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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

<   2008年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧

・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・

アイーダ・ローゼンハイム        24歳
                        ・・・・・女優

貴族院 革新派 ノーブルノワール

ヴォーグ・レーヴィエ           67歳
                        ・・・・ジョルジュの伯父

貴族院 保守派

グラス・ダンカン              53歳
                    

第 8 話  「 思惑  」


アイーダは一人新聞社に出かけていた。その新聞社はアイーダの叔父が所長を務めていた。
叔父に報告があったのだ。

「アイーダ、次の舞台の話が決まったんだって?」アイーダは黒いインクがついている叔父の顔に、にっこりと微笑み返しながら、返事をした。
「ええ、お蔭様で」「おお、私も是非観に行きたいものだが」
「それでは、招待状をお持ちしますわ。今回は特別で、王家主催の12月の舞踏会の日に、皆様の前で公演させて頂きますの。本当に光栄なことですわ!」
「素晴らしい!!それで、演目は?」「・・・うふふ、秘密ですわ!」アイーダは口元に指をあてて、付け加えた。「あの、叔父様、このことは誰にも言わないでくださいね?」

叔父は、頷くと、出来たばかりの新聞を、アイーダに手渡した。
アイーダはそのまま外に待たせてあった馬車に乗り込むと、新聞の間から封筒を取り出し、その場ですぐに目を通した。

「ご苦労様。 君はとても良くやってくれた。警部の足止めも、君の演技力なしには、叶わなかった。
お蔭で随分動くことが出来た。これからは芝居に打ち込んでくれたまえ」


アイーダは手紙を大事にドレスの胸にしまい込んだ。



・・・・・・・貴族院のサロンにて

シャトーグランデ王国の議会は、貴族院の議員である革新派ノーブルノワールと保守派、そしてその上に位置する王族派によって構成されている。
王族議員は、もっぱら外交・・・対外的なものと議会の会期について決定する役割を担っており、議会にはほとんど参加することはなかった。つまり、舞踏会の主催や他国の晩餐会に出席するなどの、「王国の顔」としての役割であった。
王国の権威、また自国の優位を、その贅を尽くした晩餐会で常に誇示する、それもこの時代では当たり前のことであった。

保守派は特に、そうして国を貴族の天下に置くことを肯定する派閥であり、革新派とは根本的に違っていた。

貴族院のサロンで、午後の遅いお茶を一人(いや、従者もいたが)飲んでいるヴォーグ・レーヴィエ卿の所に、保守派の大臣であるグラス・ダンカン卿が、大げさな手振りで近づいてきた。
「おや、これはこれは!レーヴィエ卿!奇遇ですな。私は今日は保守派の集まりでして。
レーヴィエ卿は、革新派のお話し合いでしたかな?」
ダンカン卿は、ふうふう言いながら、レースのハンカチでひたいをぬぐっていた。
チョッキのボタンが弾けそうに見えたが、それを注意すべきか、レーヴィエ卿はちょっと考えてみたりした。

「こんにちは、ダンカン卿、それはお忙しいことでよろしいですな。私などノーブルノワールの頭数の為にいるようなものですから、仕事などありませんのでね。こうして今も、一人でお茶を楽しんでおりました。保守の皆様とは、全く、お茶もご一緒しておりませんが、私をお忘れでなかったとは、驚きです」

ダンカン卿は勢い込んで話し出した。「おやおや!何をおっしゃいますか!貴族院でも1、2を争う長老の・・・・いや、失礼!実力派のレーヴィエ卿を誰が忘れると??それは、こちらこそ驚きですとも!保守の若造はこの際ほって置きましょう、あの若造どもは口先だけは国の為とかきれいごとを言っておりますがね、ご存知のように礼儀を欠いておりますし、そう!議会にいながら他国との歴史的事実も知らぬという、あきれた者達ですから。いやいや、レーヴィエ卿はみなご存知ですな。
そうそう、よかった!レーヴィエ卿にお伺いしたいと思っている話がありました!おお、本当に!よろしければ場所を変えて、お食事などはいかがでしょうかな?」

「誠に残念なことですが、今夜は先約がございましてな。折角のお話ですから、ここで伺ってもよろしいですぞ。まあ、さしあたって人が入ってくる様子もないですが、私の従者に人払いをさせても構いません。・・・聞いておったな?今すぐサロンの入り口で、入室されようとするお客様には丁重にお帰り戴くように」従者は静かに一礼してサロンの入り口へ向かった。

