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紡ぐ夢 綴る夢

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タロット占い師ASのブログです。

カテゴリ:SFサウザンドアイランド( 133 )

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第百二話 「  誰が・・・  」



ワインバーガーは塔から出るとサカマキに電話をした。

「エリックはまだ寝ているか?」
「はい、ぐっすり寝ています、ワインバーガーさん」
「そうか・・・

サカマキ君、エリックが起きたらすぐに電話をくれ。
リリアはもう少ししたら復活する。

リリアにしか出来ない重要なことがあるんだ。
こちらの準備ができ次第、また連絡する。」
「わかりました。」

サカマキはゲームが終わった後、リリアがメンテナンスすることに
なったり、エリックがすぐに寝てしまって覚めないことなど、不安な
ことが重なっていたので、ワインバーガーが動いてくれたことに
ほっとしていた。

目の前のソファーで、カネムラが寝息をたてていた。

「・・・気楽でいいよな・・・

さあて、PCにどういう事態が起こっているのか、聞いてみるか。」

PCはリリアの記憶を一部移していた。
サカマキはリリアとエリックに初めて会った時のことを、何故か
思い出していた。

(そうだ・・・エリックはとんでもない能力の持ち主で

リリアはまるで母親がわりだった。

このゲームを作ったキングが、エリックを狙うのはよくわかる。

キングもクイーンも、仮想空間を作り出す能力に長けていた。

エリックは、やっぱりキング側の人間なんだよな・・・)


ーーーリリアのメンテナンスは、すぐに終わりますか?

「PC、それはワインバーガー氏に聞かないとわからないんだ」

ーーーリリアとは、特別なラインを繋いでいますので、リリアの
   スイッチが入れば会話が可能です。

「本当かい?それは嬉しいな!スイッチが入ったら、まずこっちに

連絡してくれるように言ってくれないか?」

ーーーわかりました。
   ところで、知りたいことというのは、どんなことですか?

「エリックの能力で、今現在、あのゲームの世界を創ることは

可能かい?」

ーーーキングの能力はインスピレーションビルディング
   仮想空間創造能力で、エリックは視覚記憶実体化能力
   ですので、その違いはありますが、見たものならば
   創れるでしょう。

「なるほど。

じゃあ、クイーンの能力は?」

ーーーエリックの能力と同じです。

「え?? 確かに、島は実在したけど・・・

でも・・・恐竜とかは想像じゃないか??」

ーーーゲームにはキングも加わっていましたから。

「そうか。

じゃ、あの島にクイーンがいたのは間違いないんだね?」

ーーーはい。

「それじゃ、それをワインバーガー氏に伝えてくれないかな。」

ーーーわかりました。


サカマキはワインバーガーが言った、リリアにしかできない重要なことという
言葉が気になっていた。

(確かにリリアは、あのゲーム中にPCを通じてエリックと会話していた。

それに、リリアもカードになっていたからゲームに参加していた。

・・・不思議、といえば不思議だけど・・・

リリアの人口脳を解析すれば、何かわかるのか?)



・・・・・・・サウザンドアイランド・・・・・・・・・・


エリックはノートの絵に夢中になっていた。

「これってさあ、どうして矢印描いてあるのかな?」

「知らない~~!矢を撃ってるんじゃない?それより早くゲームしようよ!」

「象がマンモスになるってこと??」

「うっそおお~~~~!そんなワケないじゃん~~~~!!」

「ねえ、この文字、読めない?」

「し~~~~~らない!」

「う~~~~~~ん・・・


わかった、じゃあ、リリアを呼ぼうっと!!

リリア~~!!こっちに来てよ~~!!このノート、読んで~~~!!」


ぱっ!!

リリアが2人の前に現れた。

「え??どうしたの??もうゲームは終わったんじゃないの??」

リリアは何故自分がここにいるのか、理解できないという顔をした。
リリアが現れて、れぜんだちゃんはふくれた。

「えりっくが呼んだんだよっ!!

あ~~~~つまんないっ!!!つまんないったらつまんない!!

もう遊んであげないぞ~~~~っと!!!」

エリックは笑った。

「へっへ~~~~~だっ!!いいよ~~~~だ!!

リリア、これ見て~~~~!!このノート!!」

リリアはエリックが差し出したノートを見た。

「これ、僕読めないんだけど。」

リリアはノートを手にした。

「・・・これは? どこにあったの??」

「ここ、だよ! この家にあったんだ~~!」

「家??」

リリアはすぐに外に出てみた。

「ここは・・・研究所、なんだわ!


それであの、巨大な骨は・・・」

「マンモスなんだって!そうだよね、れぜんだちゃん?」

「し~~~~~~ら ないっ!!」


リリアは研究所の中に戻ると、すぐにノートの文章を読んだ。

「なんて書いてあるの?」


「サウザンドアイランド 生命と生物の起源

超遺伝子研究所・・・


・・・ディラルド・ジェイントン著

 まさか・・・


 ・・・エリックの父親の?」

エリックの瞳が驚きのあまり大きく開かれた。

「これ、お父さんが、書いたの?!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2016-05-31 20:01 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第百一話 「  ノートの謎  」


クラウン博士はワインバーガーの危惧する内容に、異議を唱えた。

「エリックの能力については、疑いの余地はないが。

リドル帝国がそのような仮想空間を、現実にコピーしたとして・・・

それでこの世界に何のインパクトを与えるというのかね?」

「今までは、失われた楽園を封じる事で、科学者達は責任をとってきました。

ですが、この島々がコピーで完全に復活し

皆の目に触れるような事態になればどうでしょう?

