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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    21

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス              ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者


第二十一話 「 異次元へ 」



・・・・・・・そして、とうとうジェット戦闘機で異次元へ
突入する日がやってきた。

(異次元空間に、これだけの大きさの物を乗り入れる
大変さは、今ならわかります。
訓練での完成度は100パーセントになりました。

イムズ将軍、いつでも行けます!)

マドックスはこの無人の滑走路の端まで機体を動かすと
武者震いをした。

タイミングが命だ。
自分が異次元へ行くだけなら、イムズ将軍も俺を必要と
しなかった。この、戦闘機の役目は重要なんだ・・・・・・・

(マドックス、自分の心拍数は異常ないか?)
(異常なしです。)
(じゃあ、行こうか!

スタートから、このラインまでのカウンターは、頭に入って
いるな?)
(はい。全ていつも通りです。)

(それじゃあ、目に見えるカウンターを、テレパシーで送るんだ。
・・・・・OK。見えるぞ。


オール・ゼロだな。

それじゃあ、世紀のショーの始まりといこう!)

(GO!!!!)




滑走路を走るジェット機。
その、滑走路の端にはイムズ将軍が背中を向けて立っている。
2人の頭脳には、同じカウンターの数字が目まぐるしく動いて
まさしく見えていた。

何度も繰り返した通り抜けるまでのカウントと、テレパシーによる
通信
・・・・・・他人が見れば、驚異であり狂気の世界だと笑いあった。

機械を超える時間が、そこにあった。



ジェット戦闘機と将軍は、一瞬にして滑走路から消えた。
異次元で、2人は、大笑いした。

誰にも知られることのない、偉業を達成したのである。
そして、それは・・・・

これからも、誰にも知られることはないのだ。
2人にしか、わからないことだと言いながら、2人はいつまでも
笑っていた。

緊張が解けた、その瞬間のことだった。




そして、ここからが本番だった。

イムズとマドックスは、エリック、マーマレード、サカマキとカネムラ
の4人のことを調べ、そして具体的な戦い方を話し合った。

マドックスはイムズの繊細な戦略計画と、大胆な行動に驚くばかり
だった。



・・・・・・・・・そして、今 目の前に、標的である4人がいた。




サカマキは、この状況をどう捉えればよいのか、目まぐるしく
頭を働かせていた。カネムラは皆に動揺を悟られないように
じっとしていた。ただ、言葉が飛び出していた。

「ありえないんだけど?!戦闘機が、この異次元にいる??」


逃げなければ!!!!

だが、もしここから出て、またトレーラーに移動したら
・・・異次元に入れるということは、出ることも可能だと
いうことだ、そうしたらトレーラーごと爆破されるだろう!!


カネムラはエリックの方を見た。

「エリック、戦闘機の攻撃を、曲げられるか?」
「止めることなら出来るかもね!」
「頼む!!!!」


カネムラは急いで脱出出来る経路を探した。
ジェット戦闘機は目の前の4人に向けて、機銃掃射して
きた。

だが、それは脅しだとサカマキは知っていた。
エリックを殺すことなど、ありえない。

彼らの目的は、エリックの捕獲だ。


案の定、機銃掃射は足元の地に向けられていた。

エリックはその弾を止めた。

その場にいたエリック以外の人間は、驚きをもってその
弾を見つめた。

(あれは?!)マドックスがイムズに訊いた。
(念動力、テレキネンシスだ。

私も能力者だが、あれには驚いた。

エリックが俺を超えているという意味がわかっただろう?)

「エリック、その弾をそのまま落とせるか?」
「う~~~~~ん・・・・」「次がくるかもしれないから早く!」
「リリア、やったことないんだよ、僕」
「じゃあどうして出来たの?」「TVで観たんだ」

リリアは頷いた。
「そのTVでは、その後どうしてた?」
「えーとね・・・・・・・弾が落ちてた。ポトンッて。」
「そういうイメージね!」「うん・・・・・・・できるかな?」
「やってみて?」

エリックの眼が真剣だった。

手をかざしていた方と反対の手で、かざしている手の平を
下に向けたのだ。

弾は落ちた。

「出来たよ!!リリア~~!!」
「凄いわ、エリック!」




イムズの眼がエリックを睨んだ。

「これだから子どもは嫌いでね。」

(マドックス、

遠慮はいらない。

思いっきり打ちまくれ!!!!!)

(了解)



その、戦闘機の変化に気がついたのは、サカマキだった。

「まずいぞ?!

本気で来る!!!

カネムラ、君達だけでも逃げろ!!!!」







・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2012-11-01 00:00 | SFサウザンドアイランド