ダンカン卿は、ポカンと口を開けていたが、はっとして話を続けた。
「おお、全く、そのようにお気遣い頂き、誠にありがたいことです!そうですな・・・話というのは・・・」
ダンカン卿はサロンの給仕のお茶を手に取ると、一気に飲み込んだ。
「私共は、国の発展の為にも、これまで以上に我が国の国民が増えるよう、また皆が国の富の恩恵に浴しなければならぬという大前提の上で議会で論議している訳ですが、いかんせん!私共の保守派の議員にはなかなか骨のある人物がおりませんでね。いやいや、国の為にということを、レーヴィエ卿がご高説戴ければ、若い者達も大いに奮起するのではないかと!そう思いましてね!」

「おお、なんとご冗談がお上手で。そういうことでしたら、私の属するノーブルノワールの若い者達との論議の方が、保守の方々を奮起させられましょう。
いかにも!若い者達は面白いものですな。私など、まだまだ若い者達から教えられております。どうぞ、その方達にお伝え下さい。私がもしも」

レーヴィエ卿は給仕に合図して紅茶を注いで貰った。ダンカン卿は、そわそわと手を擦りながら、次の言葉を待っていた。

「・・・もしも、保守の方達とお会いするのであれば、そうですな、ダンカン卿、王族議員の方々もご一緒にお茶でもさせて戴きたいものですな。実に、実に優雅なお茶時間を過ごしたいものです」

ダンカン卿は、レーヴィエ卿が立ち上がったのをみて、慌てた。
「おお!それは、全くその通りでございますな。ええ、是非今度はそのような席をもうけましょうとも!」

ダンカン卿は汗だくでレーヴィエ卿を見送ると、自分の傍で新しいハンカチを差し出した従者の頭を叩いた。
「全く!どうすればあの、古だぬきを味方にできるというのだ?!王様の一声でもなけりゃ、うごきゃしないぞ!!まったく!!」ダンカン卿はサロンを足音高く出て行った。

レーヴィエ卿は、夕闇迫る門の所で待っていた馬車に乗り込むと、誰に言うともなく独り言をいった。「これで本気で説得にくるでしょうな。おお、そういえば、ルシウス王子と来週、チェスのお手合わせの約束がございましたな。実に!楽しみなことです」

御者は、何も言わず馬に鞭をいれた。馬車はゆっくりと走り去っていった。






(このお話はフィクションです)
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by f-as-hearts | 2008-11-26 20:42 | ミステリー・ファントム
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クリスマスイルミネーション


クリスマスまで あと一ヶ月間ですね
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by f-as-hearts | 2008-11-26 15:35 | 祈り
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静 と 動




この風景の下は

ライトの集まるところ

リングのように巻き上がり
ライトは北へ南へ





風景に惹かれ

でも残る写真は

いつも数枚だけ
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by f-as-hearts | 2008-11-25 16:17 | 祈り
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とまる



力が抜けてとまるような

そんな時は

今まで背中から流れていた
光が

点になるのかもしれない




昨日 友人達とふらっと
出かけてきました。
息子も一緒でなかなか楽しかったな
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by f-as-hearts | 2008-11-24 14:25 | 祈り
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紅葉姫





紅葉を見に行きたいけどいけないとか

そんな事を考えつつ

メールしなくちゃいけないのに…

絵を描いてちゃいけない

いけないづくし。


そう言えば

息子達にそろって
十二単かよっ!て、突っ込まれたけど…

やっぱりいけてない?
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by f-as-hearts | 2008-11-16 23:31 | 祈り | Comments(1)
・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・

ベルガー警部           55歳
                  
ジェラール・レックス       48歳
                    ・・・・・・マジシャン

アイーダ・ローゼンハイム    24歳

                    ・・・・・・女優

ゴード・エンタールⅢ世      30歳
                    ・・・・・・俳優(現在行方不明)


第 7 話 「 ジェラールとベルガー警部 」


マジシャン ジェラールは、ベルガー警部から聞いた話が気になっていた。
マジシャンならではの、その謎に反応する感覚が、ゴードが舞台から消えたカラクリを解こうとしていた。

・・・・深夜。ジェラールはベルガーには内密に、王立劇場に入り込んだ。
全身黒づくめ、音も無く歩く姿は、まるで黒猫のようだった。その鍵は、彼にとってどんな頑丈な錠前でもまるで赤子の手をひねるがごとく、簡単な仕掛けでしかなかった。
(勿論、ベルガーには、そんなことは言えなかったが・・・)最後の鎖を外すと、彼はするりとシャンデリアのある大広間に滑り込んだ。

