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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド  57

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト                ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング                ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クィーン               ・・・???  ゲームマスター
                                      


第五十七話 「 クィーンのいる世界 」


クィーンのその姿は・・・・・・・・

イムズはキングの、恋人を想像していた。
しかし、その姿を見て、イムズは驚きの声を上げた。

「なんだ????


どういうことだ??この子は・・・・・・・

どう見ても、こどもじゃないかっ?!」


イムズはたまらずに、その部屋へと足を踏み入れた。
キングは目を上げて、イムズを見た。

「・・・・やっと来たか。


クィーンの姿に驚いたんだろうな。

・・・・そうだ。

眠り姫は、時々この世界で目を覚まして、私に語りかける。
その時々に、まったく姫とは違う人間の意識を乗っ取って。

・・・・彼女の能力は、予知夢、だ。

彼女はこの現世では、ある日を境に、眠り続けている。
見た目は、15歳、だろうな。

・・・・だが、本当はその倍の人生を生きている。

そうだよ・・・・・15歳の時に、私と出逢って、自分の能力に目覚めた。

そして・・・・眠り続けているんだ。」

キングはイムズの顔を見た。イムズは、キングの言葉に嘘が無いこと
そして、そこにある医療機器と専属らしい医師、そのデータの集積されて
いるであろうPC、それらがこのクィーンの世界なのだと知った。

「さっき・・・・電話で、話してましたよね?!」
「あれは、クィーンに一時意識を乗っ取られた人だ。ここにいる、彼女
ではない。」
「このことを、主であるメンバーは知っているんですか?」
「予知の能力について、か?

いいや。」

「・・・・・能力・・・・」
「 ああ。 」

イムズはその事実をキングが15年もの間、隠し通していたことに驚愕して
いた。
「・・・・メンバーは、普通に生きているクィーンのイメージしか、持っていませんね。
それは、つまり、キングがそういうイメージを皆に話していたってことですか?」

「この状態を理解出来る人間は、いない。
私達、クィーンの傍にいる者ですら、未だにわからないのだから。
・・・・何故、起きないのか。脳科学の分野でもずっと研究されている。
彼女は被験者でもある。」

キングはさっきよりも落ち着いたようだ・・・・
イムズは少し安心していた。
「・・・・もしかしたら、これも関係があるんですか?

キングの、仮想無限城に・・・・」

キングは一瞬、表情を変えたように見えた。
だが、すぐに否定した。

「予知、する彼女の夢に、たまたま出てきただけだ。」
「そうですか。」

キングは医師を見ると、話し掛けた。
「 少しの間、席を外して欲しいんだが。」

医師は、うなずくとドアを出て行った。
キングは上を見て言った。
「監視モニターと音声も、切ってくれ。ここで政治的なむきの話をするのでね。」

ライト型監視カメラの角度が切り替わったな・・・・と、イムズは思った。
「・・・・大体、いいようだ。

イムズ。さっきエレベーターで言った言葉を、覚えているか?」

イムズは、はっとした。

「はい・・・・!」
「それでいい。 お前になら、わかるかもしれない。」
「それ   は・・・・・・・・?!」
「信用問題だ。・・・・もうひとりと、相談するがいい。」

イムズは確かに、キングに自分を信用していないのか、と聞いた。
問題は、キングがどこまで自分達を信じてくれるか、だった。

さっき、確かに、クィーンに聞いてみたらいい、と・・・・・キングは言った。
この状態の、クィーンと、話が出来るとしたら・・・・・・!!

(マドックス、聴こえているか?)
(イムズ将軍、全部、聞いていました。)
(出来ると思うか?)

マドックスは明らかに戸惑っていた。
(キングの、鉄壁の思考ガードは、こういう秘密を持ったせいだった
んですね。道理で・・・・・それに、この・・・・クィーンの状況は・・・・)
(どうした?)(ええ・・・・・・こういう状況に、似た人を知っているんです。)
(難しいんだな?)(はい・・・・・精神性に関わってくるんで・・・・)
(俺は、何を聞いても大丈夫だが?)(そうだといいんですが)
(じゃあ、マドックス、ふたりで彼女にテレパスを送るのはどうだ?)
(・・・・・多分、それしか方法は無いように思います)

イムズは深呼吸をして、キングに言った。

「キング。

これから、クィーンとお話させて頂きます。
もうひとり、私の部下であり親友の男も一緒に。

キング。
何かあったら、すぐに止めて下さい。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は、フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-11-16 00:00 | SFサウザンドアイランド