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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド  63

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クィーン               ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者         




第六十三話 「 城の遺跡  」


エリックはその城の前で、あまりの外観に見上げたまま
驚きの声を上げた。

「 本物のお城だあ!!!!!」

皆もその威容にあっけにとられていた。

城、というより、巨大な遺跡・・・・
まず門が、幾重にもあった。それらも全て石。
一つ一つが重量のありそうな石積み、その石も切り出したのが
一体何千年前なのかというようにびっちりと苔や雑草、細い蔦や
根を這わせた木々に覆われ、元々ここに住んでいたであろう王族が
この地でどのように暮らしていたのかすら、想像もつかなくさせていた。

「こんなジャングルの中に、いきなり文明???
ここにそんな種族が住んでいたとして、いつの時代でしょう??」
「こんなに植物に覆われているのを見ると、確かに何千年も前の文明
なんでしょうね。・・・・それより、ここの城をどうやってゲームの環境に
??どうみてもCGでは無いようですが??」

―――本物の遺跡の映像です。解像度を上げても人間の目で捉えた
映像なのは間違いないようです―――

「もしかして」とサカマキは言った。
「今映ってる映像を、PCのカメラで見てるの?」

―――そうです。前面カメラのみですが―――

「つまりね、CGでは創りきれない余計なものが沢山映るっていうことね。」
「はい???」

「あははは!!!!リリア~~~~~!!!みてみてっっ!!!!
からっからのトカゲの干物だああ!!!!まっくろだ~~~~!!!!」
「エリック。やめなさい。」
「鳥も食わないね~~~~!!!ほらっっ!!!」
エリックは楽しそうに、目に見える動物の骨や死骸、木の枝なんかを拾い、
空にいる猛禽類にぶつけようとほうり投げていた。

―――リリア 貴女の見ている視界もここに繋いでくれませんか?―――

「PC?どういうこと?」

―――そのトカゲの干物、見たいですヽ(`▽´)/―――

「なんかその顔むかつくんですけど」「え???」サカマキはリリアの顔を
驚いて見た。
「あっはははは!!!でっかいな~~あの鳥~~~!!!
みてみて、リリア~~~~~!!!こっちみてるよっっ!!!!」

リリアはPCに新しくリリアの視界も繋いだ。
リリアが部屋に広がる森の空を見上げると、エリックの言った大きな鳥が
上空から急降下してきた。

「うわあっっ?!!!!」

バサバサバサッッ!!!!!
それは大鷲だった。

城の大扉の前、石の大門の上に、鷲は降り立った。
そしてその横顔でエリックを見ると、翼を広げてみせた。
それは威嚇なのか、そのまま前を向き前傾姿勢になると
まるで彫像のようにエリックが来るのを待っていた。

「凄い・・・・・!!!まさか、あの鳥はクィーンの?」サカマキが感嘆して言った。
「ええ?何の話ですか??」「あ、そうか、カネムラは前のダンジョンを
観ていなかったからな。もしかしたら、あの大鷲も、クィーンの持っている
カードのキャラクターかもしれないんだ。」

エリックが大鷲を見上げながら大扉の前に進むと、大鷲は一声啼いた。
その声は部屋にいながらにして、大自然の中にいるような錯覚を起こさせた。

その声とともに、大扉が開いた。

「凄いやっっ!!!!なんかドキドキするねっっ!!!!」

エリックの顔はいよいよ輝いていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2014-02-14 00:00 | SFサウザンドアイランド