休演が決まってからまる1ヶ月・・・劇場は次の公演を未だ決定出来ずにいた。それは、もしゴードが死亡していたとしたら、こんなに縁起の悪い話も無く、劇場側の支配人はとにかく、ベルガー警部達の捜査結果を待つしかない、という判断を下していた。

ジェラールは、しんとした暗闇の中、ほとんど大道具を片付けられている広々とした舞台の上に、駆け上がった。舞台の上方にある、丸い天窓のガラスからは、時折雲の間から月の光が差し込んで、舞台の上を滑ってゆく・・・・・

舞台は、ベルガー警部から聞いたように、せり上がりがあり、また奈落がその後方にぽっかりと口を開けていた。それを覗き込みながら、ジェラールは計算していた。

(なるほど・・・・暗転した時は、舞台中央が2メートルせり上がっていて、後方には奈落・・・せり上がりの上にゴードがいたというから、奈落までは4メートルということだが・・・)ジェラールは果たしてここからどうやって降りるか考えた。
(俺なら、天井からロープ・・・天井の梁のところに滑車はあるか?・・・・あるな)
ロープはあらかじめ色を背景に使われている布地の色にでもしておけば、目立たないだろう。
また、暗転の前後は劇的に盛り上がる音楽が演奏されていたということだから、滑車の音も消えたに違いない。

そして、大切なものがあった・・・・・・・片方の重りは、どうする???
ゴードが下へ降りる仕組みはわかったが、ゴードより重いものではなく・・・・

そこで、ジェラールは、はっと気がついた。
(ははあ、成る程!・・・・・してやられたな、ベルガー。お前はかなり頭のいい奴と頭脳戦をしているようだぞ!)

マジシャンであるジェラールは、いつもベルガー警部に言うのだ。
「人ってのは、目に騙される。そして、自分が見た気にさせられるものさ。俺達はそうやって人の目を欺くんだ」

「誰だ!?」

ジェラールは舞台の上で、一瞬ボーっとして考えていた為、誰かが入って来たのに気がつかなかった。その男は、ほうきを持って、観客席の椅子の間で振り回していた。
「おまえ、そこで何をしている?!さては、泥棒か??」
ジェラールは、暗闇に目が慣れていたので、最初の声の時に、舞台の袖の所に隠れて、その人物を観察した。
(おかしい・・・・・・・・何故、この深夜に、それも休場中の舞台に、掃除夫の格好の男がいるんだ?・・・・・・まさか、ゴードか????)
ジェラールはその男が、舞台の上にくるかどうか、息を殺して見つめていた。しかし、その男は何か腹立ち紛れにぶつくさいいながら出て行った。

(ベルガー、お前、俺のこの話を聞いたら言うんだろうな。・・・何故そいつを追いかけて俺の所に捕まえてこないんだって。---だが、俺も、危ない橋を渡ってるんでね。あしからず)

ジェラールは、一人、くすくす笑いながら、その場から消えた。

そして、後日・・・・・・・・・・・

なぜか、王立劇場に黒づくめのファントムが出たという噂が広まるのだった。勿論、ジェラールはそんな真似をしてないと、ベルガーに誓った。そして、ベルガーに、ゴードが消えたカラクリを話して聞かせた。

「まず、アイーダは、カトリーヌが衣裳部屋を出ると、すぐにメイク係の格好になって、また、ゴードにも何か着替える為の衣装を持って、奈落に降りた。そして、せり上がりから、ゴードは暗転した後、天井近くの滑車に通したロープを使って、奈落に降りる。反対の先にはアイーダが掴まっていて、アイーダは逆に上に上がる。そして、何食わぬ顔で、そのまま衣裳部屋へ戻って、着替えたんだろう。ゴードは奈落で着替えたら、そのまま別人に成りすまして消えたんだろう」

ジェラールは、それはもしかしたら掃除夫の格好だったのかもしれない、そう思ったが、そこはベルガーには隠す事にした。
(悪く思うなよ、俺も無断侵入の罪でしょっ引かれたくは無いんでね)

