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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド 96

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第九十六話 「  おとずれた 静寂   」


キングの立っている塔や島、そして目の前に見えている空と大地・・・

キングは その自分の眼に風景全てを焼き付けるように、ゆっくりと

体を動かした。



キングの眼は、空を飛ぶ大鷹の姿を 捉えた。

大鷹は、悠々とキングの上空を 旋回している。


キングの眼には、  本物の孤島の空が

その大鷹の遥か上空に広がっているのが、見えていたのだろうか。


大鷹が、上空からすいっと キングの方へ降りてきた。


キングは、手を伸ばすと

嬉しそうに 微笑んだ。


大鷹はその腕に とまろうとしているように見えた。

まるで、王者は休息を望んでいるのだと、大鷹が言っているように。



「 キング ! 」

クイーンの声は、キングには届いていたろうか。

その声がエリックに聴こえた後、全てが光の中に消えた。

エリックは、眠っていた。



イムズ達は、大鷹が真っ直ぐに丘へと降りるのを見た。

イムズとマドックスは、大鷹が静かに低木で休んでいるのを捕獲した。

今まであんなに苦労したのが嘘のように、大鷹は抵抗しなかった。

「クイーン、やっとあなたに会えましたね!」


イムズが籠の中の大鷹に言った。

「・・・さあ、キングの元へ帰りましょう。」




エリックが眠っているので、サカマキとカネムラはベッドに運んで寝かせた。

カネムラはエリックの頭を撫でた。

そんないつもの風景に、サカマキは安心しているはずなのに、心に一抹の

不安を感じていた。

「大変なゲームでしたね・・・疲れたんでしょう。

お疲れ、エリック。」




エリックは、キングとクイーンがさっきの遺跡の前にいる夢を見ていた。

キングが横たわるクイーンに腕を伸ばして支えていた。

キング達にはエリックは見えないようだった。


「  クイーン・・・

  君の、夢は ・・・ やっと叶うのだな 

  私は、これから どうすればいい?」

「 キング・・・ 」




エリックは消えそうなキングとクイーンの姿を見つめながら、叫んでいた。

「 ふたりとも、僕の前から、消えないで!!」

エリックの手の中には、ふたりの今の姿   そのままのカードがあった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2016-01-23 22:35 | SFサウザンドアイランド