・・・そこが完全で安全な島であれば有るほど、現実のあの島の悲劇は薄れ

人類が目の当たりにした恐怖が無くなってしまう。

その上、ゲーム上の仮想空間でも様々な試みが成されたら

過去の実験までが正当化されてしまう。」


長老が、口を開いた。

「過去の実験とは・・・異種生物の創造のこと、だな。

すでに絶滅した生物や異種遺伝子操作、交配による亜種の。

ワインバーガー、君は一貫して反対を唱えていた。

異種生物が生物兵器に成り得ること。

世界はその研究を封印した。

その存在を隠し、そこを訪れることを禁じねばならなかった。

それらは厳重に人々の記憶からも消さねばならなかった。

島にある研究や生物を、持ち帰らせない為だ。


つまり・・・リドル帝国が、その切り札を手に入れた、ということか。」

クラウン博士は声を荒げた。

「何故、リドル帝国がそんな真似をするんだね?

そんなことをしたらーーー」

メラニーがうなずいた。

「生態系がめちゃめちゃになります。

生物の様相が一変し、人類も破滅するかもしれません。

それはリドル帝国でも同じです。」

メラニーが画像を変えた。

そこには大挙して現れた恐竜や怪物の姿があった。

「エリックは今、休息中です。

ゲームは終わったのですが、エリックが勝った為、このゲームの

キングになりました。

それが、キングとクイーンの目論見だったのです。

・・・私達は、気づくのが遅すぎました。」


長老は、腕を椅子の肘掛に伸ばして、正面のワインバーガーを見た。

「だから、この塔で会議となったのか。

ワインバーガー、リドル帝国次期総帥と会うのかね。」

「そうです、長老、あなたにお願いしたいのは、キングと私達を直接

会えるようにして欲しいのです。」

「わかった。」

長老はゆっくり立ち上がると、会議室から出て行った。

クラウン博士はワインバーガーに質問した。

「それで・・・エリックを彼らの手から取り戻す手段はあるのか?」

「今、我々の研究所でリリアのメンテナンスと修理を行っています。

リリアしか、エリックの世界に侵入できる者はいませんから。」

「それでは私も研究室に行こう。」

「お願い致します。」

メラニーはPCをしまうと、アンドロイドの秘書に手を振った。

「リリアによろしくお伝えください。」

「わかったわ」



・・・・・・サウザンドアイランド・・・・・・・


エリックはれぜんだちゃんのノートを素早く取り上げた。

「ゲーム、しようよ~~~~!!

こんどはね~~~私が敵になってやるよ~~~!!」

ノートの絵には、様々な生物が描かれていた。

「れぜんだちゃん、あのさ、なんでPCがあるのに

ノートに絵、描いたんだろう?」

「わっかんな~~~~い!!

でもさあ、PC動かないからノートに描いたんじゃない?」

「うん??

そうだね・・・電気無いもんね。」




その様子はレゼンダと執事にも見えていた。

「絵、描いてあったのね。」「そのようですね。」
「ほんと、あの孤島じゃ、研究するの大変そう。」
「電気が止まっていたんじゃ、お食事も作れませんね。」

「・・・・・・・待って?

もしかして、電気が止まってからノートに書いた人がいるってこと?」

キングが頷いた。
「その島が閉鎖されたのは、10年以上前だ。

その頃はまだ電力もあった。

電力が止まってから、誰かがここに入って研究ノートを書いたことになる。

内容からみて、ここの研究者だった可能性が高い。

クイーン、君は誰が戻ってきたか知っているのか?」

「いいえ・・・」

「ノートに書いたとしても、この島からは何一つ持ち出すことは出来ない。

そういう規則があるから、軍に頼んでも無理だ。」

クイーンはじっとエリックの様子を見つめている。


「エリックは、この島の謎を解けるかしら・・・」

クイーンの問いに、キングは黙ってクイーンの頬を撫でた。



レゼンダはその様子を見て、頬を赤らめた。

「クイーンが羨ましいんですけど!」
「キングが羨ましいですね。」
「ちょっとっ!真似しないでよ!」
「同感ですね。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ええ~~~~??キングとクイーンをもっと映してよ!」「同感ですね。」
「私の話も少ないじゃないのっ!」「そこはどうでもいいですね。」

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2016-05-31 01:20 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第百話 「  コリエルティア塔での会議  」


その日の朝、高い塔の上層部から一面に広がる真っ白な雲海を観る事ができた。
しばらく眺めた後、全員が大きな椅子に腰掛けた。
ワインバーガー、メラニー、クラウン博士、そして長老と、アンドロイドの秘書が
大きな円形テーブルを囲んでいた。

「コリエルティア塔に召集がかかるということは、大事件が起きた、か
はたまた、問題が解決したかの、どちらかだな。」

長老はワインバーガーとメラニーを見つめながら言った。

「まずは、
サウザンド・アイランド連邦国科学技術省総裁ワインバーガー氏に
この会議のご説明をお願いしたい。」

ワインバーガーはアンドロイド・リリアとエリックがゲーム内で遭遇した
出来事を説明し始めた。

皆の前に球状の地図が浮かび、そこにサウザンドアイランドが映し出された。
長老とクラウン博士は驚きの声をあげた。

「私達はリドル帝国次期総帥がS級超能力者エリックを
傘下に入れようとしているという事実を掴みました。

以前からリリアとエリックにゲームを通じて、彼が接触してきているのを
知っていましたが、そこにクイーンという新たな人物が現れ、この島ー
不可侵領域であり、どの国からもサーチできない筈のサウザンドアイランドで
ゲームが始められたのです。」

長老は顔色ひとつ変えずに島の風景を見つめている。
リリアの開発者クラウン博士は、じっとワインバーガーを見ていた。

「この映像はリリアの視覚記憶部分から作ったものです。
ご覧のように、細部まではっきりと映像化されています。

これはエリックがトレースしたものではありません。
このゲームで初めて見るモンスターばかりだったことからも、それは確かです。

リドル帝国次期総帥キングは、クイーンと共謀し、この島にエリックを呼び込む
ことに成功しました。

彼は、エリックを使ってこの島を他の海上に創り上げようとしていると推察できます。」

クラウン博士が唸った。

「話が、突飛すぎる!