「それにしても、最近ゴードの話をしないんだな?何かあったのか?」
ジェラールは、寝不足の目をこすっているベルガーに訊いてみた。(いつもなら、二言目にはゴードの話をするのに)ベルガーが不器用で、何も隠し事が出来ない人物なので、ジェラールは口数が少なくなる時は、ベルガーが大きな事件を追っている時だとわかっていた。

「・・・いや、何も・・・・そうか、アイーダは・・・ゴードに最初から協力していたのか!それで・・・・それじゃあ、最近の劇場での噂も彼女が?」
「違うな」「---うむむ・・・!捜査の撹乱が目的なら、噂を流すのもひつようだろう?」
「それを彼女がするのは、危険すぎる。彼女はあんたに尾行されていた人物だからな。・・・きっと、ゴード本人が・・・・・・・・」

ジェラールは、ああそうか!と気がついた。(俺を、あの劇場に入れない為か!・・・・捜査をさせる口実の為にわざと噂を流したな!・・・・・・ということは、自分には安全な隠れ家がある、そういうことか!)

「ゴードが噂を流しただと?!そんな人物を誰も見ていないぞ?」「お前は、ゴードの素顔を見たことがあるのか?」「----!!うう~む!確かに・・・・・・・・劇場に捜査の目をひきつけるためか・・・」(普通は、そう考えるよな・・・・・ゴードめ!!)

「ジェラール、私はどうすればいい?!劇場を捜査するべきかね?」

ジェラールの動きが止まった。それから、目だけをベルガーの方へ動かしながら答えた。
「--その時は、俺も行く。捜査に同行出来るように、権限を行使してくれないか?」

(ーーーゴード、お前が何を考えているか、俺は俄然気になってきたぞ。とことん追いかけてやるからな!)ジェラールは、ベルガーには言わないが、ゴードの正体を知りたいと思うようになっていた。




(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2008-11-14 00:48 | ミステリー・ファントム
・・・・・・・・・ヴァレンシア王国・・・・・・・・・・・


ロード・クロス・ヴァレンシア王     51歳

王直属特殊工作部隊          ???


 第 6 話  「 ロード・クロス・ヴァレンシア王 」


ヴァレンシア王国・・・

この国は、シャトーグランデ王国と隣接していて、またその関係は戦争の歴史といっても過言ではない程、敵対していた。

それは、2つの国が、元々は1つ、ヴァレンシア国であったものが、今から200年以上前にトゥラスト家が独立戦争を起こし、その領土をシャトーグランデ王国として建国したことに起因する。

それから、互いに戦争を繰り返し、また隣国を侵略、新たな領土としてゆくうちに、近年になりシャトーグランデ王国が領土とした国に、鉄や銅、銀などの鉱石を多く含む山を発見した事によって、急激にシャトーグランデ王国は富める国となった。
他国は、翻ってすぐにシャトーグランデ王国と同盟を結ぶまでになったが、ヴァレンシア王国は、いよいよ強硬な国策をとるようになっていった。
頭を下げるべきは相手の方である・・・・・・・それは、ヴァレンシア王国が、シャトーグランデ王国の独立を、そもそも認めていない、そういう歴史的確執によるものであった。

ロード・クロス・ヴァレンシア王  51歳。若い頃から沢山の肖像画を描かれているが、色白で整った顔立ちながら、額に深い皺が刻まれ、歴代の王の中の誰よりも、威厳に満ちた風格があった。

王は今、議会議事録に一通り目を通し終わったところであった。
王は中庭のバラの木が揺れたのを見て、執務室から中庭の ” 石の庭 ”へと向かった。
庭には庭師が何人もいるが、王が庭へ入ると、従者は鈴を鳴らし、皆そこから出るように合図をした。
石の庭は、王しか入れぬ、城の中でも特別な場所である。鍵は、代々王が引き継ぐものであった。王は、ここだけは従者も、いやそれどころか、王家の誰であろうと入れてはいけないという言い伝えを守っていた。それには理由があった。

石の庭・・・・・・そこには巨大な石が、一体どうやって積み上げたのかわからないが、不思議な円形舞台を作っていた。ここはヴァレンシアの始祖が礎、つまりここから開拓が始まった場所として、初代の王が眠る地でもあった。

王が、その円形舞台の中心に立つと、声が響いてきた。
「・・・ご報告・・・王、ブランは順調に事を進めております・・・・」
王は、その声に頷くと、指を2本立てた。
「・・・大臣はあまり期待出来ないかと・・・・今、一人頭の切れる老獪な議員を引き入れるよう、画策しております・・・」
3本目。
「・・・あの方はとても熱心にお子様の教育をされています。とても利発なお子様です・・・」
王は手を水平に払うようなしぐさをした。声は消え、王は一人になった。そこでやっと王は息をついた。

