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紡ぐ夢 綴る夢

fashearts.exblog.jp

タロット占い師ASのブログです。

異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百三十話 「 不思議空間?  」


エリックとリリア、それにカネムラは、ワインバーガーの研究室に通いながら
アンドロイド・グランドクロスらと交流をするようにワインバーガーに言われた。
ほぼ、それは命令に近く、特にリリアにはリフが常に張り付いていた。
メラニーはそのことに不安を感じているとワインバーガーには伝えたが、リリアや
エリックには、不安自体がないと思って、何も言わなかった。

戦闘があってから数日後。
リフとリリアが訓練と称してカードゲームを始めた時、エリックはカネムラと
ゲームをしたいと言った。

「え?リリア達とゲームすれば?」
「ぼくは、カネムラとゲームしたいんだ~~~!」
リリアは笑いながら言った。
「リフはゲームの初心者だから、よ。
カネムラさん、お願いね。」

エリックがゲームを始めると、いきなりPCから声が響いてきた。

「わ~~~~~~!!ずるいずるいっ!!
エリックううう~~~~!!あたしとゲームするって約束だよおお~~~!!」
顔文字がぐるぐる動いている。
「いいよ、カネムラの方についたらさ、ぼくと戦えるよ~~~!」

ひょこっ!!
れぜんだちゃんがPCから飛び出してきた。
カネムラが驚きながらも聞いた。
「前から思ってたんだけど、れぜんだちゃんってどうしてゲームの外へ
出てこれるようになった?」
「ええええっ??
何いまさらあ??
だって、あのゲームでみいんなげんじつに出てこれるようになったじゃん!!」
「いやいやそれは、ゲームが終わったら終わり、じゃないの??」
「ええええええ~~~~~??

こいつ、あたしのことデスってるのおおおお???
やだやだっ!!
あたし、ここにいるじゃん!!」
「いるんだよなあ・・・だから悩んでいるんだけど」
「いいからさあ、ゲームしようよっ!れぜんだちゃん、空中戦、負けないからねっ!」
「はっは~~~ん!!にせろぼっちなんかに負けるわけないじゃん!!

こい、ろぼっち!!!」
ろぼっちのカードがエリックの陣営に攻撃を始めた。
エリックはそれに対抗するように同じくろぼっちのカードを出した。

リフはカードの意味とゲームの方法に戸惑いながらも、すぐにカードの組み立てを
始めた。
リリアもカネムラと同じことを考えていたと言った。
「そうなのよね、だってキングが関わったゲームから、こんなおかしなことが
起こるようになったわけだから。」
「だってキングはゲームを創ったんだもん、当たり前でしょ!
いっけえ~~~~~!!ろぼっちあたっく~~~~!!」

エリックはむずむずしながら言った。
「ぼく、あのサウザンドアイランドでまたゲームがしたいな!」

その言葉にカネムラはぎょっとした。
「ま、まて。
そういうことを口にだしたら・・・」
「だってさ、本物の恐竜とかでてきたんだよ!
凄かったんだ、みんなもみたよね?」
「そーーーーだ!!
エリック、ここにアイランド出したらいいよお!!」

その言葉に今度はリリアが反応した。
「れぜんだ、それはできないのよ!」
「どーーーーーーしてえ?」
「だってこの敷地は・・・」


ズドドドドドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

ギャアアアアアアーーーーーーーーース!!!

「あれは、翼竜ですね。」
リフはカードを出しながら言った。
「恐竜って、10万年前くらいでしたっけ、この星にいたのは。」


全員が、真っ青な顔で、窓へと駆け寄った。
「えっ

エリック??????

やめろよ、何の冗談だよっ!!」

「あれえええ??

そっか、ぼくゲームで恐竜を出そうと思ったんだった。」

リリアが困ったわと言った。
ワインバーガーから電話が入った。

「はい、そうです。
エリックがゲームしていて、恐竜のことを考えてました。
・・・すみません、では恐竜をハンティングします。」
ピッ・・・

「さあ、現実の恐竜をハンティングできるわよ。
リフ、データを仲間に送ってね。
さ、みんな、行きましょう。」
「あ、あのう・・・俺は?」
「カネムラ~~~~~!!ろぼっちに乗ろうよ~~~~!!」
「嫌だ、俺は行かないぞ!!」
カネムラは椅子にしがみついた。
「なあんだああああ~~~~~!!案外怖がりなのね~~~~~~!!」
「れぜんだあ~~~~!怖いもの知らずの君にだけは!言われたくないぞっ!」

リリアはリフに言った。
「ハンティングは、現実の戦闘モードでね。
今回の翼竜、力は、最上級クラスに設定ね。」
「OK、リリア。」

「ろぼっち~~~~~~!!さあ、恐竜と戦うよ~~~~~!!」
「そっちのろぼっちは、二番目なんだからっ!
そっちはろぼっちつーってことで!!」
「じゃあ、ツーだけでいいや。
ツー、いくぞ~~~~!!」

ひゅーーーーーーーん!!!

