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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンドアイランド 111

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百十一話 「 ひとときの・・・ 」


・・・・・・・・・・・・・・・サカマキの部屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ディラルド・ジェイントン博士のことを、サカマキから聞いたカネムラは
PCで調べていた。

「PC、わかったことをもう一度教えてくれ。」

ーーーはい。

ディラルド・ジェイントン博士 45歳  リドル帝国 超遺伝子研究所の科学者

遺伝子研究で数々の文化勲章を授与されている。 14年前研究所の移転により

消息不明となる。 家族は10年前に妻のニーサを亡くし、ニーサとの間にできた

子を引き取ったという記録があるが、その子はすぐに養護施設にあずけられた。

現在また消息は不明。


リリアはPCに向かって、ありがとうと言うと、それに書き加えた。

「ニーサとの間の息子は、エリック 現在5歳。

・・・それと、ディラルド博士は、あの島で絶滅した動物の遺伝子を研究していたわ。

内容については、ここには発表できないけれど。

博士の許可が必要なのよ。」

サカマキはリリアに言った。

「クイーンと博士の関係は?」

「クイーンは発動した能力によって眠り続けていて、14年前に博士のいる島に

彼女の意識を乗せた、人か動物と共に渡ったらしいの。

憑依か幽体離脱のようなものらしいけど、博士の研究でクイーンの病気が解明

されることを願ったとクイーン本人が言っていたわ。

でも完成しないまま、博士達は島を離れるしかなかった。」

ーーー今も研究を継続中であれば、なんらかの生存確認が出来る筈なんですが。

   ひとつも研究にヒットしません。

「研究を変えたとか?」

ーーー関連企業や関連する研究所をしらみつぶしに観ていますが、それらしい人物は
 
   いません。

「じゃあ、探しようがない??」

リリアが首を振った。

「きっと見落としているだけだわ。」

ーーーリリア、それはPCに失礼だな!

「ごめんなさいPC。

それよりエリックのことが心配ね。

衰弱しないように医者を呼んだ方がいいと思う。

PC、ワインバーガー氏に連絡して。

ワインバーガー氏ならいい医師を知ってるから。」



・・・・・・・・・・・・・機上のキング・・・・・・・・・・・・・・・


キングは眠っていたが、その夢の中でクイーンと話をしていた。

クイーンはキングの寝ている膝に、頭をあずけて、キングを

見上げていた。

「いつも君には驚かされる・・・」
「キングはぜんぜんスキがないから」
「あの、一瞬だけ、私の眼からワインバーガーを見ていただろう。」

クイーンはキングをくすぐろうとして、キングにその手をつかまれた。

「誰にもわかるはずないわ。」

「いや・・・

長老には ばれたと思う。」

クイーンは笑っていた。

「キング、長老って あなたの味方なの?」

キングは答えなかった。

「長老の正体って、何? 能力者?」

キングはクイーンの緋色のベールをはがすと、ベールで自分の口元を隠した。

「もうすぐ到着するのね・・・」

クイーンの唇はベールの色のように明るくなった。



・・・・・・・・・・・・・・・・サウザンド・アイランド・・・・・・・・・・・・・・・・・


大きな頭蓋骨に皮がところどころかじりとられたようにみえる大きな生物。
それは、恐竜の骨だった。

「これさあ、ティラノサウルスだよねっ!!恐竜、強かったよね!!」

「サーベルタイガーの方が、強いもんねっ!!」

れぜんだちゃんは自分のカードを見せながら、言った。

「エリック、もうゲームしようよっ!!生きてる恐竜の方が面白いでしょ!!」

「待ってよおお!もうちょっと観て歩きたいんだ~~~!!」

「なんでさっ??」

「だってこんなにいろんな動物がいるんだよ~~~!!

僕、本でしか見た事ないもん。」

まるでジャングルのような動物達の鳴き声が、あたりに響いていた。
足元には小さく綺麗なトカゲが葉っぱの裏に隠れた。

「ゲームを遊ぶ方が面白いってばっ!!

ほら、ニーソックスも、言ってよ!!」

「えりっく  たのしそう だな ・・・ げんき に なった な 」

「うんっ!!!

もっともっと、この世界を観てみたいな~~~~!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-06-23 21:20 | SFサウザンドアイランド