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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

2017年 11月 08日 ( 1 )

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百三十五話 「 キング城。 」

キングの城ー

それはエリックがこのサウザンドアイランドのゲームに初参加した時に、入った最初のダンジョンだった。
リリアはその全てを記録していたが、エリックはこの城をおばけのニーソックスを味方につけるという、普通ではありえない方法で攻略していた。
「ここは入ってすぐの部屋ね。
でも、これはエリックの時とは違うわ。
このダンジョンは入る度に変わるトラップゲームということでいいかしら。」
その問いに応える声はなかった。

「それじゃ、いくわ。
まずは探索用小型ロボット兵サーチ、召喚。
飛行形態ですぐに城の中央への道を見つけて。」

リリアの足元に小さなロボット兵が沢山現れて、次々に飛行タイプに変化した。
「OKそのまま、テイクオフ!すべての通路を録画・記録して私に送って。」

手のひらサイズの飛行機が、瞬時にリリアの元から飛び立った。
リリアの脳には、それぞれのロボットから送られてくる数十枚の映像が浮かんでいた。

「レゼンダ、ひとつだけ訂正するわね。
私はロボットに興味がない訳ではないわ。
ゲームの中でなら私がロボットを扱えるから必要ないだけよ。」

リリアは1体のロボット兵が中心に向かう道を探し当てたのを感知して、駆け出した。
「こっちね!」
リリアはすぐに他のロボット兵を集結させて自分の進む廊下を進撃させた。

何回か廊下を曲がると、ロボット兵が飛行形態から戦闘モードに切り替えて、敵と戦っていた。
「エネミー発見、エネミー発見。敵は巨大ゴーレム。
リリア、緊急回避せよーー」
ボン!!
ボン!!
次々に破壊されるロボット兵。
レゼンダが用意していたゲート・ゴーレムだとすぐにわかった。
リリアの銃はゴーレムには効かなかった。
ゴーレムは広い通路一杯のサイズで、威圧感は中ボス並みだった。

「石でできた古代兵器ゴーレムね!城のゲートキーパーとしては上出来だけど。」

リリアはすぐにカードから召喚した。
「石でもなんでも砕く、ダイヤモンドの歯がついた掘削機とそれを操るロボット5、召喚!」
5体のロボットが現れ、それぞれに掘削機のドリルがついたものを持ってゴーレムに向かっていく。

「いけっ!1号!」
ドッカーーーーーーン!!うわあああ~~~~~!!
「2号、続けっ!!」
バッコーーーーーーン!!うぐっ!!
「3号、4号!!」
ドスドスドス!!!!きゃあああああ~~~~~!!ぎゃああああ~~~~~!!

うっ・・・
「5号、どうしたの?」
「あのう・・・早退してもいいっすか?」
「まだ終了の合図は鳴らないわ。」

「・・・5号、いきますっ!!」
涙目だ・・・

「まって、それじゃあこれを!」

ボンッ!!!

煙幕で周りが見えなくなった。

ゴーレムは煙をかき混ぜているが、何も見えなくて壁を叩いている。
やっと煙が消えたが、5号とリリアの姿はなかった。
2人はゴーレムの足元をすり抜けて、通路を曲がっていた。
ゴーレムは敵がどこにもいないので、壁を壊し始めた。

「ダメよ、ゴーレム!!戻れ、ゴーレム!!」
レゼンダはゴーレムが暴れるのを見かねてカードに戻した。

5号は階段のところまでリリアを先導していた。
リリアはロボット兵サーチがこの先にまた敵がいると言ってると5号に告げた。
5号は煙にむせたのと、仲間がいないことに動揺しつつ、うなずいた。
「おばけ屋敷みたいですね!」
「そうね、確かに。」

角を曲がる前は必ずしゃがんで、銃撃にそなえるリリアに、5号は従った。
「あのう・・・これ、本当にゲームですよね?」
「そうよ、あなたはゲームキャラでしょ。」
「いやあ・・・リリアって本物の銃撃戦、知ってるみたいだから。」
「あなたも頭、いきなり吹っ飛ばされたくないでしょ?」
「・・・じゃ、俺、ちょっと試してみます。」

5号はポケットからペンを見えない通路へ投げてみた。

トントン・・・

しゅ~~~~ん・・・

のぞきこんだ5号が言った。
「あれ?・・・ペンがない・・・」
「ありがとう、そこに落とし穴がある可能性が大きくなったわ。」
「落とし穴~~~~~~!!」
「キングの城なのよ、なんでもありなの。」
「だって・・・ええええええ??石の床なのに??」
「驚きすぎ。」

5号は思った。
(リリア、驚かなさすぎ!)

「つまり、ね。
以前エリックがふつーにキングの城を攻略していれば、ここまですることもなかったの。
ここにはエリックはいないから、正攻法でいくのよ。」

つまりトラップだらけ。
「うわあああああ・・・リリアさん~~~~!!」
「さ、ここには兵隊や敵はいないようだわ、落とし穴をうまく回避して進みましょう。」
びびりな5号を見ながら、リリアはちょっと笑った。

レゼンダは、中心と言ったけど、上か下か・・・
「サーチしながら進むから大丈夫よ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)

「ねえ、これってさあ、恐竜型のロボットじゃないかな?」
「説明書はそう書いてありますね。」
「恐竜、は本物がいるからいらないだろ。
それより戦車なんて、この森の中では使えないんじゃないか?」
「おもしろいからいいじゃん~~~!」

(そろそろ、いいですか?
フィクションでした。)







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by f-as-hearts | 2017-11-08 09:37 | SFサウザンドアイランド