・・・そう、ここは王の為の裏の舞台ーーーその初代の王から特別に引き継がれた一族・・・
王へ不変の忠誠を誓った一族との謁見の場であり、その一族は王の為にその特殊な能力に磨きをかけている特殊工作部隊であった。

それはすべて、シャトーグランデ王国を崩壊させる為の部隊であった。
グラハム・トゥラスト王がいては、その野望は叶わぬ・・・・・ヴァレンシア王は敵であるグラハム王の事を知り尽くしていた。しかし、だからこそ、王との戦いに、執念を燃やしてもいた。
人任せには出来ぬ・・・・・王は、その胸の内を、誰にも悟らせずにいた。




(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2008-11-14 00:00 | ミステリー・ファントム
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ファントム





祈り

いつも

いつでも

いつまでも


ここは

夢の世界






時々 忙しくリアルタイムで 今を書こうとも思うのですが
無理のようです。


今は
ファントムが遊び相手です。
結構 この話は私にとって手強いです。

さて。

頑張ってみるかな
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by f-as-hearts | 2008-11-11 23:56 | 祈り | Comments(1)
・・・・・・・・・シャトーグランデ王国・・・・・・・・・・・・


ベルガー警部             55歳

貴族院革新派”ノーブルノワール”

ジョルジュ・レーヴィエ        40歳
                         ・・・貴族院議員(ノーブルノワール・リーダー)
ヴォーグ・レーヴィエ         67歳
                         ・・・貴族院議員ジョルジュの伯父

暗殺者 ブラン            ???
                         ・・・ヴァレンシア国暗殺集団の1人

ゴード・エンタールⅢ世        30歳
                         ・・・俳優(現在行方不明)



第 5 話 「 暗躍 」



ベルガー警部は、未だ掴めないゴードの消息と、現時点で怪しいと目されるメイク係を追っていた。しかし・・・・・・・・・・・
「警部!ヴァレンシア国の暗殺集団の1人ではないかと思われる人物が、我が国に潜伏中だという密告が!」
顔を真っ赤にして封筒を握り締めた憲兵が、警ら隊の宿舎に飛び込んで来た。
「-なに?!」 その手紙には確かに、警部が今も追い続けている暗殺者の名前と、狙われている人物の名前、そしてその犯行予測日までが書かれていた。
「ーー!!!ここまで詳細に!・・・・ふむ、この封筒はどこから?」
「それが・・・直接投げ込まれたようで、誰も、見ていないんです。それに、消印もなくて・・・」

「暗殺者 ブラン・・・12月の、舞踏会!・・・ヴァレンシアのとある大臣と繋がりがあることまでは、調べはついているのだが。・・・今、この話を聞いた者、よいか、どこにブランの情報屋が潜んでいるかわからん!絶対に、いいな、友人であろうと家族であろうと、絶対このことは話さないように。・・・命が惜しかったら、忘れんことだ」ベルガー警部は、今までのブランの犯行を思い出していた・・・・・・・・

その手口は鮮やかだった・・・細身の短剣で背中から心の臓を一突き・・・寸分の狂いもなく。
それは、殺害されたものが、全く相手に油断していたということだった。
「ゴードの捜索は一時中断する。私はこれから上官に報告に行って来る」ベルガー警部は
この封筒を投げ込んだ人物は、一体誰なのか、そして何故この情報を知り得たのか・・・・・
その謎に、武者震いがした。「・・・・・・この情報が、本物なら、凄い事になる!」分厚いコートを
着込んでいても、警部は自分が震えているのがわかった。




その、同じ日に同じ封筒が貴族院の革新派議員ジョルジュ・レーヴィエの元に届けられていた。

革新派”ノーブルノワール”・・・・・議員の中でも異色な、そのメンバーは、貴族ではあっても腐敗しきった政治を、広く外の世界を知る事で変えてゆこうとしている人々であった。

ジョルジュはこの封筒を幸いな事に、1人の時に執事から受け取った。
そしてすぐに、ノーブルノワールに召集をかけた。


「ジョルジュ、君の所の伝令係は、あれだね、もう少し落ち着きというか、何というか・・・・そういった伝令らしくだな、きちんとした言葉遣いを覚えた方がいいと、常に言っているようにだな」
くどくどと文句を並べ立てながら、メンバーの最年長でジョルジュの伯父ヴォーグ・レーヴィエ卿が、別荘兼隠れ家に入って来た。「-実になっていない!」

