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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

<   2009年 01月 ( 18 )   > この月の画像一覧

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雨粒達の空




昨夜は激しい風雨に
夜中起きてしまいました。
今日はとても寒いですね。
この絵は時々描くのですが
まだこの子達を思った通りには描けないので
悩みどころです。
それから携帯カメラの性能の違いで青が強いです。
色々ありますね~!
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by f-as-hearts | 2009-01-31 16:52 | 祈り
第  25  話    「  終幕へ   」



ジェラールはゴードに今までのいきさつを聞いた。
ーーしかし、ある1点だけは、正規の誓いを立てて貰わねば話せない、とゴードは
突っぱねた。
それは、何故医者がブランに殺害され、それがどう王家と関係があるのか、
という問題だった。

「・・・じゃあ、どんな誓いを立てれば、聞かせてもらえるんだ?」
「--うーん・・・そうだな、王様の前で、自分は一生聞いたことを誰にも話さない、この誓いを
破った場合は死刑を受ける・・・というところかな」
「・・・・凄いな。・・・・だが、ゴードは勿論知っているんだよな」
「関係者だから、というしかない」
「・・・俺を信じてくれ、と言っても無理か。まだ付き合いが浅すぎるからな」

ゴードはちょっと笑った。「まだ3回しか会っていない」
「いや?4回だね。深夜の劇場で」
「ああ、あれか。・・・あの怪盗はお前だったんだ!やっぱり怪しいなー!」
「なんだと?!だから、お前には言われたくないって!!」「あはははは!!!」

「---そんなことより、ゴード、お前俳優に戻るんだろうな?」
ゴードはまた笑った。
「さてね?どんな運命が待っているかな」
街道を足早に渡りながら、ゴードは言った。

「おい!これだけは言っておくぞ!もう追いかけっこはごめんだからな!」



王宮のサロンでヴォーグ・レーヴィエ卿は、グラハム王と午後のお茶を愉しんでいた。

「・・・・・思うに・・・・」グラハム王は何の脈絡も無く話し出した。
「我々は常に安定を求めているが、不安定で不確かな、変化するのが当然の理の
この世界では、安定とは実は常に、バランス、調整の中でしか存在しないものなのだな」

「ーーなるほど・・・」レーヴィエ卿は頷いた。
「--つまりそれは、これからも誰かがその調整をすべきだと言う、お考えでしょうか」

「うむ・・・・次の王にも、そのような者が必要であろうと思うが、どうだ?」
「ルシウス殿に、ですか?」

レーヴィエ卿は、微笑んだ。

「・・・・愉しみでございますな。   これからの世界が・・・・・」










               E N D

・・・・・あとがき・・・・・
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by f-as-hearts | 2009-01-25 23:59 | ミステリー・ファントム
・・・・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・



シャトー・エンタールⅡ世           60歳
                          ・・・ゴードの養父

ジェラール・レックス              48歳
                          ・・・マジシャン

ルシウス・トゥラスト              39歳
                          ・・・王子(グラハム王の長男)

セシリア・トゥラスト              35歳
                          ・・・ルシウスの妃

マクファーレン・トゥラスト          14歳
                          ・・・ルシウスの長男


グラハム・トゥラスト王             57歳
                          ・・・シャトーグランデ国王

サラジュール王                 35歳
                          ・・・サラジュール国国王(通称・銀の鯨)
                         

ロード・クロス・ヴァレンシア王        51歳
                          ・・・ヴァレンシア国王

アイーダ・ローゼンハイム          24歳
                          ・・・女優

ベルガー警部                 55歳


ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)



第  24  話  「  決着へ   」



王宮の中庭で、2人の王はこれまでの怒りを、その剣に籠めて、激しくぶつかり合っていた。
それは、王としてのプライドを超え、まるで自然の掟に従っている様に見えた。
互いに何の躊躇もなく、その体ごとでぶつかる剣は、この2人が戦いの世界に常に身を置いてきたからか・・・
その気迫に、周りの従者達は手を出す事が、この王達にとって屈辱になるという事を、
よく理解していた。そこには、剣でしかこの2人の王達の心に決着をつけられないのだという
連綿と続く騎士道があった。

ゴードは最初、ヴァレンシア王とは自分が剣で戦いたいと思っていた。
両親を殺害するように命令を下した、ヴァレンシア王とーーー
だが、グラハム王が剣を抜いた時、王に立ち向かう自分の姿は消え、そこに、
全てを背負った王だけにしか立ち入る事は許されない世界を見、自分の心もグラハム王に
重ねたのだった。