サウザンドアイランドは閉ざされた島だ。
科学者なら、二度と蓋を開けようとは思わない、パンドラの箱だ!

我々にできることは、あの島に生息する希少な絶滅危惧種を
これ以上文明の餌食にしないことだ。

そして、あの島で行われた人類の最悪な間違いを繰り返さないことだ。」

ワインバーガーがうなずいた。
「その為にあの場所、あの沢山の島々は隠されることになった。

だが・・・エリックになら、できることがある。」

メラニーが新しい映像に変えた。

そこにはクイーンと共に戦っているエリックの姿があった。
メラニーがその映像を説明した。

「もしも、この島を丸ごとコピーできたとしたら・・・

このような事が創造できます。」

戦闘中のモンスターは、島を覆いつくすほどの巨大なスケールで
暴れ回っていた。

「本物の、モンスターや破壊兵器を創り出さなくても、現実で想像したものを

仮想空間でいくらでもテストできるのです。

不可侵領域には全く手をつけずに。

そしてそれらの実害は、ゼロです。

あの島々での悲劇は繰り返さずに済みます。」


長老は未だに表情ひとつ変えない。
クラウン博士は髭を触った。
ワインバーガーは立体映像に手をかざすと言った。


「それらの実験では、生態系を脅かすこともないのです。

まさに全てが自由であり、どんなことでも可能なゲームなのです。


リドル帝国次期総帥は、このフィールドにエリックを誘い

自分の手元で思い通りに行動させることに成功しました。

・・・エリックを取り戻さなければ、この世界はリドル帝国の

意のままになってしまうでしょう。」


窓は日差しが強くなったのを感知して、ガラスは光を遮断する色に変わった。

クラウン博士が首を振った。

「それを言うなら、エリックを抑える役割をリリアに任せていた筈だ。

ゲームでも日常でも、エリックはリリアの言う事をよく聞いていた。

私はそのように設計したのだから。」


ワインバーガーはテーブルに両手をつくと、首を振った。

「博士。

リリアが、仮想空間のゲームにシンクロして、感電するという事態が

起こったんですよ。

繋いでいたPCには、過電流が流れた形跡はありませんでした。


・・・これは、エリックの能力なんです。

今、エリックは

ゲームに勝ってこの島とゲームの新たなキングになりました。

このままでは、エリックはリドル帝国の思惑通りに動かされてしまうでしょう。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-05-28 20:18 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十九話 「  現れたもの 」


エリックとれぜんだちゃんは、この島の中央にいた。
小高い山の尾根沿いに下りていける細い道が続いていた。
遺跡がその山からよく見え、最初に降り立った門も、その下の方にある。

クイーンとキングはエリック達の目にははっきりと見えるのだが、反対側の
山の中腹にある綺麗な庭園の中にいた。

「キングとクイーンが創った島じゃないの?」

エリックが島の全体が見える山の頂上に駆け上がりながら、れぜんだちゃんに
聞いた。

「本物の、島なの?」

れぜんだちゃんは得意げに周りを指差しながら言った。

「サウザンドアイランド!

ここは、クイーンの最後の楽園だって、言ったじゃん!」

風が吹き渡る山の頂上は、ゲーム中にはわからなかった静けさの中にあった。

「そっか!だからゲームが終わったのに消えないんだね!」

遺跡を指差してエリックが言った。

「あそこで、サーベルタイガーと戦ったんだよね!

あそこにもう一度行こうよ!」

「いやだよーだ!

それより、もっと面白いものがあるよ!」

今度はれぜんだちゃんが先に歩き出した。
エリックはれぜんだちゃんについて歩いていった。

「面白いものって何?」

あはははっ

笑いながら、れぜんだちゃんは山を下っていく。
しばらく降りていくと、それは唐突に現れた。

「これ、なんかの建物だよね?」
「ひみつきち、なんだってさ!」

そこに建っていたのは、上部が半分崩れていたが、天文台のような
建造物だった。
その建物の裏側には、大きな骨が突き出ていた。

「ええ??これ何の骨??」
「あれ、象だったかな~!」
「象って・・・こんなにでかかったっけ?」
「それじゃあマンモスかもね~?いいから早く入ろうよ!」

崩れた入り口から中に入ると、そこは研究室のようだった。

「これって・・・PCだよね??

電気がないから使えないか~!

れぜんだちゃん、みてみて!!ノートが沢山あるよ!!

いっぱい字が書いてある!



・・・でも読めないや・・・

僕のわからない字だ・・・

れぜんだちゃん、これ読んでよ~~~!」

れぜんだちゃんは振り向くと、べえ~~~~っと舌を出した。

「いやだよ~~~~だ!!

おもしろいもの、あったでしょ!

もうゲームしようよ!

そんなの見たってつまらないよ!」

エリックはノートを次々と開いてみた。

「あ、絵が描いてある!

え?象から大きなマンモスに矢印が書いてあるよ。

他にも、鳥から大きな羽の、恐竜・・・」

れぜんだちゃんが笑いながら、ノートをエリックから取り上げた。

「そんなの見ても、おもしろくないよ!

