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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンドアイランド 124

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十四話 「  反撃開始 」


・・・・・・・・・・異次元・・・・・・・・・・・

イムズとリフが睨み合う中、リリアはアンドロイド5原則について知らなかった
ことを認めた。
「リフ、銃を降ろして。
イムズ将軍、わかりました。
クラウン博士の元に案内します。
だから、リフに今は何もしないと約束して下さい。」

3人はすぐにクラウン博士の家の門の前に着いた。

・・・・・・・・エリックの部屋・・・・・・・・・

現実の世界に戻ったことで、PCはリリアの居場所を特定できた。
ーーーリリアはクラウン博士の家にいます。

それを聞いて、PCの中のれぜんだは、おばけのニーソックスに言った。
「おおいっ!!場所わかったよ!!
ほらここっ!!地図みて、行ってきて!!」
「みんな いくぞ そらをとんでいけば すぐだ」
にゅんひゅんひゅん!!
エリックも焦って追いかけようとした。
「僕も行くっ!!」
サカマキが言った。
「エリック、飛行機でもなけりゃ無理だって!」
「えりっく まってろ りりあ たすけてくるから・・・」
ひゅーーーーーーーーーん!

エリックはおばけの顔をみて、全てを思い出していた。
「れぜんだちゃん、ろぼっち貸してよ!」
「べ~~~~~~っだ!!やーーーーだよーーーーだ!!」
「はやくリリアを助けてゲームに戻るからさ!」
れぜんだは首をひねって考えていた。
「ええええっ??それってずるくない~~~~??」
サカマキも首をひねった。
「いやあそれは・・・いやいや、あのろぼっちかい??
いやいやいや、あれはダメだろ!」
「なんで??」
「いやいやいや、いやいやいや!
あれが現実に出てきていいわけがないだろ!」

・・・・・・・・・クラウン博士の家の前・・・・・・・・・

その頃・・・イムズはイライラしながらリリアに怒鳴っていた。

「何故博士がいない?!
リリア、嘘をついたのか?」
「いいえ、異次元に入る前はこの家にいたのよ。」
「どういうことだ、異次元に入ったことが博士にわかったっていうことか?」
「その間に何が起こったかは、私にもわからないわ!」
イムズは唸った。
「まさか、ワインバーガーが・・・」

リフがイムズに銃を構えた。
「そういうことだ。
あんたの計画は失敗したんだよ!」

ひゅんひゅんひゅん!!!!
家の壁という壁から、お化けの大群がイムズに向けて飛んで来た。
イムズとリフは何が起こったのかわからず、お化けを追い払おうと
躍起になっていた。
「なんだ??こいつらは??」
「銃が効かない?!」

「りりあ みっけ」
リリアはお化けを見た瞬間に、エリックが全て思い出したのだと
気がついて、微笑んだ。
「ニーソックス!エリックと一緒なの?」
「ちがう・・・りりあをさがしてくると やくそくした」

暗闇に浮かぶ無数の透明なお化けが、イムズとリフを翻弄し
リリアとニーソックスから遠ざけていた。

「りりあ もうかえろう」
「そうしたいけど、イムズ将軍が帰ってくれないのよ。」


・・・・・・・・・ワインバーガーの研究所・・・・・・・・・・

ワインバーガーはキングとの話し合いが決裂した場合までは
想定していなかった。

「キング、アンドロイド5原則は今後のアンドロイド事業には
必要不可欠です。
どういう理由であろうとも、5原則には則っていただきませんと。
どこにミスがあると言うのですか?」

キングは5原則をプリントした紙を広げて見せた。
その場の全員が内容をすぐに黙読した。

「アンドロイド5原則

ロボット3原則に加え、人工頭脳を有するアンドロイド・グランドクロスにとって
来るべき新たなステージを生きる為の指標となるよう、3原則の上位に5原則を
設定するものとする。

1.契約者との原則

アンドロイドはいかなる状況であろうとも初期契約は破棄できない。
初期契約とはアンドロイド・グランドクロス開発設定時契約のことを指す。

2.契約者から他への譲渡が行われる場合の原則

アンドロイドは契約者が他への譲渡を行う場合でも初期契約内容の
変更は認められない。
譲渡において契約者の不利益及び事件事故など不測の事態が生じる場合
該当するアンドロイドは、それを拒否拒絶する権利を行使できる。