ヴァレンシア王は、心のどこかで自分がいつも冷静でいることに苛立っていた。
それは、怒りをぶつける相手、本当の相手に、王という立場の所為で出来ない不幸だと
薄々気づいていた。今、ヴァレンシア王は自分が怒りに目が眩まず、また別の感情が
沸いてくるのを感じていた。

グラハム王はヴァレンシア王の策略を、軍師レーヴィエ卿と共にあらゆる状況を想定して
きた。しかし、この王との直接対決だけは、全く予想も出来ないことであった。

互角の戦いの中で、気力の尽きた方が、負けるーーーーー
その時、大門の外に大きな声が上がった。

黒馬の軍団、ヴァレンシア特殊部隊が、とうとうその姿を現したのだ。

衛兵や憲兵達は、すぐに戦闘態勢に入ったが、特殊部隊はやはりその戦闘力で、圧倒していた。
一体、どこに潜んでいたのか、その数はゆうに500騎はあろうかという部隊で、それらが
南門と北門にほぼ同時に現れたのだ。

「ひるむな!門を守れ!伝令、すぐに城中の衛兵を門に呼べ!!」ベルガー警部は大声で
指揮をすると、自分も馬上で剣を抜いた。

「ぐわあああ!!!」
黒馬の軍団の、後方から怒声が上がった。

「てめえら、ひとんちの庭で何暴れてやがるんだ!!俺らの王様達が来ていなさる城で
おめえらの好き勝手やらせてたまるかよ!!!!」

その声と共に、大づちや斧、つるはしを持った大軍が、一斉に怒涛のごとくやってきた。
「うおおおおおおおお!!!!やっちまえ!!!!」
物凄い勢いで黒馬の軍団に殴りかかってゆく軍勢に、ベルガーは驚いて新たな敵かと
一瞬判断に迷った。
そこに、急いで馬で走り寄って来た男が言った。

「ベルガー警部!!間に合ってよかった!!私はノーブルノワールの者です。
この人達は、鉱山で働いている者達です!!自分達の王様達を守る為に、立ち上がって
くれました!!」
その男の後ろから、その労働者達のリーダー格と思しき男が、大づちを担いでベルガーの
ところにやって来た。

「--よう、オレはソード国のもんだ。ノーブルノワールさんに聞いたぜ。
うちんとこの王様が来てるんだろ?
オレらは、うちらの王様の顔を一度拝んでみたいのさ。勿論、グラハム王様もな!
ーーなんかよ、一度くらいは、オレも人に誇れる事をしてみてえんだ。それだけだ」

「-感謝する!!こいつらはヴァレンシアの軍隊だ。我々は戦いに勝って、王様達を
見送ろう!!」
「おお!!!!いくぞ、おまえら!!」「おおおーーーーーー!!!!」

ベルガーは、このとてつもない援軍に、民衆の力を又、感じたのだった。
そう、怒涛のような民衆の力を・・・

その援軍の事は、すぐに中庭にも伝えられた。
「---鉱山の労働者達が!!門で戦っています!
その数、2千人!!!!」
伝令は、興奮して大声で叫んだ。
中庭に集まって着始めた各国の王達は、驚きを隠さなかった。
「なんと!?労働者達が?!」「あのヴァレンシアの部隊と??」
ざわざわ・・・・「一体、何が起こっているんだ??」

2人の王はその声を聞いていた。聞いてはいたが、この戦いとはまるで関係が無い事
だと互いに思っていた。

しかし、そこにルシウス達とサラジュール国王が来て、雰囲気は一変した。

ヴァレンシア王はマクファーレンがサラジュール王の海軍の帽子をかぶる姿を見て、そして・・・
自分の中で、何かが崩れるのを感じた。言いようの無い暗闇を払うように、剣を振った。

グラハム王はヴァレンシア王の、その変化に気づいた。
「--王よ、邪魔が入ったようだ。本気ではない貴公と戦うのは、私にとっては苦痛だ。
・・・この一戦は、次回に決着をつけようと思うが、どうだ?」