ギャーーーーーーーーーー!!

翼竜はエリックを待っていた。
そして、エリックの前で背中を見せて、れぜんだやリリアに対して
威嚇するように大きく鳴いた。

「ええっ??何よ~~~~?エリックのカードだからってことおおお??」
「あ、そうか!!」
エリックは嬉しそうに笑った。
「じゃあさあ、エリックと恐竜を倒せばいいんだね~~~~!!

よおしっ!!ろぼっち、攻撃開始~~~~~~!!」

「じゃ、リフ、こっちは研究所の屋上から狙撃しましょう!」

リリアとリフは外の階段から屋上へと駆け上がって攻撃を始めた。

ワインバーガーとメラニーはその不思議な光景を観ながら、記録を取る様に
研究員にてきぱきと指示を出していた。
「リアル・恐竜ハンティングですね。」
「まあ、エリックの能力ということで、国の上層部には伝えておく。
それにしても、はでな映画用パフォーマンスにしか見えないな。
それもゲームそのもの、のだ。」
「ええ。
一般の方々には3D映像ですと流してもらいましょう。」
「ここの広大な敷地が初めて役に立ったな。」
「そうですね。」


・・・・・・・・・キングの研究施設・・・・・・・・・・

キングはイムズに今度はゲームの中に将軍として参戦して欲しいと言った。
「さっきは仲間達がいたので言えなかったが、実際の戦闘能力の高さや
特殊能力である異次元移動は、今度私が構築するゲーム空間で必要不可欠
なんだ。
イムズ将軍、それにマドックス。
2人をゲームマスターとして招待したいが、いかがだろうか?」

イムズはゲームのことはわからないが、キングが新ゲームを創ると聞いて
興味を示した。
「もしかして・・・アンドロイドが活躍する世界のゲームですか?」
「・・・それについては、後ほど話すが。」
「わかりました。
私は参加させていただきます。」
「私も喜んで!」


・・・・・・・・再びワインバーガーの研究所敷地・・・・・・・・

「うわあっ!!みんな強いなあ!!
翼竜、頑張れ~~~~~~!!」

「エリック~~~~~!!
ろぼっちの操縦へぼへぼ~~~~~~!!
いえ~~~~~いっ!!ぱんちぱんちぱんちいいいい~~~~!!」
「へぼじゃないやっ!!えいっ!!」

「リフ、機関銃は出せる?」
「はい、今コピーします。」
「わああああ!!翼竜逃げて~~~~!!」


メラニーはカメラで何枚もの写真を写しながら言った。
「ワインバーガー氏。





その機関銃は、何ですか?」
「え?


特に、意味はないが。」
「それじゃあそのヘルメットもおとり下さい。」
「もしかしてあの翼竜がこちらに来るかもしれないからね。」
「きません。」
「ゲームじゃないんだから。」
「いよいよとなったら、ゲームを止めさせてください。」
「大事なデータが取れなくなる。」
「真面目な顔でおっしゃらないでください。」
メラニーの怖い顔にワインバーガーは渋々機関銃を置いた。
「お願いしますよ。」


・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・
(このお話は フィクションです。)



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# by f-as-hearts | 2017-02-12 01:57 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十九話 「 ゲームマスター達の会議  」


レゼンダ、そしてイムズ、マドックス、ナイトらが、孤島でのゲーム以来久しぶりに
キングの元へと専用機で集結した。
皆は案内されるまま、キングの塔から車で15分程のところにある研究施設の地下へと
導かれていった。

その施設の地下は、仮想空間を生み出すことができるだけの広さを備えていた。
キングは今回、そこにゲームの中世の城の中のように重厚な空間を創り出していた。

テーブルに座ったキングは、まずクイーンの救出の為に皆が尽力してくれたことに感謝を述べた。
現在のクイーンの状況と、エリックの父がクイーンの意識を覚ましてくれるだろうと言う
研究経過を見せた。

