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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド アイランド  51

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

第五十一話 「 ニーソックス!! 」


エリックはクー・フー・リンの攻撃がマジック達の弱点をついたことに、驚いていた。
「魔法剣って、魔法なの??」
「そうです。直接攻撃でもありながら、魔法属性攻撃も出来るんですよ。」
「私が、回復魔法をーーー」マジックガールが言うと、すぐにマジックが反対した。

「駄目です。そんなことに魔法を使えば、次のターンの攻撃が、私一人になってしまいます。
それでは、勝てません。」「どうすればいいかな~~~?うう~~~ん・・・・・」
エリックが悩んでカードをじっと見ている。

「エリック!!!がんばれ!!!」サカマキは思わず声に出して言った。
リリアは黙ったままだった。

「エリック。

君のターンだが?どうした?



・・・・どうやらわかったようだな。

そう、君がどんなモンスターを出しても、そのターンでクー・フー・リンを
倒さない限り、私のターンでマジック達は確実に墓場へゆく。
そうしたら、女神ヴァルキリーが、マジック達を私の陣地へ連れてゆく。

・・・・つまり、君は、このターンで勝負が決まるんだ。」


「うわわ・・・・・やっぱ こわいや・・・・・・ないとおこらせると
これだからな どうするんだ えりっく 」

おばけのニーソックスはエリックのカードをちらちら見てそわそわと
動いていた。

エリックは決心したように言った。
「マジック・・・・・

マジックガールはふたりが回復する魔法を使って。

それで、マジックはこのカードで、魔法を防ぐんだ。

魔法反射ミラーフォース、発動!!」

キラキラ光る透明な半球体の膜が、エリックの陣営の上に掛かった。

「・・・・・これで、魔法を跳ね返せるよね?」
「・・・・ですが、この魔法は・・・・」マジックがエリックに言った。
「効果は一回きりです・・・・・」マジックはエリックをじっと見つめていた。


レゼンダが妙に納得した顔で言った。
「その通りよ!!!!

そしてこのカードは1枚だけでしょうね。エリックが持ってるのは。」

キングはじっと成り行きを見ている。


マジック達は回復したが、攻撃を与えられずにこのターンは終了した。
「よいのですか?エリック?」
「うん。」


オーディーンのナイトは剣を握り締めて言った。

「どうやら、手が尽きたようだな。


それでは、こちらの攻撃だ。
クー・フー・リンの魔法剣の攻撃!!」

「ヒートウェイブ!!!」
今度はクー・フー・リンの剣が、炎のような波動をマジック達にぶつけてきた。
その攻撃はミラーフォースが反射したが、勿論クー・フー・リンには効かなかった。
ミラーフォースは消滅した。

「続けて女神ヴァルキリーの攻撃だ。

ヴァルキリー、お化けのニーソックスをこちらの陣営へ連れて来るんだ。」


「・・・・・・・・・待って!!!!


・・・・・・僕の、負けだ。


だから、おばけを、連れて行かないで。」


その場の、全員が驚いて止まった。

「なんですって?!エリック、そんな、まだ戦えるじゃないですか?!」
「エリック、なんで???マジックの言う通りよ~~~!!

まだ私も!!!マジックも!!!!やられてないじゃないっっ!!!」


おばけのニーソックスが、一番驚いているようだった。

「わわわわ・・・・・・・・!!!!!

なんでなんでなんで??????えりっく??????」



オーディーンはうなずいた。

「そうか。エリック、君はよく頑張ったな。

ニーソックス。これでこのゲームは・・・・・・・・・・」





お化けのニーソックスは、エリックの前でふわふわと漂いながら
エリックの顔を見ている。
エリックはニーソックスと握手をしようと手を出した。

「・・・・・僕の、負けだ。

僕さ、おばけのこと、好きなんだ。

・・・・・・絶対、あいつの方になんか、いかせたくなかったんだ。」



お化けのニーソックスは、振り向いてオーディーンを睨んだ。

そして再びエリックの顔を見ると、言った。

「おばかちゃんだな・・・・・・・ほんと こんなにおばかで





・・・・・でもおれ   おまえのこと   すきだ よ ・・・・・・・」


ニーソックスは、すっとエリックをすり抜けると、オーディーンに向かって、言った。

「  おれさ ・・・・・・・・やっぱ ・・・・・えりっくに かって ほしいんだ・・・・・・・ 」 

「・・・・・・・・・?!」エリックは声がでないことに驚いた。

ニーソックスは、へへっと笑った。


「・・・・・いったろ? おれは えりっくに とりついてるって・・・・・・

・・・・・・・だって さ・・・・・・・・

まだ おれは えりっくにたたかっててほしいんだ。

・・・・・おーでぃーんの ないと に なんか まけるな ・・・・・」

その声は エリック本人の口から発せられた。



「・・・・・まけ、じゃない。


まだげーむはぞっこう する。

ぼくのたーん。

たいようしん しょうかん。

そして、このかーど・・・・・

ちゅうや ぎゃくてん の こうかで ば は よるからひるに なる!!!」

夜の古城だったステージは、いきなり真昼のステージへと変わった。

「ニーソックス?!」マジックガールがエリックの肩に手を置いた。

「!!!・・・・・・・憑依、ですか?!!なんと・・・・・・!!!!

でも、太陽神を呼んでは・・・・・・・・・・」



「 おばかちゃんの えりっく は この かーど つかいたくなかったんだってさ

・・・・・えりっく ・・・・・ばいばい ・・・・・・・・・」


お化けのニーソックスは太陽の光の中、消えた。

エリックは泣きながらおばけのカードを拾った。

ナイトは驚きながらその光景を見ていた。

ヴァルキリーが連れて行ったゾンビは消え、それは敵方のダメージとなった。

「くっ!!!!!!

憑依だと????こんな手を使うとは?!

昼のステージでは私の力は半減する。当然、ヴァルキリーもだ。

むうっ!!!!ニーソックスめ!!!!!」



「僕・・は・・・・・・おばけと一緒に戦いたかったんだ・・・・・・・

おばけ・・・・・!!!ごめんね、僕が弱かったから・・・・・・


もう、負けない!!!!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(この お話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-09-21 00:00 | SFサウザンドアイランド