「---ふん。---外も随分騒がしくなったな。
ーーいいだろう。今度は、宣戦布告して正面からやって来る事にしよう。

ーーーもう、この国に何の遠慮もしない。その時は、ルシウス、お前にも戦争の
本当の恐怖を教えてやる」

ヴァレンシア王は剣を納めると、踵を返して門へと向かった。
王宮の大扉が開き、そこからヴァレンシア王と従者達が現れると、生き残っていた特殊部隊
の者達は、急いで王の下へ集まった。
突然戦いを止めた敵に驚いた皆は、そこにいる傷だらけの王を見上げた。
その姿は、とてつもなく大きく見えた。王が、合図をすると、特殊部隊の者は皆で王の為に
並び、道をつくった。その、整然とした姿は、今の今まで戦っていた者達とは思えぬ程
静かだった。

そこに、グラハム王の声が響いた。
「皆、今すぐ剣を収めよ!ヴァレンシア王のご出立である、皆 道を開けよ!!」

王の言葉に、その場の皆は驚き、また、グラハム王の度量の大きさを知った。
民衆はその王の言葉に、従った。

ヴァレンシア王は、一度も振り返りはしなかった。
王宮の門に居並ぶ同盟国の王達は、ヴァレンシア王の姿を、見送った。
ヴァレンシア王とその部隊が王宮の門から消えると、そこで戦った者達、皆が
一斉に勝どきの声を上げた。
グラハム王とそこに居合わせた王様達は、その戦いに出向いてくれた者達を、王宮の大広間へ
招き入れると、その労をねぎらい、心からの感謝を述べた。

「この国の王として生を受けて、今夜ほど誇らしい日はない。
今夜、この同盟国の皆に誓った、今日は本当に記念すべき日だ。
今夜の出来事は、この国に長く言い伝えられるであろう。
あなた達国民が、この王国を救ったのだ。
ここに集いし皆に、同盟に、幸あれ!乾杯!!!」
「おおおーーーーーー!!!!」

そこには、各国の王は勿論、ベルガー警部の顔も、ジェラールもレーヴィエ卿も、
勿論ゴードの顔も、あった。
皆が、この奇跡の瞬間を一緒に過ごせた事に、王に、そしてここで戦ってくれた民衆に
感謝していた。



その場から、静かに離れて中庭に出てゆく影が2つあった。

「・・・セシリア・・・」 ルシウスはセシリアの後姿を見つめていた。
いつの間にか、雪が降り始め、2人の声を消した。

「・・・・・ルシウス・・・・何故 私を  責めないのですか?」
振り返らないセシリアに、ルシウスは苦しくなっていた。
「・・・私の裏切りを、黙って許してくれても・・・私は あなたの寂しさの分だけ
・・・・罪を重ねたのです・・・・・・」
雪は、セシリアの髪に 白く輝いた。

「・・・どうして、耐えられないと言ってくれないのですか」
ルシウスはやっと、心の堰を切ったようにセシリアを抱きしめた。
「耐えられる・・・・過去の真実も全て・・・そう思ったんだ。

だが、本当に耐えられない事は・・・・・・・・
君が私を、愛してはいないと知ることだった・・・・・・・・」
「ルシウス・・・・・・」
「だが、もういいんだ。 君が私を愛してくれるまで、私はいつまででも
君を、待つ・・・・・・・・・」

粉雪は二人の上に静かに降り積もっていた。






(このお話は  フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-01-25 22:31 | ミステリー・ファントム
・・・・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・



シャトー・エンタールⅡ世           60歳
                          ・・・ゴードの養父

ジェラール・レックス              48歳
                          ・・・マジシャン

ルシウス・トゥラスト              39歳
                          ・・・王子(グラハム王の長男)

セシリア・トゥラスト              35歳
                          ・・・ルシウスの妃

マクファーレン・トゥラスト          14歳
                          ・・・ルシウスの長男


グラハム・トゥラスト王             57歳
                          ・・・シャトーグランデ国王

ロザリー(ブラン)                51歳
                          ・・・セシリア妃の侍従長(暗殺者)


ロード・クロス・ヴァレンシア王        51歳
                          ・・・ヴァレンシア国王

アイーダ・ローゼンハイム          24歳
                          ・・・女優

ベルガー警部                 55歳


ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)


第  23  話  「 サラジュール国王 」


大広間の会場では、司会者が慌てて出て来て芝居の中止の説明をしていた。
ーいづれこの劇を、総てご覧戴ける時が来る事を、期待しましょう、と結んだ。
それにあわせて、また道化師達がペラペラの銀紙の剣を振り回して現れ、王様達に
笑われていた。踊り疲れた人々や飲み物を運ぶ従者達が、ひっきりなしに動いていた。

