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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド  84

異世界の島の物語。


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         


第八十四話 「  ウロボロスとクイーン・・・そして 」


カネムラは恐竜とウロボロスの迫力に、思わず後ずさりをして、壁に寄りかかった。

「これが、ほんとにゲームだって?!バハムートとリバイアサン、べヒーモス!!
こいつらが目の前にいて、それにオーディーン??
ウロボロスと恐竜が、こっちの味方なんだぞ・・・

ありえない、こんなゲーム!!」

リリアが言った。
「カネムラさん、サカマキさん、二人にお願いがあります。
PCが、私の人工頭脳の容量オーバーをカバーしてくれているんですけど
バックアップをお願いできないかしら。」

「え?ああ、ああ!!わかった!!」
「まさか、こんなところで僕らが役に立つとは思わなかった。」

二人は急いでPCに向かい合った。

「お二人が、ワインバーガー氏の研究所の人達だから助かるわ。今更だけど。」
「まあね。 研究員といってもほとんど内情は知らないよ。」
「それでもPCについては、プロでしょ。」
「その通り。 でも君ほど優秀じゃあない。」

PCから声がした。

―――リリアは僕らPCの希望の星だよ。―――


ギャアアアアアアーーーーーーーー!!!

ズドドドドーーーーーーーーーーーー!!!


「いっけえ~~~~~~~~!!!恐竜軍団~~~~~!!!」
エリックの声が響いた。

「そうはさせるものか!!いくぞ、バハムート!!竜族の王よ、恐竜ごとき
炎の餌食にしてしまえ!!!」

オーディーンは先頭をきって駆けてくる。
その斬鉄剣は容赦なく恐竜をぶった斬って右へ左へ払っていく。
その凄まじい戦闘は、大地を揺るがして続いた。

「恐竜の弱点の、冷気を操るものはいない。

だが、我が剣技とバハムートの炎だけでも、あやつらは倒せる!

リバイアサン、べヒーモス!!

おまえたちはウロボロスへ向かえ!!

海の力と大地の力をあわせて、ウロボロスを戦闘不能状態にするのだ!!」


リバイアサンはその海竜の姿を海から陸地へと巨大な大波にのせて浮上した。
べヒーモスは大地を蹴って、恐竜に体当たりしながら、ウロボロスに向かっていった。
べヒーモスが蹴った地面には、地割れが起こり、それがべヒーモスを追いかけるように
真っ直ぐに縦に割れてゆく。

そこに海流が流れ込み、リバイアサンが起こした大波がウロボロスへと向かった。
まるで狭く深い海溝のようなその地割れが、大地の雷鳴のように響き渡った。
べヒーモスはウロボロスのどてっぱらにぶつかって、そこからウロボロスに飛び乗った。
地割れが到達し、そしてうねりながら大波がウロボロスを呑み込もうと大口を開けた。


クイーンはその様子を見つめていた。

リバイアサンとべヒーモスを見下ろしながら、剣を頭上で大きく振った。

「ウロボロスよ。

そなたの力の、片鱗だけでもみせておやり。」

ドズン・・・・・・・・・・・

ウロボロスは何かをした・・・それは地上にいた者達にはわからなかった。
エリックと飛行要塞のリリアだけは、それがわかった。

ウロボロスの頭を境に、その周りの地面が、一瞬だけ波打ったのだ。

その大地の動きで地割れが閉じ、リバイアサンの胴体が、裂け目に挟まれて動けなくなった。
大波はウロボロスにあとほんの数メートルというところで、届かないまま大地にひれ伏した。

「何が起こったんだ?!」

オーディーンが、巨大な地震に驚いて振り返った。
キングはオーディーンに言った。

「裂けた大地を、ウロボロスが押さえ込んだんだ。

まるで、両手で押すように、ね。」


リリアがクイーンに話しかけた。

「こんな力があるのに、何故ー」

「何故、エリックに負けたか、ですか?」



クイーンは飛行要塞の方を見ながら言った。
風が緋色の布を舞い上げた。

「ふふふ・・・こんな力を使わせなかったからです。


そうでしょ、ね?エリック。



さあ、ここは恐竜達を応援しなければ。

ウロボロス、背中のべヒーモスを振り落として、オーディーンと

戦いましょう!!」



ズザアアアアアアーーーーーーーー!!!

べヒーモスは背中の激しい揺れに振り落とされた。
ウロボロスの攻撃は、まずそのべヒーモスに向けられた。

バクン!!!

べヒーモスの胴体半分を、ウロボロスは噛み砕いた。

べヒーモスはあっという間に土になって消えた。

ウロボロスはその巨眼で、オーディーンを睨んだ。

オーディーンは苦々しげな顔で剣を握り締めると、目の前の恐竜を
真っ二つにして叫んだ。

「リバイアサン!!海流に乗ってウロボロスを直接攻撃しろ!!」

リバイアサンは大地に挟まれていたが、大声で咆哮すると大地に向かって
海が溢れて来た。その波は恐竜達のいる平原をすべて、海の面にしてしまった。
オーディーンはすぐに山へと駆け上った。

恐竜が次々と海で溺れたのを見て、バハムートはウロボロスへと攻撃の矛先を変えた。

エリックがそれを見て、飛空要塞のリリアに言った。

「リリア~~~!!もう動ける?バックアップした?」

「OK!エリック、もういけるわ!」
リリアの言葉に、エリックは笑った。

「飛空要塞、ロボットに変形して!リリアもそのまま操縦してて!!


クイーン!!

マグネットコイル使って!飛空要塞ロボで、鉄巨神兵を作れるよね?」



皆が、あっと声を上げた。


風が唸りをあげて、ウロボロスの頭上を吹き抜けた。

クイーンは剣を真っ直ぐにロボットへと向けた。


「もちろんよ、エリック。



いでよ、マグネットコイル!!

そして特殊技発動!!!


飛空要塞ロボで、鉄巨神兵召喚!!





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)
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by f-as-hearts | 2015-02-21 00:40 | SFサウザンドアイランド