ブログトップ

紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    14

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・??    ???
イムズ                ・・・??    ???


第十四話 「 エリックの冒険(笑)3 」


魔法使いレゼンダは、それから苦戦を強いられた。
カネムラのデッキは、非常によく出来ていて、まるでトラップを全て外す
業を覚えているかのようだった。

「・・・悔しいけど、私の負けだわ。それじゃこのカードを・・・」

そう言い終わらない内に、空から声が響いてきた。


ーーー待ってください。

ーーーエリック、あなたはズルをしたわよね?
ーーーだからこの試合は無効になります。

「えええーーーーーー???
リリア~~~~~~~???
見てたの???」

ーーーPCの情報を、読み取ってたわ。
ーーーカネムラに言ってもいいの?

「・・・・・・・・・・う~~~~~ん・・・・・・・





・・・ごめんなさい。


だってさあ、レゼンダ、めちゃめちゃ強いんだもん!!!」

ーーーそうね。始めたばかりでは勝てない相手よね。
ーーーレゼンダ? そうでしょう?


レゼンダは笑った。


「マーマレード・リリアさん。

本物の魔女がお出ましでは、私は消えるしかないわね。
PCに出現する、無敵の魔女とは、ね!!!・・・・・・・・・


・・・でも、次はそうはいかないわよ。」

レゼンダは手を振ると、大きなカードになって、消えた。






「あの、カードだ!!!!!!」

ーーーどうやら、謎がひとつ解けたみたい。
ーーーレゼンダが、カード使い・・・カードマスターだったのね!!
ーーーエリック、さあ、そこから戻って来て。

「・・・・・・・・・・・・うう~~~~~~~ううう~~~~~~




でもさあ、でもさあ!!!!!」

ーーーカード、本物を用意したわよ?

「ええっ?!本当に???リリア、見せてよ!!!!」

ーーー出てきたら見られるわ。

エリックは、その誘惑には勝てなかった。

で、どうなったかといえば・・・・・・・・・・・






仁王立ちのカネムラに、とっつかまってこってりしぼられたのである。
「いいかっ?!

どれだけ危なかったか、わかるか?!
相手の力もわからないのに、立ち向かうなんて、無謀なんだよ!!!
俺もリリアさんも、気が気じゃなかったんだからなっ!!!!!」

「・・・・・・・・・・ふぁ~~~い・・・・・・・・」
「当分、PCに触るのを禁止だ!!!!」
「えええええ??????」
「・・・・・・・エリック、ちゃんと聞いてね。最後まで聞いたら、約束は
守るわよ?」
「リリア~~~~~!!!

僕はちゃんと戦えたよね?!カネムラは知らないんだよ~~~!!!」
「カネムラさん!!!!!!」


エリックはうだうだ言い続けたが、リリアの笑わない眼を見て、うなだれた。
「・・・・・・・・わかったよ~~~!!!

ごめんなさい~~~~~!!!」

「カネムラさん、もう許してあげて」「わかりました。」

リリアはカードをエリックに渡した。
「もしも、PCに触ったら、このカードも消えるわ。いいわね?」

エリックはびっくりした顔を向けた。「ええ??どうして??」
「どうしても、よ」

エリックは難しい顔をわざとしてみせた。
「どうしても、よ。 だってさ!!・・・・・・・・・・カネムラ、リリアはね、本当に
消しちゃうんだよっ!!!!」
「そんなこと自慢されてもなあ!!エリック、前にも約束破ったことあるんだな?」

ぷいっとそっぽを向いて、エリックは隣の部屋へと走って行った。

「これで当分、PCの中の敵とは遭わないで済むと思うけど。」
「カードマスターですか・・・・・・・不思議な能力ですね」

カネムラはサカマキに報告して、エリックを探しに行った。
リリアはPCにまたアクセスして、レゼンダの痕跡を探したが、もうどこにもその
存在を知らせるものはなかった。

ーーーまだ、これから何か、仕掛けてくるつもりよね。
ーーーレゼンダ・・・魔女のカードマスター、か・・・・・・・・・
リリアの眼は、PCの中を彷徨っていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
[PR]
by f-as-hearts | 2012-07-01 00:00 | SFサウザンドアイランド