だってゲームならすぐに出せるじゃん!!


えりっくなら、恐竜軍団も出せるじゃん!!

もうカードにすることができるんだから。

もうこんなの見てないで、えりっくがゲームを始めればいいんだってば!!」

窓の外で鳥達がさえずりながら、空へと飛び立っていった。
エリックはれぜんだちゃんのノートを取り返そうとした。

「見せてよ、僕、そのノート読みたいんだ!」


・・・その頃・・・

ワインバーガーはリドル帝国の研究者にコンタクトしていた。

「私達がそちらと開発中の案件についてですが、リドル帝国の開発部門の

代表に繋いでいただきたい。

至急、お願い致します。」

研究者が電話口で応えた。

「部門がわかりませんとお繋ぎできませんが。」

「・・・では、孤島について、の話だとワインバーガーが尋ねていると

お伝えください。」

しばらくして、担当者に代わった。

「ワインバーガー代表、私は生物研究部門のユリバスと申します。

私はそちらの開発とは関係がない部門なんですが、孤島の話とは
一体どういうことでしょうか?」

「ご存知だと思いますよ。

そちらの次期総帥が、孤島の研究に関わっているんですからね。
その孤島に、私達の研究者も関わりが出来たんです。

ユリバスさん。

貴方達が関わっている孤島の場所と、そこへ私達が入島できるように
してください。

もし出来ないというのでしたら、次期総帥と直に話をさせていただきたい。」


ワインバーガーは以前話をした科学者メラニーの言葉を思い出していた。


メラニーは孤島の膨大な量のデータからひとつの確証を得ていた。

「ワインバーガー代表、ここのデータは衛星からのものではありません。
衛星はこの場所を特定できないよう、全ての情報をブロックするようなガードシステムを
衛星全てに施されていますし、それが上手く作動しているからこそ、今までこの環境が
護られてきた訳です。

この孤島では、エリックの(見たものをそっくり再現できる)能力を
使って、部屋に遺跡のある島を出現させました。勿論、映像ですが。」

「衛星からの映像ではないものを再現しているとしたら、それはその孤島にいる誰かが
直に撮っている映像をエリックに送っているということになるが。」

「その通りです。そしてそれは、今現れた、クイーンという人物が行っているということに
なります。」

クイーンについては、メラニーの推測だったが、先程リリアの記憶を手繰った結果
それは確かなようだった。

ユリバスは電話口で戸惑っていた。

「そのような・・・入島できない孤島は存在しませんが。」

「サウザンドアイランドのことです。」

「なぜ・・・・・・・いや、そんな島の話は存じません。

では失礼致します。」

ワインバーガーは切れた電話を見つめたが、また電話をかけた。

「メラニー、君に頼みがある。

リリアの開発者の・・・クラウン博士に電話してくれないか。

内容は・・・

サウザンド・アイランド連邦国の科学技術省総裁ワインバーガーが

リドル帝国次期総帥キングとゲームマスタークイーンと接触した2人の事で

コリエルティア塔で会議を招集すると伝えてくれ。

これは緊急事態だ。

時間は明日朝9時、必ず来ていただきたい。

メラニー、君も必ず参加してくれ。」

「わかりました、長老にも連絡を致します。」

「頼む。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-05-27 01:05 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十八話 「  孤島  」


リリアが研究所に到着してから1時間・・・

リリアはワインバーガーや科学者達によって、人工知能及び本体のメンテナンス

を受けていた。

ワインバーガーはリリアの記憶の中の、ショートしたとされる部分にどんなことが

起こったのか、痕跡を探していた。

「博士、リリアはエリックがシンクロしていたゲーム内で、電撃の魔法によって

意識が消えたということです。

それまでの映像が記憶にありますので、こちらをご覧ください。」

リリアの記憶は立体映像になって、研究室で再生された。



ロキはじっとリリアの方を見つめていた。


「ふふん。  あとは好きにしてよい、というのが気に入った!!

機械人形はアンドロイド・リリアというのか。

リリアよ。お前は今すぐキングの下に来い!!!」

ロキの杖は、さっき止めた雷を集めていた。杖から放たれた雷はリリアの乗る

鉄巨神兵を襲った。

「きゃあああああ!!」「リリアーーーーーーーー!!」

リリアの機械の体は一瞬にしてオーバーヒートした。



「映像はここまでです。

この後、研究員カネムラとサカマキが、報告していますが

エリックがゲームを続けている間、リリアは意識が回復しなかったそうです。

なので、我々に連絡してきたわけですね。

彼らからの報告では、ゲーム内でロキのいかづちがリリアを襲い、仮想

空間で戦闘中のリリアと、PCの前の現実のリリア、両方に過電流が

流れたそうです。」

ワインバーガーは人工知能にはゲームにシンクロするような機能はないと

した上で、リリアが繋いでいたPCには電流が流れていなかったことを再確認

した。

「つまりこのゲームは仮想空間と現実を繋ぐなんらかのエネルギーを得たのだ。

・・・そのエネルギーが、エリックだったということになるな。」

「確かに、エリックの能力については、恐るべき結果がでていますからね。



注目すべき点がもう一点。

このゲームですが、ひとつの孤島を舞台にしています。

今までエリックが関わったゲームは、同じ仮想空間でも全くの想像であり

人工のものでしたが、今回のみサーチ不可侵入不可の現実の孤島が

舞台になっています。

孤島を丸ごとトレースしているのです。

それはカネムラ、サカマキ、リリアからの報告にありましたが、

ゲームマスタークイーンとキングの両方が関係していることも

わかっています。

話の流れとゲームの世界の支配者の存在からみると、この孤島での

ゲームは、クイーンが創造主であったという結果になりますが。」


ワインバーガーは、それにしても、とPC画面を見ながら言った。

「エリックが勝ったということで、このゲームは終了している

はずだが・・・」

「はい。

勝敗が決定した後でも、ゲーム上の世界は消えていませんね。」

「現実の世界だから、か?」

「孤島の何の変化もない画面がPC上に映されています。

・・・どういうことか、リリアの記憶から探索中です。」

ワインバーガーは別の科学者に目を向けた。

「そっちはどうだ?