イムズはキングが何を考えているのか、テレパシーがブロックされていてわからないと
マドックスに頭の中で話した。
(確かに。何故私達とまで情報を共有しないんでしょう?)
(そうだな、そこに興味がある。)

キングはそれらの声が聴こえないふりをしながら、本題に入ると言った。

「エリックをゲームのマスターに加えるという試みは、見事に成功した。
この件については、エリックの能力を確かめた君達には、今更言うまでも無いこと
だと思う。
それを指示した私も、実はクイーンを探すという目的から始まったことであり
その為にイムズ将軍と兵士マドックスにも動いてもらっていた。

クイーンが何故エリックに固執していたのかは、エリックの父親が、クイーンの
いたサウザンドアイランドで、遺伝子研究をしていたことと関係していた。
我々の国、リドル帝国の過去の研究施設であり、今は禁断の地となったサウザンドアイランド
には、クイーンが精神を移していた大鷲がいた。
クイーンのゲームの舞台となったのが、そのサウザンドアイランドだとわかり、イムズ達には
その大鷲の捕獲を頼んだのだ。

レゼンダ、そしてナイトには、ゲームの中のエリックを、外に出さないように興味を
繋げる為の努力をしてもらった。
それによって、エリックはサウザンドアイランドというのが、実際にあった島だということまで
理解できた。

・・・クイーンは遺伝子レベルの治療によって、根治することになるだろう。
クイーンの予知夢の能力が、そう告げている。

それらを踏まえた上で、我々の計画の話に移るが、ここまでで何か質問はあるかな?」


ナイトは目を閉じて腕組みしている。
イムズもマドックスも特にないというように返事をしなかった。
レゼンダが手をあげると、言った。

「キング、クイーンのゲームは終了していますよね?
何故、れぜんだやおばけ達、ゲームキャラが、現実世界で行動しているのですか?
おかしいじゃないですか、ゲームから外へと出てしまうなんて!理解できません!」

キングは頷いた。
「そうだな。
それが、エリックの特殊能力なんだろうと思う。

クイーンは、最後のゲームで、エリックの側についた。
それが何故だかわかるか?
クイーンは、エリックを勝たせたかったんだ。」

これにはナイトが椅子を蹴って立ち上がった。
「その話ですが、私もそれは納得できませんでした!
クイーンもキングと共に、エリックを倒すことであいつを従えることが出来たのでは?」

キングはあくまでも冷静だった。
「そう思うか?
クイーンは、あのサウザンドアイランドを自由にできる権利を、エリックに
与えたかったんだよ。」

レゼンダは驚いて、自分のカードを見つめた。
「それってつまり・・・

あの島ごと、エリックにコピーさせたかったっていう事ですか??」

キングの瞳は灰色の海のように見えた。

「・・・私も、途中から気がついた。

我々が勝っても、エリックは我々と動くことはしないだろう。

フール・・・愚者のカードは
世界のカードに勝って初めて、自分の望みは何かを考えるだろう。

そうして、それが・・・」

キングは椅子から立ち上がると、目の前に立体映像を浮かび上がらせた。

「・・・アンドロイド・グランドクロスに繋がるんだ。」


イムズはその意味を理解しようとしたが、どうしてもグランドクロスがただのロボットにしか
思えず、首を振って、言った。

「キング、あの5原則もですが、あれほどガチガチに規則ずくめのロボットと、エリックが
結びつくとは、どうしても思えませんが。」
「それについて、君達との連携が必要になるのだ。

クイーンは今は治療中で予知夢は期待できない。

リリアとエリック、そしてアンドロイドグランドクロスを結ぶものを、見つけて欲しい。
あのアンドロイドが、脅威となるかどうかは、君達の調査ではっきりすることだろう。」

イムズとマドックスはテレパスで話し合った。
(つまり、アンドロイドはエリックを攻略すれば仲間になるって意味ですか?)
(まさか、な??だがエリックはキングやクイーンが創り出したゲームに夢中だ。
だからあのキャラクターどもが、どんどん世界に広がったわけだしな。)
(確かに。ははあ、キングがテレパスをシャットアウトしたのも、俺達が感じたことに
口出ししないっていうことなのかも?)
(それはあるな。だがな、あのエリックを通じてアンドロイドを仲間にするなんてのは・・・)
(やっぱ、アレですかね。)
(はあ??アレってなんだよ?はっきり頭ン中で言えよ!!)
(いやあ、間違ってたら恥ずかしいじゃないですか~~~!!)

