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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    33

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者


第三十三話 「 ダンジョンへ・・・・ 」


エリックがソファーから身を起こした。

「おはよ・・・・・・・・・・リリア~~~~!
僕、変な夢見たよ・・・・・・」

サカマキがエリックの方へ歩いていった。
「どんな夢?」

「サカマキさん・・・・・・

ええっとね・・・・・・・なんか、えらそうなおじさんや魔女が

・・・・・カードの話をしてたんだ。
僕、もっと聴きたかったんだけど、目、覚めちゃった。」


リリアが頷いた。
「そうなの?

その、場所に行ってみたい?」

「うん・・・・・・面白そうなんだもん。」

サカマキが驚いて聞いた。
「夢、覚えてる?」
「今見たばっかだから・・・・・・

ゲームの中みたいだったんだ。」
「もしかして・・・・・

お城、とか?」

「え??


どうしてわかるの?」


リリアが笑いながら言った。
「エリックなら、そんな夢見そうだからよ。

・・・・本当は、もう少し後にしようかって思ったけど
いいわ。

エリック、あなたのカードでね、ダンジョンクエストができるのよ。」

エリックは飛び上がって喜んだ。

「ほんと?!

どこに???」

タブレットを見せると、エリックの顔はみるみる真っ赤になった。

「うわあああああ!!!!!すごいっっ!!!!!」



城はまるで山をそのまま城壁にしたようで、全体的には円錐形に
造られていた。

「こうして、上の部分を手で払うようにすると・・・」

一段一段と、輪切りのように上層部が脇にスライドして、一番下の
部分に、入り口が見えた。

「私達は見るだけだけど、エリック。

あなた、このカードを持ってみて。」


エリックがカードを持った瞬間、その入り口にそのままの姿の
小さなエリックが現れた。

「どう?エリック?」
エリックは現実の、今リリアの隣にいる自分の他に、小さな自分の
意識が、入り口にもいるのが不思議で、びっくりしたまましばらく声も
出せずにいた。

「あのね・・・・・・・


僕、ここにもいるんだ。
ほらっ!!!見て!!!!!」

サカマキも驚きながら言った。

「うん。見てるよ。

で、どうかな?ダンジョン、行けそう?」

「行きたい~~~~!!!!

でもさ~~~~!!!ここ、ひとりでしか入れないみたいだ。」

「あ、そうか!!!ゲートに入るのはひとりって・・・・・?!」
「そういうことみたいね。」

リリアは頷くと、少しタブレットを眺めていた。


「・・・・でも、こんなことは出来るかもしれないわ。」

リリアはタブレットにリングからのコードを差し込んでいた。

「・・・・こうして・・・・そうね、エリック、ダンジョンに何を持って
行きたい?」

「ええっと・・・・・

うん、強い武器・・・・・・


でもまってよ?ここってさ~~~~カードのダンジョンだよね?」

「そうなんだよ。だから、魔女レゼンダと、あの謎の声の人物も
いるんじゃないかって心配してるんだけど。」

「ダンジョンだから、クリアするには謎解きか敵が現れるかも
しれないのよ。それもーーー」

リリアは真剣な顔で言った。

「エリックがそのゲートに行けるだけの力があるかを試される
のよ。」


「でもさ~~~~~!!!!

絶対、絶対行ってみたいんだ~~~~~!!!!

これ、すごいダンジョンだよね?」

「間違いなく」「そうね。」

「・・・・リリア、僕自分のカードだけで勝てるかな?」
「・・・・じゃあ、私の持っているカード、どれかと交換してみる?」
「うん。ありがとう!」

リリアはタブレットの立体映像を眺めながら、何かを考えている
ようだった。

「エリック、この時計をつけていて。」

ダンジョンにいるエリックの手首に、小さな腕時計がついた。

「わっ!!かっこいい!!!」「うふふ・・・・」「へえ?拡大して見たいな」
「そうね・・・・・・・

ここの壁に2Dになるけど、拡大した映像を映し出しましょうか。」

タブレットのサイドにあるプロジェクター機能で、エリックの姿が白い壁に
映し出された。
「エリック、それじゃあ、ちょっと動いてみて。

・・・・あはは、本当に自分の動きに対応出来てるんだね。
それで、リセットは?」「多分、カードを手放せば・・・・・」「こう?」

エリックがカードをテーブルに置くと、3Dダンジョンのエリックが消えた。


「うん。動き方はわかった!!!

じゃあ、僕、行ってくるね!!!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-03-23 00:07 | SFサウザンドアイランド