孤島の位置は確認できたか?」

「座標上では確認できました。

ですが、ここは・・・」

衛星画面は真っ黒に塗りつぶされている。

「わかっている。

絶滅の危険がある諸島として、絶対不可侵水域に指定された場所だ。

島々には人間は入れない。

・・・研究関係者以外は。」


サウザンドアイランド・・・

「クイーンがゲームの創造主だとして、この島をどうやってトレースしたんだ?」

「考えられるのは、絶滅危惧種の研究者であること、でしょうか。」

「そうだろうな。

だが推測でしかない。

それと・・・リリアの人工頭脳に損傷はない、ようだ。

彼女はエリックとゲームに参加していたんだ、不思議なことではないのかも

しれないな。

それでは各自メンテナンスと調査を進めていてくれ。

私は少し出かけてくる。」

ワインバーガーは上着を羽織ると研究室を足早に出ると、車に乗った。

運転手に行き先を告げると、後部座席で大きく息をついた。

(キング、は絶対に彼だ。

リドル帝国次期総帥・・・

リリアの記憶にあるあの顔は、間違いない。

クイーンもそこから探せば見つかるだろう。

彼らはエリックを使って何かをしようとしている。

それはサウザンドアイランドに関係している筈だ。)


・・・・・・・そしてこちらは夢の中のエリック・・・・・・・・


れぜんだちゃんはぶーぶー文句を言っていた。

「あのねえ!

えりっくはキングに勝ったんだよ?

勝ったんだから、この世界のキングになったの!

えりっくがこれから、世界をつくるんでしょ~~~~~!!」

エリックは驚いた。

「ええええええええええ???」

れぜんだちゃんはエリックに言った。

「きっとさあ、おばけもろぼっちも、あたしに会いたがっているよ!

はやく~~~~!!エリックが呼べばいいんだよ!」


エリックは遠くに見えるクイーンとキングに大声で叫んだ。

「キング~~~~~!!クイーーン~~~!!

こっちに来てよ~~~~~!!

僕、この島をもっと探検したいんだ!」

れぜんだちゃんは笑った。


「まーーーだ わからないの?

ここはほんとの島 サウザンドアイランド。

もうクイーンの創った島じゃないんだよ。

エリックが勝ったんだから、ここでこの島のゲームを始めれば

いいんだってば!!」


エリックは首を振った。

「れぜんだちゃん、そんなのおかしいよっ!!

それより本当の島なら、もっと見て歩きたい!!

ここに来た時から、ずっとそう思っていたんだ~~!」

エリックは、すたすたと歩き出した。

「えええええっ???

ゲームはああああ???

ゲームしようよっ!!えりっく~~~~~~!!」

れぜんだちゃんは、不満たらたらでエリックについて来た。


「あたしはげーむキャラなんだぞおおおおおお!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-05-24 22:05 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十七話 「  夢の先  」


リリアはあの意識が飛んだ状態をワインバーガーに知られた。

それもあってワインバーガーがPCを通じて完全なメンテナンスに

入るように厳命してきた。

「リリア、今回だけは君の異議は無しだ。

すぐに我々の研究所に来るように。」

PCが映し出す研究所の様子は、いつも以上に慌しかった。

それはあの、絶海の孤島を特定し研究所が動き出したことを

意味していた。

「ですが、エリックがまだ目覚めていません。」

「それについては、サカマキとカネムラがしっかりサポートする。」

サカマキは答えて言った。

「はい、それは勿論。もし異常があれば、病院に運びますから。」

リリアは納得せざるを得なかった。

サカマキ達はエリックの状態を見ながら言った。

「多分、あれだけのゲームだったから、まる二日は寝ているんじゃないか?」

「その辺も曖昧だけどね。」

ワインバーガーが、リリアは二日で帰れるからと言った。

一緒に行きたいと言うサカマキからリリアはバイクを借りて

ひとり研究所へと急いだ。

外はそろそろ朝日が東の空を染めていた。

リリアは何かがまだ解析できずにいた。

それが自分の意識(人工頭脳)が停止したせいなのかどうなのか

わからないのだ。

今は研究所に戻って解析を頼むしかないと思うのだった。


眠っているエリックには、自分が寝ているという意識はなかった。

それは、夢の中でも完全な姿のふたりを観ていたからだった。

ただ、そのふたりが、エリックの声に気がつかないという、大きな疑問は

あるにはあったが。


サカマキもカネムラも見落としていることがあった。

クイーンとキング、そしてエリックが戦ったあの世界は、立体の映像は

部屋から消えていたが、

その世界はPCの中の映像では消えていなかったのだ。



エリックは夢の中でカードを持ったまま、まだふたりを見つめていた。

もうふたりは何も話をしていない。




どん!!



「えっ?」



「なーーーーーにぼんやりしちゃってんのよ!!

はやく、あたしたちとゲームしようよっ!!」


後ろを振り向いたエリックは、思わず目をこすった。

「れぜんだちゃん? 

消えてなかったんだねっ!!」


れぜんだちゃんは帽子の顔をくるくる変えながら、言った。

「あのねえ!