(それよりな、レゼンダがかなり怒ってるんだが。)
(・・・ほんとですね、ははあ、よっぽどれぜんだちゃんが気に食わないんですね!)

「あの~~~~!!キングお願いがあります。

あのれぜんだちゃんとかいうふざけたキャラ、消していただけないでしょうか!!!」

キングは答えなかった。

「だって、あんなの、もう出番はないでしょう?
私が出て行けばいいんですから!キング、創始者の貴方にお願い致します!!
ろぼっちもおばけも、どうしても私には理解できないんですけど!!」

イムズが、レゼンダの傍に立って、肩を叩きながら言った。

「あのなあ。

おまえ、創始者ってのは俺らにはわからない次元の物語を視ているんだよ。
れぜんだちゃんも、キングの役に立ってただろうが。
そろそろわかってもいい頃だと思うがな。」
「いやよ。
わかりたくないわ!
でもそうね・・・エリックとゲームでアンドロイドを賭けて闘ってもいいわよ!
勝った方が、アンドロイドを自由にできる権利を持つのよ。
それなら私の主義にあうから。
いいでしょう、キング?」

ナイトが唸った。
「それはつまり・・・エリックにアンドロイドをコピーさせて・・・
という戦法か?出来るのか?」
「やってみなければわからないわ!」

キングはうなずいた。
「今回は、君達の自由を尊重しよう。
では詳しい計画を後で送ってくれ。

イムズとマドックスはこのまま残って欲しい。
それでは、2人は後ほどゲームで逢おう。」



レゼンダはナイトと話し合いながら研究室を出て行った。
イムズはキングがとても疲れているのが気になった。

部屋のテーブルのキャンドルスタンドの火が静かに燃えている。
2人は急に静かになったことで、緊張が高まるのを感じていた。

キングは2人にあのアンドロイド達の性能や戦略のことなどを聞いた。
そして、キングは自分の考えを述べた。

「あのアンドロイド・グランドクロスの意味を考えていた。
それについて、君達の意見を聞きたい。」


・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)


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# by f-as-hearts | 2017-02-06 00:53 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
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ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十八話 「 超・理論?  」



キングはイムズと合った後、エリックの父であり今はクイーンの専属の医者兼
研究者であるディラルド博士と電話で話をした。

「アンドロイド・グランドクロスのことはわからないのですが・・・

クイーンに変化はまだみられません。

キング、リリアがグランドクロスと関係があるというのは、本当ですか?」

「私の調査では。」

「どういうことなんでしょう・・・」

「ひとつはっきりしているのは、エリックとリリアは、偶然一緒にいる訳ではない

ということですね。

エリックの能力とリリアの頭脳・・・それがグランドクロスに必要だったらしい。」


ディラルド博士の思考をキングはテレパスで読み解きながら、それを更に深く
追求しようとしていた。

(成程、博士はある程度はその事実に気がついていたのか。

エリックが能力を発動させやすくなったのも、リリアがいたからだ、そして

ワインバーガーがリリアというアンドロイドとエリックの相性を観ていたという

ことも予測できるんだな。だが、グランドクロスにエリックの能力は生かせる訳が

ない・・・人間の能力として・・・)

キングはそこで気がついた。

(コピーなら、すでに機械にできる能力だ。だが現実問題としてリリアがいなければ

というのは、そうか!)

キングがとうとうその事に気がついた。

「博士、ようやくこのアンドロイドの意図が見えてきました。

またクイーンの報告をお願い致します。」



・・・・・・・・・・・エリック達のいる研究所・・・・・・・・・・・・・


次の日、エリックはリフに頼まれて、ろぼっちを動かすことになった。

リリアが呆れたようにリフに言った。

「ろぼっちで来たっていうのも、とんでもないのに、リフ、何故

あなたがこれに興味を持つの?」

眠い目をこすりながら、カネムラもうなずいた。

「そうだぞ、こんな朝早くから。」

「はい、ろぼっちというのがどうして動くのか興味があるんです。」

「そうね。

動力もエンジンも、あげくは可動部分も、いーかげんな作りだものね。」

エリックがぷーーーーっとふくれて、文句を言った。

「あーーーーーっ!!ろぼっちは、ぼくを乗せて飛んできたんだぞっ!!