司会者は、王様からの合図で、再び登場した。
「皆様、宴もたけなわ、大変名残惜しゅうございますが、そろそろこの大舞踏会も
終幕のお時間のようでございます!!
それではグラハム王より皆様へ、ご挨拶を戴きます」

「遠路遥々、お越し戴いた同胞の皆様、これからも変わらぬ交流を、また
この日を忘れぬよう、我が国は本日を祝日と定めます。
ご臨席の同盟の皆様、共に栄光のあらんことを!」

大きな拍手と共に、皆は立ち上がり、大広間を出て行った。
ヴァレンシアの王と王妃はいつの間にか姿が見えなかった。

グラハム王の元に、シャトー・エンタールⅡ世が近づいた。

「・・・王よ、随分とこの私の寿命を縮めて下さいましたな。---ヴァレンシアの王が
あのまま帰るとは、到底思えませんが」
「--剣をお渡ししておこうか?・・・ゴードのことについては、すまなかった。
何しろ主役なものだからね」
「---ゴード・エンタールⅢ世の出演は、どこの劇場の どの公演でも
これを 明らかにしてはならないーーーまさか、こんなところにまで、あの通達を
持ち出しますか。洒落がきつすぎますぞ。
・・・・いや、それよりーーー」

2人が広間を出ようとすると、そこにゴードとジェラールが駆け寄ってきた。
「!ゴード!!」エンタールⅡ世は大声を出した。ゴードは2人にうやうやしくお辞儀をしてから
話し出した。
「国王、ヴァレンシア王が、王宮の門のところでーー!」
「--あいわかった。」グラハム王は剣の柄を握り締めた。

ヴァレンシア王は王妃を馬車に待たせ、自分は従者を伴って王宮の広いエントランスに
立っていた。
王は、ブランの失敗とセシリア妃とマクファーレンが人質になった事に、猛烈な怒りを
溜めていた。ここからあの2人、セシリア妃とその息子を連れ出し、より2つの国が対立し
お互いに戦争への道しか解決方法がない、そこまで追い詰めるつもりであった・・・・・・
そして、マクファーレンの秘密を、またその起爆剤として利用する、それら全てが、長い年月
シャトーグランデ王国を敵対し続けた、ヴァレンシア王の計画であった。

しかしーー軍師レーヴィエ卿に、またしても先手を取られてしまった。
そう、敵の陣地で切り札を奪われたのだ。

「ヴァレンシア王・・・」グラハム王が大勢の従者と共に現れると、ヴァレンシア王は、自分の
従者達に手で散れ、と合図した。
グラハム王もまた、自分のマントを外すと、手に持っていた剣を握った。
ヴァレンシア王も黒豹をかたどった剣の柄を握って、グラハム王を見た。

「--私は、本来とても短気な男でねーー」すらりとその剣を抜くと、それは
剣先から刃にかけて、それと判る程の名刀だった。

「しかし、愉しみは、最後までとっておく方がーーー」
一歩、間合いを縮めながら言った。
「--より、燃える性質(タチ)だ」

「---面白い。私はーー」グラハム王も剣を抜いた。それは白銀に輝く剣だった。
「お主のような好敵手と、一度でいいから剣で決着をつけてみたかったのだ」

2人は、その間合いのまま、中庭へと移った。



その少し前・・・・・・・

ルシウス達4人はサラジュール国王の泊まっている宮殿の別塔を訪れていた。
この海軍王は、同盟国一若い王で、又、特にヴァレンシア国を敵視していたので、今回の
晩餐会でのヴァレンシア王の動向に、やはり危機感を持っていた。
レーヴィエ卿の説明を受けて、マクファーレン王子をサラジュール国へ修行に、ということも
それが同盟をより強化する事にもなるとして、一も二もなく賛成した。

「--では、早い方が良い。我々は明日の夕刻には発つつもりだが、間に合うか?」
「はい、すぐ準備します!」
「良し!--海軍が第一に守るべきものは規律だ。海は、陸地とは違うが、海の男どもはーー」

そこに、ドカドカと海軍の制服を着た男達が、王に報告があると入って来た。

「閣下!!黒服のヴァレンシアの敵兵が、周りを偵察しておりました!!」
サラジュール王はまゆをしかめた。
「で、ありますから!当然、我々は、ぶちのめしときましたあ!!!」