えりっくはキングに勝ったんだよ?

勝ったんだから、この世界のキングになったの!

えりっくがこれから、世界をつくるんでしょ~~~~~!!」

エリックは驚いた。

「ええええええええええ???」



レゼンダは、うーーーーーんと首をひねりながら言った。

「・・・・・・・・・・・・・そうなるのよね。」
「そうなるんですか。」
「キングは何故、あそこで負けを認めたの?!」
「何故でしょうか。」


レゼンダはうなずいた。

「よし。

私がエリックと戦ってー」



「それはない。」



PCの中から、声が響いた。

レゼンダがズザザザザーーーーーっと後ろにひいた。

「き、 キング???」

PCの中にキングとクイーンが並んでレゼンダを観ていた。


「どういうことなんですか?」


「・・・クイーンが考えたのだ。

エリックは、見たままをそのまま再現できる特殊な能力を持っている。

この孤島は絶滅へと向かっている。


それを、エリックの力で他に移すことが可能かどうか。

それができるなら・・・

クイーンの見つけたこの失われた世界は、復活するだろう。」






れぜんだちゃんはエリックに言った。

「きっとさあ、おばけもろぼっちも、あたしに会いたがっているよ!

はやく~~~~!!エリックが呼べばいいんだよ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-03-06 08:53 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十六話 「  おとずれた 静寂   」


キングの立っている塔や島、そして目の前に見えている空と大地・・・

キングは その自分の眼に風景全てを焼き付けるように、ゆっくりと

体を動かした。



キングの眼は、空を飛ぶ大鷹の姿を 捉えた。

大鷹は、悠々とキングの上空を 旋回している。


キングの眼には、  本物の孤島の空が

その大鷹の遥か上空に広がっているのが、見えていたのだろうか。


大鷹が、上空からすいっと キングの方へ降りてきた。


キングは、手を伸ばすと

嬉しそうに 微笑んだ。


大鷹はその腕に とまろうとしているように見えた。

まるで、王者は休息を望んでいるのだと、大鷹が言っているように。



「 キング ! 」

クイーンの声は、キングには届いていたろうか。

その声がエリックに聴こえた後、全てが光の中に消えた。

エリックは、眠っていた。



イムズ達は、大鷹が真っ直ぐに丘へと降りるのを見た。

イムズとマドックスは、大鷹が静かに低木で休んでいるのを捕獲した。

今まであんなに苦労したのが嘘のように、大鷹は抵抗しなかった。

「クイーン、やっとあなたに会えましたね!」


イムズが籠の中の大鷹に言った。

「・・・さあ、キングの元へ帰りましょう。」




エリックが眠っているので、サカマキとカネムラはベッドに運んで寝かせた。

カネムラはエリックの頭を撫でた。

そんないつもの風景に、サカマキは安心しているはずなのに、心に一抹の

不安を感じていた。

「大変なゲームでしたね・・・疲れたんでしょう。

お疲れ、エリック。」




エリックは、キングとクイーンがさっきの遺跡の前にいる夢を見ていた。

キングが横たわるクイーンに腕を伸ばして支えていた。

キング達にはエリックは見えないようだった。


「  クイーン・・・

  君の、夢は ・・・ やっと叶うのだな 

  私は、これから どうすればいい?」

「 キング・・・ 」




エリックは消えそうなキングとクイーンの姿を見つめながら、叫んでいた。

「 ふたりとも、僕の前から、消えないで!!」

エリックの手の中には、ふたりの今の姿   そのままのカードがあった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-01-23 22:35 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十五話 「  何が 起こったのか  」



キングが背後の銃で狙われている。

それも、リリアに憑依したお化けのニーソックスに。


クイーンはこの状況に、大きなショックを受けていた。


ヘカテもさすがにこの状況を変えるのは不可能だと判断した。

そしてわなわなと震える杖を、まだ置かずに言った。


「ニーソックス!!

おまえごとき!

おまえごときが!

キングの背後をとるなど!!



あってはならぬのだ!」


ニーソックスは、意志を強くするように言った。

「 おれ 

 おれ は・・・


  へかて も きんぐ も  こわい

  おれなんて  いちばん よわい 




  しってる んだ ・・・

  おれ なんて   ただの  ざこ だ





 だけど  えりっく だけは  さいしょ から  おれを なかま だと いってくれた 


  おれは えりっくを ぜったい    ぜったい  たすけるんだ 」
 

キングが 後ろも振り向かずに言った。





「・・・知っているか?ニーソックス。


おまえは、敵として現れるキャラでは、なかったのだ。


私は、おまえをただ、 トラップとしてダンジョンに登場させた。

ダンジョンで迷わせる為の。



だが、おまえはエリックに会って、何故か意志をもつようになった。

何故か、考えて動けるキャラになった。


おまえがしていることは、全て、この世界の創造主である私を

否定することなのだ。



そう・・・ニーソックスがこの私の背後をとったことで、 この勝負はついた。


 面白い ものだな・・・

     
        こんな 勝負が、 この世界で起こるとは。


 フール・・・ 愚者  か !


