ブログトップ

紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド  88

異世界の島の物語。


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第八十八話 「  冥界の女神と冥界の神 」


れぜんだちゃんの召喚によって、天空の月が輝いて、降りてきた。
月の光が弱まると、れぜんだちゃんの上空に、月の女神アルテミスが現れた。

アルテミスは眩い白いドレスで、冥界の女神ヘカテとは対照的な姿。
そして揺れる何重にもなった細い銀のネックレスと、それとお揃いのブレスレットを
星のように煌かせて、銀色の髪を手で触りながら、物憂げな水色の瞳を向けた。

「れぜんだちゃんじゃないの。ちょーひさしぶり。 それでー何のご用?

えっ?なにこの重力wwwあっヘカテにやられたのね、笑えるんですけど~~!」

「笑えな~~~~~~い!!あるてみす、いいからはやく、じゅうりょくむじゅうりょく
にしちゃって~~~~~~~!!」

「wwwだっておっかしーーじゃんwwwそれに私ぃ、魔法使いじゃないもーん。」

「月の女神さまでしょっ!!!月と、おんなじにできるじゃん!!!」


れぜんだちゃんとアルテミスのやりとりに、リリアが唖然として言った。

「月の女神って、ギャル娘なの?!」
サカマキが言った。
「なんか・・・イメージが崩れ落ちましたね?!」
カネムラも言った。
「大体、神話の神々ばっか出てくるっていうのが、信じられないです。
それであんなに綺麗なのにあんな風で・・・俺、泣いてもいいですか?!」

アルテミスはリリア達に聴こえてるわよ、と言った。

「キングとかヘカテとか敵って、マジぱねえわね!

ん~~~~~~~~!!どーーーーしたらこんなカオスっちゃうのか

教えて欲しいんですけどお。」

れぜんだちゃん、大きな声で言った。



「え~~~~とねえ、ここはクイーンの島でね~~~!それでね、私が強いから

クイーンが負けて、キングがとうとうお出ましになったの。」



ぶんぶん~~~~~~~~!!ぶんぶん~~~~~~~~~!!
沢山の、顔が、風を切った(笑)


「ちげ~~~~~~~~~~わっ!!!!」
「・・・そーきましたか。」
「執事。


もうそれ、止めた方が身の為じゃないかしら。」
「それですか。」
「それよ、ろ・く・がっ!!!録画!!!!」
「いえいえ。どういたしまして。」
「どういたしたらいいのかしら。」
「こんな場面にはやはりれぜんだちゃんの一発ギャグが合いますね。」
「ギャグじゃ世界は救えないわっっ!!!」


アルテミスはマジだった(笑)


「あっそう。なんか~クイーンもキングもいるなんて、おっかしーなーって
思ったwwwやっぱり~~~~!!

ヘカテ~~~~~!!あなたに怨みないけどお~~~~~!!

無重力、喰らいなさいね。」

月の女神の言葉はエリック達の体を、めちゃめちゃ軽くした。
特にウロボロスは、その首を高く伸ばし、自分を苦しめたヘカテを注視した。
味方はみな動ける。エリックはろぼっちに乗り込むと、すぐに上空へと飛んだ。

「れぜんだちゃん、ありがとう!!アルテミス、すごいや!!」

冥界の女神ヘカテは月の女神を睨んだ。

「月の女神、キングに逆らう気?」
「逆らう?違うわwれぜんだちゃんの願いを聞いただけよん。

うふっwww ヘカテを怒らせちゃったあwww

どーしよー!!