「良し!我々の力を知らぬ馬鹿どもだ。遠慮はいらん。それから、新たな任務
がある。こちらの王子達の警護にもあたれ」
「了解であります!!!」海兵達はまたドカドカと騒がしく出て行った。

マクファーレンは海軍の兵隊を初めて見て、驚きのあまり目を見開いていた。

「---あー、何が言いたかったんだったかな?
まあよい。

ところで、マクファーレン、お前の父親は私と共に戦った同胞で、私は銀の鯨と
言われているが、ルシウス殿はなんと言われていたか、知っているかな?」
「--?父が、ですか?」
「銀の鮫、シルバーシャークだ。
くっくっくっ!まさか、息子は平和主義者のお前しか、知らないのか??
これはおかしい!!!」大笑いするサラジュール王にルシウスは言った。
「貴公と一緒に戦ったのは18年も前のことだ。・・・私はヴァレンシアとの停戦状態を
続ける事で、妃の母国との均衡を保ってきたが、それを恥じる気持ちはない。
だが、マクファーレンは、また違う時代を生きて行くのだから、どうか、あなたの力を
お貸し頂きたい」
「他でもないルシウスの頼みだからな。貴公にも、18年前の約束を、守ってもらえれば
それで良し!だな」
「・・・・・!!まさか、まだ?!」「わかっているなら、その先は言うな!!あっはっはっ!!!」

そしてこの王宮での事件は、大きなうねりとなっていくのであった。




(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-01-24 10:00 | ミステリー・ファントム
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ミーコの夢



どんな夢をみているのか

笑っているような顔でした
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by f-as-hearts | 2009-01-21 00:01 | 祈り
・・・・・・・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・・・・



シャトー・エンタールⅡ世           60歳
                          ・・・ゴードの養父

ジェラール・レックス              48歳
                          ・・・マジシャン

ルシウス・トゥラスト              39歳
                          ・・・王子(グラハム王の長男)

セシリア・トゥラスト              35歳
                          ・・・ルシウスの妃

マクファーレン・トゥラスト          14歳
                          ・・・ルシウスの長男


グラハム・トゥラスト王             57歳
                          ・・・シャトーグランデ国王

ロザリー(ブラン)                51歳
                          ・・・セシリア妃の侍従長(暗殺者)


ロード・クロス・ヴァレンシア王        51歳
                          ・・・ヴァレンシア国王

アイーダ・ローゼンハイム          24歳
                          ・・・女優

ベルガー警部                 55歳


ゴード・エンタールⅢ世            30歳
                          ・・・俳優(ファントム)


第  22  話   「  運命の輪  」



ベルガー警部は王宮の大門の階段を馬で駆け上がり、驚く衛兵達に、至急王宮の出入り口
南と北の門を閉鎖するように、命令した。

「急げ!!ヴァレンシアの特殊部隊がやってくるぞ!!」

ベルガーは黒馬の一団が、この王宮を襲う時ーーーその時を予測していた。
「ヴァレンシア王が、この城から出る時だ!!ヴァレンシア王がこの城を出れば、
一挙に攻撃をかけてくるに違いない!!よいか、我々は外敵に備えるぞ!!!」

内と外とーーーーー
ベルガー警部はヴァレンシア王がこれほど大部隊でこの国に侵攻した理由は、
もう全面戦争への口火であろうと、考えていた。
しかし、それを知っているであろうグラハム国王は、この事態をどう治めるつもりか、
ベルガー警部には全く見当もつかなかった。

どこからかやってくる特殊部隊の事を考えると、一分一秒の、その針が心臓に
刺さっていくような恐怖であった。

その頃、ブランとその部下達侍女は、全員が持っていた細身の銀の剣を取り上げられ、
衛兵達によって縄で巻かれ、鍵のかかる部屋に、閉じ込められていた。
ブランは気絶したまま、縄で縛られていた。その様子を、2人は隠れて確認した。

ジェラールはゴードに訊きたい事が山ほどあったが、今はそれよりヴァレンシア王の動向が
気になっていた。ゴードは何もかも知っているーーーー

ゴードはジェラールと共に、従者の姿のまま、大広間の反対側の扉の方へと廻った。
その扉の近くで声がしたので、ゴードはジェラールに声に出さずに隠れるように指示した。

扉から少し離れたテラスに置かれた椅子に、セシリア妃とマクファーレン、ルシウス王子
・・・・・・・・それに、もう一人の後姿が見えた。

(あれは?)(・・・ヴォーグ・レーヴィエ卿だ・・・この、総ての台本を作った人物だ)
(!!!なんだって?!)(---しっ!!)