エリック、 そして

・・・クイーン。

       この勝負、私の負けだ。」



その言葉で、全ての仲間が雄たけびを上げた。

リリアの意識が戻り、長かった戦闘が 全て終了した。


強大な敵がひとり ひとりと消えていく。

ヘカテが、キングに静かに頭を下げて、黒い霧になって消えた。

エリックも声が出るようになった。


「お化け!!! ありがとう、ここにきてよ!!」

ニーソックスはくるくると嬉しそうにエリックの周りで踊った。

「ずっと一緒に戦ってくれて、ありがとう!!」




光が、戻ってきた。

ニーソックス達はきらきらと光る粒になって消えた。

マジック達も笑いながらカードになった。




その様子を観ていたレゼンダが、叫んだ。

「待って、そんな馬鹿な?!  キングが負けることなんてありえないわ!!」

「ですが、確かにあれは王手と言えるのではありませんか?」

「執事、それがどういうことか、わかっているの?!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2016-01-20 00:11 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十四話 「  逆転につぐ逆転  」


レゼンダが執事に言った。

「キングがロキを呼ぶなんて・・・執事、あなたはロキについての知識はあるかしら?」
「ゲームについての知識では少々。」
「神話よ、神話。 
さすがのキングも、ロキを投入するしかなかったのね!」
「ラグナロク、でございますね。」
「そうよ、ラグナロクよ!」

執事は淹れていた紅茶を飲んだ。
「なるほど。」


エリックはおばけに叫んでいた。

「だめだ!!!!リリアは僕が助けるんだーーーーーー!!!」


ーーーピカッーーー

エリックの体から、激しい電撃が空へと向かった。


「キングを押しつぶすんだ!!!ウロボロス、召喚!!

オーディーンも召喚、ロキと戦って!!恐竜もみんなみんな召喚!!!

リリアを助けるんだーーーーーーーーー!!!」


れぜんだちゃんが驚いて言った。

「え~~~~~~~~~~~~????

エリック、そんなに呼んだらこの島沈んじゃわない???」

おばけはエリックを止めようとしていた。

「まじか・・・  えりっく  」

「リリアーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」



そのリリアは今完全に無意識の領域で漂っていた。

カードに表されたリリアも、同じだった。

連絡を受けたワインバーガーは、雷が落ちたという状況に理解ができなかったが
そこからひとつの確証を得た。

ワインバーガーがサカマキに話をした。

「これは完全なシンクロとみていい。どういう仕組みかは後で検証するとして
リリアがカードで具現化した途端に、現実のリリアと同化したのだ。

・・・ありえない・・・  常識では!

助ける為には、敵から奪い返さなければならないが。」


ロキは雷と炎の攻撃で、マジック達を追い込んでいた。

「魔法合戦というのも悪くないな!」

マジックはロキの魔法力が自分達の10倍はありそうだと、珍しく
泣き言を言った。

「お師匠様~~~~!!ゼウスの雷が吸収されちゃう!」
「どうにかしたいんだが、今はいかづちから逃げるしか方法がない!」

エリックが呼んだオーディーンが現れると、ロキと対峙した。

「ほほう、オーディーン!貴様はキングの駒ではなかったのか?」
「ほざくな!!

どういう理由であれ、お前の側に立つ私ではないわ!」

「はっ!!

巨人族の怒り、今更だが思い出させてやろう!!
覚悟しろよ、オーディーン!!」

オーディーンは愛馬に乗って、空を翔るとロキにその巨大な剣を向けた。

「いつにもまして、ふてぶてしい顔だな、ロキ!!
貴様をこの大地に沈めることこそ、わが悲願よ!!」

ゼウスはろぼっちに乗っているエリックを助けて、共にキングの方へ
攻めていこうとしていた。

「キングを攻撃だと?

わらわがそのようなことを赦すとおもうか。」

ヘカテがゼウスとエリックをその暗黒の魔法で動けなくした。
ヘカテはその黒いマントを広げると口元を歪めて魔法を唱えていた。


「いつもいつも、同じような攻撃。

そこで、貴様の大事な機械人形が破壊されるのを、見ているがいい。

指をくわえてな。」


「うううっ!!!」

エリックは呪縛の魔法にかかって動けなくなってしまった。




おばけのニーソックスが叫んだ。

「おれの なかまたち  もういちど ちからを かしてくれ !

かいぶつから みんな ででこい !」

怪物を操っていたお化け達がその言葉に応えた。


  
ひゅ~~~~~~~~~~~~~ううううう!!
 
空を飛ぶおばけたちは、一斉に集まると 巨大なおばけになった。

ヘカテは動じない。

「そのようなアンデッドにわらわが 怖気づくと思うのか。」

巨大おばけは、目にも留まらぬ速さで皆の周りを飛び回ると

べえええええ~~~~~っと舌を出して、笑った。

へっへへへへへへへ!!




「えりっく を はなせ。

へかて  きんぐ が どうなってもいいのか」

ヘカテは振り向いた。

キングの後ろにリリアが立っていた。

その手には、キングの銃が握られていた。


「  お前は!? 」


クイーンが言った。

「大きなお化けで全員の気をひきつけたのね、ニーソックス!

その間に、リリアに憑依するなんて!!」


キングは微動だにしなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)


「え、ええええええ???ここで続くって何????」
「全くですね。 作者は一体どれだけ休めば気が済むのでしょうか。」
「執事。


たまには意見が合うのよね。


たまにだけど。」
「御意にございます。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続くので。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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by f-as-hearts | 2015-12-24 16:30 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十三話 「  その神の名  」


エリックはろぼっちの中で驚きの声をあげた。

「わあああーーーーー!!凄いやっ!!!雷があんなに!!!」

サカマキとカネムラの二人は、あまりの閃光に眼を腕で隠した。


クイーンは上空へと両手を上げていた。

「ゼウスよ。どうかそこで我々の戦いを見届け給え。」

れぜんだちゃんがきゃーーーーと悲鳴をあげた。

「きゃ~~~~~~!!英雄達がああああああ!!!」

マジックとマジックガールが空を見上げながら怖ろしそうに言った。

「・・・神の鉄槌だ。これでは敵陣もぼろぼろだな!」
「こ、怖い~~~~~~~~!!ゼウスって雷を操るんですね!!!」


執事は棒立ちでその様子を見つめた。
レゼンダの、持っている水の入ったコップが震えていた。
それでも何か言おうとした。
「こ、これはあれね、そう、だから冥界の神がゼウスのお気に入りの
英雄を、ぶんどったから、そうよね。

