ブログトップ

紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    19

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ                ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者


第十九話 「 もう1人の能力者 」



マーマレードとエリックは手を繋いで、カネムラに触った。
サカマキもカネムラの腕に触った。

キィイイイイイイイイーーーーーーーーーーン!!!!!!!

瞬く間に4人は多次元ーーー異空間へと跳んでいた。

「カネムラ~~~?!何の音??」
「見えてくる筈だ、将軍がーーー」

カネムラが言い終わらない内に、いきなり目の前にジェット戦闘機が
現れた。

「なんーーー?!!!!!

そんな馬鹿な?!!」







ーーーーーーーそう、それはありえない出来事だった。

それを、イムズは可能にするべく・・・
異次元で、その計画を練っていたのだった。
現実の時間では1週間ーーー

ーーーそれは、異次元では半年もの時間だった。

能力者であろうとも、いや、能力者だからこそ出来ることと
出来ないことがわかる。
イムズはエリックを異次元に誘い出す為に、どうするかを
考えていた。

レゼンダとのカード対戦は、周りのガードを強めてしまった。
ちょっとやそっとでは、エリックを異次元へ引きずりこめない。
だったらーーー

ーーー相手、4人全てを異次元へーーー
そこで、戦うとしたら?!ーーー


勝機はある。

エリックの能力の幅はわからないが、周りの大人は常識が
ある。


そして、特に必要なものがあった。


イムズはふらりと、会議で一緒だった空軍大佐の下を訪ねた。

「今度の作戦で、優秀な部下が必要だ。
戦闘機も操れる者だが。」

大佐は真面目に問いただした。
「優秀な、というのは、能力者という意味か?」
「・・・・そういう者しか、私を理解できぬからな。」
「うむ・・・・・・・・・・1人、候補がいるが。
どういう能力があるのか、までは聞いていない。
・・・ここに呼ぼう。」


イムズは、その兵士と2人きりで話をするといい、大佐は
それに目をつぶると言った。
「私は、知らなかったことにする。後は、イムズ将軍の
独断で決めたことで構わないな?」「いっこうに構わない」


イムズは、その兵士と話をした。
話の内容は、戦争映画についてだった。
そして能力について、一切訊かずに、そのまま別れた。


・・・・・・・・・次の日・・・・・・・・・・・・


イムズは1番滑走路に現れた。
ジェット戦闘機が、数機、待機していた。

そのうちの、一機が、何の指示もないのに離陸準備を始めた。

気がついた整備士が、慌てて止めようと走ってきたのを
イムズが制止し、言った。

「あの機は、私の指示で動くように伝えている。
大丈夫だ。何かあれば、イムズ将軍の、特殊任務だと
言われたと言えばいい。」


動き出した戦闘機の前にイムズは歩いていった。

上部のハッチが開き、先日の兵士が顔を出した。

「時間通りだな。・・・・乗り込むぞ。」

イムズの言葉に、頷くと、兵士は応えて言った。

「イエス・サー!!」



機内で、イムズは言った。

「普段は、能力を隠しているといっていたな?
テレパスの能力・・・・」
「イエス・サー。気味悪がられるので、言えないんです。」
「・・・・まだ、名前を聞いていなかったが。」
「マドックスです、サー!」
「私が心の中で言う意味も理解できたから、勿論合格だが。
普通の会話の時は、サーというのは抜きでいい。

・・・・・・特殊任務だ。
他の者は関わりが無い。

ところで・・・・・・・・・・
マドックス、テレパシーの通じる範囲は?」

「今のところ、無限です。」「?」「同じ、テレパシストと、地球の
裏側でも大丈夫だという確認をしました。PCで。」

イムズは頷くと、言った。

「・・・・・・・ちょっと、試したいことがある。

それには、おまえに、私の能力を見せねばならないが。
・・・・・・・・・覚悟はいいか?

もし、これを知ったら、おまえは戻ることはできないが?」

マドックスは、その言葉に緊張した。
テレパシーで、イムズの心の声を聴こうとしたが、それを拒否
して、イムズは直接口に出して言った。


「俺を探ろうとしても、無駄だよ。

テレパスはガードも出来る。マドックス、おまえも出来るだろう?

・・・・同じ、能力者同士、無駄なことは避けたい。


・・・・どうするんだ?

この任務に、絶対的なガードは無いぞ?」


マドックスにとって、こんなことは初めてだった。
テレパスをガードする????
自分以外で、そこまでの能力者を知らなかったのだ。


・・・・・・・・・・イムズ将軍の、本当の能力を知りたい!!!!


「・・・・・・ふん・・・それでは、ここから少しドライブと行こうか。

無人基地がある。・・・・大丈夫だ。私の管轄だから。」





・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
[PR]
by f-as-hearts | 2012-10-19 00:00 | SFサウザンドアイランド