ブログトップ

紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    30

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者


第三十話 「 ひとつの答え 」


エリックが、敵の消滅した場所へ駆けていった。
そして、そこにかがみこむと、何かを手にした。

リリアが話しかけようとした時、声が空から響いてきた。


ーーー「エリック!

ひとつだけ、答えて。


どうして、封殺のカードを使おうと思ったの?」


エリックは、空を見上げながら、言った。

「レゼンダ? 

封殺のカードってさ~~~!

リリアがもってる、最っっ高にひどいカードなんだよね。

僕が苦手なら、僕の偽者だって、きっと苦手でしょ?」


ーーー「!!そんな理由で???」

「そんな理由だったの?」
「はは・・・・・・そんな理由なんだ?」


エリックはドヤ顔で言った。

「えっへっへ!!!


レゼンダ~~~~~!!!!

この、カードは、僕の物だよねっっ?!」



高く掲げて見せたそれは・・・・

「ええっ??

エリックの、カード???」



レゼンダは悔しさに目が眩んだ。

ーーー「その、カードを創るのに、どれだけ苦労したと
思ってるのよ!!



・・・・・・イムズ将軍!!

今度は、貴方の番よ!!!!

準備はいい?



・・・・・・・・・エリック。

       私の、負けだわ。」


言葉が響くと、その場に、いなかった筈のカネムラが現れた。
そして戦闘機が、いきなり上空に現れた。

ーーー「バトル空間が本物のバトルに変わるなんて。

私は戦争には何の興味も無いのよ。じゃあね、エリック!

またどこかで会いましょう!!」



イムズ将軍は目の前に現れた4人を見て、こぶしを握った。

「マドックス!!

エリック以外を狙うな!!!いいな?」

「はいっ!!!」

戦闘機はエリックを狙って、弾を撃とうとした。

「・・・・・・・・!!

弾の残量がーーー!!」「なに?!」


・・・・・・・・それは思ってもいないミスだった。

「あと、3発のみ、です!!」


イムズは唸った。

「・・・・・・・・・確実に当てる為には、エリックのサイコキネシスを
避けねばならない・・・・・・・・!!

・・・・・・・あきらめるな!!まだ、可能性は、ある!!!!」



エリックとリリアは上空を旋回する戦闘機を見上げた。
リリアはカネムラに聞いた。

「カネムラさん。

敵はあと、何回移動できると思う?」

カネムラは頷いた。

「出来たとしても・・・あと、一回でしょう。

彼らはあの戦闘機と移動してたから、エネルギーが持つ筈ないです。」

「じゃあ、カネムラは?」

「・・・・・私も、出来て、一回・・・・・・」

皆が一瞬考え込んだ。



エリックが叫んだ。

「あいつら、僕を捕まえたいんでしょ?

そんなの絶対無理だってわかればいいんだ!!!!!」



リリアが、エリックを止めようと手を伸ばした。

カネムラとサカマキは、どういうことかわからなかった。





「エリック!!!!!」



風が外へと吹き荒れた。
それは、エリックが叫んだせいだと、皆が気が付くのに1秒もかからなかった。

エリックの眼は見開かれていた。
まっすくに前を見る、その顔は、不思議なくらい明るかった。

「エリック!!!!!!」


その手の平を戦闘機に向けていた。

「---吹き飛べ!!!!!」



空気の波動が戦闘機へと向かうのが見えた。

戦闘機はその波動をもろに受けて、ビリビリと軋んだ。
そして、一挙に100メートルくらい飛ばされた。

「なんだ????あの風は?!」
「エリックです!!!!あの、こどもがーーー」

エリックは、もう一度、手をかざした。




ーーー「やめなさい。フール。

                ・・・愚者の子よ。」

空から声が降ってきた。

「・・・・・・??誰?僕のこと???」

ーーー「そうだ。

                そなたは自分のカードを 手に入れた。

・・・それで、我らと話が出来るようになったのだ。

その力、魔女より聞いた。フールよ、そなたは我々の仲間だ。」


「・・・・・・・・・・仲間?何の???」

ーーー「そのうちにわかる。」


声が消えた。


「エリック!!!大丈夫??」
「うん・・・・・・・・・・・・なんか、変な感じ。」

「戦闘機、ふっとびましたが・・・・・また襲ってくるでしょうか?」

「・・・・・機関銃、曲がったから、もう撃てないよ~~~!!

行こ、カネムラ~~~~~!!!
僕、眠くなっちゃった・・・・・・」

リリアがエリックを抱えた。
4人は異次元を脱出した。


イムズは戦闘機の異常に気が付いた。
マドックスは首を振った。

「攻撃は不可能です。機関銃が折れています。
さっきの衝撃波のせいです。」

「・・・・・・・・!!

それにしても・・・・・・あの声はなんだったんだ??」
「・・・・・・・・わかりません。

ただ、助けられたのは、確かですね。」

イムズは蒼い顔で言った。

「もしも・・・・・・あれがエリックの側の者だとしたら・・・・・

・・・・・・・いや・・・・レゼンダの側の者の筈なんだ・・・・・

一旦、立て直そう。

マドックス、話は後だ。」





レゼンダはその頃、電話で話をしていた。

「・・・・・・・・・・愚者???


ま・・・さか・・・・・・・・


・・・・・・キング、愚者など存在しない筈では??




・・・・・・・・はい・・・・わかりました。・・・・でも、あのーー」

ーーーーツーツーツーーーーー




電話の向こうで、キングと呼ばれた男が話をしていた。

「・・・キング。

魔女と直接お話をされた方がよかったのではありませんか?」

「・・・・・・プレッシャーをかけるのも、善し悪しなのでね。

魔女がカードを創ったことで、あの愚者と繋がりが出来た。

・・・流石に、あれを捕まえるのは、容易ではなかろう。

・・・それにしても、エリック・・・あれが、愚者だったとは!!!

道理で正体が掴めぬ訳だ・・・・・・・・・・」


キングは椅子に深く腰掛けたまま、窓の外を眺めていた。
軍用機が数機、窓を横切って消えた。

「レゼンダには、引き続き連絡をしておくのだ。

くれぐれも、私の正体がばれぬように、気をつけてくれ。」

「かしこまりました。キング。」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
[PR]
by f-as-hearts | 2012-12-28 00:00 | SFサウザンドアイランド