ゴードはジェラールに黙るように言うと、4人の会話に神経を集中した。

「ほほう!マクファーレン様は、銀の鯨、シルバーホェールと称えられる海軍王とも
お話をされましたか!」レーヴィエ卿の言葉に、マクファーレンは頷いた。
「はい!我が国は海軍が弱いので、とても羨ましいとお話しました。
王は、私を今度、軍艦に乗せて下さると約束してくださいました」マクファーレンの目は輝いていた。
「・・・・・そう・・・・・・」セシリア妃は頷いてはいたが、心ここにあらずで、顔色は蒼白であった。

「マクファーレン様、それはとても良い機会ですな!私など、戦争で山や河を渡り他国へは
遠征致しましたが、海を越えては、とうとうこの歳になっても行く事は叶いませんでした。
マクファーレン様はいづれこの国の国王となられる方ですから、若いうちに他国を見聞される
ことは、とても!とても良い事です!」

「---レーヴィエ卿!・・・・・」ルシウスは、レーヴィエ卿が何を言いたいのか、やっとわかった。

「セシリア妃、私はマクファーレン様にとって、この国は大変危険だと存じます。我々は戦争を
経験しましたが、まさかマクファーレン様の代になってもまだ、戦争が続くことになるとは、
正直、想像したくはございませんな。

セシリア妃、賢明なご決断をされますよう」レーヴィエ卿は、そう言うとセシリア妃の前で
片膝を折って頭を垂れた。

「レーヴィエ卿!!---セシリアは・・・!私の妃は、マクファーレンを心から愛している!
戦争など!!---戦争など、望む訳が無いのだ。セシリア、セシリア、マクファーレンは
どこにも行かせずとも良い。マクファーレンの幸せはーーーー」

セシリア妃は、きっ、と顔を上げた。
「・・・・いいえ、あなた。マクファーレンは、王となる為に・・・その為にならレーヴィエ卿の
おっしゃられることも、当然なのです。マクファーレンは・・・・・・・あなたの子なのですから。

・・・・・・・レーヴィエ卿、私は決心がつきました。
私は、もう表舞台には出ません・・・・・それが、私にできる、唯一のことのようです」
「セシリア!!!」

「セシリア妃、そのご英断、この年寄りの最後の務めとして、かならずや皆様をお守り
致します。マクファーレン様は、いかがですかな?」
「お母様、信じて待っていて下さい。僕はお母様に似て負けず嫌いですから、絶対に
凄い海軍を造って見せますよ!!」


ゴード達はそっとその場から離れた。ジェラールは、レーヴィエ卿の言葉が、気になっていた。
(マクファーレン様にとって、この国は大変危険だと存じます・・・・・それは、ヴァレンシア王が
マクファーレンを狙うから、という意味か?)
ジェラールの心中を察したように、ゴードは言った。
「・・・ヴァレンシア王が、この王宮に出向いて来た理由ーーそれが、すべての答えだ」





(この お話はフィクションです)
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by f-as-hearts | 2009-01-20 22:43 | ミステリー・ファントム
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ママさんコーラス




・・・・というタイトルはどうよ?

と言ったら、

センスゼロ。
違うと思います。

と、息子達。





・・・・・・・・・・・
やはり冗談をスルーされた。
・・・・すみません。
また小説にいきます。
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by f-as-hearts | 2009-01-18 22:29 | 祈り
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今日は寒いですね。


やっぱり花は難しい。
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by f-as-hearts | 2009-01-15 13:28 | 祈り
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風邪をひきました。


かなり前から描いていて
ちょっとだけ描き足した絵です。
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by f-as-hearts | 2009-01-15 13:23 | 祈り
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最近 本を読んでいない。
うーん( ̄~ ̄;)
えーと 言い訳タイムがやって参りました。

小説ですが、いつも読んで頂きまして、ありがとうございますm(__)m


もうちょっとでラストですが、今回かなり話の進行が早いと思っています。いつもより時間がないというのが言い訳です。

その分スピード感があるかも???

時の花

どこかに咲いていて欲しいな。
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by f-as-hearts | 2009-01-11 16:04 | 祈り