いいかげんな作りなんかじゃないもん!!」


エリックはそう言うと、ろぼっちに乗り込んで、エンジンをかけた。

リフが中を観たいと言ったので、エリックが渋々リフを乗せた。

リフは、こんなの観たことも聞いた事もないと言って、その座席で固まった。

ほとんどが手描きの絵のような、パネルが貼られたものだったのだ。


リフはろぼっちが飛ぶのを、じっと中で見つめていた。

「観ても、理屈があわない。」

空を飛んで戻ってきたリフが、真顔で言った。

「まるで異空間でした。」


カネムラは激しく同意していた。

「そうそう!まったくその通り!異空間だからなんでも出来るんだよ!」

「そうね、飛行する物体ではないわよね。」

「え~~~~~~~~??どうして??」


ろぼっちの中のパネルから、れぜんだの声が響いた。

「しっつれいしちゃうわったら、まったくまったくしつれいだわっ!!

ろぼっち、こぴってもいいって言ったけど、けなすんだったらかーーさないっ!!

返してっ!!エリック!!」

「やだあ~~~~~!!もっとろぼっちで遊ぶんだっ!!」

エリックはひとりでろぼっちを操縦して、空を飛ぶのだった。



ワインバーガーはその様子を研究所から見上げていた。

メラニーが真面目な顔で言った。

「あの、ロボットの飛行許可はどうします?」

「いや、いい。

あれを観て、ロボットで戦闘機能があると誰が思うんだね?」

「間違って誰かが打ち落とそうとしたらどうします?」

「打ち落とされてから考えよう。」

「あのう、アンドロイドがリフと知識の共有をした為、驚いて

連絡をいれてきましたが」

「聞きたいことは、リリアに聞いてくれと伝えればいい。」

「ワインバーガー氏、大丈夫ですか?」

「全く大丈夫だ。」



・・・・・・・・・・・レゼンダの部屋・・・・・・・・・・・


しゃかしゃかしゃか・・・

レゼンダは歯磨きをしながら、ろぼっちが研究所の上空を飛んで映している

映像を眺めていた。

それでエリックとリフ、リリア、れぜんだの会話を聞いて、思わず噴出しそうになった。

慌てて洗面所に駆け込むレゼンダ。


「一体何をしているのかしら??」

執事がフェイスタオルを渡しながら言った。

「レゼンダ様こそ。」

「こそって何?私は、れぜんだが馬鹿なことをしでかさないか、見張っているのよ!」

「そうでしょうか。」

「そうでしょうよ。」

「ろぼっち飛んでました。」

「飛んだわよ?悪い?」

(開き直りました。)

「キング様はろぼっちが来たタイミングで逃げることができたのよっ!

これは快挙じゃないかしら!そうよ、れぜんだのおかげだと言っても過言ではないわ!」

「れぜんだちゃんを褒め称えましょう。」

レゼンダの顔が鬼のように見えた。

「ち・が・う・わ!れぜんだは私の分身!だから私が褒められるべきよ!」

(超・理論展開中。)


久しぶりにレゼンダが出かけようとした時、電話にメールが届いた。

「あら、イムズじゃない・・・えっ?


キングが召集をかけたって・・・ええっゲームの中じゃないの?

・・・わかったわ、行きます。

執事、申し訳ないけど、れぜんだを見張っていてね。」

「かしこまりました。」


バタン・・・

執事はドアに向かって、ガッツポーズをした。

いきなりドアが開いて、レゼンダが忘れ物をしたと言いながら

執事の横を通り過ぎたが、執事は振り上げた手をすすすっと降ろして

何気ない顔で見送った。

「いってらっしゃいませ。」




・・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)


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# by f-as-hearts | 2017-01-21 17:48 | SFサウザンドアイランド
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十七話 「 5原則の謎  」


リリアとリフがワインバーガーの研究所に着くと、キングが消えた状況について
アンドロイド達がその場の皆に説明していた。
ワインバーガーとクラウン博士は、説明に理解を示していたが、司令官は
納得できずに繰り返し質問をした。

「全員が、キングから目を離した、というのか?」
「はい。」
「それをどう説明するんだ?」
「アンドロイドグランドクロス全体に、0.1秒間爆発音に対する情報共有があり
音を聴いてすぐ意識がキングから逸れました。」
「全員、か?」
「全員です。」
「おかしいじゃないか?普通ならー」

クラウン博士が、そこに割って入った。
「情報共有は、このアンドロイド特有のシステムです。
半径500m圏内であれば、互いの得た情報の共有が電波によって可能なのです。」
司令官は首を振って言った。
「私は、キングが逃げたことの責任は、このアンドロイド達にあると言ってるんだ!」

それを聞いて、リリアが司令官の前に進み出た。
「キングが能力者の手引きで瞬間移動したということは、まぎれもない事実です。
それは、同じ能力者でなければ、捕まえられないのですから、彼らにも打つ手が
なかったと思います。」

司令官が苦々しげにリリアとリフを睨んだ。
「君らには、事の重大さがわかっていない!
もとよりアンドロイドの意見など、求めてはいないがな!

