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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンドアイランド 102

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第百二話 「  誰が・・・  」



ワインバーガーは塔から出るとサカマキに電話をした。

「エリックはまだ寝ているか?」
「はい、ぐっすり寝ています、ワインバーガーさん」
「そうか・・・

サカマキ君、エリックが起きたらすぐに電話をくれ。
リリアはもう少ししたら復活する。

リリアにしか出来ない重要なことがあるんだ。
こちらの準備ができ次第、また連絡する。」
「わかりました。」

サカマキはゲームが終わった後、リリアがメンテナンスすることに
なったり、エリックがすぐに寝てしまって覚めないことなど、不安な
ことが重なっていたので、ワインバーガーが動いてくれたことに
ほっとしていた。

目の前のソファーで、カネムラが寝息をたてていた。

「・・・気楽でいいよな・・・

さあて、PCにどういう事態が起こっているのか、聞いてみるか。」

PCはリリアの記憶を一部移していた。
サカマキはリリアとエリックに初めて会った時のことを、何故か
思い出していた。

(そうだ・・・エリックはとんでもない能力の持ち主で

リリアはまるで母親がわりだった。

このゲームを作ったキングが、エリックを狙うのはよくわかる。

キングもクイーンも、仮想空間を作り出す能力に長けていた。

エリックは、やっぱりキング側の人間なんだよな・・・)


ーーーリリアのメンテナンスは、すぐに終わりますか?

「PC、それはワインバーガー氏に聞かないとわからないんだ」

ーーーリリアとは、特別なラインを繋いでいますので、リリアの
   スイッチが入れば会話が可能です。

「本当かい?それは嬉しいな!スイッチが入ったら、まずこっちに

連絡してくれるように言ってくれないか?」

ーーーわかりました。
   ところで、知りたいことというのは、どんなことですか?

「エリックの能力で、今現在、あのゲームの世界を創ることは

可能かい?」

ーーーキングの能力はインスピレーションビルディング
   仮想空間創造能力で、エリックは視覚記憶実体化能力
   ですので、その違いはありますが、見たものならば
   創れるでしょう。

「なるほど。

じゃあ、クイーンの能力は?」

ーーーエリックの能力と同じです。

「え?? 確かに、島は実在したけど・・・

でも・・・恐竜とかは想像じゃないか??」

ーーーゲームにはキングも加わっていましたから。

「そうか。

じゃ、あの島にクイーンがいたのは間違いないんだね?」

ーーーはい。

「それじゃ、それをワインバーガー氏に伝えてくれないかな。」

ーーーわかりました。


サカマキはワインバーガーが言った、リリアにしかできない重要なことという
言葉が気になっていた。

(確かにリリアは、あのゲーム中にPCを通じてエリックと会話していた。

それに、リリアもカードになっていたからゲームに参加していた。

・・・不思議、といえば不思議だけど・・・

リリアの人口脳を解析すれば、何かわかるのか?)



・・・・・・・サウザンドアイランド・・・・・・・・・・


エリックはノートの絵に夢中になっていた。

「これってさあ、どうして矢印描いてあるのかな?」

「知らない~~!矢を撃ってるんじゃない?それより早くゲームしようよ!」

「象がマンモスになるってこと??」

「うっそおお~~~~!そんなワケないじゃん~~~~!!」

「ねえ、この文字、読めない?」

「し~~~~~らない!」

「う~~~~~~ん・・・


わかった、じゃあ、リリアを呼ぼうっと!!

リリア~~!!こっちに来てよ~~!!このノート、読んで~~~!!」


ぱっ!!

リリアが2人の前に現れた。

「え??どうしたの??もうゲームは終わったんじゃないの??」

リリアは何故自分がここにいるのか、理解できないという顔をした。
リリアが現れて、れぜんだちゃんはふくれた。

「えりっくが呼んだんだよっ!!

あ~~~~つまんないっ!!!つまんないったらつまんない!!

もう遊んであげないぞ~~~~っと!!!」

エリックは笑った。

「へっへ~~~~~だっ!!いいよ~~~~だ!!

リリア、これ見て~~~~!!このノート!!」

リリアはエリックが差し出したノートを見た。

「これ、僕読めないんだけど。」

リリアはノートを手にした。

「・・・これは? どこにあったの??」

「ここ、だよ! この家にあったんだ~~!」

「家??」

リリアはすぐに外に出てみた。

「ここは・・・研究所、なんだわ!


それであの、巨大な骨は・・・」

「マンモスなんだって!そうだよね、れぜんだちゃん?」

「し~~~~~~ら ないっ!!」


リリアは研究所の中に戻ると、すぐにノートの文章を読んだ。

「なんて書いてあるの?」


「サウザンドアイランド 生命と生物の起源

超遺伝子研究所・・・


・・・ディラルド・ジェイントン著

 まさか・・・


 ・・・エリックの父親の?」

エリックの瞳が驚きのあまり大きく開かれた。

「これ、お父さんが、書いたの?!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2016-05-31 20:01 | SFサウザンドアイランド