深夜だったが、別荘にはすでに4、5人のメンバーが集まっていた。
「ヴォーグ卿、事は急を要しました。伝令係の無礼は大目にみてください。そんなことより、ブランが動き出したようです」ジョルジュの言葉に、皆がどよめいた。
「・・・それではやはり、ヴァレンシアの次の標的は、国王ですか?!」
「まさか、ヴァレンシアが何の策もなくブランだけを送り込むなんて、ありえないだろう!」
「議会で、新しい法案を通そうとしている議員グループがいるが、あれは何か関係があるのか?」ジョルジュの側近である、背の低い男が割って入った。
・・・・皆が、ざわざわと騒ぎ出した。「この時期にしては、おかしな話だと思っていたが、しかしあれは・・・・」
「国民権許可局を新設する、あの案件か!!」「今までは、移民については我が国の国民との婚姻か入籍によるものと法的に決められていたが、確か今回の話だと、それに加えて、国民権許可局の特別審査委員会の議員の決定で、国民と認められる・・・という法案だったな」
「それに何か問題があるのか?」

「-あるも何も、その特別に特権が行使できる貴族が、ヴァレンシアと影で繋がっているらしいと、最近わかったんだ」
「何故、それを早く言わないんだ!」「いや、本当に最近、つい先日の話なんだ」
「・・・だが、それでまさか大量にヴァレンシアの国から移民が来るなんてことは、ないだろう?!」「・・・いや、こういうことはありうるぞ・・・暗殺部隊や特殊部隊が入り込んできたら??」
皆は驚き、いや、そんなまさか?!と顔を見合わせた。

「諸君・・・・この事についてはノーブルノワールのメンバーに話すべきか、今の今まで大いに悩むところではあったのだが、ことがブランに関係するのであれば、いかに些細な事であろうと見逃す訳にはいかないのである」ヴォーグ卿は、皆の顔を見回しながらしゃべり始めた。
「私の知り得た情報だが、その法案を通そうとしている議員は、国民権は金で売買出来る一番手っ取り早く、また元手もいらない収入源たりうると、そのような考えである訳だな。つまり国としては国民は増えるし、国税も増える、そして」

ヴォーグ卿は、唐突に傍にあった紅茶を飲んで、言葉を切った。
「・・・そして、なんですか?」ジョルジュの質問に、ちらっと目線を天井に向けて、ヴォーグ卿は続けた。

「それら、国民権を得る為に移民が支払った税金、その金は、貴族院がいかようにも有用可能な資金源であり、また私腹を肥やせる訳であるからー大勢の貴族議員が賛同する事は間違いない・・・・・・実に!!実に、嘆かわしい!!」

皆がどよめいた。「国民権の売買?!そんなものが法案を通る、そんなことがあってはいけないでしょう!!」

ジョルジュが続けた。「-国民権許可局、そして貴族議員の特権・・・・この二つがどんな影響を我々の国にもたらすのか・・・そして・・・もしも、その前に国王が倒れるようなことがあれば・・・」

メンバーはブランが王を狙う、その時期が今なのだ、という結論に到達した。
そう、この法案を通す為に王が邪魔なのだ。次期国王ルシウスは、何の疑問も持たず、ヴァレンシア国の言うなりになってしまうだろう。

「ノーブルノワールは、これからこの法案を徹底的に論議し、潰す。ヴァレンシアの卑劣な政治関与を許す訳にはいかない!」

メンバーはそれから毎夜討論を戦わせ、ジョルジュの言うように次の議会での作戦を、詳細に作り上げていった。







(このお話はフィクションです)
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by f-as-hearts | 2008-11-11 11:00 | ミステリー・ファントム
今月の占いイベントの御案内です。

日時
11月7日(金)11時~18時
11月9日(日)15時~18時
場所
広尾 広尾プラザ(明治屋二階)
オノダインターナショナル展示会

展示会は11月5日から11日の期間行われております。

オートクチュールは7日8日、アートジュエリー、5日6日7日
ジェルネイル、8日10日、足もみ健康法(毎日)などもございます。

皆様のご来場をお待ち致しております。
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by f-as-hearts | 2008-11-04 13:52 | お知らせ