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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

サウザンド・アイランド    6

異世界の島の物語。



サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
エリック・ジェイントン       ・・・5歳    S級会員
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
ワインバーガー           ・・・60歳   ???
メラニー               ・・・33歳   科学者
長老                 ・・・??    ???
レゼンダ               ・・・??    ???
イムズ                ・・・??    ???


第六話 「 会議では何も明らかにされない 」


ワインバーガーは要塞と揶揄される塔にいた。
そこでの会議は一切外部に漏れる事無く、塔に従事する者達は、一説に
よると、全てアンドロイドと囁かれていた。
しかし、それを確かめる術はなかった。何故なら、ワインバーガーと数名
のトップ以外は、この塔から出ることは出来なかったからだ。
そして塔内部にいて外部と連絡を取ることも一切が禁じられていたのだ。

「こういうシステムにしなければ、我々が会議をすることは出来ない相談だ」
ワインバーガーは5名のメンバーを見渡しながら言った。
「我々には残念ながら能力が無いからね」

皆が笑った。
「そうだな。それにここのシステムは、我々の為にはよく出来ている」
「だがどうやったのか、そろそろ教えてくれないか?能力者の力を遮断する
方法というのが、私にはまだ理解出来ないんだが?」

ワインバーガーは科学者であるメラニーの方を向いた。
「非科学的だと言われ続けてきた分野ですから。
これは結界というシールドです。
強力な電磁場をここに造ってあるのです」

「やっと出来上がった訳ですね」「ヒントはブラックホールです」「なるほど」

「塔の完成は、一つのエポックだが、いよいよ謎の会議と言われることだろう。
皆が他言無用の世界にいるからいいが・・・」
長老格の目つきの鋭い老人が言った。「それではサウザンド・アイランド連邦国
の科学技術省総裁ワインバーガー氏に、これからの計画を伺おうか」

ワインバーガーはコップの水を一口飲んでから、話し始めた。

「まずは敵対する勢力の分布と、それに相当する力の配置です。
現在はこのように・・・」

皆の前に球状の地図が浮かんだ。
「敵勢力は大きく、我々はまさにこの一点に集約されています。
この、コリエルティア塔から、すべてを始めましょう。

初めて発表することですが・・・
ここが、我々の兵器、アンドロイド・グランドクロスの製造工場です。

皆さんの努力はこれで結実したと断言できます。
・・・あとは、戦闘能力強化の為のシュミレーションと・・・」

メラニーはアンドロイド・グランドクロスの詳細の立体映像を映した。
そして、内心ではそのシュミレーションは上手く機能するかを心配していた。





・・・・・・・・・・同時刻。・・・・・・・・・・・・・

エリック達が見える、湾沿いの丘に、2人の人影があった。

「レゼンダ。あの2人のクラスは?」
「Sクラス。 ・・・小さい方は計測不能」
「・・・・・・・・・?!計測不能??


・・・生意気だな。」

「まだ能力が特定されないという意味」
「だが次元移動は行っていたぞ?」
「それは大人の方の能力。イムズ、あなたも測定して」
「面倒過ぎるから嫌だ。レゼンダ、引き続き監視頼む」

イムズはその場から消えた。
レゼンダは眼鏡でじっと2人を捉えていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです)
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by f-as-hearts | 2012-05-18 23:59 | SFサウザンドアイランド