ブログトップ

紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンドアイランド 114

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百十四話 「  クイーンと博士 」


イムズは、さっき現れた幽霊が、キングの知り合いだと笑った。
戦闘機の中で、マドックスは首をひねった。

「でも、変じゃないですか?あんなに沢山で・・・」
「それだがな、俺の知り合いのレゼンダから聞いたが・・・あれはキングのゲームの

・・・仮想空間のゲームの、キャラだそうだ。」

これには、マドックスも驚いた。

「ええっ??あんなに沢山ですか?
じゃあ、あれはキングが?」
「馬鹿言え、キングがあんなお化け、実体化するわけないだろ!」
「そうでした、それじゃ、誰が・・・」
「そんなことをするのは、この世界にたったひとりしかいないだろう!」


「エリックですか」「エリックだな」

はあ~~~~~~~~~~~!!



「でもどうするんですか??緊急指令入ってますよ??
お化けを退治しろって。」
「ほっとけ。」
「いやいやいや!そんなことしたら、除隊もんですよ!!」
「キングがほっといてるんだ、俺らには関係ないんだろうよ。」
「でもエリックがらみだとすると」
「まあな、そんな感じだな。

どっちにしろキングの命令待ちだな。」

「そういえば、もう緊急指令が聞こえなくなりましたね。」
「ちょっと聞いてみる。

こちらイムズ、司令塔応答せよ。
先程の緊急指令は解除でいいのか?」

「ーこちら司令塔。 解除の連絡が今入った。」
「解除の理由は?」
「ー未確認飛行物体は5分前に消滅した。
新たな情報が入ればすぐに緊急要請をする。以上だ。」
「了解。」

マドックスがイムズにテレパシーで言った。

「エリックは何やってるんですかね??」
「ゲームでもやってるんだろ?リアルに。」
「まさか!」
「まさかだといいけどな!」
「・・・リアル鬼ごっこで石つぶて思い出しました。

まさか、と言ってくださいよ~~~~!!」
「エリックにだけは、まさか、は通用しない。」
「将軍~~~~~~!!もう始末書は嫌ですってば!!」


・・・・・・・・・・・・・・・ワインバーガーの研究室・・・・・・・・・・・・・・・・

メラニーがワインバーガーに報告をしていた。

「エリックの父親を探していたのは、エリックが実体化したゲームキャラでした。」
「そのようだったな。

助かったよ、公的に私達が電波を使って探したら、必ず私達の事が公けになる。
それに比べると、エリックのやり方は、いたってシンプルで、人探しだけが目的だ。
エリックがお化けを実体化させるとは思いもしなかったが、ゲームのプロモーション
かなにかに思われるように、こちら側で広めることは可能だし、実際、実物の幽霊
だと信じる方が、少数派だろう。」

「あとは、見つかるかどうか、ですね。」
「そうだな・・・」
「外はかなり騒々しいことになってるようです。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「そういえば、れぜんだちゃんがPCに現れましたが、PCの中で探しているようです。」
「メラニー、君の方は何か情報を掴んだかな?」
「エリックの父は、島から連れ出された後、リドル帝国の研究所に移送中に行方を
くらましたそうです。」


・・・・・・・・・・・・・・・・サカマキの部屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

リリアがノートを読んでいたということは、ディラルド・ジェイントン博士にとって
この上ない幸運だった。
博士はノートの何冊目の何ページ目の内容は?とリリアに尋ねるだけでよかった。

博士はリリアに研究論文の続きを口頭で伝え、リリアはそれを字に変換、記録を
とるという離れ業で対応していた。

その間にカネムラ達は、エリックを医者に診せて、点滴にて水分と栄養補給をする
方法をとることになった。

サカマキがリリアに報告した。
「医者はエリックには身体的な異常はなかったといってたよ。
脈拍、呼吸、心電図、脳波・・・全部異常なしの数値だそうだ。
脳波については、夢をみている脳波がでていたらしいよ。」

博士はクイーンのことを話した。

「島でクイーンと話をした時、クイーンも夢を見ている脳波形がでていたらしい。
その状態でいるのに、起きる気配がないままだったんだ。

予知夢を見た時に、それを伝える為に起きている人物や動物に意識を移していた。

・・・で、クイーンは、ヒナ鳥になって俺に会っている夢を見たんだな。

島が閉鎖された時、小さな箱にヒナ鳥をいれて、そこから脱出したが
リドル帝国研究所に着く前に、ヒナ鳥が箱から飛んで出てしまった。
もう羽は十分飛べるだけになっていたんだな。

俺も、もうあの国の研究所に行きたくなかったから、鳥を探しにそのまま脱走した
・・・と言う訳だ。」

リリアが研究内容を思考しながら、博士に質問をした。

「博士は、脳の可能性について研究されていますが、優性遺伝子が脳にも変化を
起こしているというのは、どこまで実証されていますか?」
「あの恐竜達や原始生物を再生復元しながらね、どの細胞部分に大きな進化、変化が
起こっているか、に、着目していて気がついたんだ。
逆から進化をみると、わかることもあるんだよ。
だから、超遺伝子研究と言われたんだがね。」

「ですが、クイーンもエリックも、身体的にも何も異常がないんですが。」

「いや・・・・2人とも、S級能力者だ。

今、エリックの体がここにあってよかったよ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
[PR]
by f-as-hearts | 2016-07-01 14:05 | SFサウザンドアイランド