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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    31

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者


第三十一話 「 エリックのカード 」


エリックが眠っている間に、全員でトレーラーに戻ると、サカマキと
カネムラはワインバーガー氏に今後の事を相談していた。

あまりに大きな力の発動に、エリックのこともだが、イムズ将軍とレゼンダ
のこれからの動向も、隠してはおけないとリリアに説明した。

「エリックを止めた、あの謎の人物だけど・・・」
サカマキはリリアに訊ねた。
「何か、知らないですか?」
「・・・・いいえ。

以前、レゼンダがカードマスターで、称号が魔女っていうところまでは
情報を得たけど。他の称号のことまでは・・・・

PC。すぐに調べてくれないかしら?」
リリアは端末をPCに差し込むと、情報の海を検索し始めた。
「少し、時間がかかると思うわ。相手も、何重にもロックしている
筈だから。」

「わかりました。カネムラ君も疲れているだろう?
寝た方がいい。」「そうします。・・・・・・じゃあ、何かわかったらお願い
します・・・・・」あくびをしながら、カネムラは別の部屋へと行った。


リリアの横顔を見つめていて、サカマキはまた彼女を背中から
抱きしめた。
「・・・・ごめん。

何度も、もう戻れないんじゃないかって思ったんだ。
君を、こうして抱きしめられる現実に戻れて・・・・・・・
本当によかった。」

「サカマキさん。」「君が、アンドロイドでよかった。
じゃなければ、私は素直になれなかっただろう。

人間の女性に、いきなりこんなことをしたら、ビンタもの
だからね。」
「・・・・それは、大変だわ。でも手が自由にならないと困るの。」
「仕事の邪魔しないようにする。」「お願いします。」「ふふ・・・」


「情報が集められました。
カードマスターという集団では、あの人物に当たる情報は何も
見つかりませんでしたが、能力者を表す表現の中に、細分化され
セキュリティーが最上級のものがありました。

そのセキュリティーシステムは特定の人物のみにゲートを見せて
それからまたゲートキーが複雑に作られています。
全てログインされた状態で、そこのゲートをくぐれるのは1人のみ。
つまり、ゲートの数が、その集団の人数ということになります。」

「そこまでわかったんだ!」
「でもそこまでですけど。」「何人いる?」
1、2、3、4、5・・・・・5人です。
ん・・・・・?待って・・・・・・

・・・・5番目のゲートはログインされていないわ。」
「それはもしかしたら?」
「予測でしかないけど、エリックの為のゲートだと思います。」

ーーーリリア、強制終了するよ。

「PCだわ。どうしたの?」

ーーー敵が気がついたみたいだ。まだ大丈夫だけどね。

「わかったわ。じゃ、後で。」


「ふう~~~~~!!!なんだか緊張した。」
「私がPCで調べることも、彼らには想定内のことなのね。

ひとつ、方法があるけど・・・エリックのカードを調べたいわ。」
「!そうか!エリックの・・・・・・・」

エリックのポケットの中に、カードが入っていた。

「一見、普通のカードだけれど・・・・」
「ここは、私に任せてくれないか?」

サカマキは自分の検査ツールを取り出すと、カードのスキャンで
中がどうなっているか調べ始めた。

「・・・・・これを見てくれ。」
その検査内容をPCでリリアに見せながら、サカマキは言った。
「何層にもなってる。一番内側に薄い金属の板が・・・・

これ、発信と受信が可能なカードだ!!
そして今はそれは出来ない。
・・・エリックが持ってはじめて、動作するようなシステムだ。
指紋認証か?!」

「よくできているわ・・・道理で、レゼンダが悔しがる訳ね。」
「それと・・・・・よくわからないコードがある。

ここ、見える?」
「・・・・・・・もしかしたら、これがゲートの鍵?」
「ビンゴ!!多分それで間違いない。」

二人はそのカードに描かれたエリックを見て、そして裏返して
表面に描かれている絵を見た。

サカマキはその絵を見ていて、気がついた。

「これは・・・・・・・・まさか、記号認証??」
「3Dの?」

サカマキは早速PCの端末にコードを繋げると、タブレットで
その絵を読み込んでみた。

そしてそのタブレットをテーブルに置くと、立体映像が浮かび上がってきた。

「!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2013-03-12 01:47 | SFサウザンドアイランド