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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンドアイランド 118

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百十八話 「  一筋の光  」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・新・研究所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キングはディラルド博士からこれから行う実験と診療について説明を受けた。
クイーンにも同じように説明をするが、PCの中の本人の意識は、答えられる
状態ではないと判断し、キングが少し考えさせてくれと言った。

「クイーンは、博士に任せると言っていましたから・・・
ただ、それは博士が見つかる前でしたけど。」

クイーンに入っているニーソックスは、博士の話に頷いていた。

「クイーンに あいに いってくれば いいんだな・・・

それぐらい は だいじょうぶ だ・・・」

博士はその後キングとふたりだけで話があると言った。
キングが了承すると、博士はリリアにしばらく出てくると言って、キングを
夜の街に連れ出した。

その研究所から坂を下って、明るく光る商店街を抜けると、カウンターバーが
あった。

博士はすぐにその店の奥へと進み、席に座ると、キングに酒を呑むかと聞いた。
2人は同じ地酒を頼むと、キングは博士に何の話かと訊いた。

「キングとクイーンの関係なんですが・・・」
言いづらそうに博士はキングに尋ねた。
「恋人、ですよね?」
「そうです。」

グラスの氷が、カランと鳴った。

「クイーンの、ご両親は?」
「いない。」
「ご親族も?」
「いないな。」

「そうすると・・・キングが、唯一の身寄りだということになりますね。

キング、クイーンが予知夢の能力を発動させたのは、あなたの為では
なかったですか?」

キングは、言葉に詰まった。

「ひとつ・・・約束していただきたいことがあります。

これは、あなたの立場では難しいかもしれないことです。」

博士の約束の言葉にキングは頷いた。

「・・・わかった。

それじゃあ、すぐにでも研究所に戻ろう。」


クイーンとリリアがパズルで遊んでいるところに、キングが入ってきた。
博士は、あらかじめ呼んでいた助手と研究員を伴って入ってきた。

「クイーン、いや、ニーソックス、用意はいいかな?

それじゃ、始めよう。

エリック、いいか、大声でニーソックスを呼ぶんだ。」

「うん!ニーソックス、来てよ!!」

PCの中にニーソックスは吸い込まれていった。

ニーソックスは他のお化け達には、クイーンの中に残るようにいってあった。
エリックはニーソックスがくるくると中空で踊るのを笑いながら見ていた。

「クイーンの ところに いって くるよ・・・」

キングがリバイアサンを召喚すると、リバイアサンはクイーンに吹雪の攻撃を
始めた。

クイーンの竜はそれをかわしながら、逃げていた。

れぜんだがろぼっちのろけっとぱんちをクイーンに打つと、ぱんちはクイーンを
捕まえた。
クイーンは吹雪を喰らって動けなくなった。

ニーソックスはその瞬間、クイーンの中へと入っていった。

ニーソックスはクイーンの意識に呼びかけた。


「クイーン クイーン キングが はなしたがって いるぞ・・・

このまま じゃ クイーンが かわいそう だからって」

クイーンの意識は夢の中で竜のように荒れ狂っていた。


「かわいそうなのは キングだ!!!

私は何も悲しくは無い!!何も失わず 何も不幸など無い!!!

出て行け、ニーソックス!!!」

「 おれ おばけだから わかる・・・


クイーン おまえは おばけじゃない

おまえは キングが ひつようだ

キングは おまえにもどって こい と いってるぞ」

「私は キングのために ここにいるのだ!!」

「 キングは キングのために クイーンにもどってほしい んだぞ


クイーン  

 おれ には からだ が ないけど

おまえには からだも こころも あるだろ・・・」

「うるさい!!!!!そんなもの」

エリックが叫んだ。

「クイーン!!キングはクイーンのことを待ってるんだ!!

僕もお父さんが待ってくれているんだ、クイーンもキングに

会いたいよね!!!」


れぜんだがぼそっと言った。

「ばっかじゃないの、そんなの、無理にきまってる。

予知夢の能力、なくなっちゃうじゃんか。

ばっかじゃないの、全部ひきかえにして、何がいいのさ。

能力が全部なくなっちゃったらさ、どうするのさ。

それぐらいあたしにだってわかるよ!


クイーンはラスボスなんだから!

ラスボスだからいいんだって!」


ニーソックスは すこしだけ泣きそうな顔になった。

「 でも おれ ずっとまってて くれる やつ が いい・・・」


エリックはそのニーソックスの言葉に、泣き出した。

「そうだよ!!!僕はいつでもニーソックスを待ってる!!

僕も、僕も、クイーンがおばけになっちゃうのはいやだ!!!

でもこの夢の世界が終わるのもいやだあああああーーーーーーー!!!」


れぜんだが怒っている。

「わっがままな奴!!!!!ばっかじゃないの!!!

ほんとばっかじゃないの!!!!

どっちか、しかないんだよーーーーーーーだ!!!」


そのれぜんだの言葉に、エリックが首を振った。

「ううん、今、思いついた!!


僕は夢の中のクイーンをつくるよ。

夢の中のクイーンは、今まで通り夢の中にいられるんだ!!」

エリックが叫ぶと、クイーンの竜の姿が溶けて、そこに新しいクイーンが現れた。

それと共にニーソックスが突然、エリックの傍に現れた。

「あれ ・・・ クイーン は ?」

キングが笑った。

「クイーンの意識が、体の方へ飛んでいったよ。

・・・ありがとう、エリック。

まさか・・・夢の中でもエリックの能力が発動するなんて・・・」


研究所内は大騒ぎになった。

お化けが皆、クイーンから出て行き、クイーンが何か言おうとしていたのだ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-07-25 17:04 | SFサウザンドアイランド