ワインバーガー、キングが強硬手段に出ないことを祈るんだな!
私はこの事を最高指令に報告する。」

軍隊はほどなく引き上げていった。
軍の兵士達は研究所の傍に降り立ったろぼっちを、珍しげに観ながら
トラックの中で話していた。
「ありゃあ、一体なんなんだ?」
「飛んでたのを観なかったのか?」
「うそだろ?動画撮らなかったのかよ?」
「あほか!!作戦行動中だっての!!」
「アンドロイドも凄かったが、キングも凄かったぞ!」
「ちきしょーーー!!俺も研究所に入りたかったぜ!!」

メラニーは破壊されたプラントを、数名のアンドロイドと共に確認にいった。
会議室にはワインバーガーとクラウン博士、そしてリリア、リフ、エリック、そして
頭を抱えたカネムラがいた。

クラウン博士がワインバーガーに代わって、アンドロイドの性能と今回の反省を
述べた。
その上で、カネムラに意見を求めた。
「キングを逃がしたのは能力者だったのだね?」
「はい、イムズ将軍に間違いありません。」
「君も同じ能力を持っているそうだが、どうすればイムズ将軍に勝てるかな?」
「・・・・・・・」
「将軍に勝てなければ、今後の見通しは大変暗いものになるだろう。」
カネムラはなんとも言い難い顔でワインバーガーに助けを求めた。
「そうなんですけど、それが出来れば苦労がないというか」
エリックがそこに割って入ってきた。
「ぼく、イムズ将軍と異次元で戦ったよ!
ぼく、カネムラと一緒なら将軍に勝てると思う!」
リリアがエリックの手を握った。
「イムズ将軍は、エリックを警戒してると思うから、それは難しいわね。」

カネムラはリリアの話にうなずいて、ワインバーガーに質問した。
「キングは、どうしてアンドロイド・グランドクロスを否定したんですか?」
今度はワインバーガーが難しい顔で答える番だった。
「アンドロイド5原則だよ。
我々が考えた5原則は、キングにとって邪魔でしかなかったのだろうね。」

カネムラはわからないと首を捻った。
「どういう事ですか?ひとつも矛盾はないと思いますが?」
クラウン博士が、私が説明しようと言った。
「キングはグランドクロスを、大量生産しようと考えていただろう。
だが、それで彼らが他国に圧力をかけることは出来ないんだ。」
「と、言うのはどういう意味ですか?」
「キングがしようとすることが、戦争だったら、それがキングに不利益を
もたらすとグランドクロスは思考する。
戦争を否定することが許されているのが、5原則なんだよ。」
「戦争が、不利益になるって・・・確かにそう考える人間ばかりじゃない・・・」

ワインバーガーが結論を述べた。
「戦争は表向きは反対されるが、利益を生むと考えている人間がほとんどだ。
だが実際は、対敵国への対応や兵士として優秀な人材が大量に戦地へ集められ
その間、政治的にも教育的にも著しく発展が遅れる事態に陥る。
それを指揮するものを、アンドロイドにすればよいと、考えたとしても
もしそれがどの国のアンドロイドにも適用されたら・・・
兵士がアンドロイドなら戦争は長期化し、より国力は疲弊する。

我々が戦争を国の最大の不利益とし、グランドクロスの5原則に契約者の
不利益を行わないとしたのは、彼にとっては想定外だったのだ。」

リリアがそうでしょうか?とワインバーガーに訊いた。
「キングが、私達と戦争になると考えていたとは思えません。」
ワインバーガーが答えた。
「リリア、君がグランドクロスの原型なんだ。
君がエリックと自由に接することを許していたのは、アンドロイドの可能性を
広げる為だった。
エリックにとっても、君が制御する立場だったからね。