じゃあほんとに戦っちゃおっかなーーー!!」

アルテミスはいきなり銀の大弓を携えると、ヘカテめがけて矢を射た。

「冥界に還って頂戴!!!」

ヘカテはすっとマントを翻すと、その姿は闇に溶けた。
矢はその残像を掻き乱す事もなく、遠くに消えた。


「アルテミス。

ふざけた敵に加担するのなら、こちらは全てを闇に呑みこむまで。

我が神、冥界神ハデスよ。

この場の全員の眼を塞ぐ常世の闇をもたらし給え。

そして闇に潜む我が獣どもよ。

闇に乗じて敵共を喰らい尽くせ。」


闇が月明かりを呑み込んだ。

あっという間に光が全て消え、開けている筈の目は何も見えなくなった。

それと共に、怒号のような雄たけびが四方から襲ってきた。

「ぎゃ~~~~~~~~~~~!!怖いよおお~~~~~~~!!!!」
「れぜんだちゃん、どこにいるの?」
「エリック、動いてはダメよ!!」
「あの雄たけび・・・フェンリルと地獄の門番、ケルベロス!それとこの足音は
ヘカトンケイル!闇に光をもたらせ、ライトニングソード!」
「お師匠様、ソードの光がそこだけしか光らない?!」

獣達が次々にウロボロスの胴体や西龍、フェニックスを襲い始め、そこかしこで
激しい戦闘の音がした。

クイーンの声がした。
「エリック、まだマジックのシールドは効いているわ。
それにフェニックスの光が少しだけど辺りの闇を退けている。」

エリックは大声で言った。

「おばけ~~~~~~!!君達の出番だよ~~~~!!」

ニーソックスは闇の中で透明なビニールのように光ながら笑った。

「あは・・・ほんとだな エリック・・・


じゃ  みんな   いくぞ・・・・・・・・・・

    そら  みんな とりつけ ・・・けものたちを うごかすんだ  」


おばけ達は一斉に笑いながら フェンリルやケルベロス、ヘカトンケイルに
とり憑いた。
唸っていた獣達は、その牙を収め、エリックの下に集まった。

「ぜんぶじゃ ない けどな・・・ もう だいじょぶ だぞ えりっく ・・・」

月の女神が銀の弓を鳴らした。

「冥界神ハデス。

月の女神の光は満ち欠けを繰り返し食われたと思っても回帰するのよね。

それが皆既月食ですも~んwwwあは。

月の光よ  煌々と 闇を照らせ 

  月光浄化。」

アルテミスの弓の音は、光の神話のように、闇から月を引き戻した。
それと共に、おばけ達の憑依した獣が、エリックの下で一斉に吼えた。
その姿は、怖ろしく、そして今は頼もしく皆の眼に映っていた。
月の光で、闇はサーっと潮が引くように影に戻った。

明るいれぜんだちゃんはドヤ顔で言った。

「わっはっは!!さすが私!!さすが月の女神ちゃん!!」

女神ヘカテは、無表情のままその様子を観て言った。

「我が神に、出来ぬことはない。

ハデス様 それではこのカードを使わせて戴きます。


敵であるアンデッドどもよ。

そなたらはハデス様の影である。

神は今すぐにそなたらを裁くのだ。

現世に現れよ 冥界の門。」


ーーーーーーズドンッ!!

女神ヘカテの目の前に、何百メートルあるかわからないような

巨大な黒く怖ろしい彫像が彫られた門が現れた。


クイーンは、その門を見るなり、叫んだ。

「冥界の門?!ニーソックス達が危ない!!」


エリックは何が起こったのかわからなかった。

お化け達アンデッドは、門が開き始めると、叫び声を上げて逃げようと
反対方向へ駆け出した。

それはニーソックス達が憑依した獣達も同じだった。
マジック達は、真っ青になった。

「吸い込まれたら、戻ってこれなくなる!!あれは、あれは

お化けの墓場だ!!」

「お師匠様~~~~!!助けられないの?!」


カネムラもサカマキも、その異様な門の迫力に、しり込みした。

「なんですか?!あれ!!」

「わからない・・・あんなものがカードから出てくるなんて!!」

リリアも考えていた。

「待って・・・あれって・・・」

エリックも叫んだ。

「月の女神~~~~~~~!!冥界の門の、弱点を教えて!!」


月の女神は弓を引いて、クイーンの方を見た。

「クイーン。

あなたなら、出来るわよね?」

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
[PR]
by f-as-hearts | 2015-05-22 20:20 | SFサウザンドアイランド