ブログトップ

紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド  52

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第五十二話 「 謎解きは起き抜けか置き土産か。 」


オーディーンのナイトは現れた太陽神に向かって、斬鉄剣を振り上げた。

太陽神は大きな楽器を抱えていた。
ライオンのような髪の毛、明るい肌の色、マントには白銀に金色の古代文字を
象った光る星が浮かんでいた。そしてまるで指揮官のような服装だった。
マジックはまじまじと太陽神のその姿を見て、言った。

「なんだか・・・・・私の知っている姿とは違いますね??
どういうことでしょう?」マジックガールが答えた。
「マジックもそう思う?私、もしかしたらって思うんだけど・・・・
あのね、太陽神の、昔の姿って、音楽を愛するーーー」

「その通り!!!!!あれは、私の知っているアポロンだ!!!!」
ナイトは叫んだ。
「そして、私の最強の敵である異教の太陽神だ!!!!!」

「オーディーン、今も君は戦いの中でしか生きられないのか・・・・」

弦を搔き鳴らすと、その音は皆の精神を和らげた。

「弦は 弓に張られた糸のことでもある・・・・
私は弦を弾き、音を司る。

エリック。

さあ、願いを言い給え。」

エリックは太陽神が持つハープのような楽器が気になって、マジックに
尋ねた。
「音楽で戦うの?」「そうです!その効果は・・・・・」

マジックはエリックにのみ聞こえるように伝えた。
「そっかあ!!!!

それじゃ、太陽神の光の矢の攻撃!!!」

太陽神が弦を強く弾くと、光が矢の形になり、オーディーンとクー・フー・リン、
女神ヴァルキリーに襲い掛かった。

「それは光の檻だ。3ターンの間、そちらは動く事が出来ない。」
太陽神が言った。
「そして・・・・場が昼に変わったから、エリックはポイントが復活する。」

オーディーンは口惜しげな目で、太陽神を睨んでいる。

「太陽神、マジックとマジックガールの魔力を上げられる?」

「勿論。 それでは、高揚の曲、フレイムドラグーンの曲を。」

太陽神は閃く様な指で、弦を奏でた。

その曲は現実のドラゴンをその場に呼び寄せた。
炎の竜は上空でマジックとマジックガールを渦の中心にして飛翔すると
曲の終わりに光となって降り注いだ。

魔法使いの二人は、炎の属性が強化された。
マジックガールの頭にいるジャックランタンも、パアッと明るくなった。


レゼンダはオーディーンが押されているのを見て、驚いていた。

「まさか、が、こんな形になろうとは、な。
・・・・レゼンダ。巻き返しの策は?」キングの言葉に、レゼンダは黙ってしまった。
「・・・・キング、こちらにお電話でございます。」
「誰だ?」「・・・・・それが・・・・・・」

キングはすいっと椅子から立ち上がると、子機を持ってその場を離れた。
その様子を見て、レゼンダは執事に尋ねた。
「誰だったの?」「クイーンです。」「・・・・・・・!!!!え????
起きてきたの???どうして???」「わかりません。」

レゼンダは危うく叫ぶところだった。
「だって・・・・・・・こんな、なんでもないバトルが・・・・・いえ、まさか・・・・・」





ーーーその頃、マドックスはテレパスを続行中だった。

マドックスは状況がよく飲み込めずにいた。
「どうしたんだろう???確かにキングについて、だんだんわかってきたけど??
・・・・・・・クイーン????

この、不鮮明なイメージ???実在する人物なのか????
大体、このゲーム自体が、なんなのかよくわからない・・・・・イムズ将軍の仲間の
魔女レゼンダも、どうしてキングと繋がっているんだか・・・・・」

テレパスにイムズが入ってきた。
(・・・・どうした?今、レゼンダのイメージを感知したが?キングと繋がっているとは?)
(はい、あるゲームに、エリックを引き込んだのがレゼンダなんですが、そこに
キングも関係していて・・・・・ええ、カードのゲームですよ。でも、そのゲーム、半分
体感ゲームのように、その世界に本人が入っていて。)
(?!異次元のように、か??)
(そう・・・・・・ですね、そう感じられます。世界が、そこだけ別なんですよ。
カードが実体化して、本人の意識がそこで顕在化している、そんな感じです。)
(ただのカードゲームやシュミレーションゲームではない??だが、異次元でもない・・・

・・・・それが、会議でワインバーガーが指摘したキングの謎の世界なのか??)
(よくはわかりませんが・・・・・・レゼンダさんには尋ねられたことはないんですか?)
(俺はゲームには関与しないとさいしょっから言ってあるからな。

まさか、そういう世界を創っていたとは知らなかったんだ。
・・・・だが、たかがゲームの世界だろう????

どうしてそれが、そんな大事になるんだ????)
(おおごと・・・・本当にそうですね。

今、クイーンという人物のイメージを探っているんですが・・・・
その人物は本当に大変な時に現れる、らしいとしか・・・・・)
(マドックス、君のテレパスは悟られていないか?
・・・・・大丈夫、か・・・・・・

キングにクイーン・・・・・中世の、カードゲームか???
そりゃ、謎だな!!!!
確か、エリックをフールと呼んでいたよな??
一体なんの繋がりだ????)
(・・・・やはりレゼンダに尋ねられた方が・・・・)(今は無理だ。傍にキングがいるんだろう?)




「クイーン。お目覚めいかがかな?」



クイーンの声がキングの耳に響いた。

「  ・・・ わたくしを 起こした 者 に 告げて ・・・

 新しい ステージ は こうはいかない わ   と ・・・

 新種 なら もう 思考 し始め たわ


 ・・・ それだけ よ   あなた ・・・ 」


キングの耳に 電話の切れる音が 聴こえた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
[PR]
by f-as-hearts | 2013-09-27 00:00 | SFサウザンドアイランド