キングのことは、早急に対策を立てる。
君達はグランドクロスに護衛してもらって、ここでしばらく過ごした方が
いいだろう。」

リフがクラウン博士に話しかけた。
「私はリリアの傍にいたいのですが、許可願います。」
「いいですよ。」

リリアとリフ、カネムラ、エリックは会議室から客室へと移動した。
そこには寝室が2つ用意されていた。
4人はそれぞれソファに腰掛けて、各自飲み物を飲みながらくつろいだ。

「ねえねえ、リフってかっこいいね!リフ、強いの?」
「強いわよ。」
「イムズ将軍とはハンデなしであれば腕力では勝てると思います。」
「・・・ハンデって、異次元だよな・・・
あそこじゃあ、将軍には誰も勝てない。」
「リリア、異次元でどんなことがあったの?」
「もう寝なさい。」
「やだ~~~~~~~!!もっと話して!!」

だが大人達はさすがに今日は疲れたと言って、それぞれのベッドへ
倒れこんですぐに寝てしまった。
「なんでさあ~~~~??
アンドロイドなんだから疲れたりしないでしょ!」
「・・・馬鹿ね、人工頭脳も使い過ぎると・・・オーバーヒート
・・・してしまうのよ。」


・・・・・・・・・・・・キングの部屋・・・・・・・・・・・・・

キングはイムズを塔の部屋に呼んでいた。
「アンドロイド5原則、ですか。」
「そうだよ。」
そう言って、先程のメモをイムズに見せた。
「へえ・・・考えましたね。
かなり、深読みできる。」
「そう・・・彼らはこれを、原則だと言うが、アンドロイドの発展の
為に我々は利用されているのだろう。」

イムズは驚きながら言った。
「つまり・・・アンドロイドが我々に服従しないってことですか?」
「難しい結論だ。
契約者の利益の為・・・ということだが。」

塔の外は眩しい日差しが雲を突き抜けて地上を照らしていた。

「・・・やはり、リリアが鍵のようだ。」
イムズはキングの声を聞いたように思った。
だがそれはテレパシーであったかもしれなかった。


・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・

(このお話は フィクションです。)



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# by f-as-hearts | 2017-01-05 23:24 | SFサウザンドアイランド
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明けまして おめでとうございます
本年も 皆様にとりまして 躍進の年でありますよう
お祈り申し上げます


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# by f-as-hearts | 2017-01-01 17:44 | 写真 | Comments(0)
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# by f-as-hearts | 2016-12-06 02:34 | 写真
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# by f-as-hearts | 2016-12-03 02:37 | 写真
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まるでコマ送りのような 白鳥の位置が 面白かったのでした。

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# by f-as-hearts | 2016-12-02 00:59 | 写真
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まっかじゃない なんていうか・・・やわらかい色の十二単のようでした。


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# by f-as-hearts | 2016-12-02 00:18 | 写真
異世界の島の物語


サカマキ・ショウゴ         ・・・28歳   検査員
カネムラ・オクトー         ・・・19歳   研究員
                             能力者
エリック・ジェイントン        ・・・5歳    S級会員
                             能力者
マーマレード・リリア        ・・・20歳   保護委員
                            アンドロイド
ワインバーガー          ・・・60歳  サウザンド・アイランド連邦国
                       科学技術省総裁
メラニー             ・・・33歳   科学者
長老               ・・・??    ???
レゼンダ             ・・・29歳  オーズレーン国
                            カードマスター
                             能力者
イムズ              ・・・47歳   リドル帝国将軍
                             能力者

マドックス             ・・・26歳   リドル帝国空軍兵士 
                             能力者

ナイト               ・・・???  キングの配下のゲームマスター
                            オーディーンのナイト

キング               ・・・40歳   リドル帝国次期総帥
                             仮想無限城の王

クイーン              ・・・???  ゲームマスター
                             予知夢の能力者  
       
ディラルド・ジェイントン博士      ・・・???  超遺伝子科学者 エリックの父



第百二十六話 「 飛べ ろぼっち! 」


キングはワインバーガーと対峙しながらもアンドロイド・グランドクロスを
観察していた。
キングはワインバーガーが何を考えているのかわかっていた。

「もう一度、会議を開きたいのですが、いかがですか?」
ワインバーガーはその場の人々にも聴こえるように、はっきりと言った。
「キング、そしてクラウン博士。
我々の研究員と、そして司令官、アンドロイド・グランドクロスも一緒に。」
キングは頷いた。