3.研究開発の原則

既存のアンドロイド・グランドクロスを研究開発増産する目的での購入は
いかなる理由があろうとも初期契約を遵守することを原則とする。

4.初期契約について

アンドロイドはロボット3原則に則り人類を含む生命を保護し安全に
行動することを第一に、主たる契約者の行動指示や目標達成に尽力する
こととする。

5.契約者の死去または契約破棄などによる契約の無効について

アンドロイドは長命である為、契約者が他への譲渡を行わずに死去、または
契約破棄を実行した場合、初期契約が無効となってしまう為、この条件でのみ
初期契約のリセットを可能とする。」

5原則を読み、皆が目を上げると、キングが言った。

「これを契約者の絶対条件とするならば、我々の求める可能性、
つまり契約者が求めるアンドロイドの発展性を著しく阻害していると
言わざるを得ない。
・・・よって、この5原則の改定、もしくはリセットを要求する。」

キングの背後のドアに、誰かが歩いてくる物音がして、皆がドアを見た。
ドアからいきなり現れたのは、カネムラとクラウン博士だった。
カネムラはその能力を使って、一瞬早くクラウン博士を迎えに行っていたのだ。

クラウン博士が話し始めた。
「キング、その通りです。

人類の発展は、全てにおいて安全では無く、開発計画は危険と隣り合わせで
いつもリスクがあったのです。
ですから、それをアンドロイドが契約者に代わって、行うことを目的と
しています。
契約者の不利益となることを行わないというのは、今までには無い発想です。
どうか5原則をお認めください。」

ワインバーガーはキングの洞察力の深さに舌を巻いていた。
だが、人工知能及び人工頭脳を設計したクラウン博士ならば、説得できると
考えたのだ。

キングはクラウン博士に、丁寧な解説を感謝しつつ、反論を述べた。

「私が述べているのは
今現在考えうる契約者の利益を守る番人としてのアンドロイドが、
果たしてグランドクロスという意味なのか?
ということですよ。

ワインバーガー氏。
やはりあなたとは、相容れない思想がありそうだ。
これ以上、この5原則を押し通すというのであれば、この場かぎりで
我々リドル帝国はこの計画そのものの撤回を要求します。」

ざわざわざわ・・・
ガガガガガーーーーーーーーーーーーン!!

大きな爆発音と共に、プラントの方から爆風が起こって炎が見えた。
「キング!!貴方まさか、プラントを破壊したんですか?!」
「いや、これはーーー」

(イムズ!!プラントを攻撃したのか?!)
(いいえ、違います!リリアとアンドロイドが逃げる為にプラントの
手前で、くそっ!!)

「ワインバーガー、ここは一旦軍隊をプラント内のアンドロイド保護に
まわし給え。
そちらのアンドロイド達が、引き起こした騒ぎのようだ。」

ひゅんひゅんひゅんーーーーーーー!!
軍隊の前をおばけ達が飛び回り、軍隊はそれによって統率を乱されていた。
司令官は急いでプラントの方へと走った。

「ううわっ!!司令官こいつら映像かなんかですか??
それとも ほ、本物の敵ですか??」
「やめろおおおおお!!!うわああああ!!」
ババッババババッババッババ!!
「馬鹿者、銃を撃つな!!」
「ひいいいいっすり抜ける、弾が効かない??」
「くるなあああああ!!!ひいいいいいいいいい!!」

イムズはクラウン博士がキングのところに現れたと知って、異次元から
プラントの方へと出てきたところで、リリアにくっついて着たおばけ達まで
異次元を通してしまったのだった。

リフとリリアは、プラントの前で騒ぎを起こすことで、軍隊の気をひき
イムズから逃げることに成功していた。


・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
「そんなこと、わかってるよ!僕、リリアのとこへ行きたいい~~~!!」
「だがなあ、ろぼっちじゃなあ・・・」
「ぜえったい、ダメ~~~~~!!」

・・・・・・・・・・・・という事で 続く・・・・・・・・・・・・・

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by f-as-hearts | 2016-09-22 17:59 | SFサウザンドアイランド