・・・・・・・・・・・


グラハム王は、同盟国への伝令の返信と、そして各部隊の将軍に緊急招集をかけ、その報告を
受けていた。

グラハム王直属の特殊部隊は、もうすでに使命をおびて同盟国やヴァレンシア王国へと向かっており
シャトーグランデ王国の将軍、11人が円卓を囲んで各々の戦略を報告していた。

「サラジュール海軍の伝書によりますと、一番の難関は季節風、その時期の海域は暴風雨に
よる座礁も起こるとの事から、大型戦艦は海岸に寄港出来ない状況で、足の速い小型の海賊船に、
先手を取られている模様です」
海軍部隊を率いている将軍が、続けて報告した。「我々では、その規模のモンスーンには、手も足も
出ないでしょう。・・・誠に遺憾でありますが」
「また、報告によりますと、サラジュール国王はまだ出撃していない模様です。
敵の海軍、あの紅一点の女将軍はヴァレンシアで会議中と、それは、こちらの密偵が伝えて
きております」「・・・成る程、まだ小手調べの、陽動作戦でしょうか」「焦らせる手・・・か!」
将軍達は自国の海軍に期待出来ない口惜しさを、飲み込んでいた。

「国王、我々の包囲網はあらかた配置を完了しました。いかがいたしましょうか?」
「・・・まだだ。・・・まだ我々の軍師は作戦を明らかにしていない。これは、まだ何かあると見てよい。
焦るな、焦った方が負けだ。よいか、皆に告げておく。

この戦いは極秘裏に進めるのだ!よいな!」

グラハム王の胸中は複雑であった。将軍達には、マクファーレンがサラジュール海軍に修行中だとは
伝えていなかったのだ。それはルシウスとの約束であった。



・・・・・・・・・サラジュール王国  海域・・・・・・・・・・・・・



サラジュール海軍はヴァレンシア海軍と海賊の連合軍に急襲された。
王の銀色の鯨の尾の印を帆に染めた巨大戦艦、シルバーホエールはまだ動いてはいなかった。

「通信班!第3戦艦からの信号はないか?!」サラジュール王は目をつぶって、戦艦の管制室で情報を
待っていた。「まだです!この嵐のせいで、信号を送る炎が消えている模様です!」
「どれくらい前からだ?」「2時間前です」
「気象予報士!この嵐はいつ収束するか?」「まだ風向きが変わっていないので、なんとも言えませんが
この季節の暴風雨の統計上では、長くてあと3時間くらいかと」

「この時期を!狙っていたのか・・・第3戦艦は海賊の討伐にと、少ない護衛艦と共に動かせていたが・・・
ぬかったわ!敵の狙いはマクファーレン王子だ。敵の情報網を甘く見ていた・・・・・・

予報士!!後はお前の予測を信じるのみだ!
我々もあと3時間の後に出撃する!総員、配置につけ!!」「はっ!!」


第3戦艦は果敢に海賊とヴァレンシア海軍の数隻の船を相手に戦っていた。しかし、すぐに艦上での戦い
になり、大嵐の中どちらの兵も海に落ち、正に死闘の様相を呈していた。

ダダン!!と扉が壊された。その船室には船長とマクファーレンが剣を持って身構えていた。

「客人がいたぞーーーー!!! 船長、こいつらですかい?」
海賊が騒ぐと、そこにガシャンと重そうな革靴に長剣を下げたガタイのいい男が入ってきた。
「連行しろ!」「へい!!聞いたか、おめえら!命拾いしたな?え? 王子さんよ?!」
「ムダ口をたたくヒマがあったらーー」ヴァレンシアの船長は嵐に負けない位の怒声を海賊に向けた。
「てめえらのドンくせえ舟を力いっぱいこぎやがれ!海の藻屑になりたくなかったらな!!」
「了解!」




(この お話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-04-15 23:59 | ミステリー・ファントム 2
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桜 または 珊瑚礁の海



どちらも面白い

ちょっとした思いつき
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by f-as-hearts | 2009-04-12 00:48 | 祈り