・・・私は、関係ないわよっ!」
「・・・左様にございますね。わたくしも、バトルには参加できず
とても残念にございます。」
「執事。
お互い、まだ修行が足りないということかしら。」
「修行とは見て覚えることから始まると申します。」
「・・・たまに意見が合うのよね。」「そのようでございますね。」

うなずくふたり。



冥界の女神ヘカテはゼウスの雷を見つめながら言った。

「昔っからそうだった。どんな英雄にもゼウスは雷を落してた。

神と人の子の間に生まれた英雄であろうと。」

青白く激しいいかづちが容赦なくキングの陣営を崩している。

その稲光を瞳に映し、キングがヘカテに言った。


「ヘカテよ。

私が持つカードは、これだけではない。


・・・巨人と怪物どもの父である者。

そして今はオーディーンもいない。

現れて、この混乱の戦いを愉しむがいい。



・・・破壊と混沌の神、ロキよ現れよ。

      そなたならどう戦う?」


クイーンの顔色が変わった。

「破壊神 ロキ?!」


激しい竜巻が起こり、その中心に大きな影が現れた。

その姿は巨人のように大きく、神話のように立派な鎧と北欧の兜をかぶっていたが、

それをキングに投げてよこした。

竜巻を消すと、ロキは大笑いした。

「は~~~~~~~~~はっはっはっ!!

こりゃあいい!!!戦場じゃないか!!王様、あなたにはその冠をくれてやろう。

冥界神やら巨人やら、なじみの顔ばかりかと思ったら、機械人形までいるのか!!

混乱と破壊を呼ぶのに、これほど相応しい舞台はないな!!」

ばさっとマントを脱ぐと、鎧の姿はあっという間に魔法使いのような姿に変化した。

「おもしろい、何が望みだ?」


ロキは大きな杖を手にすると、空にその杖の先を向けた。

「雷で声も聴こえん。」

雷は突然止んだ。

「ロキ、ひとつだけ私の願いを叶えてくれるなら、あとは好きにしてよい。

あの、機械人形を捕えて、こちらに連れてくるのだ。

アンドロイド・リリアという・・・」

エリックが叫んだ。

「リリア、逃げて!!!」

ろぼっちを飛ばして、リリアの方へ急ぐエリックを、バハムートが阻んだ。

ロキはじっと見つめた。


「ふふん。  あとは好きにしてよい、というのが気に入った!!

機械人形はアンドロイド・リリアというのか。

リリアよ。お前は今すぐキングの下に来い!!!」

ロキの杖は、さっき止めた雷を集めていた。杖から放たれた雷はリリアの乗る

鉄巨神兵を襲った。

「きゃあああああ!!」「リリアーーーーーーーー!!」

リリアの機械の体は一瞬にしてオーバーヒートし、ロキの魔術によって

敵本陣へと連れ去られた。

ロキは魔術で炎の攻撃を仕掛けてきたマジックとマジックガールに言った。

「それじゃあお前達と遊ぶことにしよう!!魔術合戦でもいいぞ?」

マジックとマジックガールは、二人で力を合わせて魔法を掛け合わせた。

ロキはその魔法をことごとく消し、または反射して二人の魔力を消費させた。

キングは意識を失ったリリアを鉄巨神兵から降ろすと、玉座に座らせた。

エリックが大声でリリアを呼んでいる。

「リリアーーーーーーーーーーー!!目を覚まして!!!」



カネムラとサカマキも、現実のリリアが動かなくなったのにショックを
受けていた。

「リリア??どうしたんだ、しっかりして!!」
「どうしたんでしょうか?!あのロキが現れて、いかづちがリリアを襲った
ようにみえましたけど?!」
「まさか・・・過電流が流れた??」「えええええ??現実にも、ですか??」


クイーンがエリックに呼びかけたが、エリックは聴こえないようだ。

クイーンにニーソックスが話しかけた。

「くいーん えりっくは ぱにくってる ・・・こわいものしらずの えりっくも

りりあ が いないと ・・・おれ えりっくとめにいってみる・・・」

ひゅんっ・・・怪物から離れると、ニーソックスはエリックのところへ行った。

「えりっく おちつけよ ・・・ りりあは すぐにおれたちが たすけにいく」

「だめだ、すぐに僕がいかなきゃリリアが、リリアが死んじゃうよ!!!」

「だいじょうぶだ・・・ えりっく  くいーんも まじっくも いるんだから」


おばけの言葉はエリックを説得できなかった。


「だめだ!!!!リリアは僕が助けるんだーーーーーー!!!」


ーーーピカッーーー

エリックの体から、激しい電撃が空へと向かった。


「キングを押しつぶすんだ!!!ウロボロス、召喚!!

オーディーンも召喚、ロキと戦って!!恐竜もみんなみんな召喚!!!

リリアを助けるんだーーーーーーーーー!!!」


れぜんだちゃんが驚いて言った。

「え~~~~~~~~~~~~????

エリック、そんなに呼んだらこの島沈んじゃわない???」




現実的にカネムラとサカマキも、アンドロイド・リリアの再起動はどうすれば
いいのかわからずにいた。

「ワインバーガー氏に連絡を!これは緊急事態だ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2015-10-04 00:40 | SFサウザンドアイランド