全員が研究所の一室に集まると、キングがワインバーガーに言った。
「グランドクロスの、本当の役割を、今度こそ話していただきたい。」
メラニーがワインバーガーの代わりに答えた。
「人類が行うには難しい任務を代行するのが、主な役割です。」
「そうだ、だがそれだけではないな。」
「それが最大にして最高の任務になります。」
「私は、貴方達が我々の国にグランドクロスが必要だという話とは別の事が
計画されていると考えているが?」

ワインバーガーが口を開いた。
「難しい任務というのは、つまりは人類の利益の共有ということです。」
「それが、言い古された言葉であるところの、表裏一体、か。」
「人間は不完全な生き物です。
今のところどんなに賢い者が考えようと無差別に人が殺される戦争のような、
最大に未来の利益が損なわれることは無くなりません。
その殺された人々の中に、どれほどの未来の可能性があったかを、説いている者も
多くは人類を救えるとは思っていないでしょう。
人の生み出すものや可能性、その未来資産、利益を守る為の
アンドロイド・グランドクロスです。」
「・・・このアンドロイドに戦争を無くす力を持たせられると思っているのか?」
「少なくとも、戦争というものが人類の可能性と人類の未来両方を奪うものだと
インプットされています。」

キングの椅子がギシリと音を立てて回った。
「だから我々にこのアンドロイドへの資金提供を依頼したということだが・・・
・・・まだ隠していることが」

その時廊下から大きな声が響いてきた。
「司令官!!見知らぬ国の飛行ロボットが飛来しました!すぐに指示をお願いします!!」

軍がそのロボットへ攻撃するべきかどうか指示を待って見上げているのを
エリックはカネムラと共に空から観ていた。

「ろぼっち、飛行モードだと速いね~~!
ここにリリアがいるの?おーーーーーーい、リリア~~~~~~!!」
「エリック!軍隊がいるんだから、すぐにワインバーガーに連絡しないと。」

ワインバーガーからカネムラに電話が入った。
「カネムラ君、何をしているんだ?」
「はい、エリックがリリアを迎えに行くといってきかなくて」

外に出てきたワインバーガーは軍隊に手を出さないように言った。
「この混乱した状況では、説明するのももどかしいが、今は早くエリックを
どこかへ連れていってくれ!」
「いやだ~~~~~!!リリアを迎えにきたんだ!」
ひゅ~~~~~~~~~ん・・・
「えりっく きたのか ・・・ろぼっちまで すごいな」
「うん!!おばけのみんなも、きてたんだねっ!!」
おばけ達は、大喜びでろぼっちの周りを飛び回った。

軍隊は研究所を飛び回るロボットを驚きの目で見上げていた。
「あれ、どうやって飛んでるんだ??」
「どうみても四角い箱だよな??」
「おもしれ~~~~~~!!」
「あんなにお化けもでてきてるぞ??」

キングはこの状況を利用した。
(イムズ、研究所にすぐに来てくれ。やって欲しいことがある、まず場所は・・・)

イムズは研究所の屋上に現れると、ろぼっちに向けてロケットランチャーを
ぶっぱなした。

キングはアンドロイド・グランドクロスの視線を外す為に、イムズに
一瞬だけエリックを襲わせたのだ。
アンドロイド達は爆発音の方を確認し、そちらに注意が向けられた。
それが功を奏して、キングはイムズの手引きで、研究所からキングの塔へと
逃れることができたのだった。

爆発音は、リリア達にも聴こえた。
「今のは何?あの空に飛んでいるのは?」
「どうやら大型のロボットのようですが・・・」
「えっ??ロボットですって?

まさか、ろぼっち??」

リリアとリフは頭を上げて腹ばいのまま少しずつ近づくと、現状を把握しようとした。
ロボットから声が聴こえてきた。

「おお~~~~~~~い!リリア~~~~~~!!
どこにいるの~~~~~~~!!
ぼくだよ~~~~~~~!!」
「エリック、今のは??今の爆弾大丈夫なのか??」
「大丈夫だよお~~~~!!
リリア~~~~~~~~~~!!」

リリアは立ち上がると、慌てるリフを笑いながら引っ張った。
「あの子、どこにだって来るんだから。
もう攻撃されてないってことは、大丈夫ね。」
「え??そうなんですか??」




・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・
(このお話は フィクションです。)

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# by f-as-hearts | 2016-11-04 00:47 | SFサウザンドアイランド